IP電話アプリのおすすめ9選｜選ぶ際のポイント7つやメリットも解説

IP電話アプリとは、インターネット通信を使って、電話サービスを提供しているアプリです。通常の電話では通話用のアナログ回線を利用しているため、電話料金が発生してしまいます。

IP電話アプリではインターネット回線を使って通話できるため、アプリの利用料金は発生しますが、通話料金が発生しません。また、従来の電話番号は使用できず、050で始まる新たな電話番号が割り振られます。

IP電話アプリを利用する場合には、自分に合ったものを選ぶことが大切です。ここでは、IP電話アプリを選ぶ際のポイントを7つ紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

IP電話アプリを選ぶ際のポイントには、料金を比較検討してから選ぶ、OSが対応するものを選ぶ、自分に必要な機能が搭載されているものを選ぶ、周囲の人が利用しているものを選ぶ、既に利用しているサービスとの組み合わせをチェックするなどがあります。

IP電話アプリを選ぶ際のポイントの1つめは、料金を比較検討してから選ぶことです。IP電話アプリを使用する場合、通常の電話よりもお得に利用可能ですが、アプリによって利用料金や料金体系が異なります。

特に固定電話や携帯電話、国際電話などの発信先によって、IPアプリごとの利用料金が異なることもあるので、少しでもお得に利用したい場合は料金を比較検討してから選びましょう。

IP電話アプリを選ぶ際のポイントの2つめは、OSが対応するものを選ぶことです。IP電話アプリは、運営している会社によって機能や対応しているOSなどが異なります。

どれだけ優れたIP電話アプリであっても、スマホなど使用端末のOSによっては使えない場合もあるので、OSが対応するものを選びましょう。

IP電話アプリを選ぶ際のポイントの3つめは、自分に必要な機能が搭載されているものを選ぶことです。

IP電話アプリは録音機能や通知機能、留守番電話機能、プッシュ通知機能など、アプリによってさまざまな機能があります。IP電話を使う目的や場面に合わせて、必要な機能が搭載されているIP電話アプリを選ぶようにしましょう。

IP電話アプリを選ぶ際のポイントの4つめは、周囲の人が利用しているものを選ぶことです。

多くのIP電話アプリでは、同じIP電話アプリと通話する場合、通話料が無料になるのでお得に利用できます。頻繁に電話をかける相手と同じIP電話アプリを利用すれば、通話にかかるコストを大幅に削減できるので、周囲の人が利用しているものを選ぶと良いでしょう。

IP電話アプリを選ぶ際のポイントの5つめは、既に利用しているサービスとの組み合わせをチェックすることです。

IP電話アプリを提供している企業の多くは、格安SIMやプロバイダなどのサービスも展開しているので、他のサービスと併用すれば、利用料金を割引してくれる場合もあります。

基本の料金体系にお得感が無くても、他のサービスと併用することでお得に利用できる場合もあるのでチェックしておきましょう。

IP電話アプリを選ぶ際のポイントの6つめは、自分専用の電話番号を取得可能か確認することです。IP電話アプリの多くは050で始まる電話番号が割り振られ、自分専用の電話番号を取得できます。

しかし、個別の電話番号が不要なIP電話アプリも存在しており、電話の発信や同じアプリ同士での通話しかできないこと少なくありません。自分専用の電話番号を取得可能か事前に確認することが大切です。

IP電話アプリを選ぶ際のポイントの7つめは、海外通話への対応も必要があればチェックすることです。

従来の電話における海外通話の通話料は高額です。海外に電話を掛ける場合には、海外通話に対応したIP電話アプリを利用すれば通常よりもお得に通話できます。海外通話が必要な方は、海外通話の利用料金などを見比べながら、海外通話への対応をチェックしましょう。

スマホなどでも利用できるIP電話アプリには多くのものがありますが、自分に合ったIP電話アプリを使用することが大切です。ここでは、おすすめのIP電話アプリを9個紹介していきます。それぞれの特徴を参考に、自分に合ったIP電話アプリを探してみてください。

