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WindowsからMacBookProに乗り換えて良かった点・悪かった点

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2021/11/12

日本ではWindowsとMacbookの利用率を比べるとWindowsの方が断然多いのですが、Windowsを3年間使いMacbookに乗り換えて良かった点と悪かった点をご紹介します。

(筆者が利用していたWindows:hp spectre x360 13インチ 2017年モデル 現在利用しているMac:MacBookPro 13インチ M1モデル)

目次[ 表示 ]

Windows Macbookの違いを比較!

WindowsとMacbookの違いをご紹介します。

WindowsとMacBookの「OSの違い」

WindowsとMacBookで大きく違う点はコンピューターの基盤となる「OS(オペレーションシステム)」です。Windowsとは、Microsoft(マイクロソフト)社が開発したOSやサービスです。Macとは、Apple(アップル)社が開発したパソコンの総称のことで、OSは「macOS」といいます。

OS(オペレーションシステム)とは、パソコンを動かすために必要なソフトのことを指します。スマートフォンにも搭載されており「iOS 」「Android」などがあります。

さらに、WindowsはMicrosoft社が開発をしているのですが、パソコンは他の複数のメーカーが製造しています。なので違うメーカー元でも同じ「Windows」のOSが搭載されています。例えば、日本なら富士通やパナソニックです。

対応ソフト(アプリ)の違い

WindowsとMacでは、ソフトの違いがあります。ビジネス用途に開発されているソフトウェアはWindows向けのモノが多く、Macの場合は純正アプリがカバーしているものが多いです。

例えば、普段利用する有名なソフトは「Word」「 Excel」「 PowerPoint」などがあります。Windowsでは問題なく使えるのですが、Macの場合だとMac版のOfficeをインストールしない限りは基本的に使えません。なにで、Macには、「iWork」「 Numbers」「 Pages」などのOfficeのようなアプリが純正アプリとして搭載されています。

しかし、気をつけなければならないのがWindowsとMacの互換性です、先程のMacのOfficeのような純正アプリの保存ファイルはWindowsで異なる表示をすることがあります。例えば、動画でもMacで保存した動画はMP4ではなくMOVというファイルで保存されるため、MOVのままWindowsで再生しようとすると再生できません。

このように、MacではできるけどWindowsではできないといった場面が出てくる可能性があるので注意しましょう!

操作性の違い

WindowsとMacの操作性の違いは主にキーボードにあります。まずショートカットキーです。ショートカットキーで主なコピーやペーストなどは、Windowsの場合なら「Ctrl」Macの場合なら「⌘」を利用すればだいたい同じショートカットは利用できるのですが、他のショートカットキーの場合、WindowsにはあるけどMacにはないといったどちらかだけしかないといったショートカットキーも存在します。

また、2016年から2021年に発売されたMacBookProでは、キーボードのファンクションキーの部分にタッチバーという液晶のタッチパネルが付いています。Windowsにはなくファンクションキーを使わなくてっも音を変えたり曲を飛ばしたりすることができます。

他にも、WindowsとMacはキーボードの配置の違いもあります。Windowsである左上の半角と全角で基本的に英語とかなを使い分ける方が多いと思いますが、Macではそのボタンがなくスペースキーの両サイドに英語とかなに変えるキーボードが設置してあります。このように操作性の違いは大きく異なっています。

デザイン性の違い

Windowsは複数のメーカーが製造しているので、豊富なデザインから選ぶことができます。しかし、MacのデザインはApple社のみしか製造していないので、デザインの豊富さはWindowsには劣っています。しかし、逆にiPhoneやiPadなどの関連製品は統一感のあるデザインであるため、Apple製品で揃える方も多くいます。

デザイン性はとても重要で、モノを選択するときに人は2つの基準で考えていると言われています。その基準は「機能面と感情面」です。機能面は、モノの機能を見て判断基準としている人、一方の感情面は、格好いいや美しい、かわいいなど見た目の部分でモノを判断する基準です。

パソコンなどの機能面を理解している人は少ないと思います、もし、自分が機能面を見るタイプなら、外見のデザインなども見てみることで自分に合うパソコンを見つけれるかもしれません。

トラックパッドの違い

ノートパソコンなら必ず搭載されているトラックパッドにもWindowsとMacBookの違いがあります。トラックパッドの有能さはMacBookが有名ですよね。トラックパッドの祐王さはWindowsとMacBookで比べ物にはなりません。

トラックパッド(Trackpad)とは、ポインティング・デバイスの1つでマウスの代わりとなるものです。簡単に操作ができ、本体を指でなぞることでマウスポインターを動かすことができます。トラックパッドはノートパソコンなら標準搭載されています。

基本的な使い方は、WindowsとMacBookでは差ほど変わりはありません。しかし、有能な機能を使用できるのはMacbookのトラックパッドです。

関連製品の違い

関連製品はWindowsとMacで違いがあります。MacはやはりApple社のみが製造販売をしているので、Apple製品が関連製品の純正製品として揃える方が多いですが、一方Windowsはメーカー社が多いため様々なデザイン機能のPCに加え、様々な関連製品が多いです。

