Air Dropを使ったことはありますか?iOS17にアップデートされたことにより、この機能はさらに使いやすくなりました。本記事では、新しく追加された機能も含めて、Air Dropについて徹底解説いたします!
目次[ 表示 ]
- AirDropとは?
- AirDropのiOS17による新機能は?
- NameDrop
- 端末を近づけて共有
- SharePlay
- 不適切画像の自動ぼかし
- インターネット経由でAirDropを継続
- AirDropのメリットとは?
- 早い
- 大容量も可
- モバイル回線が使えなくても大丈夫
- 写真が縮小・劣化しない
- AirDropが使える条件は?
- iPhoneやiPadなどのApple製デバイスを使用している
- コンテンツを送る相手が近くにいる
- Wi-FiとBluetooth が有効
- 写真の共有以外の使い方は?
- webサイトの共有
- マップアプリ
- 連絡先の共有
- その他
- Air Dropの送信方法
- 共有のマークを押す
- 端末同士を重ねる
- AirDropの受信方法
- 設定から
- ホーム画面から
- 受信方法
- Air Dropを送信・受信出来ない時の原因は?
- Air Dropをオフにしている
- 機内モードやおやすみモードを設定している
- Wi-FiやBluetoothをオフにしている
- iCloudをサインアウトしている
- 受信設定が適切でない
- インターネット共有をオンにしている
- 相手との距離
- 容量が足りない
- それでもダメな時の対処法
- 電源を一度切ってみる
- Wi-FiとBluetoothを一度切ってみる
- サポートセンターに問い合わせる
- Air Dropの名前を変更する方法は?
- Air Dropを使ってみよう!
AirDropとは?
AirDropとは、近くにあるApple製のデバイスと写真や動画などを共有できる機能のことです。
一時期は、Apple製デバイスを持っている人なら誰にでも送ることができたため、エアドロ痴漢のように不適切な画像を送信する人もいました。しかし、最近では、送受信に制限がかけられるようになったため、その被害も減っています。
AirDropのiOS17による新機能は?
AirDropは、iOS17にアップデートされたことにより、さらに便利な機能が多く追加されました。こちらでは、新たな新機能を5つご紹介します!
NameDrop
NameDropとは、iPhoneやApplle Watchを近づけるだけで、連絡先を交換することが出来る機能です。電話番号やメールアドレスを素早く交換したい時にとても便利な機能です。
端末を近づけて共有
従来のAirDropは共有ボタンを押して、相手を選択する必要がありました。しかし、現在では、2台を近づけるだけで写真やファイルを共有出来るようになりました。
SharePlay
SharePlayとは、FaceTimeアプリを使用しながら、通話中に一緒にビデオを観たり、ミュージックを聴いたり、ゲームをすることができる機能です。2台を近づけることで、簡単にSharePlayを始めることができます。搭載しているシステムが違ったり、サブスクリプションへの登録をしていないとこの機能が使えないことがありますので、注意してください。
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SharePlayの機能を使えば、車内で個人個人がiPhoneから音楽を再生することも出来ます。Apple Music のサブスクリプションに登録している人がホストになれば、iPoneを持っている同乗者はみんな参加できますよ!
不適切画像の自動ぼかし
現在でも時々起こるエアドロ痴漢への対策機能です。不適切な画像が送信された際に、自動で画像や動画にぼかしをかけた状態で警告メッセージが表示されるようになりました。
インターネット経由でAirDropを継続
今までは、2台が離れてしまうとAirDropが上手くできなかったため、別れ際に共有するのは難しかったです。しかし、iOS17にアップデートされたことで両方のデバイスがiCloudにサインインしてさえいれば、インターネット共有で転送を続けることができます。
AirDropのメリットとは?
ここからはAirdropのメリットについて解説していきます。AirDropはとても便利ですが、メリットはそれだけではないです!
早い
これはとても大きなメリットです。わざわざ別のアプリを開くことなく、データを送れることに加え、写真などの容量が少ないものなら、素早く送ることができます。
大容量も可
容量が大きくても送信出来ることも大きな利点です。容量が大きいものはWi-Fiに接続しないと送れなかったり、アプリによっては長い動画は送信できなかったりしますが、Airdropならその心配をすることなく、送信出来ます。
モバイル回線が使えなくても大丈夫
このメリットは意外と知られていませんが、Air Dropはモバイル回線でなく、BluetoothとWi-Fiを組み合わせたローカルネットワークを使用しているため、通信料がかかりません。地下や建物内でも使用することが出来ますよ。
写真が縮小・劣化しない
写真をSNSやメールで転送すると、どうしても画質が落ちてしまいます。しかしAirDropならデータをそのまま送信できるため、写真のクオリティを下げることなく、共有が可能になります。
AirDropが使える条件は?
