エンタメ

【2024最新】ハッピーエンド小説おすすめランキング!恋愛小説など読んでよかった小説をご紹介

恋愛小説ハッピーエンド読んでよかった小説小説

2024/09/19

小説を読むのならハッピーエンドがいい!という方は多いのではないでしょうか。

わざわざ時間をかけて読むのなら、ハッピーエンドで読後感が良い小説を選びたいですよね。

しかし、ハッピーエンドか否かは読んでみないとなかなかわからないもの。

そこで今回は、年間300冊以上小説を読む本好きの筆者が、厳選したハッピーエンド小説をランキング形式でご紹介します!

紆余曲折を経てハッピーエンドにたどり着く小説から、気軽に読めるほのぼの小説まで。

是非お気に入りの一冊を見つけてくださいね♪

目次[ 表示 ]

【本好きが選ぶ】ハッピーエンド小説おすすめTOP7!厳選した神作品をご紹介

1.『風が強く吹いている』(三浦しをん)

引用元:Amazon

あらすじ

箱根駅伝を走りたい――そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。「駅伝」って何? 走るってどういうことなんだ? 十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく……風を感じて、走れ! 「速く」ではなく「強く」――純度100パーセントの疾走青春小説。
引用元:Amazon

青春小説が好きな方は絶対にハマるマラソン小説。
バラバラなメンバーが紆余曲折を経て心をひとつにし、目標に向かって突き進むという王道の青春小説です。
少年漫画やスポコンものが好きな方にもおすすめ
紆余曲折からのハッピーエンドといっても、人死など深刻なものはなく、人間の性格や心情に切り込んでいるため、暗い小説が苦手な方でも安心してお読みいただけます。
少し分厚めの文庫本ですが、題材となっているマラソンのように疾走感があり、ページをめくる手が止まりません!筆者が読んだ時は、読み終わるまで寝られませんでした。
マラソン経験者の少ない個性豊かな10人がどう成長するのか、是非見届けてください!

2.『ファミリーポートレイト』(桜庭一樹)

引用元:Amazon

あらすじ

最初の記憶は五歳のとき。公営住宅の庭を眺めていたあたしにママが言った。「逃げるわよ」。母の名前はマコ、娘の名前はコマコ。老人ばかりが暮らす城塞都市や奇妙な風習の残る温泉街。逃亡生活の中でコマコは言葉を覚え、物語を知った。そして二人はいつまでも一緒だと信じていた。母娘の逃避行、その結末は。
引用元:Amazon

ハッピーエンドの前に、一回突き落としてほしいという方には絶対におすすめ。
鬱小説の名手である桜庭一樹さんの作品のため、物語の前半は狂った世界の中で生きる狂った母娘の姿が描かれ、主人公コマコの境遇に打ちのめされます。
しかし、物語の後半から、コマコが自分の人生を見つけ、精一杯生きていく姿が描かれ、最後はハッピーエンドを迎えます。
母親に囚われた少女が自分の居場所を見つけてもがく姿は、涙なしには読めません。
物語を終えるころには前半も含めて全てが愛おしくなる、あたたかい作品です。

3.『モンテ・クリスト伯』(アレクサンドル・デュマ・ペール)

引用元:Amazon

あらすじ

200年の長い間,世界各国で圧倒的な人気をあつめてきた『巌窟王』の完訳.無実の罪によって投獄された若者ダンテスは,14年間の忍耐と努力ののち脱出に成功,モンテ・クリスト島の宝を手に入れて報恩と復讐の計画を着々進めてゆく.この波瀾に富んだ物語は世界大衆文学史上に不朽の名をとどめている.1841―45年.
引用元:岩波書店公式サイト

1度人間不信を経由して物語の結末に希望を見られます。
本作『モンテ・クリスト伯』は、デュマの代表作であり、フランスを代表する古典ですが、元々大衆小説として連載されていたので読みやすく、古典初心者にもおすすめです
全7巻ありますが、最初の1巻を読んだ時点ではあまりにもな主人公の境遇に人間不信に陥り、「誰も信じないでおこう」と思うのですが、物語の後半から少しずつ希望が見え始め、ラストは希望に満ちて終わります
主人公と復讐相手、元婚約者など主要登場人物のほかにも、様々な人間関係が渦巻き、シェイクスピアばりのロマンスも(もちろんハッピーエンド)。
理不尽が嫌いな人に是非読んでほしい一作です。

4.『アリアドネの声』(井上真偽)

引用元:Amazon

あらすじ

救えるはずの事故で兄を亡くした青年・ハルオは、贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。業務の一環で訪れた、障がい者支援都市「WANOKUNI」で、巨大地震に遭遇。ほとんどの人間が避難する中、一人の女性が地下の危険地帯に取り残されてしまう。それは「見えない、聞こえない、話せない」という三つの障がいを抱え、街のアイドル(象徴)して活動する中川博美だった――。
崩落と浸水で救助隊の侵入は不可能。およそ6時間後には安全地帯への経路も断たれてしまう。ハルオは一台のドローンを使って、目も耳も利かない中川をシェルターへ誘導するという前代未聞のミッションに挑む。
引用元:Amazon

ハッピーエンドミステリーならこれを読め!救いしかないサスペンス
本作は、地下都市が震災の影響によって危険地帯となり、主人公がドローンを操作して聾啞の女性を救出するという、あらすじだけ聞くと暗めの内容ですが、人が死なず、みんな救われて終わるため、ハッピーエンド好きさんにおすすめです。
ミステリー部分も、「聾啞の女性は本当に障害者なのか?人気を得るための演技ではないか?」といった暗めのミステリーですが、ご安心を。
兄を目の前で亡くした主人公も、その母親も、怪我で夢を諦めた主人公の同級生も、危険地帯に取り残された女性も、そして被災者たちも、全員救われます
井上真偽さんはドラマ化作品の原作も手掛けるほど実力のある作家ですが、その作品の中でも(作品をすべて読んだ筆者の感想としては)本作『アリアドネの声』は1、2を争う名作です

