今回は実在する面白い・変な漢字を10選でご紹介します!
絶対に読めないものから、ニュアンスで頑張れば読めそうなものまで、色んな漢字を選びましたので、ぜひチャレンジしてみてください!
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【動物編】面白い!読めない漢字6選
「栗鼠」|栗とネズミの動物?
これは「リス」です。
鼠(ねずみ)の時点でだいたいのフォルムは想像できますが、読むのは困難ですね。
栗などの木の実を食べて生活していることで中国で「りっす」と読むこの漢字が当てられ、日本で「りす」の発音に変化しました。
「海豚」|肥えてる動物?
これは「イルカ」です。
こちらも中国語ですが、「イルカ」を「海豚」と表記したのはなぜでしょうか。
それは16世紀の中国の百科辞典の記述にヒントが載っており、「イルカは海に住んでいて、形は豚に似ている」との紹介でした。
「海に住む豚に似た動物」で、「海豚」となったのです。
「河馬」|音はそのまま!
これは「カバ」です。
初めて見る字面かもしれませんが、意外と読めなくはないです!
この「河馬」は日本で当てられたもので、カバはドイツ語で「Flusspferd」、「Flusspferd」(川)と「Pferd」(馬)であるのでそこから漢字を当てて「河馬」となりました。
「食蟻獣」|想像力が大事!
これは「アリクイ」です。
これを字の通りに読んだら最初に「食」がくる時点で読むのは困難そうですが、字面を見たら何となく分かります!
「信天翁」|分からない、、、
これは「アホウドリ」です。
この字の他にも「阿房鳥」と書く場合もあります。
アホウドリにこの字が当てられた由来は、「天から魚が振ってくると信じて一日中同じ場所で待っている老人のような鳥」です。
キーワードとなる漢字を抜き出して「信天翁」になりました。
「膃肭臍」|お手上げです。
これは「オットセイ」です。
中国商人などにより、「丸々太った」を意味する「膃肭」が当てられ、その後そのへそ(臍)が薬剤として日本に由来してきます。
それと同時にオットセイ自体を「膃肭臍」と呼ぶようになりました。
【食べ物編】面白い!読めない漢字4選
「鳳梨」|音では読めない!
これは「パイナップル」です。
この漢字が当てられたのには、パイナップルの葉っぱの部分が「鳳凰」の尾羽に似ていることからで、「梨」はとくに記載がないのですが、きっと色やみずみずしさが似ていることから使用されているのではないでしょうか!
「乾酪」|漢字の意味を考えたら分かるかも!?
これは「チーズ」です。
漢字の読みからは想像できませんが、当てられた漢字の意味を想像したらなんとなく理解できます。
酪農の「酪」を「乾」燥させた食べもので、チーズです。
「饂飩」|音と意味でなんとなく、、、
これは「うどん」です。
「飩」の字が「ドン」と読むのはなんとなく想像できますね!
奈良時代に日本に伝来した「混沌」という小麦粉に「アン」を入れて煮た、うどんのもととなったものが原型で、食べ物であることから食編に改まり、そこから転じて「饂飩」の形になったとされています。
うどん意外にこの字を使っているのを見たことがないので、読めない人が大多数ではないでしょうか!
「果物時計草」|絶対に分からない!
これは「パッションフルーツ」です。
「くだものとけいぐさ」でしかないですが、パッションフルーツと読むそうです。
「時計」は、パッションフルーツの花の形が時計に似ていることが由来となっています。
漢字の意味や成り立ちも一緒に理解しよう!
いかがでしたか?
読めない漢字ばかりではなかったでしょうか!
読み方も由来も不思議な漢字がまだまだたくさんあるので、ぜひ探してみてください!