例えば、ゲーミングPCはWindowsの方が有能なためWindowsの関連製品にゲーミングキーボードなど多く販売されています。逆にApple社はApplewatchやiPadなど他製品にも力を入れているため用途や目的が明確であれば、悩まずに選ぶことができます。

WindowsからMacBookProに変えて良かった点

Windowsを3年使用してMacに乗り換えて良かった点をご紹介いたします。

トラックパッドが有能

先程のWindowsとMacBookの違いでご紹介したように、MacBookのトラックパッドは有能です。

Windowsパソコンのトラックパッドには誤作動や不具合が多くあげられています。例えば、反応してくれない!思ったところにいってくれない!タイピング中に少し触れただけで動いてしまう!など、

なのでノートパソコンにトラックパッドがついているのは当たり前なのにわざわざマウスを買った方がいいといってマウスを利用する人が多いです。

 

しかし、Macbookはそういった声ではなく「完璧すぎてマウスがいらない」といった声が多くあります。Macbookにはトラックパッドのジェスチャーが多く2本指で左右にスクロールするだけでページ間をスワイプできたり、2本指で右端から左にスワイプで通知センサーにアクセスできるなど、多くの便利な機能が付いています。

Apple製品との連携がしやすい

Apple製品との連携がしやすいのはWindowsやAndroidを使用してみて初めてわかります。連携が取りやすいとわかる「AirDrop」がありますよね。AirDropとは、他のApple製品デバイスと写真や書類などのコンテンツを共有できるサービスです。

他にも、iPhoneの電話・FacetimeをMacでも受発信をすることができます。iPhone同士なら無料通話をすることができる「FaceTime」をMacBookなどの大きな画面で他の作業をしながらできるのは最高ですよね!

ApplePayも便利です。基本的にiPhoneで使用するイメージですが、Macにも同じApplePayが搭載されているので簡単にMacからでも決済をすることができます。このように他Apple製品との連携がすごく取りやすいのは良かった点です。

セキュリティ面が強い

MacはWindowsよりセキュリティ面がしっかりしているという話をききます。しかし、Macがセキュリティがしっかりしていると聞くからウイルス対策は必要ないと思っているかもしれませんが、Macにもウイルス対策は必要です。

WindowsとMacの標準セキュリティ機能は以下の様になっています。

Windows

・ファイアウォール
・改ざん防止アプリやブラウザの制御
・マルウェアの検出(リアルタイム・スキャン)
・ドライブの暗号化

Mac

・アプリがアクセスできるデータの管理
・ディスクの暗号化
・怪しいウェブサイトの警告(Safari)
・マルウェアからの保護機能
・遠隔操作
・公式ストアによるアプリの安全性

Macがセキュリティが強い理由に全世界を見てもAppleのOSのシェアが少ないことです。また、OSのアップデートにより最新のウイルスに対応する仕組みがあります。ウイルスの監視から駆除まで備わっているのは強みです。さらに、Applestoreにあるアプリは厳しい審査を通過したアプリのみなので安全性が高いと言えます。

充電中など熱くならずに静か

パソコンやスマホなどのデバイスは充電中など熱くなります。自然な現象としてありますが、Macは充電中に作業していても全然熱くならず静かに充電してくれます。また、充電中以外にも重たいアプリなどを使用してプロセッサに負担がかかる作業でもWindowsよりMacの方が静かにスムーズに動いてくれます。

Appleの公式にも、プロセッサに負担がかかる作業が実行される場合、ファンの回転が速くなり、送風量が増えるとあります。つまり、重たい作業でも熱くならずにスムーズに作業することができます。

Windowsもファン回転の機能がありますが、だいたい送風音が大きくデバイスが熱くなってしまいます。充電中でも熱くならず静かに動いてくれるのはありがたいなと思いました。

iPadをサブディスプレイとして利用が便利

※引用元:公式ページ

Apple製品にタブレット型のiPadという製品があります。大きさも11インチから13インチくらいのサイズがあり、キーボードを付ければミニパソコンとして利用もできます。このiPadがMacと連携させることで簡単にサブディスプレイとして拡張またはミラーリングすることができます。

家にサブモニターがなくてMacbookのみで利用している人にとってはiPadを持っていればサブとして画面を1つ追加できるので、作業効率をあげて仕事や勉強をすることができます。

また、サブディスプレイだけでなく凄い点があります。凄い点は、サブディスプレイに使用しているiPadにApplePencilで、マウスやトラックパッド代わりに使用することができることです。例えば、Pencilで書類を書いたり、スケッチしたり。マークアップなどを利用することができMacにもリアルタイムに反映することができます。

シンプルでおしゃれ

Apple製品が人気の理由の1つにシンプルでおしゃれがあります。外見的なものですが、WindowsよりMacがおしゃれに見えてしまうのではAppleを作ったスティーブジョブスがデザインに力を入れていたからです。