▼井上真偽さんの作品を読みたいという方は、是非下の記事もご覧ください。

井上真偽おすすめ小説5選!ドラマ化作品の読む順番など新刊まで紹介

5.『潮騒』(三島由紀夫)

引用元:Amazon

あらすじ

古代の伝説が息づく伊勢湾の小島で、逞しく日焼けした海の若者新治は、目もとの涼しげな少女初江に出会う。にわかに騒ぎだす新治の心。星明りの浜、匂う潮の香、触れ合う唇。嵐の日、島の廃墟で二人きりになるのだが、みずみずしい肉体と恋の行方は――。
困難も不安も、眩しい太陽と海のきらめきに溶けこませ、恩寵的な世界を描いた三島文学の澄明な結晶。解説・佐伯彰一/重松清。巻末に年譜を付す。
引用元:Amazon

三島由紀夫のイメージが覆る、王道純愛小説。
三島由紀夫といえば、固い・暗い・難しい・反道徳といったイメージを抱いていませんか?
実は筆者も、以前は上記のようなイメージを抱いていたのですが、本作『潮騒』を読んでそのイメージが覆されました
本作では、漁村の少年少女の純愛が描かれ、ハッピーエンドを迎えます。
途中ハラハラするような場面があるものの、徹底的な危機はなく、純愛小説がお好きな方であれば必ずご満足いただけると思います
三島由紀夫が好きな方も、あまり読まないという方も、是非『潮騒』を手に取ってまた違った三島の側面をお楽しみください♪

6.『交換ウソ日記』(櫻いいよ)

引用元:Amazon

好きだ―。高2の希美は、移動教室の机の中で、ただひと言、そう書かれた手紙を見つける。送り主は、学校で人気の瀬戸山くんだった。同学年だけどクラスも違うふたり。希美は彼を知っているが、彼が希美のことを知っている可能性は限りなく低いはずだ。イタズラかなと戸惑いつつも、返事を靴箱に入れた希美。その日から、ふたりの交換日記が始まるが、事態は思いもよらぬ展開を辿っていって…。予想外の結末は圧巻!感動の涙が止まらない!
引用元:Amazon

安心して読めるのに、キュンキュンできる!昨年末に映画化された話題の恋愛小説。
本作は「噓」から始まった交換日記で進展していく恋愛小説ですが、視点が交互に代わるので、読者にはお互いの気持ちが分かり、安心して読み進めることができます
しかし、交換日記をしている当人たちは交換日記の相手すら知らないため、悩んだり、悲しんだり。
これぞ恋愛小説!といったキュンキュンが楽しめます♡
スマホが普及した今だからこそあえて「交換日記」という要素がドキドキをプラスしてくれますね♪
本シリーズは基本1作完結なのでどこからでも読めますが、筆者のおすすめは2巻
真面目過ぎて周囲との関係が上手くいかない副生徒会長の江里乃と、不真面目な問題児だけれど皆の人気者である先輩とのストーリーは、キュンキュンすると同時に心が温かくなりますよ!

7.『古本食堂』(原田ひ香)

引用元:Amazon

あらすじ

鷹島珊瑚は両親を看取り、帯広でのんびり暮らしていた。
そんな折、東京の神田神保町で小さな古書店を営んでいた兄の滋郎が急逝。珊瑚がそのお店とビルを相続することになり、単身上京した。
一方、珊瑚の親戚で国文科の大学院生・美希喜は、生前滋郎の元に通っていたことから、素人の珊瑚の手伝いをすることに・・・・・・。
カレー、中華など神保町の美味しい食と思いやり溢れる人々、奥深い本の魅力が一杯詰まった幸福な物語、早くも文庫化。
引用元:Amazon

ほのぼのしたいならこれ!登場人物全員が魅力たっぷりな原田ひ香ワールド!
「食べ物小説」のイメージが強い原田ひ香さん。
本作は神保町の美味しい料理はもちろん、本が売れなくなった現代であえて本を買おうとする神保町の人々が描かれ、本好きさんにはもちろん、これから読書を好きになりたいという方に非常におすすめです。
亡くなった兄の遺した古本屋を片付けるため単身北海道から来た鷹島珊瑚と、その親戚で、国文科に通いながら将来について悩んでいる美希喜を中心に、本と人との関わりが広がっていきます。
あたたかいラストはシリーズ2巻へと繋がるので、是非そちらも併せてお読みください。
珊瑚の古本屋に足を踏み入れた人に必要な本をパッと出してしまう能力は、『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズが好きな方は絶対に好きなはず!

▼原田ひ香さんの人気作に代表されるような、「食べ物小説」を読みたい方は是非こちらをご覧ください!

【2023最新】食べ物小説ランキングTOP12!ほっこりするベストセラーや料理が出てくるおすすめの物語

読後感が最高なハッピーエンドを楽しもう!

ハッピーエンドの小説は、読んでいる間だけでなく、読んだ後も読後感で読者をハッピーにしてくれます。

お気に入りの一冊を見つけることができれば、人生もハッピーになるかも…?

是非、気になる本から手に取ってみてくださいね!

この記事を書いた人

Yu

千葉県出身の「Yu」です。 5歳のときにはやみねかおるさんに出会って以降、毎年300冊以上の本を読み続けてきました。 好きなジャンルはミステリー・SF・古典など。幅広く読んでおります。 アニメやゲームも好きで、情報は逐一チェックしております。 経験を活かし、皆様のお役に立てるような記事をお届けします!

SHARE

この記事をシェアする