暮らし

食器をおしゃれに収納するポイント3選|配置や取り出しやすい方法を紹介

食器収納家具おすすめ

2021/09/22

目次[ 表示 ]

食器の収納が難しい理由

毎日の食事に食器は欠かせません。そのため、食器の収納は出し入れが簡単であることが望ましいでしょう。しかし、毎日使うからこそ、どうしてもごちゃごちゃしてしまうのが実情ではないでしょうか。

どうしてごちゃごちゃしてしまうのか、その理由を見ていきましょう。

一人暮らしだと収納スペースが少ない

一人暮らしの場合、1Kやワンルームなどの間取りを選ぶ人が多いでしょう。そういった間取りのキッチンは、大抵の場合、収納スペースが削られてしまいます。

この結果、一人暮らしだと収納スペースが少なくなってしまい、食器の収納に困ることがよくあるといえるでしょう。

家族が増えると食器が増える

食器は、生活していると普段使いの分や来客用などが必要になり、気が付くと数が増えているということがあるでしょう。

特に、家族が増えるとその分食器も増えます。大人用だけでなく、子供用の食器も必要になる場合もあります。そうなるとサイズも違ってしまうため、数が増えた上に、重ねて収納がしにくくなるという問題も出てきます。

食器棚を使わない収納のポイント5選

一人暮らしや賃貸の狭い部屋などで、収納スペースが少ない場合や食器棚自体を置くスペースがない場合などには、食器棚を使わなくてもできる収納方法を知っていると便利です。

ここからは、食器棚を使わない収納のポイントを紹介していきます。

1:所有する食器の数を決めておく

食器棚を使わない収納のポイント1つ目は、所有する食器の数を決めておくことです。

食器棚を使わないのなら、まず、食器の数の見直しをしてみましょう。毎食使う食器、毎日1回は使う食器、あまり使わない食器をそれぞれ選別して、本当に必要なものを厳選します。そして、必要ないものは手放しましょう。

所有する数を決めておくことで、食器棚がなくても収納がうまくいきます。

2:オープン棚を工夫して使う

食器棚を使わない収納のポイント2つ目は、オープン棚を工夫して使うことです。

オープン棚は、手軽に収納を作ることができる便利なものです。扉を開け閉めが必要なく、パッと見ただけで、どこに何があるのか分かりやすいが特徴です。

そんなオープン棚を使うことで、食器棚が必要なくなります。見えているからこそ、何をどのように揃えてどう収納するのかがポイントになります。

3:収納ケースを利用する

食器棚を使わない収納のポイント3つ目は、収納ケースを利用することです。

本来食器を収納するためではない収納ケースも、使い方によっては、食器を便利に収納できるでしょう。

いろいろな素材で、いろいろな大きさの収納ケースが販売されていますが、無理して統一せず、自分が収納したい食器に合わせて似たような収納ケースを用いるのがコツといえます。

100均でも買えるようなものから、いろいろ揃えてみるのも1つの方法です。

4:シンク下のスペースを利用する

食器棚を使わない収納のポイント4つ目は、シンク下のスペースを利用することです。

シンク下はいわゆるデッドスペースでもあります。排水管があったり、湿気がたまりやすかったりする場所ではありますが、うまく利用すれば、見た目をすっきりさせる収納ができるでしょう。

排水管をなくすことはできませんが、シンク下専用の排水管を避けられる伸縮棚も販売されています。シンクのサイズに合わせて上手に選び、シンク下を利用してみましょう。

5:自分で食器棚を作る

食器棚を使わない収納のポイント5つ目は、自分で食器棚を作ることです。

DIYが流行っていますが、食器棚を自作してみるのも1つの案といえるでしょう。作り付けの食器棚とは違い、自分が必要とする大きさで作れて、デザインも自分好みにできます。自分の思い通りの食器棚を作ることで、使い勝手の向上が望めるでしょう。

食器棚を使う収納のポイント6選

ここからは、食器棚を使って収納するときのポイントを紹介します。

使いたい食器が取り出しにくかったり、収納力がいまいちだったりして、箱に入れたままの食器が使われないままになっていませんか。アイデア次第で、せっかく持っている食器を無駄にしない収納ができるようになるでしょう。