ここまでAirDropの利点について説明してきましたが、実はAirDropを使用するには、一定の条件が必要になってきます。ここではその条件について詳しく説明していきます。
iPhoneやiPadなどのApple製デバイスを使用している
まずは、Apple製のデバイスを使用していることです。残念ながら、Androidや他の端末ではAirDropを使用することは出来ません。
コンテンツを送る相手が近くにいる
AirDropの特徴としては、近くにいる相手(Bluetooth や Wi-Fi の通信範囲内)にのみ送信できることにあります。そのため、前提として、送受信をしたい相手が近くにいる必要があります。障害物の有無にもよりますが、Airdropでデータを送れる範囲は約9メートルです。
Wi-FiとBluetooth が有効
これは、データを送信する側も、受信する側も必要な条件になっています。もし、インターネット共有をオンにしている場合は、それをオフにすることでAirDropを使用することが出来ます。
写真の共有以外の使い方は?
写真の共有に使われることの多いAirDropですが、実は他のコンテンツの共有にも使用することが出来ます。
webサイトの共有
インターネット上で何かを検索していて、良いサイトやWeb記事が見つかった時、わざわざ他のアプリケーションを開いて共有するのは面倒ですよね。そんな時にもAirDropは有効です。共有方法としては写真と同じく、共有マークを押して、AirDropを立ち上げるだけです。
マップアプリ
意外と知られていない機能ですが、マップも共有することが出来ます。友人や家族、恋人と出かけていて、マップ上で気になるお店を見つけた時には、共有ボタンから、場所を共有することができます。google MapやYahoo!マップでも使える機能なので、ぜひ使ってみてくださいね!
連絡先の共有
Namedropが導入されたことにより、端末同士を近づけるだけで連絡先の交換ができるようになりました。こちらはAirDropを受信しない設定になっていても、iOS17以降で、「デバイス同士を近づける」がオンになっていれば受信可能になります。端末を近づけるだけで連絡先が共有されるので、便利ですね。詳しいやり方は以下の通りです。
iPhoneからiPhoneやApple Watchに共有する場合
iPhoneの画面をもう1つのiPhoneや、Apple Watchの上部に近づける
Apple Watchからもう1つのApple Watchに共有する場合
Apple Watchから「連絡先」を開き、右上の隅にある自分の写真をタップ→「共有」をタップ→自分のApple Watchをもう1つのApple Watchに近づける
画面が明るくなり、Apple Watchが振動すれば準備完了
①両方の画面にNameDropの表示がでるまで、端末を近づけたままにします。
②自分の連絡先を送信して相手の連絡先も受信するか、相手の連絡先のみを受信するかを選択します。
③自分の連絡先を共有している場合は、>をタップして、送信したい情報を選択してから、「保存」をタップします。(同じ情報が、次回NameDropを使うときも使用出来ます)
※キャンセルする場合は、NameDropの転送完了前に、2つの端末を離すか、iPhoneをロックすれば大丈夫です。
NameDropや「デバイス同士を近づける」機能をオフにする方法
①「設定」を開きます
②「一般」をタップします
③「AirDrop」を選択し、「デバイス同士を近づける」をオフにします
詳しいやり方はこちらを参照してみてください!
その他
その他にもファイルや録音、Safari、ミュージック、メモなど、共有マークがあるものであれば、共有することが可能です。基本的なやり方は変わらないので、ぜひ、使ってみてください!
Air Dropの送信方法
AirDropの送信方法について説明していきます。ぜひ、参考にしてくださいね。
共有のマークを押す
今回は写真の共有の仕方を例に解説していきます。
①アルバムを開いたらまず、「選択」をタップします。
②送信したい画像を選びます。
③「共有マーク」をタップします。
④AirDropをタップします。
⑤共有したい相手のアイコンをタップします。
⑥相手が受信を承諾し、青い線が1周したら、送信完了です。
メモの場合
共有したいメモを開きます→「共有マーク」を選択します
ボイスメモの場合
共有したい録音をタップします→・・・のマークをタップ→「共有」を選択します
ファイルの場合
・・・のマークをタップします→「選択」→送信したいデータを選びます→「共有マーク」をタップします
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アプリによって若干共有方法が違いますが、「共有マーク」が表示されてからの④~⑥の手順は変わらないので、わかりやすいですね!
端末同士を重ねる
こちらは、iOS17の新機能です。送受信する端末の両方がアップデートを完了している必要があります。
①共有したいデータを選び、「共有マーク」→「AirDrop」をタップします。
②この画面が表示されたら、端末を重ねます。
③端末が振動し、相手が「受け入れる」をタップすれば送信完了です。
AirDropの受信方法
ここでは、AirDropを受信する方法をご紹介します。受信自体はシンプルですが、その前に設定が必要な場合があるので、合わせて説明します。
まずは、受信するにあたって必要な設定から、解説していきます。
設定から
①「設定」アプリを起動させ、「一般」をタップします。
②「AirDrop」をタップします。
③連絡先を知っている相手の場合は「連絡先のみ」を。連絡先を知らない相手の場合は「すべての人」をタップすれば、設定完了です。
ホーム画面から
①iPoneの場合は、バッテリー残高表示のあたり(画面右上)をタッチしたまま下にスワイプします。
②左上側の四角(Wi-Fiや機内モードのマークがあるところ)を長押しします。
③AirDropをタップします。
④連絡先を知っている相手の場合は「連絡先のみ」を。連絡先を知らない相手の場合は「すべての人」をタップします。
⑤AirDropのマークが青色に変われば設定完了です。
受信方法
以上の設定が出来れば前準備は完了です。ここからは受信の仕方について解説します。
①送信されてきたデータに対して「受け入れる」をタップします。
②青い線が1周すれば、受信完了です。
Air Dropを送信・受信出来ない時の原因は?
