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食費を節約する方法11選|ムダな買い物や食材がないかチェックしよう

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2021/06/07

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食費の適正金額を知るには

近年では、新型コロナウイルス感染症の影響により自宅で過ごす時間が増えています。

飲食店の利用も制限されているため、自宅で食事をすることが増え、外食費を除く食費が上がっている傾向にあります。

日常生活で必ずかかる「食費」ですが、食費の適正金額を計算したことがない方も多いのではないでしょうか。食費の適正金額の算出方法をご説明します。

エンゲル係数を調べる

エンゲル係数とは、「家庭の総支出額のうち、食事のための支出が占める割合のこと」です。このエンゲル係数の数値が高ければ高いほど、生活水準は低いとされています。

エンゲル係数の求め方は、「エンゲル係数(%)=食費÷消費支出×100」で算出できます。日本の平均的なエンゲル係数は25%程度といわれています。

食費を節約する方法11選

毎月必ずかかる「食費」ですが、できれば少しでも節約して抑えたい出費の一つなのではないでしょうか。そこで、ここからは食費の効果的な節約方法を11個に絞ってお伝えします。

1:レシートから「ムダなもの」を見つける

まず、確実に食費を算出するために、レシートを一時的に保管するようにしましょう。

保管したレシートを、週単位または月単位で見返して、無駄な買い物や衝動買いしてしまったものはなかったか確認しましょう。

無駄な買いものが見つかった場合、次回の買い物の際に買わないようにするなど、実際に行動に起こせる対策を検討することができます。

2:目標金額を決める

目標がないと食費を減らす努力ができず、いつまでたっても食費が抑えられないという事態になりかねません。そのため、食費の目標金額を設定することをおすすめします。

一番手っ取り早い目標金額の設定方法は、上述したエンゲル係数の計算式を元に、ご自身の家庭の食費の支出を算出することです。

目標金額を決めたら、その金額をオーバーしないように購入食材を検討するなど、コントロールできるようになるでしょう。

3:買い物前に冷蔵庫をチェックする

買い物に行く前に、必ず冷蔵庫にある食材をチェックするようにしましょう。

特売で安くなっているものを目にすると、ついつい買ってしまうこともあるでしょう。しかし、すでに冷蔵庫に十分な量の食材があるのに追加で購入してしまったら、それも無駄な買い物の一つになります。

無駄な買い物を減らすことも節約方法の一つです。

4:献立にこだわり過ぎない

献立を考えてから買い物に行くのではなく、家にある食材で献立を考えるなど、献立にこだわり過ぎないようにしましょう。

冷蔵庫にある食材を気にせずに献立を考えてしまうと、余っている食材を消費することができず、食品ロスに繋がってしまう可能性があります。

インターネット検索等を駆使すれば、さまざまなレシピを探すことができます。つまり、家にある食材で献立を考えて、足りないものがあれば買い物に行くというようにすれば無駄な買い物を回避することができます。

また、自身の料理のレパートリーも増やせるメリットもあるでしょう。

5:業務用スーパーを利用する

冷凍できる食材や長期保存が可能なものは、業務用スーパーで購入すると割安で購入することができます。

しかし、業務用スーパーでは一つずつのサイズが大きかったり、量が多いものがほとんどなので、保存がきかない食材を購入してしまうと使いきれず捨ててしまう事になりかねません。

業務用スーパーで食材を購入する場合は、保存期間も併せて把握しておくといいでしょう。

6:ポイントを活用する

ポイントをうまく利用して購入できるとお得な気持ちになる人も多いでしょう。

よく利用するスーパーのポイントカードを作成して、ポイントを貯めて、ポイントから支払うというのも一つの節約術です。

また、支払いの際にクレジットカードなどのキャッシュレス決済を利用して、クレジットカード側のポイントを貯めるのもおすすめです。

おすすめはキャッシュレス決済

キャッシュレス決済とは、クレジットカード等のカード決済や電子マネーを利用した決済のことで、現金を使用しない決済方法を指します。

キャッシュレス決済の場合、使用状況をアプリで確認することができるため、現状の把握がしやすかったり、ポイント還元やクーポンの配布などを実施していることがあり、現金よりお得に買い物をすることができます。

また、現金支払いよりも簡単に会計を済ませることができるのもメリットです。

7:ついで買いをしない

買い物に行ったついでにあれもこれもと、ついつい購入予定ではなかったものを買ってしまう事はありませんか?