1:種類別に分類する

食器棚を使う収納のポイント1つ目は、種類別に分類することです。

食器には、いろいろな大きさや形があります。それを食器棚にすっきり収納するには、まず、収納するものを種類別に分類しましょう。

茶碗や皿、コップなど、しっかりと分類することで、種類ごとに食器棚に収納できます。茶碗は重ねて収納したり、皿はスタンドを用いたり、種類に応じて収納を工夫することで、全体の収納がすっきりするでしょう。

2:配置する場所を決める

食器棚を使う収納のポイント2つ目は、配置する場所を決めることです。

まず、食器の使う頻度を考えてみましょう。その使用頻度で、食器棚のどこに入れるかを決めるのです。

普段よく使う食器は手の届きやすい食器棚の中段に、来客用の使う機会が少ない食器は上段にという風にしてみましょう。

毎日利用する場合

ほぼ毎日利用するような食器は、引き出し式でも棚式でも、手前に置いておくと便利です。使用頻度の高い食器は、手を伸ばせばすぐに取り出せるようにしましょう。

どこにあるのかが見て分かるように、そしてすぐに手に取れるようにしておくと、毎日便利に利用できます。

利用する頻度が少ない場合

来客用の食器大皿などは、利用する頻度が高いとはいえないでしょう。そういった食器類は、食器棚の上段下段などの、少々取り出しにくいところに置いてもよいといえます。

また、奥行きのある食器棚の場合は、利用する頻度が少ない食器は、に置きましょう。

このように利用する頻度が少ない食器を取り出しにくいところに置くことで、毎日使う食器を取り出しやすい場所に置くことができるようになります。

3:ボックスやかごを利用する

食器棚を使う収納のポイント3つ目は、ボックスやかごを利用することです。

引き出し内の仕切りに、ボックスやかごを利用することで、ゾーニングできて取り出しやすくなります。また、扉のない食器棚も、ボックスやかごを利用することで、見た目にもすっきりした印象を与えます。

一緒に使う食器をかごにまとめておけば、かごごと引き出せて使えます。

ニトリ 収納ケース ソフトNインボックス レギュラー ホワイト

カラーボックスの1段におすすめのサイズで、幅38.7cm×奥行26.5cm×高さ23.5cmです。内側まで丸みを持たせた持ち手になっています。

蓋は別売りになっているので、重ねて収納したい場合は、蓋も購入する必要があります。

無印 ステンレスワイヤーバスケット

錆びに強いステンレス素材で作ったバスケットです。水を使うことが多いキッチンで使うのにもおすすめです。中身が見やすく、収納にも便利でしょう。

持ち手もしっかりしており、重いものも入れられます。また、その持ち手を内側におさめると積み重ねられるので有効的な収納が期待できます。

4:仕切り棚を使う

食器棚を使う収納のポイント4つ目は、仕切り棚を使うことです。

仕切り棚は、向きを変えるとコの字型になり、収納スペースの縦幅を利用して収納容量を増やせます。透明タイプの仕切り棚を使うと食器棚全体を見渡しやすくなり、大変便利です。

注意したい点は、引き出し収納では利用しにくく向いていないことです。扉を開いて、前からものを取り出す収納や卓上での利用に向いています。

無印 アクリル仕切り棚

無印のアクリル仕切り棚には、大・小2種類のサイズがあります。

収納するものの高さに合わせて、大・小の仕切り棚を使い分けると、収納の容量が増えるため、スペースを大変有効に活用できるでしょう。

5:ディッシュラックを使う

食器棚を使う収納のポイント5つ目は、ディッシュラックを使うことです。

ディッシュラックとは、皿などを収納する棚のことです。皿を立てて収納する縦置きするタイプと、平置きして重ねて皿を収納する横置きタイプものがあります。

木製やステンレス製、プラスチックなど、材質がいろいろあります。中には、水切りトレーがついたタイプのものもあり、好みや用途によっていろいろ選べるのもおすすめのポイントです。

