近年、日本や世界で深刻化している食品ロス問題。
地球温暖化なども進み、環境保全に力を入れている現在、日本や世界ではどのような取り組みを行っているのでしょうか。
以下に商品ロスの意味や新たな取り組み、おすすめの商品ロス通販サイトをまとめました。
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そもそも食品ロスって何?原因についても紹介

「食品ロス」という言葉は聞いたことがあるけど、実際なんのこと指している言葉か分からない人も多いと思います。
まずは食品ロスとはどのような意味なのか、また原因についてご紹介します。
食品ロスとは
「食品ロス」とは簡単にいうと、本来食べられる物にも関わらず、捨てられてしまっている食品のことを指します。
本来食べられるものを捨ててしまうことで、環境に悪い影響を与えてしまうのはもちろん、この食品ロスの量が多いことが問題視されています。
引用元:農林水産省公式サイト
日本の食品廃棄物は、年間2,351万トンにもなると言われており、その中の「食品ロス」の量は年間600万トンにも及びます。
更に、日本人一人あたりの食品ロス量は年間約47kgといわれており、これは毎日お茶碗一杯文のご飯を捨てているのと同等の量です。
出典:農林水産省「商品ロスとは」
日本では、7人に1人の子供が貧困で困っているといわれており、この食品ロス量として廃棄されている食品を貧困で困っている子供たちに活用すべきという考えから食品ロス問題が日本で大きな問題として重要視されています。
食品ロスが起こる原因

主な原因
食品ロスには様々な原因がありますが、主な原因として以下3点が挙げられます。
・消費・賞味期限内に食べられなかった
・購入後、冷蔵庫や保管場所に入れたまま存在を忘れてしまった
・必要以上に購入してしまった
この原因は全て消費者一人ひとりの計画的な買い物をすることで解決することができます。
実際に食品小売店では、消費者に日頃の買い物の中で、購入してすぐに食べる場合に、商品棚の手前にある商品を購入する「てまえどり」を促す取り組みなどが行われています。
新型コロナウイルスの影響
新型コロナウイルスの流行も食品ロスの一つの原因になっています。
コロナウイルスが流行したことで、学校給食や飲食店向けの業務用食品の出荷が外出自粛要請や休業要請のため、ストップしてしまったことで、多くの食品ロスが出てしまっているのが現状です。
”新型コロナウイルス感染症対策に伴う、学校の休校、外出自粛、イベントの中止、飲食店の休止・営業時間短縮等の影響により、食品のサプライチェーンの様々な場面で、未利用食品(※)が発生しています。
※以下、「未利用食品」とは、新型コロナウイルス感染症対策に伴い発生するものを指します。”
出典:農林水産省「新型コロナウイルス感染症の影響で発生する未利用食品の活用促進について~新たな販路の確保やフードバンクへの寄附の推進~」
消費者庁も上記のように記載しているように、新型コロナウイルスの休業要請の影響が多くの未利用品を生み出しています。
「家庭系食品ロス」と「事業系食品ロス」の違いとは?
食品ロスは主に「家庭系食品ロス」と「事業系食品ロス」の2種類に分けることが出来ます。
- 家庭系食品ロス
- 各家庭から出される食品ロスのこと
- 事業系食品ロス
- 主に食品メーカーや小売店での規格外品や売れ残り、レストランなどの飲食店で出される食品ロスのこと。
原因は客の食べ残しなど様々。
2種類の食品ロス量の割合は平成30年度では600万トンのうち、事業系ロス量が324万トンでその他が家庭系ロスから排出されています。
出典:農林水産省「食品ロス量の推移(平成24~30年度)」
上記データからもわかるように、事業系ロスと家庭系ロス量の割合はほぼ半々のため、家庭とメーカーの両者が工夫をして対策を取っていくことが食品ロスを防ぐためにはとても重要です!
SDGsとは?意味や重要な理由を解説!