本来必要な食材以外のものを毎回購入してしまうと、冷蔵庫の容量は逼迫し、結局廃棄せざるを得ないということも起こりかねません。食材を破棄するということは、不要な出費があったことを意味します。

買い物に行く際は、買い物リストを作るなどして対策をとると、ついでに買うということも減らせますし、食材ロスを回避できるのでおすすめです。

8:外食の回数を減らす

一般的に、外食と自炊では圧倒的に外食の方が割高になります。

そこで、毎月の外食の上限回数を決めたり、一か月の外食費を予め決めておくなどして外食の回数を減らすことで、自ずと食費も抑えることができます。

ただし、外食を減らし過ぎると窮屈に感じることもあるため、無理のない程度で減らしていけると良いでしょう。

外食費は食費と分ける

外食など、家族単位で計算できない出費については食費と分けて計上し、外食費として節約することをお勧めします。

外食を食費に入れてしまうと窮屈に感じて、節約をあきらめてしまう方もいるでしょう。リバウンドせず長期的に節約していくのに一番大切なことは、無理せず継続する事です。

食費とは別に外食費の目標金額を設定するなどして対応する方が、より現実的に節約できるでしょう。

9:常備菜を作る

安く購入できた食材を無駄にしないためにも、予め常備菜などを作っておくと、より保存期間を延ばすことができます。

せっかく安く購入できた食材を破棄してしまう事になっては元も子もありません。購入した食材は必ず使い切るようにしましょう。

ただ、常備菜を用意するためには時間と手間が必要になりますので、無理のない範囲でまずは1、2品から始める事をおすすめします。

10:なるべく冷凍保存する

常備菜を作る事と同等に、効果的な食材の保存方法は「冷凍保存」です。食材を下処理して冷凍保存しておけば、料理をする際に時短になり一石二鳥です。

ただし、じゃがいもなどの食材は冷凍保存に向かず、冷凍することで味が落ちたり、食感が悪くなったりしますので、事前に冷凍保存が可能かどうか調べてから実施することをおすすめします。

11:レパートリーを増やす

節約のため安い食材を狙って購入する場合、日によって安い食材は異なりますので、料理のレパートリーを増やす必要があります。

現在では、インターネット検索で食材を検索するだけで、その食材に関するレシピを見つけることができたり、料理の材料や作り方が載っているアプリや動画など便利な機能がたくさんあるので、比較的簡単にレパートリーを増やすことができるでしょう。

食費が節約できない理由3選

上記で食費を節約する方法を11個ご紹介しましたが、反対に食費を節約できない理由はなんでしょうか?これから、食費を節約できない理由を3つご紹介します。

節約できない原因を知り、対応を検討することでより自分に合った節約方法を見つけ出すことができるでしょう。

1:嗜好品が多い

食費の中にお菓子やジュースといった嗜好品が多い場合は、食費が高くなる要因になります。

嗜好品を毎月一定額購入すれば、自然に食費も上がってきますので、嗜好品が多い方は食費の節約が難しくなってきます。

嗜好品に関しても、一か月の限度額を決めるなどしてコントロールしたほうが、嗜好品による出費を抑えることができるようになります。

2:食材を使いきれない

予定になかったが安く購入できた食材を、結局使いきることができず、傷んでしまったり賞味期限切れになってしまって廃棄せざるを得なくなってしまう場合も、食費を節約できない要因の一つです。

安くても必要のない食材は、購入しない方が食材を無駄にすることがないため、不要な出費を抑えることができます。

以上より、購入した食材は必ず使い切ることを徹底することで、食費を最低限に抑えることができるといえるでしょう。

3:加工品が多い

「食材」を自分で一から調理するのではなく、レトルト食品や、冷凍食品などのすでに調理された「加工品」を購入することが多い場合も、食費の節約を妨げる原因になります。

食費を減らすには、自炊をすることが手っ取り早いです。ただし、自炊は手間や時間がかかりますから、加工品やお惣菜などを取り入れながら無理なく実施することで長期的な節約につながります。

無理なく食費を節約しよう

食費の節約方法や、食費を節約できない理由についてご紹介しました。

食費を節約する方法として一番効果的なのは、「安い食材で自炊をする」ことですが、毎日自炊したり、安い食材を求めて買い物にいくのは疲れてしまいます。

エンゲル係数を用いて食費の一か月の目標金額を設定し、その範囲内で加工品や嗜好品を取り入れながら、無理のない程度で少しずつ節約術を取り入れてみてください。

この記事を書いた人

Bee

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