ニトリ 2段プレートラック FLA

名前の通り、2段のディッシュラックです。こちらは横置きのタイプですが、幅広で2本足のため下段には大皿なども入れられるでしょう。また、2段別々にも使える利点もあります。

色が白なのもポイントで、キッチンで悪目立ちしないでしょう。

6:コの字ラックを利用する

食器棚を使う収納のポイント6つ目は、コの字ラックを利用することです。

棚と足でできたコの字型のラックのことをコの字ラックといいます。固定されたものや、折りたたみできるもの、組み立てるものなどがあり、中には、幅や高さを自由に変えられるものもあります。

皿などを平置きして生まれてしまうデッドスペースが、コの字ラックを使うことで収納スペースに生まれ変わるので、収納力がアップできます。

ライクイット プラスラック

木目調のコの字ラックです。ナチュラルな感じが収納している感を出さずに、部屋になじみます。

耐荷重は4kgで、皿だけでなく小型家電のコーヒーメーカーや、電気ケトル、ミキサーなどを収納するにも十分といえるでしょう。

食器をおしゃれに収納するときのポイント3選

使いやすく収納することが一番の食器ですが、同じ収納するなら使いやすさに加えて、おしゃれに見えるようにも収納したいものです。

ここからは、どのようなポイントを押さえればおしゃれな収納になるのか紹介します。

1:色でまとめる

食器をおしゃれに収納するときのポイント1つ目は「色でまとめる」です。

食器棚に食器を収納したときに、色が同色系でまとめられていると、見た目の印象が大変よく、すっきりして見えるでしょう。

食器棚の色と食器の色を合わせられると、よりおしゃれな見栄えが期待できます。

2:取り出しやすさを意識する

食器をおしゃれに収納するときのポイント2つ目は「取り出しやすさを意識する」です。

見やすくて、取り出すのも簡単な収納を意識していくと、自然とものの定位置が決まって、すっきりした見た目になります。ただ単に皿を平置きするのではなく、重ねて収納したり、ディッシュラックで立てて収納したりしているうちに、おしゃれな収納にたどり着くでしょう。

3:子供用の食器は子供が届く位置に置く

食器をおしゃれに収納するときのポイント3つ目は「子供用の食器は子供が届く位置に置く」です。

子供用の食器は小さい上に、大人の食器に比べてカラフルで、普通に食器棚に入れるとごちゃごちゃして見えて、おしゃれではなくなるでしょう。

そのため、子供用の食器はまとめて子供が届く位置に置きましょう。子供が届く位置ということは大人の視界から下がったところになります。パッと見ただけではごちゃごちゃ感が気にならなくなるでしょう。

また、子供の手が届くところに置くことで、子供に食器を持ってきてもらうお手伝いを頼めるメリットもあります。大人用の食器と別にしておいて、さらに子供が届く位置に置いておけば、子供もお手伝いがしやすくなるでしょう。

【タイプ別】食器棚の収納の活用の仕方4つ

食器棚には、いろいろなタイプがあります。ここからは主なタイプ別に活用の仕方を紹介します。

一言で収納といっても、食器棚のタイプによって活用の仕方が少しずつ違ってくるでしょう。

1:ロータイプの場合

ロータイプとは、腰くらいまでの高さの食器棚です。圧迫感や威圧感がないことから、見た目を重視したい、部屋をすっきり見せたい人におすすめのタイプです。

腰くらいまでの高さのため、視界に入りにくく食器の収納が多少ごちゃごちゃしていても、あまり気にならないのも利点です。

また、天板をカウンターテーブルとして使うことができるため、ロータイプの食器棚を選ぶ人もいるでしょう。コンロ台の向かいに設置することで食器棚兼カウンターキッチンとして使うこともできます。

2:ハイタイプの場合

ハイタイプの食器棚は、壁面いっぱいに収納でき食器棚です。壁面のデッドスペースを、無駄なく使えるでしょう。

高さを活かした食器棚だけに、収納する食器の使用頻度をよく考えて、使用頻度の高い食器は手の届きやすい中段に、普段使いをしない来客用などの食器は上段に置くなど、収納の工夫も必要です。

