長い夏休みも終わり、新学期が始まった大学も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、筆者おすすめの、パソコン・iPad・手書きでの大学の講義ノートの取り方を解説します!
新学期から始めれば、学期末の試験も安心ですので、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね♪
※個人の主観が含まれます。
目次[ 表示 ]
【PC編】ノートの取り方
まずは、PCでのノートの取り方をご紹介します。
メリット・デメリット
メリット
PCで講義ノートをとるメリットは3点あります。
- 講義内容を効率的に整理できる
- ノートを検索・共有しやすい
- 手書きよりもタイピングの方が速い
また、講義資料は自分でダウンロードする場合も多いため、講義資料をノートとともに管理できる、というのもメリットの一つかと思われます。
デメリット
一方でデメリットは3点です。
- 機械的になりやすく、そのままでは勉強に不向き
- 画面上の文章は記憶しにくいため、印刷の手間がかかる
- 講義資料への書き込みをしたい場合に手間がかかる
このようにPCでのノートテイクは、実際に試験勉強になったときに不便となる可能性が高いです。
しかしノートテイクの段階ではより速く、手軽に打ち込むことができます。
用意するもの
PCでのノートテイクの際、用意する必要があるのはPCのみ!
必要であれば充電コードを持ち運びますが、基本的には持ち物を少なくすることが可能です。
手順
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step1
授業資料にざっと目を通し、目次を打ち込んでおく
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step2
講義が始まったら、主に教授が話している流れをメモする
- あくまでノートテイクは授業内容を思い出すための補助資料であるため
-
step3
授業終了後に、メモしきれなかった箇所を授業資料で補完する
おすすめアプリ
OneNote
OneNoteは、OneNoteはMicrosoft社が開発・販売している「デジタルノート」です。
大学生必携アプリであるWord、Excel、PowerPointを利用するための「Microsoftアカウント」があれば無料で使用できるため、大学生におすすめのアプリといえます。
自動保存機能や簡単な手書き機能も搭載されており、ノートブック・セクション・ページとフォルダ分けも簡単に行うことができるため、大学以外のメモを取ることも可能です。
またWordとは違い、何個も文書を作成しなくていいため、管理も容易で、共有機能もついておりチームでの分担作業もできます。
EverNote
EverNoteは、2008年にアメリカのEvernote Corporationが発表した、多機能メモツールです。多機能メモツールというだけあって機能が充実しており、あらゆるデータを保存できるので、使い道は「メモ」だけにとどまりません。
しかし、無料版で使える機能には大きな制限があり、ノートテイクに課金はしたくない、という方にはおすすめはできないです。
一応無料版でもノート数は50、ノートブック数は1の使用は可能ですので、無料版を試したのちに有料プランへの移行を考える、という形をとったほうがよさそうです。
Notion
Notionは、メモやタスク管理、ドキュメント管理、データベースなど、仕事で使うさまざまなツールを1つにまとめた「オールインワンワークスペース」と言われるアプリケーションです。
Notionは大学メールアドレスで学割プランにサインアップすると、無料でプラスプランを利用できるという、大学生にやさしいアプリです。
筆者も最近使い始めたのですが、ノートやメモというよりかは、自分でデザインできるサイトのような感じで使えます。
スケジュールや表はもちろん、Google Mapsまで埋め込めるのには感動しました…!
ただ多機能すぎて使いこなすのは難しいように思うので、PCでのノートテイクに慣れてきたら移行する形が良いかと思います。
【iPad編】ノートの取り方
次はiPadでのノートの取り方をご紹介します。
メリット・デメリット
メリット
iPadで講義ノートをとるメリットは3点あります。
- ノート不足やインク切れの心配がない
- PDFファイルに直接書き込み可能
- 紙と同じ感覚でメモができる
また、基本的にはPCより軽いので、荷物が軽くなります!
手書きのようにメモに使えて、PCのように一括で管理できるという、いいとこどりのイメージです。
デメリット
一方でデメリットは2点です。
- ノートアプリを使用時、充電の減りが早い
- 初期費用が高い
特に初期費用に関しては、11インチ iPad Air 256GBを購入する場合、金額は125,600円(税込)と非常に高額です。
日々金欠の大学生にはなかなか難しい決断といえるでしょう。
用意するもの
iPadでのノートテイクの際、用意する必要があるのはiPadとApple Pencilのみ!
