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『風の歌を聴け』が好きな人必見!おすすめ本5選!

おすすめ小説ノスタルジー村上春樹人気

2022/01/13

今回は、村上春樹の『風の歌を聴け』が好きな人におすすめの小説5選を紹介していきます!あらすじや魅力も紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

目次[ 表示 ]

『風の歌を聴け』とは?

あらすじ

時は1970年の8月8日、東京の大学に通っていた「僕」は、故郷の海辺の街に帰省していた。かけがえのない友人からの意外な告白、偶然出会った不思議な女の子との束の間の交流、行きつけのバーの美味しいビールに変わらないフライドポテト、8月26日までの短い期間に、僕の中には忘れがたい夏の思い出の数々が刻まれていくのだった。

村上春樹のデビュー作である『風の歌を聴け』は、「群像新人文学賞」を受賞しました。
主人公「僕」の青春の一片を切り取り、村上春樹独特の乾いた軽快なタッチで綴られています。外国船員が置いていったペーパーバッグを安売りする古本屋や、ビーチボーイズのLPを並べたレコード店など、ノスタルジーな世界観に満ち溢れています。
夏の終わりとともに、登場人物がそれぞれの道のりを進んでいく姿が、哀愁たっぷりで魅力的な作品です。

『風の歌を聴け』が好きな人におすすめの本5選!

つむじ風食堂の夜|吉田 篤弘

あらすじ

食堂は、十字路の角にぽつんとひとつ灯をともしていた。私がこの町に越してきてからずっとそのようにしてあり、今もそのようにしてある。十字路には、東西南北あちらこちらから風が吹きつのるので、いつでも、つむじ風がひとつ、くるりと廻っていた。くるりと廻って、都会の隅に吹きだまる砂粒を舞い上げ、そいつをまた、鋭くはじき返すようにして食堂の暖簾がはためいていた。暖簾に名はない。舞台は懐かしい町「月舟町」。

物語の舞台は、「月舟町」というどこか懐かしい雰囲気のある街です。
不思議な魅力を感じるこの作品は、どこか現実感がなく、喧騒をこえた先にあるような静けさと落ち着いた雰囲気が感じられます。
物語自体は単調ですが、登場人物やさりげない言葉がとても印象的です。文章はどことなくレトロな雰囲気が漂い、ノスタルジーを感じさせるような世界観が広がっています。物語を最後まで読み終えた後もしばらく余韻に浸ってしまう、そんな作品です!

スティル・ライフ|池澤夏樹

あらすじ

ある日、ぼくの前に佐々井が現れてから、ぼくの世界を見る視線は変わっていった。
ぼくは彼が語る宇宙や微粒子の話に熱中する。
佐々井が消えるように去った後も、ぼくは彼を、遥か彼方に光る微小な天体のように感じるのだ。

この作品は、第98回芥川賞受賞作です。物語は主人公の「ぼく」と、同じ染色工場でアルバイトをしていた「佐々井」の2人によって進められていきます。この作品の魅力は、何と言っても透き通るような綺麗な文章と、不思議と親近感が湧く「ぼく」の世界観です。
少し視点を変えれば、今の自分の状況、環境は全く違った見え方がしてくること、そのようなことを感じ取れるような作品です。
本全体を解釈するのは難しいですが、目の前の現実から遥か遠くに行ってしまうような描写が、穏やかさと切なさを感じるような感覚になり、独特の世界観を楽しむことが出来ます。

青春とはなんだ|石原 慎太郎

あらすじ

早春のある日、山々に囲まれた小さな町の高校に、若い英語教師が、赴任してきた。病気で休職している親友の後がまに推されて、やってきた野々村健介だ。田舎町には、さまざまな青春があった。侠気から友人の不良行為の罪をかぶって退校になった少年もあれば、ロミオとジュリエットのように、親に許されない恋人たちもいた。そして学校には、お決まりの派閥争い。野々村はそれらの渦の中で、青春の姿を自分のからだで逞しく描いて行った。

この作品は、現代に見失われた純粋な生き方を、スピーディな筆致で明るく彫り上げた石原文学の記念碑的な作品です。石原裕次郎主演で映画化され、更に夏木陽介主演でTVドラマ化され人気を集め、「でっかい青春」や「飛び出せ青春」などの連続ドラマになっていました。時代背景が昭和30年代の終わりか40年代の前半で、戦争の影がまだ少し残っているような時代を描かれています。
高度成長期の明るさを感じ、古き良き時代を懐かしみつつも、今の時代に「あの頃の青春」として深く刻まれるような物語です。

4TEEN|石田 衣良

あらすじ

東京湾に浮かぶ月島。ぼくらは今日も自転車で、風よりも早くこの街を駆け抜ける。ナオト、ダイ、ジュン、テツロー、中学2年の同級生4人組。それぞれ悩みはあるけれど、一緒ならどこまでも行ける、もしかしたら空だって飛べるかもしれない―。友情、恋、性、暴力、病気、死。出会ったすべてを精一杯に受けとめて成長してゆく14歳の少年達を描いた爽快青春ストーリー。

積み重なっていくたくさんのリアルと、その現実にぶつかり合う少年達の物語です。上手くやることも出来ないけれど、不器用に生きていく仲間と過ごす時間は、刺激的なことで溢れています。若い頃に経験することは全てが「良いこと」とは限らないけれど、それでも走り続けようとする少年達の姿は、とても眩しくて健気で魅力的です。

家守綺譚|梨木香歩

あらすじ

たとえばたとえば。サルスベリの木に惚れられたり。床の間の掛軸から亡友の訪問を受けたり。飼い犬は河瞳と懇意になったり。白木蓮がタツノオトシゴを孕んだり。庭のはずれにマリア様がお出ましになったり。散りぎわの桜が暇乞いに来たり。と、いった次第の本書は、四季おりおりの天地自然の「気」たちと、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねてる新米精神労働者の「私」と、庭つき池つき電燈つき二階屋との、のびやかな交歓の記録である。

物語の時代は、トルコの軍艦エルトゥールル号が、和歌山沖で遭難した事件のあった頃です。主人公は大学卒業後、売れない物書きを本業に英語学校の非常勤講師をしている「綿貫征四郎」。物語は綿貫が大学在学中に早世した親友「高堂」の実家の家守を始めるところから始まります。
この物語には、摩訶不思議なことがたくさん起こります。例えば、死んだはずの親友が頻繁に掛け軸から出てきたり、木に懸想されたり、河童、小鬼、桜鬼、化け狸などが出てきます。しかし、登場人物はそういった摩訶不思議な出来事・ものと当然のように共生しています。そういった摩訶不思議なことが当然にあった頃の日常を描いた作品です。

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いかがでしたか?今回は、村上春樹の『風の歌を聴け』が好きな人におすすめする小説5選を紹介しました!作者独特の表現の仕方や世界観がそれぞれあり、色んな楽しみ方が出来ると思います。ぜひ自分の好きな小説を見つけて、様々な小説の世界観を感じてみて下さい!

mizuho

この記事を書いた人

mizuho

東京出身のmizuhoです。 主にエンタメ、ビューティ、ファッションを書いています。 特に映画が大好きで、今までで1000本ほど観てきました! 皆さんのためになるような記事をお届けします!

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