栃木県の日本酒おすすめ10選＆人気銘柄『七水』『望』など

日光東照宮やあしかがフラワーパーク、温泉地として有名な鬼怒川などで知られる栃木県！
自然豊かな環境の中で育まれた水と米は日本酒造りに適しており、300年以上前から地酒が造られてきました。

今回はそんな栃木県の日本酒の特徴やおすすめの銘柄、酒蔵をご紹介します！

栃木県には31軒の酒蔵が存在しています。

それぞれの蔵元が伝統とこだわりのあるお酒を醸し、地元の歴史風土にちなんだ銘柄で親しまれています。

出典：国税庁「清酒製造業の概況（平成30年度調査分）」

鬼怒川をはじめとする多くの河川から得られる良質な水は、硬度、ミネラル含有量ともに良質で、お酒造りに最適です。

また、地元の特徴を活かしたいという想いから育種された酒造好適米「夢ささら」は、綺麗で旨味のある酒質に活かされています。

さらに、古くから伝えられてきた酒造技術の継承と後進への指導、蔵元の垣根を超えた技術・情報の交流など、厳選された素材と風土を活かした新しい酒文化が創造されています。

栃木県の日本酒は、綺麗で旨味のある酒質、そして米本来の甘みのある味わいが特徴です。

「鳳凰美田（ほうおうびでん）」はフルーティーな甘さでさまざまな料理に合うと評判です。

『七水』は、豊かな旨味と甘さを感じる飲み応え、さらに新鮮な爽やかさが生み出すサッパリ感が特徴です。

多様な日本酒造りにより、「味のある、しかもスッキリ飲みやすい」理想の日本酒を目指して毎年進化し続けています。

『望』は、「Sake Competition2016･2017」入賞や、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」金賞など、数々の受賞歴のある日本酒です。

透明感のある淡麗かつふわりとした甘みと旨味が特徴的です。

『姿』は、無濾過生原酒を基本として出荷されており、年々評価を上げ人気の的となっています。

大谷川の伏流水を仕込み水とし、米をそのまま絞ったような味わいと、すっきり滑らかな飲み口が特徴です。

『鳳凰美田』は栃木を代表する銘柄で、すっきりとフルーティーな香りと吟醸香、そして口に広がる強い甘味と複雑な旨みが特徴の日本酒です。

昔ながらの和釜や佐瀬式の酒槽を使用し、丁寧に醸しています。

『仙禽』は、自然に逆らわず土地の個性に身をゆだねるドメーヌを打ち出しており、米・米麹・水のみの完全無添加で造られています。

イタリアンやフレンチに向くスタイリッシュな日本酒です。木桶の香りを含んだ個性派の商品も取り揃えています。

『大那』は、 米、水、貯蔵にこだわって造られており、ほとんどの商品で那須産の酒造好適米が使用されています。

フルーティーですっきりしたキレと、余韻で感じられる米の旨みが特徴的で、さまざまな料理との相性が良いです。

『若駒』は、庄川上流の清らかな伏流水を利用した丁寧な手作り酒造りと、地元産の米への強いこだわりが特徴の日本酒です。

さわやかな香りと芳醇な味わい、そして辛口でありながらも飲み飽きのこない深い旨味があります。

『旭興 』は、製品全体に製法に応じた品質の高さとバランスのよさが感じられる、栃木を代表する銘柄の一つとして数えられています。

2019年の「南部杜氏協会自醸清酒鑑評会」では、「吟醸酒の部」において1位に輝いています。

普通酒は、スッキリとした飲み口です。

『忠愛』は、精米業を営んでいた初代が庄屋から酒造を買い入れて酒造業に参入したという出自から、原料米にこだわりを持って造られています。

「全国新酒鑑評会」では3回金賞を受賞している実力派です。やわらかな感触ですっきりした飲み口が特徴です。

『松の寿』は、「全国新酒鑑評会」で何度も金賞を受賞する実力者がほぼ一人で造っています。

びっくりするほど柔らかく優しい味わいで、かつフルーティーな甘さとキリっと感もある良酒です。

『外池酒造店』は、伝統的な酒造りを極める一方、日本酒の持つ新たな魅力を発信しています。

国内外のコンテストで多数の受賞経験があり、味わいもコンセプトも多様な酒が多く揃えられている酒造です。

・可（事前予約制）

『島崎酒造』は、那須岳から湧き出る伏流水と良質な原料米、長期熟成酒を作り出すのに最適な環境の「洞窟酒蔵」で、奥行きのある独特の風味を造り出します。

代表的な銘柄である『東力士』は、二代目が無類の相撲好きであったことに由来しています。

・可（洞窟酒蔵開放日のみ営業、開放日以外は要予約）

『片山酒造』は、創業以来「佐瀬式」を守り続けるこだわりの酒造です。

この方法にこだわり続けることで。雑味がなく、日本酒の真髄に迫る味を表現しています。

日光連山から流れ出る大谷川の伏流水を仕込み水とするなど、素材にもこだわって酒造りを行っています。

・可（要予約）

『渡邊佐平商店』は、「純米醸造酒こそ、本来の地酒である。」というポリシーを掲げ、全製造量中の9割を純米酒としています。

創業以来使用している日光山麓の良質な水、こだわり抜いた酒米がお酒の美味しさを支えています。

日本酒の他、焼酎や、日光の天然水100％の甘さ控えめなサイダーも販売しています。

・可（要予約、日本語無料、英語は1人500円）

栃木県にはこのように、自然豊かな環境を生かし、こだわり抜いた素材で造られた日本酒が多くあります。

さらに技術力の高い丁寧な酒造りが、旨味と甘みのある栃木県独自の日本酒の味わいを生み出しています。

ぜひ栃木県の様々な日本酒を飲み比べて、お気に入りの銘柄を見つけてみてください！