「Clubhouseの使い方が全然わからないのでCrabhouseを3日で作りました。」
Clubhouseの使い方が全然わからないのでCrabhouseを3日で作りました。
誰かがゲーム起動するとカニが増えます。たまにしゃべります。それだけカニ。#Crabhousehttps://t.co/M5UCi1Ky3S pic.twitter.com/qxZPsL4rv1— GAI🦀@トライバルデザイナー (@kamibukuro18) February 7, 2021
話題の招待制SNS「Clubhouse(クラブハウス)」ならぬ、「Crabhouse(クラブハウス)」というアプリご存知ですか?その開発者のツイートが、数日で8.8万いいね、4万リツイートというバズり具合。直訳は「カニの家」でしょうか?アプリを起動してみると、まさに、家の中にカニがうじゃうじゃいる…だけ。
今回は、そんな話題のアプリを開発したトライバルデザイナー「GAI(ガイ)」さんを直撃取材してみました!
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GAIさん、あなたは誰ですか?
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早速ですが自己紹介頂けますか?
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肩書は「株式会社GAIBAKO」代表取締役社長のGAI(ガイ)と申します。まだ立ち上げて2か月なんですけど、
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(良かったカニじゃなくて、ヒトだった。)
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ずっとトライバルデザイナー、細密画家として活動していて、絵が好きでプログラムも好きでやっていたというかんじですね。
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トライバル…とは?
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トライバルって民族模様という意味で、タトゥーのようなデザインのことをいいまして、例えば日本の沖縄紋様とかアイヌ紋様とかは日本風のトライバルデザインって感じになりますね。
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なるほど、絵とプログラムを好きでされていたと。
「あークラブってカニという意味もあるな」から3日でパロディアプリ開発
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ではCrabhouseについてもお聞きしたいのですが、なぜ今回アプリを作ろうと思ったのですか?
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”L”の方のクラブハウスを知ってから、皆が招待枠を取り合っていたり、色々と思惑が交差している雰囲気があまり好きではなくて。
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あー分からなくもないです。
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自分も始めてみたんですが、全然よくわからなくて。そこで「クラブ」…「Crab」、「カニ」と思いついて、パロディアプリを作ったら面白いかなと思ったのがキッカケですね。
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思いついてから行動がものすごく早かったですよね?
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アプリを作るにあたって旬があると思っていたので、リリースするなら急ぐしかないと3日で作りました。
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凄いですね、、確かに話題の廃れは早いですからね。見習うところがあります。
38個のユニークなセリフや7種の音楽に注目‼
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Crabhouseは結構シンプルで、それがまた面白いなと思うのですが、なにかこだわった部分があれば教えてください。
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そうですね。部屋にカニ達が吐いているセリフが38個あるのですが、その中でも「こんな ゲーム してないで べんきょう しろよ」は結構好きなセリフです。(アプリを)やった挙句にね、来た人に対するメッセージというか。
この言葉、ソースは『たけしの招待状』なんですよ。
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たけしの挑戦状?
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ファミコンのゲームですね。有名なクソゲーではあるんですが、エンディングでビートたけしさんが、「こんなことやって なにしてるんだよ」的なコメントをしていて、あーこういうのを入れようと思ったのが着想ですね。
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なんとなくGAIさんの世代が見えてきそうなエピソードですね(笑)
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あとは、音楽をちゃんと聞いていただきたいなと思っています。
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ほう?音楽ですか。
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はい。入っているのが確か7曲あって、フリー音源を100曲以上聞いて厳選して使わせていただいているんです。
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え!そんなに入ってたんですね!
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このゲームは基本”見てるだけ”なので、その間ずっと聞ける音楽はかなりこだわりましたね。
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放置してても楽しめるってことなんですね!
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そうですね。実際結構待ってるとギミックとかもあるんですよ。
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おお!それはやってみてのお楽しみ要素ですね~。
実はAndroid版も…
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今後のアップデートも考えてるんですか?
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一応考えてはいますね。ただネタアプリなので、内容は皆様の反応しだいかなと思います。
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なるほど。
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あとは、Android版も準備しているところです。
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!!?
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あまりにも要望が多かったので。
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本家を楽しめないAndroidユーザーもついに報われるということですね!
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そういうことですね(笑)
新作ボードゲームアプリもリリースしてます!
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GAIさん、他にもアプリをリリースされているとか!
