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【TikTokで大流行】HALCALI「おつかれsummer」とは!?歌詞や意味などを徹底解説!

New2025/08/14

2025年、TikTokを中心にZ世代の間で突如バズった懐かしのJ-POP、HALCALI(ハルカリ)の「おつかれsummer」。

2003年にリリースされたこの曲が、20年以上の時を超えて再び大注目されています。独特な歌詞、夏の終わりの切なさ、不思議でクセになるビート…そしてなぜか平成レトロな映像と相性抜群。

この記事では、「おつかれsummer」が今なぜバズっているのか、歌詞の意味からTikTokの流行動画、海外での評価、似てる曲まで、Z世代目線で徹底解説します!

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HALCALI「おつかれsummer」とは?

「おつかれsummer」は、女性ヒップホップユニットHALCALIが2003年8月にリリースしたシングル曲です。タイトルの通り“お疲れさま”と“summer(夏)”を掛け合わせた言葉遊びになっていて、夏の終わりの切なさをユーモラスかつポップに描いています。
当時のJ-POPの中でもかなり独特で、HIPHOP×ガーリーポップのミックス感が印象的。今聴くとちょっとチープなシンセ音や軽快なリズムが、逆に「平成レトロ」な味わいとしてZ世代の心を掴んでいます。

HALCALIについて

HALCALIは、ハルカとユカリの2人からなる日本の女性ラップデュオ。2000年代前半、RIP SLYMEやm-floらと並び、J-POPにヒップホップ要素を取り入れた先駆者的存在でした。

「ギリギリ・サーフライダー」「TIP TAPS TIP」など、軽快でユニークな楽曲を多数発表。当時は中高生女子を中心に人気を集めましたが、2010年代以降は活動が減少し、2020年代には“懐かしのユニット”として語られる存在に。そんな彼女たちの楽曲が、TikTokで再評価されているのです。

HALCALI「おつかれsummer」の歌詞

おつかれ summer 淡い夢見し乙女は 人知れず crying
In the end of summer 日に焼けたその素肌を今宵 cool down

光る光る真夏の太陽 Sun, sunと降り注ぐ紫外線
UVケアなど おかまいなしなし やって来ましたよ 真白なbeach
突然 視界に麗しの君 逆三ボディに 小さなspeed
素敵なspeech いきなりreach 私は恋に落ちました peace
いつの間にやら 私はネムネム あなたの隣で流れるエミネム
さっき買ったばかりだったシェイクは すっかりミルクの様にサラサラで
私の髪も もちろんサラサラで あなたの指が絡んじゃう夢見て
ハッとして グッときて あなたに パットの胸躍る~

おつかれ summer 淡い夢見し乙女は 人知れず crying
In the end of summer 日に焼けたその素肌を 今宵 cool down
気の向くまま 夜風に吹かれ たたずむ たそがれ night
お互い summer 男と女チャラだね だから say good-bye
さぁ もう終わりね (bye-bye) 潮時かな (maybe?)
心と身体 (uh!) 今は あげないないないないない

モテる男だと分かっちゃいるけど 屈託のないその笑顔ムカつく
君だけだよ その慣れたセリフで Just meet ほら私にくちづけ
行き交うボインに視線が釘付け それならここぞと私の口癖
かまって かまって 私にかまって かまって かまって 私にかまって
かまって かまって 私にかまって かまって かまって 私だけ

おつかれ summer 淡い夢見し乙女は 人知れず crying
In the end of summer 日に焼けたその素肌を 今宵 cool down
気の向くまま 夜風に吹かれ たたずむ たそがれ night
お互い summer 分かってるんだけど ちょーっとまって マジでつらいな

トロピカール! 夜のbeach! 冷たい砂浜 私はpeach!
しっかりつないだ2人の手と手が しっとり汗ばみ Check this out!
あいつの息づかいが聞こえる 私の心臓がふるえる
何これ? あれヤバーイかも? あらヤダ! ちと早ーいかも?
マジになーる! やたらsweet! 絶体絶命 助けてplease!
2人以外 人影もなーい! こうなりゃ覚悟するしかなーい?
あいつの瞳 獣みたーい! 私は軽い女じゃなーい!
しっかりつないだ手と手をほどいて ひとこと さ・よ・う・な・ら!