引用元:国連広報センター
現在テレビや多くのメディアで見たり聞いたりする機会がある言葉「SDGs」。
聞いたことはあるけど、実際なんのことか分からない人も多いと思います。
そこで以下に、SDGsの意味やなぜ重要視されているのかをまとめました。
SDGsの意味
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。
2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟国の193カ国が2016年~2030年の15年間で達成するために掲げた17の目標を指します。
出典:国連広報センター
それぞれの項目は現在、世界で社会問題になっているものが取り上げられています。
SDGsが重要視されている理由

引用元:gooddo
世界は急速な近代化を遂げ、これまでとは比べ物にならないスピードで発展してきました。このままの速度で発展を続けると、地球温暖化などが更に進み、世界の人口の急激な増加もあいまって、人間が幸せに暮らせる環境が壊れてしまうと言われています。
そのため、私達が住みやすい、持続可能な社会を作るためにはもはや政府や企業だけでなく、人一人ひとりも環境や社会に意識を向け改善していく必要があります。
世界の人々に環境や社会問題に意識を向けてもらうためにも、目標を明確に表している「SDGs」はとても有用です。
上記で「食品ロス」について記述しましたが、私達がすぐにでも直せる物が食品ロス問題であり、これを解決することで、SDGsの目標12:「作る責任、使う責任」を達成することが出来ます。
食品ロスをなくすための新たな取り組みとは?
食品ロスが世界的に重要視されている問題であり、私達一人ひとりが改善することで取り組むことが出来る問題だということはお分かり頂けたかと思います。
次に、世界や日本では実際に食品ロスをなくすためにどのような取り組みをしているのか以下にまとめました。
世界の取り組み
世界各国では様々な形で食品ロスをなくす取り組みが行われています。
- イタリア
- 廃棄食材を使用したレストラン
- フランス
- 法律でスーパーで食品を廃棄する気音を禁止し、売れ残りの食品は寄付、もしくは使用などに転用する義務づけ
- オーストラリア
- 買い手が値段を決められるスーパー
- オランダ
- 国内に3店舗ある「Instock」では廃棄食品をレストラン以外でフードトラックで販売することで、地方にも活動をアプローチしている
- カタール
- カタール航空のケータリング会社「Qatar Aircraft Catering Company(QACC)では機内食のあまりや未提供の食品を地元の個ユニティに寄付→未開封のヨーグルトやチョコレート、ソフトドリンクなど最大300kgの廃棄が免れる
上記5カ国以外でも食品ロスをなくすためにたくさんの施策がとられています。
このような施策を世界各国の政府が企業や消費者を巻き込みながら行うことでSDGsの目標遂行、食品ロス問題の解消に努めています!
日本の具体的な取り組み
上記では世界の食品ロスのための取り組みについてご紹介しましたが、日本国内ではどのような取り組みが行われているのでしょうか。
日本では、食品メーカーが容器包装の工夫により鮮度保持の期限を伸ばしたり、1人前ずつの個包装の食品を販売することで、食べ残しを防いだりする取り組みも行われています。
例として、「鮮度一滴」シリーズで知られているヤマサでは、醤油容器を特殊な注ぎ口、「エアブロック弁」を付けたパウチタイプの容器に変更することで、開封後も参加を防ぎ、鮮度が180日程度長持ちする物に変更し、食品ロスを防ぐ取り組みをしています。
出典:農林水産省 「 食品ロスの削減に資する容器包装の高機能化事例集より」
また、家庭や法人団体で余っている未開封の食品を集めてフードバンクに寄付する活動も行われています。
セカンドハーベストジャパンや日本もったいない食品センター、フードドライブなどがフードバンクとして有名です。
現在では、包装や外箱に傷があったり、賞味期限が近いもの、在庫処分の対象になるものを格安価格で販売する食品ロス通販サイトも人気です。
通販サイトではまとめ買いをすることで更に、安く購入できキャンペーンを行うなどして、消費者への購入を促しつつ、生産者は余剰食物を出さないようにできるというまさにウィン-ウィンな関係が成り立っているのが食品ロス通販サイトです。

引用元:JuniJuni公式サイト
上記画像は、大手ガスメーカー「東京ガス」が運営している食品ロス通販サイト「JuniJuni」のビジネスモデルの例です。
食品ロスを防ぐための通販サイトを通して、より多くの消費者が食品ロス問題に簡単に貢献でき、参加を促すことができることからも注目度も高まっています。
おすすめ食品ロス通販サイト5選
日本の食品ロス問題の取り組みの一つとして食品ロスの通販サイトをご紹介しました。
以下に近年注目度が高まっている、おすすめ通販サイトをまとめました。
1: JuniJuni(ジュニジュニ)

