目次[ 表示 ]
にんにくは長期保存ができる
にんにくが料理に必要で購入しても、その料理では1片~2片ほどしか使わず、にんにくが残ってしまうということがあります。また、残ったにんにくを使う機会がなくて、保存方法に困ってしまったり、使い切る前に傷めてしまったりすることなどもよくあるでしょう。
にんにくは、正しく保存すれば長期保存することが可能です。にんにくを無駄にしないためにも、正しい保存方法を知っておきましょう。
にんにくの保存方法4選
にんにくは正しく保存すれば、長期保存をすることが可能です。
その保存方法にはいくつかの種類があるので、それらの方法を把握し、にんにくの状態や保存しておきたい期間などに合わせて、適した保存方法を選べるようにしておきましょう。
1:冷凍保存
にんにくは、1片ずつバラバラにして、皮付きのまま冷凍すれば6ヶ月ほど保存できます。
にんにくを冷凍保存する際には、バラバラにしたにんにくを2個〜3個ずつラップに包み、冷凍用の密封できる袋に入れて保存しましょう。
にんにくは、皮を向いたりカットしたりした状態でも、冷凍することで2ヶ月〜3ヶ月ほどの保存が可能です。
ただし、冷凍する前のにんにくの状態や保存環境などによっては、冷凍している間に傷んでしまうこともあるので注意が必要です。
冷凍したにんにくを使う場合には、にんにくの状態を確認した上で使うようにしてください。
解凍方法
皮付きで冷凍したにんにくを解凍する際には、まずにんにくの皮を剥きます。にんにくの皮はお尻部分をカットし、1分ほど水に浸けると簡単に皮が剥けます。
なお、にんにくは冷凍しても、氷のように固くはならないので、冷凍庫から取り出してすぐにお尻部分をカットできます。
にんにくは、みじん切りにしたり、すりおろしたり、薄切りにしたりなど、基本的に細かくして調理しますので、凍ったままの状態で加熱調理できます。
2:冷蔵保存
にんにくは、冷蔵であれば、1ヶ月~2ヶ月ほど保存することが可能です。ただし、冷凍の場合と同様に、使う前には必ずにんにくの状態を確認するようにしましょう。
にんにくを冷蔵保存する場合は、バラバラにせず、丸ごとキッチンペーパーで包んで保存用袋に入れて密閉します。
また、にんにくを冷蔵保存する場合は、野菜室ではなくチルド室で保存するのがポイントです。
3:常温保存
にんにくは日持ちのする食材なので、常温でも2週間〜4週間ほど保存できます。ただし、高温多湿を避けて保存する必要があります。
風通しが良く、湿気の少ない場所がにんにくの常温保存には適しています。
また、にんにくを常温で保存する場合は、皮は剝かずに吊るすようにしましょう。
4:にんにく漬け
にんにくは、もともと日持ちのする食材です。
そのため、みじん切りにしたにんにくをオリーブオイルで炒めたり、醤油やはちみつ、酢などに漬けて瓶に詰めておけば、保存食にすることもできます。
調理方法にもよりますが、2ヶ月〜3ヶ月に保存期間を延ばすことができ、手軽ににんにくが使えるようになるので便利です。
おいしいにんにくの選び方4選
スーパーなどで野菜を購入する際に、できるだけ状態が良い物を選ぶという人は多いでしょう。しかし、「どのようなにんにくが良い状態の物であるか判断できない」という人も多いのではないでしょうか。
ここでは、おいしいにんにくの選び方を4つ紹介します。正しい選び方を把握し、おいしいにんにく料理を楽しみましょう。
1:外皮にハリがある
にんにくを選ぶときは、外皮に緩みがなく、頭の部分が引き締まっている物を選ぶようにしましょう。美味しいにんにくは、外皮にハリがあります。
また、外皮にハリがある物は中身もしっかりとしているので、実際に手に取って重みがあるかどうかも確認してみましょう。
2:全体が白っぽい
おいしいにんにくは、全体的に白っぽく、ツヤがあります。鮮度が落ちたものは、全体が茶色く変色していますので、茶色い物は選ばないようにしましょう。