おつかれ summer 淡い夢見し乙女は 人知れず crying
In the end of summer 日に焼けたその素肌を 今宵 cool down
気の向くまま 夜風に吹かれ たたずむ たそがれ night
お互い summer 男と女チャラだね だから say good-bye

もどーってこたないって 傷付いちゃない
どーってこたないって 泣いてなんかない (uh!)
どーってこたないって あんな男
どーってこたないって 大丈夫

どーってこたないって 傷付いちゃない
どーってこたないって 泣いてなんかない (uh!)
どーってこたないって あんな男
どーゆこと まいった あ・い・つ・が・好・き・な・の

歌詞は、夏休みの終わりの虚しさや恋の終わりを、ゆるい言葉遊びとポップなフレーズで描いています。
「おつかれsummer」「お互いsummer」など、韻を踏みつつ軽快に進む一方で、どこか寂しさが漂う不思議な雰囲気。
内容は一見軽いけれど、聴けば聴くほど“夏の終わりの切なさ”が沁みてきます。

歌詞の意味

「おつかれsummer」は、ただの夏の挨拶ソングではありません。

歌詞全体を通して、終わってしまう時間取り戻せない日々がテーマになっています。恋愛の終わりと夏の終わりを重ね合わせ、ポップなリズムに切ない感情を包み込むことで、明るいのにちょっと泣きそうになる…そんな不思議な感情を呼び起こします。

TikTokで流れる数秒間のループでも、聴いた瞬間にエモさが伝わるのは、この“明るさと切なさの共存”があるからです。

TikTokでの“おつかれSUMMER”人気投稿

はつやぎ(@hatsyagi)

現役高校生たちのダンス動画で、「おつかれsummer」の中でも圧倒的ないいねの数を誇っています!

@hatuyagi 今日もおつかれsummer〜#高2 #08 #dk #はつやぎ #金総 #summer #おつかれsummer #student #japan #創作ダンス ♬ เสียงต้นฉบับ – 𝘾𝘼𝙍𝙇𝘼 𝑪𝑪

yu(@yu_guitarsz)

「おつかれsummer」の楽曲をギターで弾き語りする人たちも増えています。

@yu_guitarsz いえーい✌︎ってしてる方が流れてきてやりたくなってしまった☺︎Pay attention to me,🥺It's no big deal,【HALCALI – "おつかれSUMMER"】#ギター #弾いてみた #おつかれsummer #otsukaresummer #guitartok #electricguitar #guitarcover #takopiinogenzai #おすすめにのりたい #fyp ♬ オリジナル楽曲 – yu

なぜバズった?理由を徹底分析!

2025年に入り、「おつかれsummer」のSpotify再生回数が急激に伸びました。
急激にバズった理由は大きく3つあります。

海外からの逆輸入ブーム

アメリカやイギリス、東南アジアのTikTokユーザーがこの曲を使った編集動画をアップ することで、日本のユーザーが「この曲何!?」と反応。

  • 最初の火点は海外クリエイター。 アメリカ/イギリス/東南アジアのTikTokで、VHS風の質感や夜景カットにこの曲を合わせた編集動画(ムード編集)が増加。

  • 「Otsukare Summer」という語感の面白さが英語圏でもウケて、キャプションやハッシュタグに載せやすい=拡散の下地になりました。

  • 海外の人気アカウントが使う → おすすめに乗る → 日本のユーザーが「この曲なに!?」と検索 → 日本ローカルで再燃、という逆輸入ループが成立。

平成レトロ×不気味エモのトレンド

m-flo「come again」など2000年代初期の曲が再流行したように、少し不気味、だけどエモい曲調が流行しており、「おつかれsummer」もピッタリはまったと考えられます。

  • いまのTikTokは、2000年代初期のJ-POP再評価(例:m-flo「come again」)と、少し不気味だけどエモい空気感がトレンド。

  • 「おつかれsummer」は、軽やかなポップさの奥に影を感じるムードがあり、Y2K〜平成レトロの映像演出(ガラケーUI風、フィルム粒子、魚眼、彩度控えめ)と相性抜群。

