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マスクサイズの選び方に関する基礎知識9つ|着用する理由も紹介

マスク基礎知識選び方

2021/05/13

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マスクのサイズとは

マスクには形や色やデザインなどによって様々な種類がありますが、自分に合ったサイズはどれなのか、購入前に試せないため迷う方も多いのではないでしょうか。

マスクのサイズは、その幅や高さによって「小さめ」や「普通」などのサイズが表記されているのが一般的です。

サイズが合っていないと、本来のマスクの効果を得られないことにもつながりますので、自分に合ったマスクを選ぶことが大切です。ここでは、自分のマスクサイズの測り方と目的に合ったマスク選びについて説明していきます。

マスクのサイズが大切な理由

マスクを風邪や花粉症対策で着用する場合、マスクが顔にしっかりと密着してウイルスや花粉の侵入を防ぐことが必要です。ですが、サイズが合わないと顔とマスクの間に隙間ができてしまい、そこから花粉やウイルスなどが入ってしまうので本来の目的が果たせません。

このように、マスクが効果を発揮するためには、目的にあったマスクを選ぶことも大事ですが、自分に合ったサイズのマスクを選ぶことが重要となります。

マスクの種類4つ

一般的な家庭用マスク3種類と、医療用マスク1種類をご紹介します。

それぞれのマスクには素材や形に特長がありますので、用途や顔へのフィット感やつけ心地によって、自分に合ったマスクを選びましょう。

1:平型マスク

昔ながらの家庭用マスクであるガーゼマスクがこの形です。立体的ではなく平らで、マスク全体が顔にフィットする構造です。

平型マスクの代表であるガーゼマスクは、天然素材である綿製のガーゼを重ね合わせているので、お肌に優しいのが特長です。

また、保湿力にすぐれており保温性も高いことから、喉を乾燥から守るのに役立ちます。

2:立体型マスク

顔の形に合わせた立体構造のマスクです。マスク周りが顔にフィットするよう立体型に作られています。

口元に隙間ができるため、マスクを使用した状態でもしゃべりやすく、息苦しくさが軽減され呼吸もしやすくなっています。唇がマスクに接触しにくいので、口紅が落ちにくいのもこのマスクの特長です。

3:プリーツ型マスク

立体型と同様に立体構造になっているため、口とマスクの間に空間ができるタイプです。立体型との大きな違いは、プリーツがついている点です。プリーツを広げることにより、自分の顔に合わせてサイズ調整できるため、よりソフトに顔にフィットします。

平型よりも呼吸がしやすいのも特長です。

4:N95マスク

医療用として使われるマスクです。

N95マスクは、空気感染を防ぐ目的で着用されるため、ウイルスの侵入を防ぐように作られています。そのためN95マスクの明確な規格も定められているのです。

空気感染防止用にフィルターがしっかりした構造になっているため、家庭用のマスクと比べて息苦しさを感じる場合もあります。

マスクサイズの選び方

たくさんのマスクが発売されていますが、どのサイズを選ぶべきなのでしょうか。

ここでは、マスクサイズの測り方をご紹介しますので、自分のサイズ目安を知って、サイズ選びの参考にしてみてください。

まず、親指と人差し指でL字型を作ります。

そして、L字型にした状態の親指の先端を耳の付け根の一番高い場所に当て、人差し指の先端は鼻の付け根から1cmほど下の場所に当てます。

最後に、その当てた状態の親指から人差し指までの長さを測りましょう。その長さがマスクサイズの目安になります。

マスクのサイズ4つ

マスクサイズの測り方で測定した長さで、大体のサイズの目安が分かります。メーカーによって表記に違いがある場合もありますが、市販のマスクは4つのサイズに分かれているのが一般的です。

大きすぎるマスクでは、ウイルスや花粉などの侵入は防げませんし、小さすぎるマスクでは耳かけゴムが短すぎて耳が痛くなったり、頬にマスクの跡がつくこともありますので、自分に合ったサイズを選びましょう。