時々、Air Dropが出来ないという不具合が起こることがあります。小さな設定の変更で対処できる場合もあるので、参考にしてみてください。
Air Dropをオフにしている
そもそも、Air Dropの設定をしていない場合は、Air Dropの送受信が出来ません。特に受信者側は、「受信しない」になっていないか、連絡先を知らない相手にも関わらず、「連絡先のみ」になっていないかを確認してみてください。
機内モードやおやすみモードを設定している
機内モードやおやすみモードを設定していても、Air Dropが出来ない場合があります。iPhoneの場合は、バッテリー表示の辺り(画面右上)をタッチしたまま、下にスライドして、設定に問題がないか確認しましょう。
Wi-FiやBluetoothをオフにしている
Air DropはBluetoothとWi-Fiを使用している機能のため、この2つがオフになっていると使用することができません。これらがオンになっているか、確認してみましょう。
iCloudをサインアウトしている
AirDropの設定を「連絡先のみ」にしている場合、送信者と受信者の両方がiCloudにサインインしている必要があります。これが原因の場合は、Air Dropの設定を「すべての人(10分間のみ)」にするか、iCloudにサインインする必要があります。
iCloudにサインインする手順は以下のとおりです。
①「設定」から「ユーザー名」をタップします。
②自分の名前が表示されていなければ、iCloudにはサインイン出来ていないので、「デバイスにサインイン」をタップします。
③Apple ID(登録済みの別のメールアドレスや電話番号があればそちらでも可)とパスワードを入力します。
受信設定が適切でない
受信者側が送信者の連絡先を登録していないにも関わらず、「連絡先のみ」にしている。または、「受信しない」設定にしていると、Air Dropを受け取ることはできません。
インターネット共有をオンにしている
インターネット共有がオンになっていると、Air Dropが出来ない場合があります。こちらが原因と見られる場合は以下の対処法を取りましょう。
①「設定」を開きます。
②「インターネット共有」か「モバイル通信」をタップします。
③「インターネット共有」をタップします。
④ 「ほかの人の接続を許可」をオフにします。
相手との距離
そもそも相手との距離が離れすぎている場合や、間に障害物がある場合はAir Dropを使用することはできません。お互いが9メートル以内の位置にいるか、間に障害物がないか、確認をしてみてください。
容量が足りない
受信者側の容量が足りていないと、写真やファイルを受け取ることは出来ません。これが原因と考えられる場合は、写真やファイルを削除したり、iCloudの容量を購入してみてください。
それでもダメな時の対処法
どの解決策を取ってもAir Dropが出来なかった。そういった場合は、以下の方法を試してみてください!
電源を一度切ってみる
そもそも何かバグが起きていて使用できない場合もあります。原因が見つからない場合は、一度電源を落としてみましょう。
Face IDを搭載した(ホームボタンがない)iPhoneの場合
①サイドボタン(電源ボタン)と音量ボタン(どちらでも可)を数秒間、同時に押します。
②ボタンを押さえたまま、「スライドで電源オフ」をスライドします。
ホームボタンのあるiPhoneの場合
①サイドボタン(電源ボタン)を数秒間、同時に押します。
②ボタンを押さえたまま、「スライドで電源オフ」をスライドします。
全てのiPhone
①「設定」を開きます。
②「一般」をタップします。
③「システム終了」をタップします。
④「スライドで電源オフ」をスライドします。
Wi-FiとBluetoothを一度切ってみる
ホームボタンのあるiPhoneの場合は、画面の下から上にスライドをして、FaceIDを搭載したiPhoneの場合は、バッテリー表示の辺り(画面右上)をタッチしたまま、下にスライドして、コントロールセンターを表示させましょう。Wi-FiやBluetoothの設定を一度オフにして、しばらくしたらオンにして、再度Air Dropしてみてください。
サポートセンターに問い合わせる
以上の対処法を試しても解決されない場合は、Appleのサポートセンターに問い合わせてみてください。
Air Dropの名前を変更する方法は?
Air Dropをする時は送受信者両方にお互いの名前が表示されます。設定状態によっては他のApple機器の使用者に見られてしまう場合もあるため、フルネームではなく、ニックネームや記号を使うことをお勧めします。以下では、その設定方法について解説していきます。
①「設定」を開いたら下にスクロールして、「一般」をタップします。
②「情報」をタップします。
③「名前」をタップし、好きな名前に変更します。
Air Dropを使ってみよう!
いかがでしたか?Air Dropは、iOS17になってからさらに使いやすくなりました!Air Dropを使って、簡単に、早く情報を共有しましょう!