こちらも必要であれば充電コードを持ち運びますが、基本的には持ち物を少なくすることが可能です。
手順
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step1
講義資料がPDFの場合は開始前にダウンロードしておく
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step2
ダウンロードした講義資料に教授の話している重要箇所を色ペンで書きこむ
-
step3
講義資料がない場合は、紙と同じように重要箇所を箇条書きでメモする
おすすめアプリ
iPadでノートテイクする際におすすめのアプリをご紹介します。
Goodnotes
言わずと知れた神アプリ。
有料ではあるものの、iPadユーザーは全員使っているといっても過言ではありません。
特にPDFをダウンロードして、講義資料に直接書き込み、それを印刷することができる、という使い方が便利すぎます…!
このアプリがあれば、試験勉強も簡単に終わります。
▼使い方はこちらの記事をチェック!
GoodNotes5のおすすめ設定13選!買ったらやるべきことやきれいに書くためのペン設定も紹介
フリーボード
2022年に発表されたAppleの新アプリ「フリーボード」。
最初は全く使い方がわからなかったのですが、無料だしと試しに使ってみたら簡単な講義メモにちょうどよく、資料が配布されない講義で利用しています。
フリーボードを起動すると、画面には何も書かれていない真っさらなボード(キャンバス)が現れます。
上部には左から手書き、付せん、図形&線、テキスト、写真&ビデオの5つのツールが表示されており、ここからいずれかのツールをクリックして作成を開始します。
フリーボードでは、新しい項目を追加すると自動的にキャンバスが広がるので、画面を指でスワイプすることでボード内を移動できるため、ページ管理という概念がありません。
ノートテイクというよりも、講義中の思考メモに有効な、新感覚のノートアプリです。
Note Always
Note Alwaysは全てのツールがシンプルに作られた”書き心地”に特化しているノートアプリ。
Apple Pencilを使うことを前提として開発されており、書き心地は抜群です。
それだけでなく、かすれやにじみなども忠実に再現されており、実際に紙の上で書いたかのような感覚でメモが取れます。
また、図形を描いたときに適度に整える「図形ナチュラルコスメ」という機能は他のノートアプリには見られない機能です。
完璧に整えるのではなく、適度にアナログ感が残るので、見た目を重視したい人におすすめ!
【手書き編】ノートの取り方
最後に手書きでのノートの取り方をご紹介します。
メリット・デメリット
メリット
手書きで講義ノートをとるメリットは3点あります。
- 記憶に残りやすい
- 起動の手間がかからない
- 自由度が高い
- 試験時に持ち込み可な場合が多い
特に自由度が高いことに関しては、PCでは難しい図解や、iPadでは難しい瞬時のペンの入れ替えなど、手書きゆえのメリットがたくさんあります。
デメリット
一方でデメリットは4点です。
- 荷物が増える
- メモが追い付かない
- 講義資料の印刷が手間
- コピペができない
特に手書きの場合、どうしても書くスピードには限界があり、iPadのように講義資料に書き込むには印刷が必要となるため、手間が大きいです。
用意するもの
手書きでのノートテイクの際、用意する必要があるのはノートやルーズリーフなどの用紙とペンです。
講義ごとにノートを用意するという方も多いですが、そうすると荷物も増えますし、全15回ほどの授業ではノートを使い切ることもできないのでコスパが悪いです。
おすすめは1冊ですべての講義ノートをとること、もしくはルーズリーフを使用することです。どちらの方法も一冊で済みますし、紙も無駄になりません。
筆者個人の意見としては、1冊でメモを取ることをおすすめします。ルーズリーフは1枚ずつでの管理が難しく、なくしてしまうとメモが無駄になってしまうためです。
手順
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step1
講義タイトルと日付を記入
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step2
とにかく箇条書きで重要な箇所をメモする
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step3
講義資料への記載はないが、教授が時間を取って話していた内容にはマーカーを引いておく
おすすめ文房具
【無印】植林木ペーパー裏うつりしにくいルーズリーフ
こちらは大人気の無印のルーズリーフ。
商品名にもある通り、裏うつりしにくく、しかもペンの滑りが良いのが特徴です。
そしてここでポイントなのが、「方眼」タイプであること!