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はい、ストラテジー系のボードゲームアプリ「ハックスタック」を1月にリリースしました。こちらはiPhone、Androidどちらでも遊べます(笑)
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Glory’s Worksっていうボードゲームサンプルがあるんですけど、そこで作られているハックスタックという実際のボードゲームをアプリ化したものが、これになります。運要素ではなく戦略を楽しむものなので、好きな人なら誰でも楽しめるゲームになっています。
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今後もアプリ開発はされていくんですか?
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そうですね。会社としてゲーム開発も事業としているので、面白そうだなと思うものをアプリ化していくつもりです。
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新規リリースの反響も楽しみですね!
「GAIさん」というキャラクターがやっている
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そういえばGAIBAKOのサイトを拝見して気になっていたのですが、「GAIさん」とご自身でさん付けされてますよね?どういった意味なんでしょう。
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平たく言えば、キャラ付けですね。いろんな方にガイさんガイさんと呼ばれているので、あくまで「GAIさん」というキャラクターという扱いにしているんです。
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本田圭佑さんが本田圭佑を演じている…というような?
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そうですね。僕個人というよりGAIさんがやっているって感じです。
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なるほど~!サイト内の記事や今回のアプリ開発を見ていると、行動力などに一貫したなにかを感じるんですが、何かこだわりはあるんですか?
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こだわり…そうですね。基本的にやりたいことはすぐやるというのは、習慣付けされていますね。もちろん我慢しなきゃいけないことはありますけど、ただ自分の出来る範囲内でやりたいことはすぐやるのは習慣にしています。
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そこが行動力の源泉だったんですね。
トライバルデザインという画風軸
引用:GAIさんTwitter投稿より
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自己紹介にもあったトライバルデザイナーはいつ頃から名乗られているのですか?
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ちゃんと名乗り始めたのは、ここ3年くらいですね。
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ほう、きっかけは何だったんですか?
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そうですね、心持ちですね。それまではデザインに関わらず幅広くやっていたのですが、今後軸になる一本を作らないとと思っていたので、トライバルデザイナーを名乗るようになりました。
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なるほど、細密画(さいみつが)についてもその頃から始められたんですか?
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細密画については、トライバルデザイナーの先ですね。もともと絵に関しては趣味で描いていたんですけど、トライバルというものに出会って、その練習のために細密画を描き始めたのがきっかけです。
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スキルを磨くために細密画を描かれたんですね!トライバルにはどこで出会ったんでしょうか?
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Facebookのイラストを描くグループですね。そこに尊敬しているトライバルデザイナーの方が絵をアップしており、それを見たのがきっかけです。そこでカッコイイな、描いてみたいなと思ったことが始まりでした。
株式会社GAIBAKOについて
【会社設立のご報告】
日頃から大変お世話になっております。
この度、わたくしGAIは「株式会社GAIBAKO」を設立いたしました。
事業内容は今まで通りデザイン稼業とゲーム開発をメインにやります。
面白い事、楽しい事を全力で真面目にふざけてやっていきますのでよろしくお願いします! pic.twitter.com/mmYslZayib— GAI🦀@トライバルデザイナー (@kamibukuro18) February 8, 2021
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先日ツイートでも拝見したのですが、会社のロゴめちゃくちゃカッコイイですね。
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あれは、実は先ほど話した尊敬しているトライバルデザイナーさんに描いていただいたんですよ。
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え!そうなんですね!
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その方を知った時に、ロゴをお願いしようとしたんですけど、お金が無くて依頼できなかったんです。それで何かやるときにはこの方にロゴを依頼しようと考えていたので。
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夢が叶った瞬間ですね!ということはデザインはおまかせ?
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おまかせですね。
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またまたGAIさんのこだわりが垣間見えました…!貴重なお話ありがとうございました!
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こちらこそありがとうございました!
あとがき
今回は、「Crabhouse(クラブハウス)」の開発者、GAIさんにお話を伺いました。いやーGAIさんの人となりというか、こだわりが垣間見えて非常に楽しく取材させていただきました!
個人的に好きなカニのセリフは、「ウニ」という二文字…なんというかシュール(笑)
Crabhouseは、現在AppStoreで9万5千DLを記録(2/12時点)!放置していると後から見つかるギミックもあるみたいなので、皆さんも是非、”招待無し”で楽しんでくださいカニ!
GAIさんのTwitterはこちら→@kamibukuro18
感想やインタビュー依頼は「Mola」DMまで!@Mola21391444