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短縮URLが作れるサービス14選|サービス利用時のメリットとデメリット

短縮URLWEBリテラシービジネススキル

2021/05/07

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短縮URLとは?

短縮URLとは、ホームページや名刺などに表示するURLが長すぎて、体裁を悪くしていたり、覚えてもらえなかったりすることの対策として使えるURLです。

長いURLを短いURLで表記可能だということを知っていれば、短縮URLのサービスを使って、使いやすい形のURLを提示できます。正式なURLではなく、短縮URLを提示することのメリットやデメリットを理解したうえで、短縮URL作成サービスを利用してみましょう。

短縮URL作成サービスとは?

短縮URLを作成するためのサービスは複数提供されていますが、いずれも類似の仕組みになっています。本来のURLを短縮URL作成サービスのデータベースに登録し、そのURLに割り当てた短縮URLを発行します。

短縮URLへの接続が求められた場合は、短縮URL作成サービスのデータベースを検索して、入力された短縮URLを割り当てた本来のURLへ接続させます。

短縮URLが作れるおすすめサービス14選

短縮URL作成サービスは複数の会社で提供していますが、ここでは14のサービスをピックアップして紹介します。
短縮URL作成サービスの基本的な仕組みは同じですが、各サービスにそれぞれの特徴があるので、各サービスのメリットやデメリットを理解し、自社あるいは自分の短縮URL利用方針に合うサービスを選択しましょう。

1:bitly

bitlyは無料で利用できる短縮URL作成サイトで、変換したいURLをサイトで入力するだけで「http://bit.ly/〇〇」という形式の短縮URLが作成されます。

有料プランを利用すれば、自社のドメイン名を使った短縮URLを作成することも可能です。フィッシング詐欺の横行により、URLのドメイン名を確認することも増えています。企業として短縮URLを利用するときに、自社ドメイン名を使えることのメリットは大きいといえます。

2:TinyURL

TinyURLは無料で短縮URLを作成できるサイトで、短縮化したいURLを入力して「http://tinyurl.com/〇〇」という形式の短縮URLを生成できます。

TinyURLを使って短縮URLを作成する際は、単に「http://tinyurl.com/〇〇」形式で作成するだけでなく「〇〇」部分に自社のドメイン名を表記させるようなカスタマイズも無料で行えます。

3:Tiny.cc

Tiny.ccは無料で短縮URLを作成できるサイトで、短縮したいURLを入力すると「http://tiny.cc/〇〇」形式の短縮URLが生成されます。Tiny.ccでは、短縮URLと一緒にQRコードも生成されます。

無料プランで短縮URLとQRコードが生成されますが、短縮URLに自社ドメイン名を使いたい場合は、有料プランを利用しましょう。

4:is.gd

is.gdは無料で短縮URLを作成できるサイトで、「https://is.gd/〇〇」形式の短縮URLとQRコードの作成が可能です。画面の作りがシンプルで、短縮化したいURLを入力してボタンをクリックするだけで作成できます。英語画面ですが、迷うことなく操作できるでしょう。

is.gdでは、「https://is.gd/〇〇」の「〇〇」部分を無料で、ユーザー登録をしないでカスタマイズできます。

5:ux.nu

ux.nuは無料の短縮URL作成サイトで、短縮したいURLを入力して「http://ux.nu/〇〇」形式の短縮URLを作成できます。「〇〇」部分は5文字の英数字になります。画面デザインがシンプルかつ日本語表記で、操作しやすいサイトです。

「設定」ボタンで、クッションページの有効/無効設定が可能です。短縮URLを使うことで、URL利用者に不信感を与えることを考慮した設定が可能になっています。

6:URX.NU

URX.NUは日本の短縮URL作成サイトで、「http://urx.blue/〇〇」形式の短縮URLが作成されます。URX.NUでは短縮URLとQRコードを生成できます。

URX.NUでは短縮URLに「有効期限」を設定できます。期限は「なし」か、1~7日の間で設定可能です。住所を入力してGoogleマップの短縮URLやQRコードを生成することもできます。

7:bit.do

bit.doは無料で短縮URLを作成できるサイトで、URLを入力すると「http://bit.do/〇〇」形式の短縮URLが生成されます。ユーザー登録は不要で、QRコードも作成されます。

生成された短縮URLにそれぞれの専用文字を追記するだけで、リダイレクト先のチェックや簡単なアクセス解析も実行できます。

8:00Min

00Minは無料で短縮URLを生成できる日本の企業が運用しているサイトで、「https://00m.in/〇〇」の形式で短縮URLが作成されます。「https://00m.in/〇〇」の「〇〇」部分は任意の5文字で生成されますが、ユーザー登録をするとカスタマイズできるようになります。

ユーザー登録しておけば、短縮URLのカスタマイズだけでなく、クリック数やアクセス環境などの解析もチェックできます。

9:ニコ.コム

ニコ.コムは無料で短縮URLを生成してくれるサイトです。生成される短縮URLがカタカナ表記である点でとても特徴的なサービスです。「http://ニコ.コム/〇〇」の形式で短縮URLが生成され、「〇〇」部分もカタカナになります。

英数字で構成されることの多いURLの中で、カタカナのみになる短縮URLは日本人に覚えてもらいやすいというメリットがあります。

10:num.to

num.toは無料で利用できる短縮URL作成サイトで、「http://num.to/〇〇」という形式で短縮URLが作成されます。num.toが特徴的なのは「〇〇」部分が数字のみで構成されることです。