おすすめのIP電話アプリには、My 050、050 plus、G-Call050、LaLa Call、FleaLine、Skype、Viber、SMARTalk、トビラフォン Cloudなどがあります。

おすすめのIP電話アプリの1つめは、My 050です。My 050は、自分専用の電話番号を所有でき、国内や海外への通話もサポートしているIP電話アプリです。

国内の固定電話への通話は、3分あたり8.79円で、国内への携帯電話への通話は、1分あたり19.8円と、格安で通話が可能なのが特徴です（2021/05/18現在）。また、ブラステルの050番号同士は無料で通話できます。

おすすめのIP電話アプリの2つめは、050 plusです。050 plusは、NTTグループが提供しているIP電話アプリです。

NTT回線を利用したプロバイダのIP電話サービスとの通話であれば無料で利用でき、国内だけでなく海外への通話もサポートしています。大手通信会社が運営しているIP電話アプリなので、安心して利用できるでしょう。

おすすめのIP電話アプリの3つめは、G-Call050です。G-Call050は、iOSにもAndroidにも対応しており、国内外への通話を大幅に節約できるIP電話アプリです。

国内通話では固定電話3分あたり8.8円、携帯電話1分あたり17.6円で、G-Call050同士は料金がかかりません。海外通話では、アメリカへの通話1分あたり5円、中国や韓国などへの通話1分あたり10円と格安です（2021/05/18現在）。

おすすめのIP電話アプリの4つめは、LaLa Callです。

LaLa Callは、アプリを使って通話した際に、通常の電話を使用した場合の通話料と比較できるため、通話料がどれくらいお得になったのかを一目でチェックできます。他にも、留守番電話やプッシュ通知機能などの便利な機能があります。

格安SIMのmineoと合わせて利用すれば、月額基本料が実質無料になるので、さらにお得に利用できるでしょう。

おすすめのIP電話アプリの5つめは、FleaLineです。FleaLineは、個人向けにも法人向けにも提供しているIP電話アプリで、わかりやすくてシンプルなプランが特徴といえるでしょう。

IP電話アプリだけではなく、自宅やオフィスの固定電話をIP電話として利用できるサービスも提供しています。IP電話への変換器をレンタルしていて、IP電話に対応していない電話機でも、IP電話を利用できます。

おすすめのIP電話アプリの6つめは、Skypeです。Skypeといえば、Skype同士の無料通話やビデオ通話などが有名ですが、専用の050番号を取得してIP電話アプリとしても利用できます。

Skypeは、25の国と地域でIP電話アプリとして利用可能で、海外への通話がお得に利用できるのが特徴でしょう。中でも、アメリカを対象としたプランが充実しています。

おすすめのIP電話アプリの7つめは、Viberです。Viberは、楽天グループ提供のIP電話アプリで、IP電話以外にもボイスメッセージの送信などができます。

携帯電話への通話は1分あたり10.64円で、固定電話への通話は1分あたり3.26円と、通常の電話よりも格安で利用できます（2020年5月27日時点での通話料）。大手企業の運営しているIP電話アプリなので、安心して利用できるでしょう。

おすすめのIP電話アプリの8つめは、SMARTalkです。SMARTalkは、通話以外にもプッシュ通知や通話録音、ノイズキャンセラーや短縮ダイヤルなど多彩な機能が備わっているIP電話アプリです。

SMARTalkを利用する場合、必要な設定が事前に組み込まれているので、IDとパスワードを入力するだけですぐに使用できます。

おすすめのIP電話アプリの9つめは、トビラフォン Cloudです。トビラフォン Cloudは、クラウド型のビジネスフォンサービスで、1台のスマホを私用と仕事用に分けて使用できるIP電話アプリです。

スマホにアプリをダウンロードするだけで利用でき、使いやすさを追求したシンプルなインターフェースなので、新しいツールに苦手意識のある方でも簡単に利用できるでしょう。

