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台湾旅行での注意点23つ|地下鉄で飲食すると罰金!?などの豆知識を紹介

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2021/09/29

物価が安く食べ物もおいしいことで有名な台湾は、日本人の海外旅行で訪問する国1位になるほど、日本人に人気の国です。

そんな台湾には、日本人が意外と知らない規則やマナーがあります。

この記事では台湾旅行にこれから行きたいと考えている方向けに、知って得する豆知識や、知らないと危険な注意点やマナーについて紹介します。

目次[ 表示 ]

親日国「台湾」ってどんなとこ?

台湾とは、日本各地から飛行機で2~4時間ほどで行ける日本の南方にある島国です。九州よりやや小さい国土ですが、台湾島内には多くの観光スポットやパワースポット、リゾート地が密集しています。千と千尋の神隠しの舞台となったと言われている土地もあり、そのような景観やグルメを求めて訪れる観光客であふれています。

台湾の特徴は物価が日本より安く、時差も1時間で、住んでいる台湾人の方々は日本人に親切な方が多いです。近場の旅行感覚でいける国としておすすめです。

台湾には、台北・台南・高雄などの有名都市に、レトロな街並みや歴史を感じられる地区、博物館や夜市、巨大タワーや港など様々な観光スポットがあります。

台湾の言語は台湾語、中国語などですが、日本語もしゃべれる人がいるので、コミュニケーションは比較的楽にすることができます。

美味しいグルメや、インスタ映えなど様々な楽しみ方ができる観光スポットがある台湾は、日本人が行きやすい国でおすすめですが、意外なルールや決まりがあります。トラブルにならないよう知識をつけて行きましょう!

台湾旅行で注意するべき23つのポイント

ここでは、台湾旅行の際に身につけておくべき豆知識や、知らないと損するオトクな情報を、交通機関・ホテル・食事・お金などの分野別に紹介していきます!

交通機関や、移動の際の注意点7つ

台湾は九州より国土面積がやや小さいですが、島内には各種交通機関が充実しています。
台湾の観光スポットをめぐる時や、市内のちょっとした移動には、バス・地下鉄(MRT)・タクシーなどを利用します。一方、台湾を縦横断するような長距離移動では、飛行機・新幹線・鉄道を利用します。

このように、台湾では行く場所や距離に合わせて様々な交通機関を利用する必要があります。

それぞれの交通機関では、守るべきマナーや日本と異なる点があるので、台湾の交通機関を利用する際に注意するポイントについて紹介していきます。

地下鉄MRTでは飲食厳禁

地下鉄MRTとは、台北市内を最も速く移動できる公共交通手段です。台北の観光地を中心として張り巡らされ、約5分おきに1本の電車がくるために非常に便利です。運賃は台湾ドル20元~50元(約80~200円)ほどで、交通機関の中でも安く利用することができます。

そんなMRTは、駅構内で飲み食いや喫煙を絶対にしてはいけないというルールがあります。車内はもちろん、ホームでも飲食が禁止なので注意しましょう。

ガムをかんでいるだけでも罰金になります。車内でタピオカなどの飲食物を手に持つだけでも疑われることもあるので、紛らわしい行動を控えて飲食物は袋に入れて持ち運ぶような工夫をしましょう。

最近では、MRTの駅のうち何駅かホームでの飲食が可能になったところもあるようですが、黄色い線の外側までという決まりがあります。

基本的に台北MRTの駅に入ってからは飲食はしないというのが無難ですね。

タクシーのドアは自動であかない

台湾のタクシーは、ドアが手動です。そのため、自分自身で開閉する必要があります。
台湾はバイクなどの交通量が多いため、ドアを開けるときには周囲に気をつけましょう。

タクシーでシートベルトをしないと罰金

台湾のタクシーでは、日本と違い全席シートベルトの着用義務があります。
普段の癖でシートベルトをつけないでいると、運転手に怒られたり、罰金される可能性もあるので必ずシートベルトを付けるようにしましょう。

タクシーではぼったくりに注意

大手タクシー会社の料金目安は距離や運転速度によって異なりますが、10分で100元前後(約390円)、20分で200元前後(約780円)です。それを大幅に超えたらぼったくりの可能性がありますが気付いてからでは遅いので、乗る際にタクシーを見極めましょう。

大手タクシー会社ではなく民間タクシー会社の場合には、ぼったくりされたり、全然違う行先に連れていかれたりといったことが起こり得ます。
言葉の分からない外国人観光客は格好の餌食となるので、ぼったくりや危険な目に合わなないために以下の点に注意してタクシーを選びましょう。

