ここ何年かで話題となっている「IoT」ですが、IoTとはなんのことなんでしょうか?また、IoTを活用してどんなことができるのでしょうか?そんな疑問を浮かべる人に今回はIoTについて、活用事例なども踏まえてご紹介いたします。
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IoT(Internet of Things)とは?
IoTは「Internet of Things」の略でモノのインターネットと直訳することができます。IoTとは簡単にいうと「モノがインターネット経由で通信する」ことです。今までインターネットが繋がっていなかったモノにインターネットを繋げようということです。
IoTには何を目的とするかの定義がないため幅広く応用されています。IoTを活用して出来る機能や活用事例をみていきましょう。
IoTの活用で可能な4つの機能
先程にもあったようにIoTは幅広く応用されています。その中でもIoTで可能な大きな4つの機能をご紹介します。
モノを操作する
IoTと聞いて一番イメージしやすい機能として「モノを操作する」があります。離れた場所にあるモノをスマホやリモコンを通して遠隔操作する機能です。
例えば、外出しているときに家のエアコンをスマホのアプリを通して電源をオンオフや温度調節、風量の調整まですることができます。
モノの状態を知る
離れた場所にあるモノや人の状態を知る機能です。IoTの製品のモノを付けることで動物の健康状態などを知ることができます。
例えば、首輪をIoT化して運動量や食事量のデータを取得することができます。また、電子機器の使用量があらかじめ設定した数値を超えるとアラーとが発生したりなど、モノの状態を知る機能はIoTに欠かせない要素です。
モノの動きを検知する
モノや人の動きから現状の状況を知ることができる機能です。モノや人の動きを検知する機能が飛躍することで自動運転の車の精度が上がったりなど、重要な変化を見逃さず、現在の状況を推測することでアクションを起こすことができます。
例えば、バスや電車の運行状況や混雑状況をバス停にあるQRなどを読み取るだけでリアルタイムの状況を把握することができます。
モノ同士で通信する
インターネットに接続したモノとモノの間でデータを送受信することで、複数の電子機器を自動的に動作させる機能です。
例えば、スマートビルディングのような建物で利用されており、照明や空調機器の利用状況をセンサーで監視することで、自動的に照明や空調などをコントロールします。
【分野別】IoTの活用事例をご紹介!
先程はIoTの機能についてのご紹介でしたが、更に詳しく分野ごとの活用事例をご紹介いたします。
住宅などのIoT
スマート家電などを利用することで快適な暮らしを実現することができます。最近ではIoTの鍵ロックも製品として誕生しており、スマート家電を使うことでスマホから操作したりなど便利な暮らしになります。
農業分野のIoT
実はIoTの活用は農業分野でもかなり進んでいます。ハウス栽培の水やりや肥料などをIoTを活用して、日射量や土壌の状況を元に量や与えるタイミングなどを自動調整することができます。
交通機関のIoT
先程の「モノの動きを検知する」でご紹介した、バスや電車などのバス停でリアルタイム状況を知ることが可能になっている場所もあります。
物流などのIoT
物流には今配達員が運んで届けてくれますが、近い将来ドローンや自動運転の車での配送サービスが可能になるかもしれません。特にドローンに関してはAmazonが実験を行ったりなど実用可能なレベルまできています。
自動車分野のIoT
自動車とスマホを接続することで、カーナビを使用しなくてもナビを利用できたり音楽をかけることもできます。また、「自動運転システム」の開発が進み、自動運転の車が当たり前な時代が近いかもしれません。
医療分野のIoT
医療にもIoT化が進んでおり、特に着用型ウェアラブルデバイスによる健康状態の記録・管理などに役立っています。また、アメリカでは自律型の通信機能を持つ心臓ペースメーカーの開発をしたりなど医療にもどんどんIoTの導入が進んでいます。
IoTの発展が更に便利な暮らしに!
IoTについて何となく理解できたでしょうか。これからIoTの製品などが身近にあるのが当たり前になってきます。今でもスマート家電など購入できるので是非利用してみてはいかがでしょうか。