  • “夏の終わり感”や“ノスタルジー”を短時間で喚起できるのも強み。映像が数秒でも心象風景が立ち上がるため、BGMとしての汎用性が高い=使い回されやすい。

数秒で耳に残る中毒性

サビのフレーズが短く、リズムもクセになるため、ループ動画と相性抜群。

  • サビのフレーズが短いうえに、言葉遊び(“おつかれ”דsummer”)のキャッチーさが強烈。1回聴いただけで口ずさめるレベルの覚えやすさは、ループ前提のSNSで最適解。

  • リズムのノリが直感的で、口パク・ダンス・トランジションのどれにも合わせやすい。編集で“どこで切ってもハマる”小節感があるため、テンプレ動画が量産されました。

“意味深でエモい夏”を短尺で表現したい今の空気に、HALCALI「おつかれsummer」は完璧にハマった、というわけではないでしょうか!

HALCALI「おつかれsummer」に似てる曲をもっと深掘り!

TikTokで「おつかれsummer」を聴いてハマった人なら、きっとこの曲たちも好きになるはずです!

どれも独特な世界観とクセになるメロディを持っていて、ちょっと不気味だけど耳から離れない“沼系”の楽曲たち。ここでは、それぞれの魅力や「おつかれsummer」との共通点を詳しくご紹介します。

① トップシークレットマン「『死にたい』とか絶対言えない」

まず名前からしてインパクト大なこの曲。パッと聴くと軽やかでポップなんですが、歌詞をよく聴くとかなりブラックで不穏なテーマを扱っています。そのギャップがクセになるんです。

「おつかれsummer」と同じく、“明るいメロディ+ちょっと陰のある歌詞”という組み合わせが特徴。ポップなサウンドの裏に、ちょっとした闇や切なさを感じさせる雰囲気が共通しています。TikTokで使うと、不気味さとかわいさが同居する独特な映え感を演出できます。

② 倉橋ヨエコ「沈める街」

昭和レトロ感のあるメロディに、少し不穏な歌詞。まるで古い映画のサウンドトラックを聴いているような世界観が特徴です。
「おつかれsummer」もそうですが、倉橋ヨエコの曲は“懐かしいのにどこか怖い”という感覚を呼び起こします。特にこの「沈める街」は、水の底に沈んでいくような感覚と、ゆったり流れるメロディが魅力。平成レトロや昭和ポップ好きのZ世代にはかなり刺さる一曲です。

③ sasakure.UK「トゥイー・ボックスの人形劇場」

ゲーム音楽のようなチップチューンと、不思議なコード進行が印象的な一曲。
sasakure.UKさん独特のデジタルで幻想的なサウンドは、「おつかれsummer」のちょっと不気味なかわいさと通じるものがあります。
曲全体がまるで人形劇の舞台のようで、聴いていると物語の中に引き込まれる感覚に。TikTokではこの曲の雰囲気を活かして、不思議で可愛い映像編集をする人も多いです。

④ MARETU「ビノミ」

最後は、ボカロP・MARETUさんの代表的な一曲「ビノミ」。特徴的なテンポ感と、シュールかつ毒のある歌詞がクセになります。
「おつかれsummer」と同じく、キャッチーなメロディとちょっと不安定な音の動きが魅力。歌詞に散りばめられたブラックユーモアも共通点のひとつで、ただのポップソングではない奥深さを感じさせます。

夏の終わりに「おつかれsummer」をきこう!

「おつかれsummer」は、単なる懐かしソングではなく、Z世代の感性に刺さる“平成レトロ×不気味エモ”の象徴的な曲です。海外からの逆輸入トレンド、TikTokでの映像編集との相性、中毒性のあるメロディ…その全部が重なって2025年に再び脚光を浴びました。

今後も、こうした2000年代J-POPの再発見ブームは続くはず。あなたもこの夏、「おつかれsummer」でエモい動画を作ってみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人

paku

東京都出身のぱくです。 音楽やファッション、コスメに興味を持っています! 少しでも皆さんのお役に立てるような情報をお届けします。

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