  • 客引きをしているタクシーには乗らない
    観光地などで客引きをしているタクシーには急いでいても乗らないようにしましょう。「○○駅まで〇元でのせるよ」などと言い値で交渉してくるときは後々ぼったくられることがあります。客引きをしていても親切なタクシードライバーはいますが、なるべく客引きタクシーにはのらないように心がけましょう。
  • 大手のタクシー会社を利用する
    大手のタクシー会社(台湾大車隊、大愛計程車、優良計程車)などのタクシーでは、安全に乗車することができます。また、宿泊したホテルやレストランが手配するタクシー会社は信頼できます。
  • 夜間にタクシーをなるべく利用しない
    女性1人でタクシーに乗車したり、夜遅くにタクシーを利用することは控えましょう。

車に気をつけて移動しよう

台湾で観光する際には、車とスクーターに注意して移動しましょう。台湾は車優先な社会のため、信号が青になってもつっこんでくる車や、歩行者を押しのけて進もうとする車などにもたまに遭遇することがあります。
そのため、横断歩道で車が止まってくれるわけではないということを念頭におきましょう。

また、スクーターやバイクで歩道をとおる人もいます。交通量の多い市や地域を歩くときには、常に周りを見ながら移動しましょう!

バスが来たら手を挙げて乗りますアピール

台湾のバスは、乗車する客がいないと停留所に止まらずにスルーします。そのため、乗りたいバスが来たときはドライバーに見えるように手を挙げて乗ります!とアピールしましょう。

バスを乗る時だけでなく、降りる時にも注意が必要です。日本では停車してから立ち上がりバスから降りますが、台湾のバスは停留所に着くとすぐに発車してしまうため、目的地に着く前から降りる準備をして、着いたらすばやく降りる必要があります。

バスの運賃は事前に調べよう

現金や台湾版のICカード(悠遊カード等)で支払いが可能ですが、現金の場合はおつりが出ないことがほとんどなので、バスに乗る前にぴったりの額の小銭を用意しましょう。
ICカードを利用するのが便利でおすすめです。

バスの運賃を支払うタイミングは、乗車時・降車時・乗車時と降車時の両方のいずれかです。
バスに乗車すると、モニターに上/下という表示があります。上になっているときには乗車時に、下になっているときは降車時に運賃を支払いましょう。

台湾のバス運賃は、基本的には15元(約60円)からです。距離が長くなると30元、45元と増えることもあるので、事前に調べておくと良いですね。

 

ホテルや宿での注意点2つ

ホテルや宿に泊まる際に、絶対にしてはいけないこと・気を付けるべきことを紹介します。

台湾旅行をより安全に、効率的に楽しむためにはホテル選びやホテル内での過ごし方が重要です。
これからホテル選びをする方はぜひ以下のことを参考にして下さい。

水道水は飲まないようにしよう

台湾のホテルや旅館に宿泊した時に、蛇口から出る水道水を飲むのは危険です。
なぜなら、台湾の水道管は古いものが多く、不衛生な場合があるので飲用に適していないからです。

水を飲みたいときには、コンビニなどで販売されているミネラルウォーターを購入するようにしましょう。コンビニにあるペットボトルの水でも、安すぎるものではなくevianなど有名な種類のものを購入するのが確実に安全です。

お湯を沸かすときも水道水では安全とは言い切れないので、ミネラルウォーターを沸かすようにしましょう。

ただし、水道水で歯磨きや洗顔をするときに皮膚に触れるのは問題ありません。

ホテル選びはしっかりしよう

ホテル選びは、海外旅行でどこに行くにしてもしっかりとする必要があります。

台湾のホテルを選ぶときには、日本語または英語が話せるスタッフがいること・交通の便が良いことの2点をふまえて選びましょう。

台湾の観光したいエリアに近い駅や、乗り換えがしやすい駅にあり、駅からの距離も遠すぎないホテルがおすすめです。また、夜間の治安が悪くない地域にしましょう。

食事に関する注意点・マナー6つ

台湾は老若男女に大人気のおいしいグルメが目白おしです。台湾に食べること目的で行く方もたくさんいると思います。
特にそのような方々に知ってほしいのが、食事をする際のマナーや、安全に食事をするための注意点です。

日本とは異なるマナーや、知っておかないと体調に悪影響をおよぼしかねない食べ物について紹介します。

麺をズルズルとすするのはタブー

台湾では、牛肉麺(ニウロウミエン)、麺線(ミエンシエン)などの麺類が人気です。日本人観光客でも、これらの人気グルメを食べようとしている方は多いと思いますが、食べ方に1つ注意点があります。

それは、麺をずるずるとすすらないで食べるということです。日本では麺をすすって食べることが当たり前とされていますが、台湾では麵やスープを食べる時に音を立てるのはNGとされているので気を付けましょう。

逆に、日本ではタブーとされているげっぷやさし箸、はさみ箸などはOKとされています。

肉や魚の骨はテーブルに置く

台湾では、肉や魚の骨や食べれない部分をテーブルの上に吐き出すという風潮があります。

高級なレストランでは、骨用の小皿などが用意されることもありますが、食堂などでは机にそのまま置くという光景も見かけることがあると思います。無理にテーブルに置かなくても良いので、そのような文化があるということを知っておきましょう!