IP電話アプリにはさまざまな種類がありますが、それぞれのIPアプリに共通するメリットがいくつかあります。ここでは、IP電話アプリのメリットを3つ紹介していきますので、検討する際の参考にしてください。

IP電話アプリのメリットには、電話回線が不要、通話料金が安い、050同士の通話料が無料などがあります。

IP電話アプリのメリットの1つめは、電話回線が不要なことです。IP電話はインターネット回線を使って通話するので、インターネット回線があれば電話回線が不要なため、新しく電話回線を引くコストがかかりません。

インターネットのパケット通信料はかかりますが、Wi-Fi環境下で利用すれば、通常の電話よりもお得に利用できます。

IP電話アプリのメリットの2つめは、通話料金が安いことです。通常の電話では、離れた場所に電話する際に通話料金が高くなってしまいます。

IP電話アプリを利用すれば通常の電話よりも通話料金が安く、日本全国料金が一律なので、頻繁に電話を利用する方はお得に通話できます。海外への通話をサポートしている場合、国際電話よりも格安で通話が可能です。

IP電話アプリのメリットの3つめは、050同士の通話料が無料なことです。IP電話は050同士の通話料が無料なので、仕事で密にコミュニケーションをとる必要がある場合などに重宝します。

国内だけでなく海外への通話であっても、050同士なら無料で通話できるので、高額な通話料金がかかる国際電話でも大幅に通信料金を削減してお得に使用できるでしょう。

IP電話アプリは国内外への通話をお得にできる反面、いくつかデメリットもあります。ここでは、IP電話アプリのデメリットを5つ紹介していきますので、理解した上で利用しましょう。

IP電話アプリのデメリットには、緊急通報電話への連絡ができない、フリーダイヤルを利用できない、FAXが使えない、回線状況により通話品質に問題を生じることがある、電話に出られないときの対応を考慮する必要があるなどです。

IP電話アプリのデメリットの1つめは、緊急通報電話へ連絡できないことです。110番や119番といった緊急通報電話は機能の提供元がNTTで、通常の電話回線が必要なため、IP電話アプリからでは使用できません。

基本的に緊急通報電話の際には、通常の電話を使用する必要がありますが、IP電話アプリでも警察署や消防署へ直接電話をかければ繋がります。

IP電話アプリのデメリットの2つめは、フリーダイヤルを利用できないことです。通常の電話回線と違い、IP電話アプリではフリーダイヤルを利用できないため有料の番号にしか電話をかけられません。

頻繁にフリーダイヤルに電話をかける場合は、IP電話アプリを利用するメリットがあまりなく、いざという時に不便です。

IP電話アプリのデメリットの3つめは、FAXが使えないことです。FAXは固定電話回線を利用してデータを送っているので、IP電話の場合はFAXを利用できません。

会社などから資料を送ってもらう場合は、FAXではなくメールなどを利用する必要があります。オフィスでFAXを使用する場合には、固定電話とIP電話アプリを併用するのがおすすめです。

IP電話アプリのデメリットの4つめは、回線状況により通話品質に問題を生じる可能性があることです。IP電話アプリはインターネット回線を利用し通話しており、回線の影響を大きく受けるため、回線状況により通話品質に問題が生じることがあります。

ADSL回線などの回線を利用している場合、通信速度や安定性などの関係により問題が発生することもありますが、光回線を使用すれば高い通話品質を保てます。

IP電話アプリのデメリットの5つめは、電話に出られないときの対応を考慮する必要があることです。

IP電話アプリはインターネット回線を使っているので、Wi-Fiを利用できない環境では、通話時間に応じてデータ通信容量が跳ね上がってしまいます。

契約プランによっては、通信容量が足りずに連絡がつかないことや電話を受けられないこともあるので、留守番電話などの対処法を事前に考慮する必要があるでしょう。

ここまで、おすすめのIP電話アプリや選び方などについて紹介してきました。IP電話アプリは、うまく活用すれば通話のコストを削減でき、お得に通話できるツールです。日々の通話料金をお得にしたい方は、ぜひ用途に合ったIP電話アプリを利用してみてください。