3:引き出しタイプの場合

引き出しタイプの食器棚は、引き出すことで全開にできるので、奥に入っているものも一目で把握できます

ただし、引き出しタイプは引き出しの深さが最初から決まっています。そのため、食器棚を決める段階でどれくらいの大きさのものを入れたいのか、しっかりと確認しておく必要があります。

また、引き出すたびに食器が動かない工夫も必要で、引き出しの底に滑り止めのシートを敷くなどするとよいでしょう。

4:オープンタイプの場合

扉がないオープンタイプの食器棚は、見せるタイプの収納といえるでしょう。中に収納する食器も含めて、部屋のインテリアの一部になります。

扉がないと収納している食器にほこりがたまらないか気になるものです。しかし、食器のほこりは、食器をできるだけ頻繁に使うことで避けることができます。つまり、オープンタイプの食器棚は、使用頻度の高い食器を収納するのに向いているでしょう。

また、カーテンを付けたり、布をかぶせてほこりがかからないようにする工夫もできます。自分で布を選び自作すれば、カーテンや布もインテリアの一部として見せることができます。

食器の収納場所別のデメリット3つ

食器は使う頻度に合わせて、収納場所を振り分けると便利になります。

しかし、収納場所によっては、デメリットもあることを理解しておくとよいでしょう。ここからは、3つのデメリットを紹介しておきます。

1:オープン棚の場合

食器の収納場所別のデメリット1つ目は、オープン棚の場合です。

先にも述べましたが、扉がないので収納している食器にはもちろん、棚の隅などにほこりがたまりやすいです。収納しているすべてがよく使う食器ならば問題ありませんが、そういう訳にはなかなかいかないでしょう。

また、何よりも収納している食器が見えているので、余程きれいに収納しないと、オープン棚が原因で部屋全体が雑然とした感じに見えてしまうのもデメリットです。

2:シンク下の場合

食器の収納場所別のデメリット2つ目は、シンク下の場合です。

シンク下には、必ず水道管があります。キッチンでは水やお湯を利用するため、シンクの下は湿気も多く、調理で出る匂いなども気になるところです。そういうところは、食器の収納にはあまり向いてないといえるでしょう。

また、シンク下は床に近い部分であり、ほこりがたまることもあります。そんなほこりが付きやすいのもシンク下のデメリットといえます。

そして、築年数がずいぶん経ったシンクの下は、害虫が出ることもあり、衛生面からも食器の収納にはおすすめできない場所になります。

3:食器棚の場合

食器の収納場所別のデメリット3つ目は、食器棚の場合です。

食器棚には置き型と、動かせない作り付け型があります。置き型は、それを置くスペースが必要になり、生活のスペースが手狭になる可能性があります。また、作り付け型はライフスタイルの変化があっても作り変えることが難しく、困ることになるケースもあるでしょう。

作り付け型は、隙間なく固定して設置はできます。しかし、隙間がないということは、通気性が悪いということでもあるので注意が必要です。

食器の収納をするときには地震対策をする

食器の収納をするときに、忘れてはいけないのが地震対策です。

置き型の食器棚を利用している場合は、まずは何よりも1番に食器棚の固定をしましょう

そして、食器を重ねて収納している場合は、できるだけ同じ種類の食器を重ねて、バランスを取りましょう。重ねた食器を置く下には、市販の滑り止めシートを忘れずに敷いておきましょう。

扉タイプの食器棚につけておきたいのが耐震ラッチです。地震で食器棚が傾いたときに扉に自動でロックがかかるという機能を持っています。最初からついている場合もありますが、後付けできるものが市販されているため、ついていない場合にはおすすめです。

最後に、食器棚全体のバランスを考えましょう。上の方に重いものを収納しすぎると揺れたときに転倒しやすくなります。食器棚の重心は下にするのがポイントです。

使いやすくておしゃれな食器の収納をしよう

ここまで、いろいろな収納アイテムや収納方法を紹介してきました。

使いやすい収納だけ、おしゃれな収納だけでなく、便利なアイテムを用いて食器をおしゃれで使いやすく収納する意識をしてみましょう。そうすることで、毎日の生活が少し変わってくるでしょう。

この記事を書いた人

Bee

SHARE

この記事をシェアする