最低消費額が決められていることがある

屋台や商店街の一画にあるB級グルメ店にはありませんが、レストランやカフェに入った時に最低消費額が決められていることがあります。

メニューに書いてあることが多く、「毎個人最低消費100元(最低1人100元(約390円)以上注文して下さい)」などと決められています。

店員さんが説明してくれない場合もあるので、最低消費額が設定されているレストランがあるということを知っておきましょう。

屋内のタバコは厳禁

台湾では、基本的に屋内でのタバコは禁止です。駅構内や映画館、レストラン、ホテルなどはたいてい禁煙で、灰皿などが用意されていません。禁止区域でタバコをすってしまうと、2,000元~10,000元(約7,800円~40,000円)の罰金がされますので、厳重に注意しましょう。

ですが屋外では指定のスペースであれば喫煙が可能です。

夜市で生ものを食べるのはなるべく控えよう

台湾旅行に行ったら、誰もが行きたいという場所が夜市だと思います。
台湾には、士林夜市や饒河街夜市など、おいしいグルメ店や屋台が連なる夜市がいくつもあります。

それらの夜市で飲食をする場合には、生ものをなるべく食べないようにしましょう
海鮮などは、新鮮とうたっていても時間が経って状態の良くないものが出されている可能性があります。その他にも、生卵・生肉・水などにも注意が必要です。

屋台などの出店では、調理環境が整っていない可能性があるので、できるだけ火の通ったものを食べることでお腹を壊すリスクを減らせます。
夜市では、ガイドブックに乗っていたり、行列ができているお店のものを選んで食べることがおすすめです!

食事の偏り・食べすぎに気を付けよう

台湾ではどこに観光にいっても美味しいグルメが付きものですし、日本の食べ物よりも安いので、ついついあれもこれもと食べ過ぎてしまうと思います。

台湾で有名なおいしいグルメには、肉料理や揚げ物、麺類、タピオカなどと体に良くないものが多いので、そればかりを食べているとお腹を壊したり、便秘の原因になりかねません。
そのため、サラダをコンビニで購入したり、レストランでサラダや野菜の豊富なメニューを注文したりして、しっかりと栄養をとりましょう。

お金や買い物に関する注意点4つ

ここでは、お金まわりのルールや買い物の際の注意点について紹介します。
知っておくとオトクな情報もありますよ!

両替は台湾現地でしよう

日本円から台湾ドルへの両替は、台湾に着いてから行うのがオトクです!
日本で台湾ドルに換金すると、レートが良くないので少し損になってしまいます。

台湾空港の両替所で行うのがおすすめです。

買い物袋は有料

台湾では、2003年ごろからスーパーやデパート、コンビニでレジ袋が有料提供され始めました。
現在もレジ袋は有料のお店がほとんどで、1枚につき1~2元(約4円~8円)かかります。

そのため、エコバッグなどを持参して買い物することをおすすめします。

レシートが宝くじ?!

引用:TABIZINE

注意点ではありませんが、台湾ではレシートが宝くじになっています!

レシートの上部に8桁の番号が書いてありますが、その番号が宝くじの番号になっているのです。
台湾旅行でもらったレシートを保管しておいて、2ヶ月に1回ある当選番号発表で番号を確認してみましょう!

一番下の賞が200元(約750円)、一番上の特別賞ではなんと1,000万元(約3,750万円)がもらえるので夢がありますよね。

もし当たった時には、台湾の住民でなくても賞金を受け取ることができます。ただし引き換え期間内に台湾の指定の銀行に行く必要があります。

チップは払わなくて良い

台湾では、チップを払う習慣がないのでチップを払う必要がありません。
レストランやホテルなどではチップの代わりに、サービス料として10%の料金が含まれているためです。

サービスや接客へお礼の気持ちを伝えたいときなどに、チップを渡しても問題はありません。

その他の台湾旅行における注意点4つ

ここまで、台湾旅行での食事マナーや交通機関でのルール・注意点、ホテルでの注意点など紹介してきましたが、その他にも注意するべきことがいくつかあります。

ここでは知らないで台湾に行くと困ってしまうことを紹介します。必ずチェックしましょう!