URLを構成する大部分が数字になるので、文字入力に不慣れな人でもURL入力がしやすくなります。手書きでURLを書いて伝えるときも読み間違いをされにくいという利点もあります。

11:ryoto

ryotoは短縮URLを作成するだけのサービスではなく、短縮URL作成と解析ができるサービスです。直感的に利用することも可能ですが、短縮URLの作成手順はサイト下部に日本語で丁寧に記載されています。

Webサービスを利用し慣れていない人でも、サービスの内容や手順を日本語で参照することができます。英語サイトや説明のないサイトを利用するのが不安な方でも利用しやすいサイトでしょう。

12:kuku.lu

kuku.luでは、無料で短縮URLを作成できます。1つのURLから短縮URLを作成するだけではなく、QRコードを作成したり、テキストや複数URLから短縮URLを作成したりすることも可能です。

サイトのURL以外から短縮URLを作成するときは、kukuluIDが必要になります。

13:PRT.NU

PRT.NUは無料で短縮URLを作成できるサービスで、「http://prt.nu/0/山田太郎のサイト」のように、指定した文字列で短縮URLを作成できます。

短縮URL作成サイトの中には、短縮URLのカスタマイズが可能なサイトもありますが、「すでに使われていること」を気にせずに文字列を指定できるサービスは珍しいといえます。漢字やひらがなのような2バイト文字を使えることも特徴的です。

14:301.run

301.runは無料で利用できる短縮URL作成サイトです。指定した時間で転送先のURL切り替えができるという、ほかの短縮URL作成サービスとは異なる機能があります。

ログインは不要ですが、アクセス解析や、転送先URLの切替スケジュールの管理も行えます。短縮URLに指定したキーワードを埋め込むサービスもあります。

短縮URLを利用するメリット4選

企業のホームページの場合、企業名がドメイン名になっており、覚えやすくURLを推測しやすいので短縮化するメリットはありません。しかし、必要な情報のページにダイレクトに接続するためのURLはとても覚えられる長さでありません。

URLの覚えやすさや入力しやすさ以外にも、短縮URLには多くのメリットがあります。ここでは、短縮URLを利用するメリットを紹介します。

1:URLをシンプルに表示できるので見栄えがよく覚えやすい

ネットから情報を得ることが一般的になった現代では、詳細情報や元情報を参照させるためにURLを記事やブログ、メールの本文などに記載することが増えています。

URL中には単語として意味をなさない英数字や記号が含まれることも多く、ブログやメールに直接URLアドレスを記載すると文書全体の体裁が悪くなります。短縮URLを使えば、メインとなる文書の邪魔をせず、情報を提供できます。

2:文字数制限のあるSNSの投稿に役立つ

Twitterのように1投稿に文字制限がある場合、URLのフルアドレスを記載すると、本来投稿したかった文章に許される文字数を圧迫することがあります。場合によってはURLしか書けないという事態にも陥ります。

短縮URLを使えば、「サービスのドメイン名+数文字」の文字数で済むので、投稿すべき文章を圧迫せずに参考情報としてのURLも公開できます。

3:クリック数など効果測定として利用できるものがある

短縮URL作成サービスの中には、無料でも簡単なクリック解析を提供してくれるサービスがあります。

管理しているサイトのアクセス解析がまだできていない場合、短縮URL作成と公開により、管理サイトの簡単なアクセス解析をチェックすることが可能です。

4:QRコード作成機能をもつものもある

無料の短縮URL作成サービスの場合も、短縮URLと一緒にQRコードを作成できるサービスもあります。

URLをQRコード化しておけば、ホームページや広告に画像として掲載したり、名刺に印刷したりすることで、URLを入力するのが苦手な人にも簡単にアクセスしてもらえます。

短縮URL利用時のデメリット

短縮URLには「URLの簡易化」によるメリットが多数あります。しかし、短縮URLにはデメリットもあるので、きちんと理解したうえで利用しないと、運用を始めてから問題が発生する危険性もあります。

ここでは、短縮URLを活用することのデメリットについて2つ紹介します。短縮URLを使う際は、デメリットへの対策をしっかり講じましょう。

サービスが終了してしまう場合もある

短縮URL作成サイトは無料のサイトも多く便利に使えますが、サービスが終了してしまうと作成した短縮URLは本来のURLとのリンクが切れてしまいます。

短縮URLを名刺やメールの署名蘭に記載していた場合、記載されているはずのサイトに接続できなくなり、お客様や関係者に迷惑をかける可能性があります。

リンク先がどのようなサイトか分かりにくくなる

企業の正式なURLには企業名がドメイン名として使われており、このドメイン名を信頼してアクセスするユーザーも存在します。

短縮URLを作成すると、ドメイン名が短縮URLのサービス名になってしまったり、企業名をドメインに使ったとしても短縮化した部分は文字列の羅列になってしまったりします。そのため、アクセスしようとしているサイトの情報が推測しづらくなるため、ユーザーが不信感を覚える場合があります。

短縮URLのメリット・デメリットを理解して活用しよう

短縮URLは無料サービスを使って簡単に作成することができたり、利用する際の文字入力が少なくて済んだりするなどのメリットがあります。

しかし、短縮URL活用のメリットばかりに目が行ってしまうと、運用後に問題が発生して対応に右往左往することになりかねません。メリットを感じるときこそ、短縮URL活用のデメリットも熟慮したうえで利用を検討しましょう。

この記事を書いた人

Bee

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