またマスクの形によっても、サイズ感は多少異なります。

1:子供サイズ

親指から人差し指までの長さが9~11cmの場合は、子供用サイズがおすすめです。幼児や小学校低学年などの小さいお子さん向けとなります。

マスク自体も小さめですが、耳かけゴムが短めです。成人が子供サイズを着用すると耳が痛くなることもあるので、選ぶ前にゴムの長さも確かめておくことをおすすめします。

2:小さめサイズ

親指から人差し指までが10.5~12.5cmほどなら、小さめサイズがおすすめです。

小学校低学年以上のお子さんや小顔の女性にも、このサイズが目安となります。「小さめ」となっているため、大人は普通サイズと迷いがちですが、顔の小さな人には「小さめ」のほうが顔にぴったりとフィットしていて、サイズ感的には合っている場合もあります。

大きすぎるマスクを着用してしまうと、正面から見たときに頬の輪郭よりもマスクが広くはみ出し、隙間から花粉やウイルスが侵入してしまい、マスクの効果を活用できなくなることもあるので、慎重なサイズ選びが重要です。

3:普通サイズ

12~14.5cmほどの場合は普通サイズがおすすめです。

成人女性は、普通サイズか小さめサイズを選ぶことが多いようです。顔が小さめの成人男性であれば、普通サイズがちょうどいい方もいらっしゃるでしょう。

小顔の女性でも、顔を隠す目的の場合は、少し大きめとなるこの普通サイズでもよいでしょう。

4:大きめサイズ

14cm以上の場合は、大きめサイズがおすすめです。

一般的な市販のマスクの中では一番大きいサイズとなり、成人男性はこの大きめサイズになることが多いようです。

14cmに満たない人がこの大きめサイズを選ぶと、ゆったりと装着できますが、鼻周りや横に隙間ができてしまい、マスク本来の役割を果たせなくなる可能性が出てきてしまいますので、目的に合わせてサイズを選びましょう。

マスクを着用する理由4つ

新型コロナウイルスの感染が拡大したことにより、マスクを着用しての外出があたり前のようになりましたが、マスクを着用する理由は様々で、細菌カットであったり、花粉症予防であったりもします。

最近では高性能なマスクもいろいろと販売されていますが、用途にあったマスクを選び、その効果を発揮させる正しい使い方を知ることも大切です。

1:空気中のウイルスや有害物質をシャットアウトする

着用する理由として一番多いのは、ウイルスや細菌対策でしょう。

この理由で着用する場合、マスクを正しく装着することが大切です。マスクをつけるときは、できるだけ顔にフィットさせ、鼻の周りや頬などに隙間ができないようにすることがポイントです。

隙間があると、そこからウイルスなどが入り込み、充分な予防効果は期待できなくなります。

2:喉・鼻の内側にある粘膜を保湿・保温する

乾燥から喉や鼻を守るために、マスクは日常的に使用されています。また、寒い冬は保温目的でも着用されています。

この目的で着用する場合、一般的な不織布マスクよりもガーゼマスクがおすすめです。

ガーゼ以外の素材でも、寒さ対策として起毛素材を使って高い保温性を実現したり、保湿力の高くなる工夫がなされているものもたくさん売られています。

3:自身が持つ唾や菌を外に飛ばさない

くしゃみや咳などの飛沫が外に飛ぶことを防ぐためにも、マスクは着用されます。

この目的でマスクを着用する場合も、効果を得るために正しい装着法でつける必要があります。自分に合ったサイズのものを選ぶことはもちろん、顔とマスクの間に隙間を作らないように、必要に応じてゴムを結ぶなどして顔に密着するように調整します。

4:顔を隠すため

顔を隠すためにマスクを装着する方もいます。有名人などはその代表でしょう。化粧をしていない女性が、顔を隠すために使用することもあります。

それ以外にも、ウイルスのついた手で顔を触るのを防ぐという目的で、顔を隠すためにマスクを着用する場合もあります。この目的で着用する場合は、できるだけ顔を覆うように、大きめのマスクを着用するのも良いでしょう。

マスクサイズの適切な選び方をマスターしましょう

様々な種類や形、大きさのものが売られていますが、その用途によって選ぶ種類や大きさも異なります。

目的に合っていないものを選んでしまうと、効果が得られないこともあるでしょう。ウイルスや有害物質対策、そして飛沫飛散防止目的の場合は、正しい装着法のマスターも重要となります。

また、適切なサイズ選びをしないと、マスクの効果を充分に活かせない可能性もあります。

正しいマスクサイズ選びの知識を身につけ、マスクの効果を最大限に発揮させましょう。

この記事を書いた人

Bee

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