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ガスコンロ周りの掃除方法5つ|重曹の作り方や使い方の注意点も紹介

ガスコンロ掃除方法小技使い方

2021/07/03

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ガスコンロの汚れの種類3つ

毎日使うガスコンロはすぐに汚れてしまいます。また、その汚れは頑固で、なかなか落ちないこともよくあります。

しかし、ガスコンロの汚れにはいくつかの種類があり、その種類を把握したうえで適切な掃除方法を行なえば、ガスコンロは綺麗にすることができます。そのため、まずはガスコンロの汚れにはどのような種類の汚れがあるのか知っておきましょう。

1:油による汚れ

調理をすればガスコンロの周りには多くの油が飛び散ります。その油がガスコンロの汚れの原因となります。油汚れは時間が経ってホコリとくっついてしまうと、固まって落ちにくくなります。

また、油が飛び散っていないように見えることもありますが、油は目に見えないほど細かくなって飛び散ります。そのため、ガスコンロを使えば確実に油汚れができると思っておきましょう。

2:食品汚れ

ガスコンロを使って調理をすれば確実に油が飛び散ります。しかし、飛び散るのは油だけでなく、その油には調理している食品の成分が含まれています。また、蒸発する水分なども同様です。

そのため、油や水分と一緒に食品の成分であるタンパク質や炭水化物、脂質なども飛び散ることになってしまい、それらも汚れの原因となってしまいます。

3:焦げ付きによる汚れ

ガスコンロを使っていると、油が飛び散ったり、煮汁が溢れたり、食材がこぼれたりなどすることがあります。しかし、これらの汚れができても、調理中であればすぐに掃除をすることはできません。

その汚れがある状態で調理を続けることで、汚れが加熱されて、焦げ付きに変わってしまいます。当然ながら、焦げ付きになってしまうと簡単に綺麗にすることは難しくなってしまいます。

ガスコンロ掃除のおすすめの頻度は?

ガスコンロはすぐに汚れてしまいます。そのため、こまめに掃除をしていても、どんどん汚れが溜まってしまうこともあります。

 

ガスコンロに溜まった頑固な汚れを落とすためには、正しい掃除方法を行う必要があります。もし、正しい掃除方法ができていなければ、汚れが落ちなかったり、ガスコンロを傷めてしまったりするなどの可能性があります。

 

そのガスコンロの正しい掃除方法を実践するための準備として、まずは掃除に必要なものを揃えましょう。

ガスコンロの掃除に使う重曹について

ガスコンロの汚れは主に油が酸化した物です。重曹はアルカリ性の性質を持っていて、酸性の油汚れを分解することができます。そのため、重曹はガスコンロの掃除に適したアイテムとなっています。

重曹水と重曹ペーストの作り方

重曹はそのまま汚れにかけて使うこともできますが、重曹水と重曹ペーストにしておくと、掃除が便利になるので作っておきましょう。

重曹水とはその名前の通り、重曹を溶かした水のことです。溶かす重曹の量は水100mlに小さじ1杯ほどが目安です。スプレーボトルに入れておけば便利でしょう。

また、重曹は少量の水で練るとペースト状になります。水の量は重曹大さじ2杯に対して水が大さじ1杯ほどです。この重曹ペーストは頑固な汚れに塗り込んで使います。あまり保存には適していないので、使う分だけ作るようにしましょう。

重曹を使うときの注意点

重曹を使えばガスコンロの油汚れを綺麗にすることができます。しかし、重曹はそれだけ油に効果を発揮するということでもあります。

そのため、人の皮脂にもその効果を発揮してしまうことがあり、重曹に長い時間触れていると肌荒れの原因となってしまうことがあります。

重曹による肌荒れを防ぐためにも、重曹を使って掃除をする際には、ゴム手袋を付けるようにしましょう。

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ガスコンロ周りの掃除方法5つ

ガスコンロを掃除すると言っても、掃除すべき部分はたくさんあります。また、その掃除する部分によって適切な掃除方法が異なることもあります。そのため、ガスコンロの掃除をする場合には、掃除する部分に合わせた掃除方法を行う必要があります。

1:ごとくを掃除するポイント

ごとくは加熱される部分なので、頑固な汚れができてしまいやすいです。そのため、ごとくを掃除する際には重曹水ではなく重曹ペーストを使いましょう。

重曹ペーストをごとくの汚れに塗り込んで、30分ほど放置します。その後、キッチンペーパーなどで拭き取ることで、ごとくの頑固な汚れを落とすことができるでしょう。

重曹水を使っての拭き掃除では、ごとくの汚れはなかなか落ちないことも多いので、重曹ペーストをすり込んで落とすようにしましょう。また、重曹ペーストが塗り込みにくい部分に汚れが溜まっている場合は、重曹水に浸け置きを試してみましょう。

