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ハッカ油を使った虫除け作りにチャレンジ! 簡単な作り方や効果的な使い方を紹介

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2021/06/02

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ハッカ油とはどんなもの?

ハッカ油とは、ハッカを蒸留・精製して抽出した精油のことです。ハッカは、西洋でいうところのミントのことで、和種ハッカやペパーミント・スペアミントなどの様々な品種のものがあります。

特に、日本に自生しているミントの一種である和種ハッカは、ミントの中でもメントール成分がひときわ強いのが特徴です。ハッカ油は爽やかな香りと清涼感があり、万能オイルとして生活の様々な場面で役に立ちます。

ハッカ油は、薬局やドラッグストアで手軽に購入することができます。

ハッカ油は虫除けになる?

ハッカ油は、スーッとした清涼感のある香りでリラックス効果をもたらします。しかし、ハエやハチ、アブなど一部の虫はこの清涼感のある香りが嫌いで逃げてしまうため、ハッカ油は一部の虫に対して有効な虫除けになるといわれています。

ハッカ油は、ハッカの葉茎から抽出して作られる天然成分です。そのため、化学物質を使った虫除けスプレーや殺虫剤よりも安心して使用できます。しかし、ハッカ油は虫除けになりますが殺虫効果はないため、害虫を駆除したい場合には市販の殺虫剤を使用するようにしましょう。

ハッカ油虫除け作りに必要な4つのものと選び方

ハッカ油を使った虫除けには、様々なものがあります。ここでは、1つ作っておくととても便利なハッカ油虫除けスプレーを作るのに必要な4つのものと、その選び方について紹介していきます。

1:ハッカ油

虫除け作りに必要なハッカ油には、天然成分100%のものとオイルなどで薄められている合成のものがあります。合成のハッカ油は天然成分のものより安価ですが、天然のものよりもハッカ特有の清涼感のある香りが弱いです。

また、ハッカ油には国産のものと外国産のものがあり、低価格な外国産よりも国産の物の方が品質が良い傾向にあります。

しっかり力を発揮できるものを選ぶ

北海道北見産などの天然成分100%のハッカ油は、合成のものと比べて値段が高めですが、合成のものよりハッカ特有の効能を強く感じることができ、しっかりと力を発揮します。

また、ハッカ油虫除けスプレーは直接肌に使うこともあるので、100%天然のものを選ぶようにしましょう。

価格だけで決めない

手軽にハッカ油で虫除けを作りたいからといって、価格だけを見て安いハッカ油を購入するのはやめましょう。オイルなどで薄められた合成のものや外国産のハッカ油は、天然成分100%のものや国産のものよりも安価で販売されています。

ハッカ特有の清涼感のある香りが弱かったり品質が低い場合もあるので、価格だけを見て選ぶと、虫除けとしての効き目が薄くなってしまう可能性があります。

2:スプレー容器

ハッカ油を使った虫除けを作る際に注意したいのは、スプレー容器の選び方です。虫除けのハッカ油の材料であるハッカ油と無水エタノールは、ポリスチレンを変質してしまう可能性があります。

そのため、スプレー容器を選ぶ際は、ポリスチレン製ではないものや、アルコール液対応と明記されているものを選ぶようにしましょう。もしも容器の素材が分からない場合は、ガラス製のものを使えば安心です。ガラス製の容器を使う際は、遮光性のあるものを選ぶようにしましょう。

3:無水エタノール

ハッカ油は油分のため性質上水に溶けにくいため、水に混ざりやすくするために無水エタノールを使う必要があります。エタノールには防腐作用もあるため、ハッカ油を使った虫除けに加えると、保存性を高くすることが可能です。

無水エタノールは、薬局やドラッグストア、Amazonなどで手軽に購入することができます。無水エタノールがない場合は、消毒用エタノールで代用しましょう。

4:精製水

ハッカ油独特の香りをなるべくそのまま香らせて効き目を良くするためには、不純物がなく純度の高い精製水を使用するのが最適です。

精製水とは、水道水を処理して有機物やほとんどのイオン成分を除去した水のことをいいます。精製水は、わずかな有機物が残っている分菌が繁殖しやすいため、開封後は早めに使用するようにしましょう。

精製水がない時には、軟水のミネラルウォーターや水道水でも代用することも可能です。

ハッカ油虫除けスプレーの作り方

ここからは、50ml容器分のハッカ油を使った虫除けの作り方を紹介していきます。

ハッカ油を使った虫除けスプレーの作り方はとても簡単です。まず、スプレー容器に無水エタノールを小さじ1杯(5ml)入れ、そこにハッカ油を10滴加えたら軽く振って混ぜます。

無水エタノールは引火性があるため、火気の近くで使用しないよう気を付けましょう。混ざり合ったら、そこに精製水45mlを加えて容器の蓋を閉め、よく振って混ぜます。混ざり合えば完成です。

使用期限

作った虫除けスプレーは冷暗所で保存の上、約2週間で使い切るのがベストです。

水道水で作った場合は、塩素の効果で少し長持ちします。精製水で作った場合は菌が繁殖しやすいため、なるべく早く使い切るようにしましょう。少量ずつ、使いきれる分だけをこまめに作るのがおすすめです。

効果的なハッカ油虫除けの使い方

ハッカ油虫除けの使い方は、直接肌にスプレーしたり、網戸などに吹きかけたり目的などによって様々です。1つあれば色々と役立つハッカ油虫除けですが、具体的にどのように使うのが良いのでしょうか。ここでは効果的なハッカ油虫除けの使い方について紹介します。

