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戦略と戦術の違いとは何か?使い方や特徴についてもあわせて紹介

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2021/07/20

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戦略と戦術の違いとは何か?

戦略や戦術という言葉は、元々は軍事用語として使われていたものです。今日では政治やマーケティングなどの分野でも使われるようになっていますが、この2つの言葉には具体的にどのような違いがあるのかご存知でしょうか。

戦略という言葉は、広い意味では戦術の意味も含めて使用されています。本記事では戦略と戦術の違いについて詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

戦略の意味とは何か?

戦略とは、本来の意味としては戦争や闘争を行う際の総合的な準備を指す言葉です。ビジネスの世界では、企業や組織が好ましい結果を実現するために進むべき方向性や、シナリオなどを意味する言葉として使用されています。

また、戦略は日頃の目標とは異なり、企業が自社にとって重要な課題に対して立てるものであり、成果を出すための総合的な準備を意味します。

戦術の意味とは何か?

戦術とは、本来は戦闘や作戦を行う際に、目標を達成するための兵士の動かし方や方策などを意味する言葉です。つまり、戦術は戦略を達成するために行う具体的な手法を指すものです。

戦略が目標達成への大まかなフローだとすると、戦術は実務として行う手段だと言えるでしょう。また、実際にビジネスシーンで自社の戦略を検討する場合、戦略と戦術を分けて語るのではなく、戦術が戦略の一部として含まれるケースが多いでしょう。

戦略と戦術の考え方3つ

ここまで具体的な戦略と戦術の意味についてご紹介しました。では、実際に戦略や戦術を考える際にはどのような方法で検討すれば良いのでしょうか。

ここでは戦略と戦術の考え方3つをご紹介します。

1:現在の状況を把握する

戦略や戦術を考える場合、まずは現状についてしっかりと把握する必要があります。戦略を考える際に、達成したい目標に対して現在自社がどの地点にいるのかを把握できていなければ、適切な戦略を考えることはできません。

自社の強みや業界内での現在の位置などはもちろん、競合についてのリサーチなども行った上で、戦略を練るようにしましょう。

2:目的への意識を常に持っていること

戦略や戦術を考える場合には、日頃から目的を意識しておくことが重要です。目的を意識しておくと、どのようにすれば目的を達成できるのかを普段の行動に落とし込んで考えられるようになり、有効な戦術を生み出すことができるでしょう。

目的は同じであっても、状況によって最適な戦術は異なります。また、選ぶ戦術によってコストや時間なども変わってきます。日頃から目的を意識し、達成のための最適な戦術を組めるようにしましょう。

3:戦略から戦術の順番で計画すること

戦略や戦術を考える場合には、先に戦略を考え、次に戦術を立てる必要があります。戦略と戦術の意味の違いをしっかり認識しましょう。曖昧なまま検討を進めてしまうと、具体的な戦術ばかりを考えてしまっていたということにもなりかねません。

戦術とは戦略を実現するための手法になるため、まずは戦略をはっきりとさせ、目標達成のためのシナリオを構築してから具体的な手段として戦術を考えていくようにしましょう。

戦略と戦術の特徴4つ

企業や組織が重要な課題を解決するためには戦略や戦術が非常に重要になります。しかし戦略や戦術の考え方のポイントを押さえたとしても、どのような戦略が良いのかわからないまま戦略を立ててしまうと、目的を達成できずに失敗してしまう可能性があります。

それでは、良い戦略や戦術にはどのような特徴があるのでしょうか。ここでは戦略と戦術の特徴4つをご紹介します。

1:自社の短所を理解し長所を活かすことができる

良い戦略や戦術には、自社の持つ特徴と整合性がとれているという特徴があります。整合性のある戦略の場合、自社の長所を上手く活かすことができることから、目標を達成できる可能性をアップさせることが可能です。

一方、自社の短所や長所を理解しないまま立てた戦略では逆に短所が露呈してしまい、自社の長所を活かせないまま失敗してしまう可能性があると言えるでしょう。

2:目的達成のためのリソースが十分にある

良い戦略や戦術には、目的を達成するために必要なリソースが確保できているという特徴があります。例えば、目的を達成するための戦略として100通りの手法を行う必要がある場合、リソースが50しか用意できなければ、その戦略は失敗する可能性が高いでしょう。

そのため、後述する「すること」と「しないこと」を明確に決め、「すること」に対して十分なリソースを割り当てられるようにすることが重要となります。

3:する・しないを明確に決めている

良い戦略や戦術には、すること・しないことを明確に決定しているという特徴があります。近年、例えばWebマーケティングだけを考えても様々な手法が登場していますが、その全ての手法を実践することは不可能です。

そのため、自社の目的に合わせて、することとしないことを見極め、することに対して限られたリソースを集中させることが、戦略を成功させるためのポイントになるでしょう。

4:中長期的に続けられるかどうか

良い戦略や戦術には、中長期的に継続できるという特徴があります。中長期的に続けられる戦略にするためには、仕組みとして無理なく続けられるようなものを考えることが重要です。

継続することが難しい戦略を実施し、短期的に内容を変えてしまっては、目的を達成できないだけでなく限られたリソースも無駄にしてしまうでしょう。

また、リソースがすぐに枯渇するような戦略も好ましいとは言えないため、中長期的に続けられるかどうかはしっかり考えましょう。

マーケティングでの戦略と戦術が重要な理由

マーケティングの世界では戦略や戦術が重要とされており、多くの企業が自社のマーケティングのために戦略を立てています。それでは、なぜマーケティングでは戦略や戦術が重要だと言われているのでしょうか。

主な理由としては大きく2つの理由があります。ここでは、マーケティングでの戦略と戦術が重要な理由をご紹介します。

最も早く結果を出せる

マーケティングを行う際には目標や目的があります。しかし目標を達成するために施策を実施していても、戦略を立てていなければ簡単に目標を達成することはできないでしょう。

しかし目標を達成するために事前に十分な戦略を立てて、具体的な戦術を検討し、施策へ落とし込めば、最短距離かつ最低限の費用で効果を出すことができるでしょう。

リソース不足が多い

もしリソースが豊富に用意できるのであれば、わざわざ戦略を立てて、実施する施策としない施策などを決める必要はないでしょう。効果が期待できそうな施策を全て実行すれば、目標を達成することも可能でしょう。

しかし、実際にはそれほどリソースを持っていない場合が多いため、限られたリソースを必要な施策に集中して実施する必要性があります。この場合のリソースとは、単純な資金だけでなく、使える時間や人材、ノウハウなども含まれています。

戦略と戦術に次いで重要な作戦とは?

戦略や戦術を検討する上で、「作戦」も重要なポイントになります。作戦とは戦略と戦術の中間に位置するもので、戦略を実現するための各プロジェクトが「作戦」、プロジェクトを成功させるための手段が「戦術」だと言えます。

作戦の内容を明確にすることで、戦術の具体性もアップさせることができるでしょう。

戦略と戦術の違いと使い方を理解する

マーケティングのための戦略を考える場合は、戦略と戦術の違いを把握しておくことが重要です。

本記事でご紹介した戦略と戦術の違いやそれぞれの考え方、戦略と戦術の特徴などを参考に、効果的な戦略や戦術を立てて自社のマーケティングに活用してみましょう。

この記事を書いた人

Bee

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