また、鮮度が落ちてきているにんにくは、乾燥して軽くなっていますので、重さでも鮮度を確認できます。手に取って、色と重みで判断すると良いでしょう。
3:しっかりと太っている
鮮度が良いにんにくは、身がしっかりしていて、外皮にハリがあります。見た目がふっくらとして、太っている物を選ぶようにしましょう。
また、にんにくはお尻の方が大きく、頭が引き締まっている物が質の良い物なので、特にお尻の大きさは確認しておきましょう。
4:1片1片が茎に密着している
状態の良いにんにくは、身がしっかりとしていて太っているので、1片1片が茎に密着しています。また、身の膨らみ方が均一で、全体的に綺麗な丸みがあるのも特徴です。
ただし、身が大きくて丸みがあるように見えても、鮮度が落ちて身が乾燥してしまっていることもあります。この場合、外皮による中の状態の確認は難しいでしょう。
身が水分を失っていないかを確認するためにも、重みを確認する必要があります。手に取った時、見た目よりも軽い物は、乾燥して鮮度を落としているにんにくの可能性があります。
にんにくを調理する際のポイント4つ
普段の料理にあまりにんにくを使わないという人は、丸ごとのにんにくをどのようにして下ごしらえすれば良いのかわからず、悩んでしまうこともあるでしょう。
ここでは、にんにくを調理する際のポイントを4つ紹介します。正しく下ごしらえができなければ、せっかくのにんにくの香りが活かせなくなってしまうこともあります。
にんにくを調理する際のポイントを押さえておくようにしましょう。
1:皮がむきにくいときは包丁の腹で軽くつぶす
にんにくは、皮を剥いて使います。にんにくの皮は、お尻の部分をカットして剥きます。
もし、皮が剥きにくい場合には、にんにくをまな板の上に乗せて、包丁の腹で軽く押しつぶしましょう。にんにくを軽く潰すことで、皮が剥きやすくなります。包丁でつぶす場合は、必ず包丁の刃を奥側に向けましょう。
また、皮付きの冷凍したにんにくであれば、お尻をカットして、水に1分ほど浸すと皮が剥きやすくなります。
2:切り方で香りの強さが変わる
にんにくの香りの強さは切り方によって変わり、細かくするほど、その香りは強くなります。
にんにくを丸ごと使うよりも、みじん切りやすりおろしたりなど細かくした方が香りが強くなります。薄切りはその中間ほどの香りの強さとなります。
また、にんにくは切り方によって向いている調理法が異なります。
にんにくを丸ごと使う場合はローストや揚げ、薄切りの物は炒め物や煮込み料理、みじん切りやすりおろしはソースや食材の下味など、用途によってその切り方を合わせるようにしましょう。
3:香りをしっかり出したいときは弱~中火でじっくりと炒める
にんにくは、加熱方法でもその香りの強さが変わります。にんにくの香りをしっかりと出したい場合には、いきなり強い火力で炒めるのではなく、弱火~中火でじっくりと炒めるようにしましょう。
にんにくはじっくりと火を通すことで、その香りが引き立ちます。また、他の具材はにんにくをじっくり炒めて、細かな泡が出てきてから入れるようにしましょう。
4:手についた匂いにはレモン汁か塩を使う
にんにくの匂いは強いので、調理後は手や調理器具などににんにくの匂いが染み付いてしまい、なかなか取れません。
手や調理器具に染み付いたにんにくの匂いは、レモン汁や塩などでこすって、水で洗い流せば落とせます。
また、カテキンにも消臭効果があるため、お茶の出がらしで洗ってもにんにくの匂いを落とせます。手に怪我をしていて、レモンや塩が染みるという場合におすすめです。
自分に合うにんにくの保存方法を知ろう
本記事では、にんにくの保存方法や選び方のコツを紹介してきました。
にんにくを丸ごと1個買っても、使い切れずに余ってしまうということも多いでしょう。そんな時には、本記事で紹介した保存法などを活用してみて下さい。
にんにくは、正しく保存すれば長期保存できる野菜です。正しいにんにくの保存方法を覚えておきましょう。
次に使うときまで良い状態でにんにくを保存し、毎日の料理に活用して行きましょう。