Apple製品は、バリエーションが他のWindowsやAndroidに比べて少ないですが、関連デバイスの共通的なデザイン性が魅力的です。なのでApple製品で揃える人が多くいるのだと思います。

WindowsからMacBookProに変えて悪かった点

Windows10からMacBookProに乗り換えて悪かった点をご紹介いたします。

ソフトの「×」を押してもアプリが終了されない

WindowsにもMacにもブラウザやソフトの上に、拡大・縮小・終了のボタンが付いていますよね。その「終了ボタン」にびっくりしました。Windowsは基本的に終了ボタンを押せばソフトやブラウザは終了してくれます。しかし、Macは終了ボタンを押してもソフトなど完全終了されていなく別で終了をしなければ終了してくれないのです。

実は、この「×」ボタンに違いがありました。Windowsの「終了ボタン」に対して「終了」という意味ですが、Macの場合は「終了ボタン」に対して「閉じる」という意味があります。なので強制的に終了したい場合は、メニューバーかDockで終了する必要があります。ショートカットキーもあり「⌘」を押したまま「Q」を押せば終了することができます。

Windowsに比べてタイピングがしづらい

キーボードのタイピングは慣れという部分が一番大きいのでそこまで悪い点というわけではないのですが、これまで使用していたWindowsのキーボードはタイピングしているときに滑らかな感じがあるのですが、Macに変えてタイピングするたびにカチカチと伝わってくるなという感覚はあります。

仕事でWindowsを使用してプライベートでMacBookProを使用しているので1日にどちらも利用したときは、カチカチという感じが伝わるのがよくわかります。滑らかに打つのに慣れてしまっているので、MacBookProを沢山使用して慣れるしかないと考えています。

パッドのカチがめんどくさい

WindowsとMacの違いにトラックパッドがあったようにMacの方が有能と説明しましたが、1つだけめんどくさいなと思うのがパッドでわざわざカチってする動作です。Windowsではダブルクリックで軽くトラックパッドをトントンとするだけで移動させたりすることが全てのアプリ(画像作成など)やサイトで利用することができました。

しかし、Macでも「タップでクリック」という環境設定をすることができますが、アプリやサイトによっては使用できず、1回カチっとして移動させないといけないという場面に出くわします。そういった点ではWindowsの方が楽だったなと感じています。

キーボード配列や変換方法も異なる

こちらも先程のタイピングの打ちづらさであったように「慣れ」の問題です。Windowsを使用していた当初ショートカットを覚えたりブラインドタッチするようになったことでキーボードの配置がWindowsに慣れてしまっていました。

Macに変えたときブラインドタッチをすると少し配置に違和感があり打ち間違えなど多いです。また、変換方法がWindowsとは全く異なっています。Windowsは文字を打つ際予測で下に文字が出てきますが自動的に変換はしません。

しかし、Macは文字を打つと勝手に変換されるので便利なときは便利ですが、あまり使わない漢字を使ったりすると自動的に違う漢字に変換されるので少しストレスを感じてしまうことがあります。

データの管理方法の違い

WindowsとMacではデータの管理方法は全く違います。同じパソコンだと思って保存しようとすると壁にぶち当たります。Windowsの管理方法はフォルダが一般的ですが、MacはFinderを使用します。

特にめんどくさいと感じたのは、写真のデータ管理方法です。Windowsならエクスプローラーに「ピクチャ」というフォルダがあります。Macも「ピクチャ」が存在しますが全く違うものです。そもそもAppleなどにはフォルダで階層分けする概念がないので、特に写真などのデータはバラバラに保存されてしまいます。

よって探すのがめんどくさいので、Windowsのピクチャの中にフォルダを作って保存していたようにMacの書類にフォルダを作って写真データを保存するようにしています。

Windowsのファイルに合わせるために変換がいる

WindowsとMacの利用率はMacが断然低いです。それよりか、ここ数年で出てきたChromeOSがMacOSを抜いて世界のシェア率2位になっています。Macで当たり前のように保存されている動画ファイルの拡張子はWindowsやAndroidに送ったときに見れないことがります。

他にも、Officeアプリの変わりに作られた標準アプリも保存の拡張子が違います。Windowsに送る必要があるときに必ず合わせて変換をしなければいけません。せっかく作った資料が変わってしまったなんてこともあります。その点で他OSに送る際ひと手間かけるのがめんどくさなと感じています。

WindowsもMacBookもそれぞれ良いところばかり!

WindowsからMacBookに乗り換えて良かった点と悪かった点を述べましたが、それぞれどちらも良いところ悪いところがあるので、自分の用途にあったOSを選ぶのが一番です。日本の会社でもほとんどがWindowsなので、どちらで悩んでいる人はWindowsを選んでいいと思います。

この記事を書いた人

わや

広島出身の「わや」です。 主に、ビジネス・デジタル・お金のジャンルを書いてます。 ガジェットとビジネス本を読むのが大好きです。 スタバ店員とプログラミングの先生の経験あり! 皆様が楽しめる記事をお届けします!

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