目次[ 表示 ]
賞味期限は豆腐の種類によって違う
豆腐は家庭でもよく使われる食材で、頻繁に購入するという人も多いです。その豆腐は賞味期限が数日とあまり日もちしません。しかし、豆腐には水入り豆腐と充填式豆腐という種類があり、これらの種類によって賞味期限が大きく異なります。
そのため、豆腐を購入してすぐに使わないという人は、豆腐の賞味期限を切らせてしまわないように、豆腐の種類による賞味期限の違いを知っておきましょう。
水入り豆腐の賞味期限
水入り豆腐とは、パックに豆腐と水が一緒に入っている定番タイプの物です。水入り豆腐はパックに入れた後に加熱殺菌はされていますが、賞味期限は数日しかもちません。これは豆腐の灰汁が水に染み出ることで、豆腐が傷みやすくなるためです。
豆腐の商品の多くはこの水入り豆腐となっているので、豆腐は賞味期限が短いというイメージを持っている人が多いです。
充填式豆腐の賞味期限
充填式豆腐とは、水を入れずに容器で密閉したタイプの豆腐です。充填式豆腐は水がなく、製造過程で空気に触れにくいことなどから、水入りタイプの豆腐よりも賞味期限が長くなっています。
充填式豆腐の賞味期限は数ヶ月ほどもあるので、豆腐をすぐに使わずにストックしておきたい場合などに便利です。
賞味期限が切れた豆腐が無事な期間3つ
賞味期限とは、その商品の品質を保つことができる期間なので、安心して食べられる期間を表す消費期限とは異なり、賞味期限はその期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
ただし、豆腐の保存状態によっては早く傷んでしまうこともあるので、賞味期限切れの豆腐を食べる場合には、自己判断で食べることになります。そのため、賞味期限の切れた豆腐を食べる場合は、その状態を良く確認する必要があります。
賞味期限が切れて2~3日
正しく保存されていた豆腐の場合、賞味期限を1日過ぎただけであれば問題なく食べられることが多いです。しかし、賞味期限が切れて2~3日ほど経ってくると、豆腐が傷み始めている可能性があります。
そのため、賞味期限が切れて2〜3日ほど経っている場合は、ニオイや色などをよく確認するようにしましょう。
賞味期限が切れて1週間
賞味期限が切れて1週間も経ってしまうと、豆腐は傷んでいる可能性が高いです。そのため、もしニオイや色などに変化がないように見えても食べない方が良いです。傷んでいないように見えても、目では認識できない雑菌が繁殖してしまっている可能性があります。
賞味期限が切れて1ヶ月
賞味期限を1ヶ月も過ぎていれば食べることは危険です。ニオイや色などもわかりやすく変化していることが多いので、食べる人は少ないでしょうが、必ず廃棄しましょう。
また、食べきれない豆腐を冷凍するという人もいますが、冷凍保存をした場合でも賞味期限を1ヶ月も過ぎると危険です。
傷んだ豆腐を食べてしまわないようにするためにも、豆腐は正しく保存して賞味期限内に食べるようにしましょう。
賞味期限が切れた豆腐を食べる前にチェックしたい4つのポイント
賞味期限が過ぎても、豆腐はすぐに食べられなくなるわけではありません。しかし、豆腐の保存状態によっては早く傷んでしまうこともあります。
そのため、賞味期限切れの豆腐を食べる際には、豆腐が傷んでいないかしっかりと確認する必要があります。豆腐が傷んだ場合にはいくつかの特徴が表れるので、それらの特徴が表れていないかチェックしましょう。
1:豆腐の匂いを確認
豆腐はあまり香りのしない食材です。しかし、豆腐が傷んでくると鼻を刺激するような酸っぱいニオイがするようになったり、生臭いようなニオイがするようになります。このような状態になれば味で豆腐の傷みを確認することも避けた方が良いでしょう。