2:魚焼きグリルを掃除するポイント

魚焼きグリルは魚の油が飛び散ります。油汚れは時間が経つと落ちにくくなりますが、すぐに掃除をすれば簡単に落とすことができます。そのため、魚焼きグリルは使うたびに、重曹水をスプレーで吹きかけて拭き掃除をするようにしましょう。

網や受け皿に焦げ付きができて、なかなか落ちないという場合には、40℃~60℃ほどの重曹水に浸け置きをしてみましょう。そうすると落ちやすくなるでしょう。

3:天板を掃除するポイント

天板も魚焼きグリルと同様に、油が飛び散りやすい部分なので、ガスコンロを使うたびに拭き掃除をするようにしましょう。ただし、天板は素材によっていくつか異なる注意点があるので、掃除をする前にその注意点は把握しておく必要があります。

ホーロー・ステンレス製天板の場合

ホーロー・ステンレス製天板は汚れが落ちやすいという特徴があります。そのため、重曹水をかけて、スポンジで掃除すれば汚れを落とすことができます。

もし、重曹水とスポンジで落とせない汚れができた場合には、重曹を汚れに直接かけて、少し待ってから掃除をしてみましょう。

ただし、ホーロー・ステンレス製天板の注意点として、傷がつきやすいということがあります。特にホーロー素材が傷つくと、その傷から水分が染みてしまい、内部の金属を錆びさせてしまう可能性があります。

そのため、ホーロー・ステンレス製天板を掃除する際には、力を入れすぎず、スポンジも柔らかい物を使うようにしましょう。

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ガラス製天板の場合

ガラス製天板の場合も汚れは落ちやすいので、ホーロー・ステンレス製天板の場合と同様に重曹水とスポンジを使って、傷に注意しながら掃除をしましょう。

また、強い力が加わってしまうと割れてしまう可能性があります。そのため、ごとくやバーナーキャップなどを掃除する際に落としたりしないように注意しましょう。

4:バーナーキャップを掃除するポイント

バーナーキャップもごとくと同様に、加熱される部分なので頑固な汚れができやすいです。バーナーキャップの掃除では、魚焼きグリルの焦げ付きを掃除する場合と同様に、温めた重曹水に浸け置きをしてから布などで拭き取ると良いでしょう。

細かくて布では綺麗にできない部分は歯ブラシを使いましょう。また、バーナーキャップを戻す場合にはしっかりと乾かして水気がなくなってから戻すようにしましょう。

5:温度センサーを掃除するポイント

ガスコンロによっては温度センサーが付いている物もあります。もし、その温度センサーが汚れていると、正しく温度を検知できなくなってしまうことがあります。

そのため、温度センサーが汚れている場合も掃除をするようにしましょう。温度センサーの掃除は水に濡らして固く絞った布で、温度センサーの上部と側部に片手を添えて拭くようにしましょう。もし、汚れがひどい場合には歯ブラシを使って掃除すると良いでしょう。

ガスコンロの汚れを放置するリスク

ガスコンロは非常に汚れやすいので、使うたびに掃除をする必要があります。毎回掃除をすることは大変なので、つい掃除をサボってしまったり、手を抜いて掃除をしてしまったりということもあります。しかし、これらの行為はいろいろなリスクを発生させてしまうことになります。

材質が傷む

ガスコンロの掃除に重曹を使わずに、洗剤を使うという人もいます。洗剤でも適した物を使えばガスコンロの汚れを落とすことはできます。

しかし、ガスコンロの掃除をした際に、洗剤の洗い流しや拭き取りが不十分で洗剤成分を残してしまうと、その洗剤成分によって材質を傷めてしまうことがあります。また、天板に傷がある場合に水分を残してしまうと、中の金属を錆びさせる原因となってしまいます。

そのため、ガスコンロを掃除する場合には仕上げまでキッチリと行うようにしましょう。

害虫が寄ってくる

ガスコンロの汚れには食べ物が原因の汚れもあります。汚れであっても元は食べ物なので、その食品汚れをそのままにしておくと、カビが発生したり、虫が寄ってきたりする原因になることもあります。

ガスコンロは食べ物を扱う場所なので、不衛生にしておくことは危険です。健康を守るためにもガスコンロはしっかりと掃除をしましょう。

ガスコンロの掃除方法を実践しよう

ガスコンロは毎日使う物であり、汚れやすい物でもあります。ガスコンロの汚れは放置をすると、落ちにくくなってしまいます。また、場合によってはカビが発生したり、虫を寄せ付ける原因となってしまうこともあります。

ガスコンロは食べ物を扱う場所なので、不衛生な環境にしておくことは避けるべきです。そのため、ガスコンロの汚れについての知識を持ち、正しい方法で汚れを落とせるようにしておきましょう。

この記事を書いた人

Bee

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