方眼ノートは罫線にとらわれず、タテヨコ自由に書き込むことができ、文字の大きさを変えたりするときにも邪魔になりません。またフリーハンドで線を引きやすく、図表やイラストが書きやすいため、「復習しやすいノート」を作ることができるんです!
これなら、教授が急に黒板やホワイトボードに図形を描き始めても安心です♪
【無印】ダブルリングノート・無地
こちらも同じく無印の商品。
一見ただのリングノートに見えますが、中のノートはなんと無地!
先ほどの方眼タイプは、あらかじめ授業資料が配布されている講義の内容をまとめるのに適していますが、こちらの無地タイプは教授が授業資料を配布しないタイプだった場合や、口頭でのメモを要求される場合に便利なアイテムです。
ただひたすら言われたことをメモしつつ、自分の頭の中を書き出すのには無地がぴったり!
ノートの表紙が厚紙のため、就活でのメモ帳にも使うことができます!
【コクヨ】PERPANEP(ペルパネプ)
“紙と筆記具の官能性”を味わうために作られた、コクヨの文具シリーズ「PERPANEP(ペルパネプ)」。
3種類のA5サイズノートと3種類のペンがラインナップされており、互いを組み合わせることで書き味の違いを楽しむことができます。
ノートは、「TSURU TSURU」「SARA SARA」「ZARA ZARA」という、まったく紙質の異なる紙が3種。こちらは特殊なフラット製本により、どこで開いても中央に段差が発生しにくく、書きやすいのも特徴です。
ペンは、水性の極細サインペン「ファインライター」、ゲルインクの「サラサクリップ」、コスパ最強の万年筆として知られる「プレピー」の3種類。
筆者のおすすめの組み合わせは、「SARASARA」×「サラサクリップ」!
ストレスなく筆記することができ、特に講義ノートのまとめに適しています。
【ZEBRA】SARASANANO(サラサナノ)
いままで文房具なんて書ければよい、と思っていた筆者が、初めて文房具へこだわることの大切さを理解させられたアイテム。
兎にも角にも本当にストレスなく書ける!
独自の「うるふわクッション」機構により、筆記時のガリガリ感がスプリングで吸収されて、ペン先の紙へのひっかかりが少なくなり、インクが安定して出ることから、ゲルインクペンにありがちな、急にインクが出なくなったり、太くなったりすることがありません 。
SARASAらしいさらさらとした書き心地ももちろん残っており、ボール径も0.3mmと0.38mmが展開されています。
おすすめは0.38mmの黒色です。講義ノートをとるのにはもちろん、さっと書くメモにもおすすめのアイテムです!
電子化の方法
手書きのノートのほうが自分には合っているけど、管理が大変…と思っている方におすすめなのが、手書きノートを電子化すること。
最近はスキャナーがなくともスマホ一つで書類のスキャンができちゃうんです!
iPhoneユーザーの方はデフォルトのメモ帳アプリで書類スキャンを行うことができます。
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step1
メモ帳を開き、新規メモを作成する
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step2
カメラアイコンをタップし、「書類をスキャン」を選択
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step3
書類を撮影したら完成!
- できるだけ影が映りこまないよう気を付ける
androidユーザーの方はGoogleドライブアプリでスキャンが可能です。
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step1
Googleドライブを開き、右下の「+」アイコンをタップ。
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step2
新規作成メニューから「スキャン」を選択。
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step3
カメラ起動後、書類を撮影したら完成!
このようにアナログとデジタルを両方賢く使って、いいとこどりで講義ノートの管理をすることも可能です。
新学期を賢く始めよう!
今回はパソコン・iPad・手書きでの大学の講義ノートの取り方をご紹介しました。
どのツールにもメリット・デメリットがあり、実際に使ってみなければ、自分に合った勉強法やノートテイクの方法はわかりません。
この記事を参考にして、自分に合ったツールを探してみてくださいね!