引用元:JuniJuni公式サイト
運営会社
東京ガス
JuniJuniの特徴
SDGs(持続可能な開発目標)で掲げられている目標12「つくる責任、つかう責任」にサイトの趣旨がマッチしたことからサイトの名前がつけられました。
ペット用品が多く取り揃えられているのもこのサイトの特徴です。
アウトレットコーナーでは掘り出し物の商品が見つけられるほか、消費期限が迫っているものに関しては、更に安く購入することが出来るため、お試し感覚で商品を購入することが出来るのもJuniJuniの大きな魅力です!
商品ラインナップ
JuniJuniでは、「商品」、「お菓子」、「飲料」、「美容」、「日用品」、「ペット用品」の全6ジャンルを取り扱っています。
取り扱い商品数は全2,811件以上(2021年7月1日時点)です。
2: 食べチョク

引用元:食べチョク公式サイト
運営会社
株式会社SynaBiz
食べチョクの特徴
食べチョクは、生産者から直接商品の取り寄せをすることが出来る通販サイトです。
生産者と消費者が直接コミュニケーションを取ることが出来る機能もあるので、安全性や信頼性の面も抜群です!
市場には出回らない珍しい、食材や食べチョク限定の商品の数も多いのが特徴です!
新鮮な食材を求めている人には特におすすめのサイトです。
商品ラインナップ
食べチョクの取り扱っている品目は全11種類あります。
「野菜セット」や「果物」、「肉」、「調味料」、「加工品」、「花・植物」など主に食材を扱っています。
取り扱っている商品の数も多く、1,2000点以上です!
3: Otameshi(オタメシ)

引用元:Otameshi公式サイト
運営会社
株式会社aucfan(オークファン)
Otameshiの特徴
美容・健康ジャンルを多く扱っているのが特徴で、美容や健康に興味がある人には特におすすめです。
更に、売り上げの一部は、医療団体、自然保護団体に寄付されるため、幅広くショッピングを通して社会貢献をしたい人には嬉しいポイントです!
商品ラインナップ
Otameshiでは、「食品」、「スナックお菓子」、「飲料・お酒」、「美容・健康」、「日用品」、「ペット用品」の全6ジャンルを扱っています。
取り扱い商品数は全3,695件以上(2020年10月9日時点)です。
4: ロスゼロ

引用元:ロスゼロ公式サイト
運営会社
株式会社ビューティフルスマイル
ロスゼロの特徴
ロスゼロは「ロスが減る、笑顔が増える」をキャッチコピーとしている通販サイトです。
こちらの通販サイトでは、少し贅沢な商品を取り扱っているのが特徴です。l
安全面においても、農林水産省の公式サイトで正式に掲載されているサイトのため、問題ありません!
各商品の販売ページには「フードロスになった理由」や「コロナウイルスの影響」についての記載があるので、商品ロスについての理解を深めながら、お買い物をできるのが大きな
特徴です!
商品ラインナップ
ロスゼロでは、「スイーツ」、「食品」、「食べ切り」、「送料無料」の全4ジャンルを扱っています。
取り扱い商品数は全223件以上です。
5: KURADASHI(クラダシ)

引用元:KURADASHI公式サイト
運営会社
株式会社KURADASHI
KURADASHIの特徴
KURADASHIは、日本初の大型社会貢献ショッピングサイトです。
メーカーから協賛価格で提供された商品を最大97%オフで購入することが出来ます。
更に、その売上の3~5%は社会貢献活動団体に寄付されるのがこのサイトの大きな特徴です。
こちらのサイトは、無料会員登録をすることなくショッピングできるほか、月額500円(税別)の「プレミアム会員」になると全ての商品の送料が無料になるので、コストを抑えてお買い物をしたい人には特におすすめです!
商品ラインナップ
KURADASHIでは、「食品」、「飲料」、「美容・健康」、「日用品・雑貨」、「その他」の全5ジャンルを扱っています。
取り扱い商品数は全537件(2020年10月9日)です。
食品ロスをなくして地球を守ろう!
食品ロスはSDGsの目標でも掲げられるほど世界的に重要視されている社会問題です。
政府や企業だけでなく、私達一人ひとりが意識をしなければ改善できない問題でもあります。
自分は関係ないと思わず、まずは日頃の生活から計画的な買い物を心がけるようにしましょう。
また、一番身近かつ私達が貢献しやすい問題でもあるので、まずは食品ロス通販サイトなどを使い、社会に貢献してみましょう!