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さらざんまいの考察のポイント5つ!さらざんまいの2つの世界ついても紹介

さらざんまい 考察ノイタミナ アニメ漫画アニメおすすめ

2021/05/31

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さらざんまいとは

引用元:さらざんまい展

「さらざんまい」は幾原邦彦監督のオリジナルアニメです。アニメ「さらざんまい」の主人公は、浅草に暮らしている矢逆一稀、陣内燕太、久慈悠の3人の中学生です。3人はある日、「カッパ王国の第1王位継承者」と名乗るカッパのケッピと出会います。

 

ケッピに尻子玉(しりこだま)を抜かれてカッパにされてしまった3人は、ケッピと共に「カパゾンビ」と戦うことになります。そこで、アニメのタイトルにもなっている「さらざんまい」という儀式のようなものを知ることとなります。

 

アニメのタイトルにもなっている「さらざんまい」とは、一稀たち3人がカッパになった状態で「尻子玉」を飲み込み、ケッピに転送するというものです。「さらざんまい」を行うと、尻子玉を飲み込んだ人の秘密が明らかになってしまう、という側面があります。

さらざんまいの考察のポイント5つ

引用元:さらざんまい公式ホームページ

独特な世界観を持つアニメ「さらざんまい」には、放送開始時よりさまざまな考察が浮上しました。ここからは、そんな「さらざんまい」の考察ポイントを、5つまとめてご紹介します。

1:「尻子玉を抜く」とは?

「さらざんまい」の1話から登場する尻子玉は、人間の尻の中に存在するもので、欲望エネルギーを蓄積する「臓器」と説明されています。一稀たち3人の男子中学生は、尻子玉を抜かれてカッパにされてしまいました。

「尻子玉を抜く」とは、人間や一稀たちにとっての敵・カパゾンビの尻から、欲望エネルギーの蓄積した臓器を抜くという行動です。また、抜いた尻子玉を手にすることで、カパゾンビにされてしまった人間が密かに抱いていた欲望を、知ることもできます。

2:「ア」の標識について

アニメ「さらざんまい」では、舞台となる浅草の随所に「ア」という1文字の標識が登場します。この「ア」の標識が意味するものとは、「愛」であると考察できます。では、その理由とは何でしょうか?

「ア」の標識に関しては、さらざんまいに登場するキャラクター・吾妻サラの番組「アサクササラテレビ」にヒントが隠されているようです。

「アサクササラテレビ」では、吾妻サラの背後に「『ア』あっての自分」「世界の中心で『ア』を叫ぶ」と読めるような札が映っています。「ア」は「愛」と置き換えればすんなり意味が通ります。

また、「さらざんまい」には、「ア」の標識と対になる存在として「カワウソ」のイラストの標識が存在します。欲望フィールドに入ると、「ア」の標識が「カワウソ」の標識に裏返るという演出もヒントになりそうです。

アニメ「さらざんまい」では、「欲望か愛か」の選択を迫られるような場面がたびたび登場します。カワウソの標識=欲望の象徴という認識ができるため、「ア」の標識=愛の象徴と考えることができるでしょう。

このような理由から、「ア」の標識が意味するものとは「愛」であるとの考察が成立するのです。

3:標識の回転の解説

カパゾンビとの戦いの中で、ケッピが欲望を消化すると、標識が「欲望」から「愛」に裏返ります。この標識が回転する演出は、カパゾンビが出現する欲望フィールドから、一稀たちが暮らす通常世界へと戻ることを意味しています。

4:カワウソイヤァの意味

劇中歌「カワウソイヤァ」は、警官コンビのレオとマブがカパゾンビを生成する場面で流れる楽曲です。この「カワウソイヤァ」が意味するものとは何でしょうか。

「ソイヤァ」というのは、神輿を担ぐときのかけ声です。また、「カワウソイヤァ」は大変リズミカルな楽曲であり、さらに「欲望を手放すな」との鼓舞するような歌詞であることから、カパゾンビを覚醒させているのだと考えられます。

5:レオマブの真相

最終回も近くなってから、一稀たち中学生もかすむほどの勢いでその関係性がフォーカスされたレオ(新星玲央)とマブ(阿久津真武)ですが、レオマブ2人の真相とはどのようなものなのでしょうか。

ここからは、アニメ「さらざんまい」でレオとマブがそれぞれ担った役割や、最終回後の真相を考察していきます。

レオの役割

レオが「さらざんまい」で担った役割とは、「愛」を表すことではないでしょうか。マブをひたすらに愛するレオの姿は、とても印象的でした。

しかし、レオは「愛」を選んだものの、マブを手に入れるという「欲望」を捨てたわけではありません。この描写は「愛と欲望は表裏一体」だという、「さらざんまい」が持つメッセージ性に繋がります。

マブの役割

「愛」を象徴していたレオに対し、マブは「欲望」を表す役割を担っていたと考えられます。
しかし、マブは「欲望」を選んだものの、レオを最後まで「愛」していました。「レオの役割」でもお伝えしましたが、マブの存在もまた、「愛と欲望は裏一体である」ということを象徴するものとして描かれているようです。

最終回後の考察

マブは機械の心臓が爆発したことにより死亡、さらにレオも心臓を撃ち抜かれて死亡したかに見えました。しかし、最終回ではケッピの力により復活を果たします。

復活が幻影や願望のような演出なのか、明らかにはなっていませんが、エンディングで一緒にいるシーンが描かれたことから、レオマブは復活したと考察されます。

【考察】さらざんまいには2つの世界が存在

引用元:Netflix

ここまでの考察を読んできた方はお気づきでしょうが、アニメ「さらざんまい」には2つの世界が存在します。以下にその内容や、それぞれの世界の持つ特徴を改めてまとめていきます。

表の世界

アニメ「さらざんまい」に存在する2つの世界のうち、1つめの世界は、一稀たちが暮らす浅草近辺を舞台とした「表の世界」です。「表の世界」には、カッパやカパゾンビは存在しません。

裏の世界

そしてもう1つの世界が、カッパやカパゾンビの存在する「裏の世界」です。「裏の世界」は「欲望フィールド」とも呼ばれ、「表の世界」と同時進行的に存在している世界とされています。

さらざんまいの考察を理解しアニメを楽しもう

引用元:ラフアニメ!

アニメ「さらんざんまい」にまつわる考察をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。伏線がちりばめられたアニメ「さらんざんまい」ですが、「愛」「欲望」といった実に深い意味を持つ考察が多くありました。

考察を理解すれば、その独特な世界観やストーリーをもっと楽しんでいただけることでしょう。「さらざんまい」の考察を理解して、さらにアニメ「さらざまんまい」を楽しみましょう。

この記事を書いた人

Bee

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