そのため、ニオイが強い、異臭がするなどの違和感を感じた場合には、その豆腐は食べずに廃棄しましょう。
2:カビが生えていないかを確認
豆腐は基本的に綺麗な白色をしています。しかし、豆腐は傷んでくると、カビが生えて変色します。そのため、豆腐の色に違和感を感じた場合には、カビが繁殖している可能性があるので食べることを避けましょう。
また、カビの繁殖が進むと、異臭がするようになるので、見た目でもニオイでも、傷みの判断がつきやすくなります。
3:粘り気が出ていないかを確認
豆腐が傷んでくるとカビが繁殖し、そのカビによって豆腐に滑りや粘りなどが出てきます。また、指で触ると糸を引いたり、豆腐が柔らかくなっていたりなどの変化も起こります。
ここまで傷みが進んでいると、豆腐が変色したり、異臭を放ったりなどしていることもあるので、傷みを判断しやすいです。このような状態の豆腐は食べられないので廃棄しましょう。
4:味に異変がないか確認
豆腐は変色や異臭がなくても、目に見えない雑菌が繁殖して傷んでしまっている場合もあります。この場合は見た目やニオイで判断ができないことがあるので注意が必要です。
しかし、そのような豆腐を食べた場合には、強い酸味を感じたり、舌がピリピリと痺れるような感覚がしたりします。この状態となった豆腐も食べられないので廃棄しましょう。
もし、見た目やニオイなどに変化がないことで、傷みに気がつかず料理に使ってしまった場合には、その料理ごと廃棄するようにしましょう。
豆腐の正しい保存方法3つ
賞味期限は未開封で、正しく保存ができていた場合にその商品の品質が保てる期間です。そのため、豆腐は開封すれば、豆腐の傷みは早くなることから、賞味期限に関係なく早く食べきる必要があります。
しかし、開封した豆腐を1回で使いきれないということはよくあります。開封した豆腐を保存する場合には、いくつかのポイントがあるので、それらのポイントを押さえて保存しましょう。
1:加熱してから保存
豆腐に雑菌が繁殖してしまうと傷んで食べられなくなってしまいます。そのため、使わなかった豆腐は保存する前に加熱して殺菌しておきましょう。加熱して、雑菌を減らしておくことで日もちしやすくなります。
豆腐を加熱する場合は、茹でたり、電子レンジを使うなどの方法があります。加熱後の豆腐は密閉容器に入れ、再び水に浸して冷蔵庫で保存しましょう。
ただし、加熱しても保存期間が劇的に延びるわけではないので、早めに使い切ることと、食べる前に忘れずに状態を確認するようにしましょう。
2:保存するときはきれいな水に浸す
豆腐は水に浸して保存しますが、その水には豆腐の灰汁が染み出しています。灰汁は豆腐を傷める原因となってしまいます。
そのため、開封した豆腐を保存する場合は、一緒に入っていた水を捨てて、綺麗な水と入れ替えるようにしましょう。もし、豆腐を使わない日が続く場合は、水を毎日入れ替えるようにしましょう。また、水に塩を入れておくと保存効果を高めることができます。
3:冷凍保存
使いきれなかった豆腐をしばらく使うことがないという場合は、豆腐を冷凍保存しても良いです。豆腐を冷凍保存する場合は、豆腐の水気をしっかりと切って、密閉できる袋に入れて冷凍します。
冷凍前にカットしておくと、そのまま料理に使えるので便利です。ただし、冷凍した豆腐は食感が大きく変わります。そのため、冷凍した豆腐は冷奴や豆腐サラダなどに使うことは適していません。
冷凍した豆腐はスポンジのような状態となり、味が染みやすくなっているので、煮物には適しています。
豆腐を美味しく食べるためにも賞味期限には気を付けよう
豆腐は家庭でよく使われる定番食材の1つです。しかし、その豆腐の多くはあまり賞味期限が長くありません。傷んでしまった豆腐を食べると危険です。そのため、豆腐を安心して、美味しく食べるためにも、賞味期限には気をつけるようにしましょう。