デジタル

GIFアニメーションの基本的な作り方手順6選|作成ツールについても紹介

ビジネスツールビジネススキルデザイン

2021/05/24

目次[ 表示 ]

そもそもGIFとは?

GIFとは、「Graphics Interchange Format」略称で、画像ファイルのフォーマットです。ファイルの拡張子は「.GIF」となります。

GIF画像は、「GIFアニメーション」という機能があり、簡易的なアニメーションや画像の連続表示が可能で、画像形式でありながら動画のように見せることができます。

GIFアニメーションの特徴

GIFアニメーションは、複数の画像データを挿入し、簡易的なアニメーション動画を画像ファイルとして作成することができます。

GIFの特徴として、データ容量が動画に比べて非常に小さく、デバイスや通信環境に影響を受けにくいことが挙げられます。また、動画と違い自動的に再生され、自動的にループされるのも特徴です。

しかし、GIFファイルには配色が256色までと制限があり、写真などの鮮やかな画像の表現には適していません。

GIFアニメーションの基本的な作り方手順6選

GIFアニメーションの基本的な作り方をご紹介します。

基本的な工程はそれほど多くなく、作業も単純で簡単です。どんなGIFアニメーションを作るかによって作業が少し変わりますが、基本的な作り方としては大きく6つの工程に分けられます。

初めて作る方は、是非参考にしてみてください。

1:内容を考え素材を準備する

GIFの作り方は、まずGIFアニメーションの内容を考え、それに対する素材の写真やイラストなどの画像を準備します。

パラパラ漫画のようにアニメーションを動かす場合は、できるだけ多くイラストを用意するとなめらかに動かすことができます。

2:素材を読み込む

内容を決めて素材が用意できたら、用意した写真やイラストなどの素材を読み込みます。

読み込んだ画像を、順番に表示させることで、GIFアニメーションが作成されます。多くの画像を読み込めば、その分なめらかな動きや長いアニメーションが作れますが、ファイルサイズが大きくなるため注意が必要です。

3:順番に並び替える

GIFアニメーションで使用する画像ファイルを読み込んだ後は、再生時に表示させる順番に合わせて並び替えます。

ツールによっては、読み込んだ画像を一覧で表示させて、どの順番で表示させるか確認することもできます。アニメーションを作成する際は、動きの順番を間違えないように注意しましょう。

4:時間を調整する

表示させる画像ファイルの順番を決めた後は、それぞれの画像の表示時間を調整します。

GIFアニメーションでは、1つ1つの画像が表示される時間を個別に設定することで、アニメーションの動きをなめらかにしたり、ゆっくりと1つの画像を見られるようにしたりすることができます。

5:ループ設定、透過色を指定する

GIFの表示時間を調整したら、ループ設定や透過色の指定など、書き出すために必要な設定を行います。

GIFアニメーションは再生途中に停止することもできますが、そのままループして再生させることも可能です。また、WebやSNSなどの背景を利用するためにイラスト部分以外を透明にするなど、事前に設定を決めておきます。

6:GIF形式で保存する

最後にGIFファイル形式を選択して、作成したアニメーションを保存します。

カラーを256色以下に設定し、作成後の画質やファイルサイズを考え、幅と高さを決定します。最後に、書き出しを実行して保存すれば完成です。

GIFアニメーションの作り方のコツ

GIFアニメーションを作る際のコツとして、ファイルサイズを大きくしないことがあります。GIFファイル自体には制限がないため、サイズが大きなファイルも作成することは可能です。

ただし、ファイルサイズが大きくなればなるほど処理が遅くなったり、ダウンロードに時間を要したりします。また、SNSなどではGIFファイルの容量に制限があるため、無制限に大きくするとSNSなどで使用できなくなってしまいます。

そのため、ファイルサイズはできるだけ小さく作る方が無難です。また、ファイルサイズを小さくする場合は、配色数を減らしたり、画像を劣化させて画質を落としたり、画像自体の縦と横サイズを小さくする方法があります。

使用する画像に合わせて、調整すると良いでしょう。

静止画から作るGIFアニメーションのツール別作り方3種

GIFアニメーションを作る場合、GIFを作成するツールが必要となります。専用のアプリケーションで作るのか、専用のサイトを使って作るのか、写真編集用ソフトを使用するのか、選択肢は様々ですが、今回は上記の3種についてご紹介します。

1:GIFアニメーション作成サイトで作る方法

GIFアニメーションの作り方の1つとして、GIFアニメーションを作成するサイトを利用する方法があります。作成サイトを利用する場合、使用するデバイスや環境に影響を受けず、ブラウザでサイトにアクセスするだけで簡単に作成することが可能です。

サイトによって機能は様々ですが、画像を選択して表示時間を設定した後、GIFアニメーションを出力する、という簡単なものから、透過色の指定や簡単な画像のリサイズ、ループ回数の調整なども行うことができるサイトもあります。

2:GIFアニメーション作成アプリで作る方法

GIFアニメーションの作り方の1つとして、専用のアプリケーションを使って作る方法があります。

アプリケーションは、WindowsやMacのパソコン用アプリの他に、AndroidやiOSに対応したスマホ用アプリもあります。無料のアプリもたくさん出ているため、インストールすれば無料で作成することが可能です。

専用のアプリでは、リサイズや透過色の設定などの基本的な機能の他に、フィルター使用やアニメーションの中に文字を入れるなど、自動で使用する写真を検出できるものや、細かい調整や多くの機能が搭載されたものもあります。

3:Photoshopで作る方法


引用元: Adobe 公式サイト

GIFアニメーションの作り方の1つとして、Photoshopを使用して作る方法があります。>Photoshopは元々が写真などの画像編集アプリであるため、それらの機能を活かしたGIFアニメーションを作成することができます。

基本的なリサイズや表示間の調整などはもちろん、直接イラストを描いてアニメーションにしたり、ビデオなどからフレームを抜き取ったり、GIFアニメーションの幅を大きく広げてくれる機能が数多く搭載されています。

GIFアニメーションの作り方を理解しよう

GIFアニメーションの作り方は、非常に簡単で、難しい知識や技術などは必要ありません。誰でも簡単に作ることができて、WebやSNSに動きを取り入れることができる便利な画像ファイルです。

配色やファイルサイズなどの制限や注意すべき点はありますが、機能を理解して作り方を習得すれば、簡単に素敵なアニメーションを作ることが可能です。

SNSやWebに映えるGIFアニメーションを作ってみましょう。

この記事を書いた人

Bee

SHARE

この記事をシェアする