直接肌へスプレー

ハッカ油は植物由来の天然成分なため、直接肌にスプレーすることができます。化学成分配合の虫除けよりも安心して使用することができるため、子供にも使うことができます。

しかし、ハッカ油は香りや刺激が強いため、妊娠中の方や乳幼児、お年寄りの方は使用を控えた方が良いでしょう。

直接肌に使用するときには、上下に振ってよく混ぜてからスプレーするようにして下さい。この時は、目や口・粘膜、衣類などにスプレーがかかることがないよう、注意しましょう。衣服にかかるとシミになる可能性があります。

スプレーした香りが弱くなると、虫除けの効果が弱まります。香りが弱まったのを感じた時にこまめにスプレーすることで、効果的に使用することができます。

物にスプレー

ハッカ油虫除けスプレーは、直接肌にスプレーするだけでなく、物にスプレーをするだけでも効果的です。網戸にスプレーすると、外からの虫の侵入を防ぎます。ゴミ箱にスプレーをしておけば、夏場のコバエ対策にもなります。

ハッカ油スプレーは、虫除けしたいものや場所にスプレーすることで簡単に虫除けができて便利ですが、ポリスチレン製のものに使うと変質する可能性があるため注意が必要です。物にスプレーする時には、材質を確認してから使用するようにしましょう。

【使用場所別】ハッカ油虫除けの活用方法3つ

ハッカ油は、直接肌にスプレーして使う以外に様々な場所でも役立つ万能アイテムです。ここからは、家・車・アウトドアなどの使用場所別に、ハッカ油虫除けの活用方法を3つ紹介していきます。

1:家

家の玄関や部屋・網戸など虫が入ってきそうな場所にスプレーすると、自宅での虫除けに役立ちます。

玄関を開けた時に入ってくる虫を防ぐ時には、ガーゼやコットンなどに多めにスプレーして、ガラスの瓶に入れて玄関先に置いておくことをおすすめします。この時には、スプレーではなく原液を器などに垂らして置いておいてもよいでしょう。

部屋のクッションやソファなどに吹きかけておくことも、効果的です。外からの虫の侵入を防ぐために網戸にスプレーすると、爽やかな香りが広がって、リラックス効果も得られます。

網戸にスプレーする際は、網戸の材質がポリスチレンではないか確認してからスプレーするよう注意して下さい。

2:車

草の生い茂った駐車場や夏場などでは、ドアを開けた隙に蚊などの虫が車内に入り込んでしまうことがよくあります。車内にハッカ油虫除けをスプレーしておけば、虫が車内に入り込むのを防ぐことができるため便利です。

ハッカ油には消臭作用もあるため、車内の臭いが気になる時にシュッとスプレーするのもおすすめです。

3:アウトドア

自然を楽しむアウトドアには虫がつきものです。ハッカ油虫除けは、アウトドアでも活躍します。

テントのメッシュ部分や出入口、テントの周りにハッカ油虫除けをスプレーするだけで、テント内に虫が侵入するのを防ぐことができます。ハッカ油虫除けは、ハッカ油の香りが弱くなると、効果も弱くなるため、頻繁にスプレーするようにしましょう。

ハッカ油虫除けの効果の持続時間

ハッカ油虫除けは、その香りで虫を遠ざけるため、香りが弱くなると効き目も弱くなります。効果持続時間は約1~2時間と短いため、香りが弱くなったのを感じたら、すぐにスプレーすることをおすすめします。

ハッカ油の濃度を高くすれば持続時間が長くなりますが、濃度を高くすると、匂いが強すぎたり肌への刺激が強くなりすぎるので、適度な濃度で使用するようにしましょう。

ハッカ油虫除けの注意点4つ

ハッカ油虫除けは、虫除けとして気軽に使用でき色々な場面で役立ちますが、香りや刺激が強い分、使用する際には注意が必要です。ここからは、ハッカ油虫除けの注意点を4つ紹介していきます。

1:肌の弱い人

ハッカ油は植物由来の天然成分ですが、刺激作用があるため、肌の弱い人でなくても刺激を感じることがあります。そのため、肌の弱い人が使用する際には注意が必要です。

肌が弱い人は、ハッカ油虫除けを作る際に加えるハッカ油の量を少量から試し、様子をみながら濃度を調節するようにして下さい。

2:妊娠中の人

ハッカ油には、妊婦や胎児に影響を及ぼす可能性のある成分が含まれていると言われていますので、妊娠中や授乳中の使用は禁忌とされています。そのため、妊娠中の人は使用を控えた方が良いでしょう。

3:赤ちゃん

ハッカ油を使った虫除けスプレーは、天然成分由来なため、子供にも安心して使うことができます。しかし、ハッカ油は香りや刺激が強いため、肌の弱い3歳未満の乳幼児には使わない方が良いでしょう。

4:犬や猫などのペット

ハッカ油を使った虫除けは、犬や猫などのペットには使わないでください。ハッカ油は、植物の香りの成分を凝縮して作られているため、猫などの肉食の動物は、その成分をうまく処理することができない可能性があります。

猫だけではなく、匂いに敏感な子犬やフェレット・小鳥・ハムスターなどの小動物も同じくハッカ油が苦手です。ペットに直接スプレーするのはもちろん、ペットがいる場所でスプレーを利用することは控えましょう。

ハッカ油で虫除けスプレーを作って使ってみよう

少ない材料で簡単に作れるハッカ油を使った虫除けスプレーは、1つで様々な使い方ができるため、家の中はもちろん、車やアウトドアでも役立たせることができます。

毎日の虫除け対策から汗の臭いの消臭対策まで幅広く利用できます。また、天然成分100%のものを使えば、子供にも安心して使用することができるでしょう。

ハッカ油は、1つ購入すればコスパ良く虫除けスプレーを作ることができることや、誰にでも簡単に作れることが魅力です。今回紹介した内容を参考に、是非一度ハッカ油で虫除けスプレーを作って、使ってみましょう。

この記事を書いた人

Bee

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