トイレにトイレットペーパーがない

台湾のトイレには、トイレットペーパーが用意されていないトイレや、トイレットペーパーなどの紙を流してはいけないトイレがあります。
2017年までは、トイレットペーパーを流してはいけないという規則がありましたが、今では流しても良いトイレが増えています。

ホテルや空港などのトイレにはトイレットペーパーが用意されていますが、観光地のトイレにはトイレットペーパーがないトイレがほとんどです。

灯篭上げができる十分などの田舎にある観光スポットは、トイレットペーパーがないため常にティッシュやウェットティッシュ持ち歩くようにしましょう!
また、トイレットペーパーを流せないトイレにはゴミ箱が用意されているので、そこに使用したものを捨てましょう。

 

言葉遣いや礼儀をわきまえよう

台湾に限らず、どこの国へ旅行するときでも常識ですが、言葉遣いや態度、最低限の礼儀に気を付けましょう。

台湾には日本の言葉分かる人が多いです。そのため、食べ物などについての文句などを言ったりすると相手に不快な思いをさせてしまいます。
伝わらないと思って失礼な発言をしないように心がけましょう!

日本の2~4倍の紫外線に注意

台湾は、日本の沖縄より南に位置するということもあり、季節を通して紫外線の量がとても多いです。その量は日本の2~4倍ほどであるため、夏はもちろん、他の季節にも紫外線対策が必要不可欠です。

日焼け止めや日傘、帽子などのアイテムで紫外線をなるべく避けましょう!

スマホの通信費の高額請求に注意

海外旅行に行く前には、スマホの通信設定をする必要があります。日本で使用しているプランのまま海外でネットに繋いでしまうと、少しの使用で高額請求になる場合があるので注意が必要です。

海外に到着した際に間違えてインターネットに接続しないようにするためには、日本で空港を出る際に「データローミング」をオフにして、さらに「機内モード」をオンにしておくと良いでしょう。
iPhoneの設定画面から、モバイル通信 → 通信のオプション → データローミングを解除することができます。

海外でもスマホで通信をしたいという場合には、Wi-Fiルータをレンタルするのがおすすめです。1台で、複数のスマホと接続できるプランもあるので、旅行するメンバー全員で使用することも可能です。

台湾の中でもここには注意!治安の悪い場所3つ

台湾は、日本と同じくらい治安が良い国です。しかし、地域によっては危険な場所や行かない方が良い場所があります。

ここで紹介するのは、観光客や地元の住民でにぎわっている一方、危険な面もあるので行くときは注意が必要という3つの場所です。

せっかく台湾旅行するからには、好きな場所に行きたい!という方もいると思うので、行くときには細心の注意を払って、危険だということを念頭において行きましょう。

台北101

台湾の首都「台北」は、台湾一の高さを誇る台湾101という高層ビルや、グルメ、ファッションなどのお店が集まっています。

ここには、日本人だけではなく現地の住民や観光客が多く集まるので、人混みでスリなどの犯罪に気をつける必要があります。

また、ナンパや酔っ払いなどが台湾の中でも多いので、1人で歩いたり女性だけで夜遅くまで遊ぶのは控えましょう。

龍山寺周辺

龍山寺はパワースポットとして有名で、昼間には人気の占い師に占ってもらったり、有名なお寺を観光したりできる地域です。

観光地としておすすめの場所ですが、夜に行くことはやめましょう。龍山寺周辺は、以前売春街だったためその名残があり、繁華街で客引きをされることもあるので安全とは言えません。

どうしても龍山寺を観光したいという方は、昼のうちに行きましょう!

林森北路

林森北路は台湾一の繁華街と言われ、居酒屋や日本料理店などが密集している地域です。

クラブやホテルなどが多く観光客でにぎわっていますが、裏路地には男性をターゲットとした怪しいお店の客引きがいることが多いので、男女共に夜には近づくことを避けたほうが良い場所です。

正しい知識・注意点を覚えて台湾旅行を安全に楽しもう!

台湾旅行での注意点を24つ紹介してきましたが、こんなに注意しなきゃいけないことやルールがあるの?!と思った方もいるかもしれません。

海外は日本と異なる文化やルールがたくさんあるので、ここで紹介した24つのポイントを参考にしならがら旅行してみてください。

台湾は日本人に親切な人が多いので基本的には安全に旅行ができる国ですが、日本では当たり前にしていたことで罰金になる可能性や、身に危険がおよぶ可能性もあるので、しっかりと知識を身につけておきましょう。

この記事を書いた人

きなこ

東京都出身のきなこです。 主に、旅行・ヘルスケア・グルメの記事を書いています。 常に美味しいものを探したり、行ったことのない場所に足を踏み込んだりしています。 ピアノとバレーボールが好きです。 みなさんが知りたい情報をお届けします!

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