いも煮やどんから汁、玉こんにゃくといったおいしい食べ物が満載な山形県。
実は日本酒もなかなかの力作ぞろいで、蔵元の数が多い山形ではお酒の味のバリエーションも豊富。
今回はおすすめの山形県の日本酒10選を紹介します。
きっとあなた好みの味が見つかります。
目次[ 表示 ]
- 山形県の日本酒の特徴
- 日本酒の製造環境は?
- 味わいの傾向は?
- 山形県の日本酒おすすめ11選
- 1. 楯野川(たてのかわ)|楯の川酒造
- 2. 東北泉(とうほくいずみ)|高橋酒造店
- 3. 白露水珠(はくろすいしゅ)|竹の露
- 4. 銀嶺月山 (ぎんれいがっさん)│月山酒造
- 5. 惣邑 (そうむら)|長沼合名
- 6. 森のくまさん(もりのくまさん)|冨士酒造
- 7. 三十六人衆 (さんじゅうろくにんしゅう)|菊勇
- 8. あら玉(あらたま)| 和田酒造
- 9. 天弓 (てんきゅう)|東の麗酒造
- 10. 山形正宗(やまがたまさむね)|水戸部酒造
- 11. 十四代(じゅうよんだい)|高木酒造
- 山形県にある人気の酒蔵
- 米鶴酒造(よねつるしゅぞう)
- 小嶋総本店(こじまそうほんてん)
- 樽平酒蔵(たるへいしゅぞう)
- 山形県の美味しい日本酒を楽しもう
山形県の日本酒の特徴
山形県には51軒の酒蔵が存在
日本酒の製造環境は?
長期低温醸造に適した冬の寒さ、多くの森林があり、浄化された空気であるため透明感があり、みずみずしいお酒が多く作られます。
数多くの蔵がありますが、個人プレイではなく、みんなで団結して作っていく精神があります。
各蔵が力を合わせて、研究開発を行う「山形県研醸会」も発足。
また、山形県は、日本酒における「GI山形」の指定を受け、県としての指定は初めてで大きな注目を集めました。
「GI」は、特産品の品質や社会的な評価を伝統的な生産方法や気候・風土・土壌など生産地等の特性地名そのものに結び付け、知的財産として登録・保護する制度のことを指しています。
味わいの傾向は?
全体的な傾向として、すっきりフルーティーな味わいが多いです。
中でも純米酒や本醸造酒は酸味や旨味がマッチした、やわらかな味わい。
また、純米吟醸酒や吟醸酒は、ソフトな口あたりと果実のような香りとのマッチが至福です。
山形県の日本酒おすすめ11選
1. 楯野川(たてのかわ)|楯の川酒造
楯野川シリーズの中心的な存在。
アルコール度数が14度台と低く設定されており日本酒ビキナーにもおすすめ。
軽くソフトな口当たりと爽やかな果実を思わせる香りが特徴。
甘めな日本酒なので、肉じゃがやあさりの酒蒸し等の和食とぴったりです。
『楯野川』のご購入はこちら
『楯野川』の商品情報
- 銘柄名
- 楯野川(たてのかわ)
- 酒蔵名
- 楯の川酒蔵
- 味わい
- ・甘口
・口に含むと、香りと同様に、熟した果実のような甘み
2. 東北泉(とうほくいずみ)|高橋酒造店
引用元:高橋酒造店公式サイト
多様な酒米を用い醸す東北泉の酒は、様々な日常に寄り添い飲み飽きしない食中酒です。米本来の旨みを愉しんで欲しいため、産地を厳選し米が持つ本来の味にこだわっています。
東北泉の特長である淡麗な飲み口だけではなく、 飲みごたえも兼ね備えているのも特徴。
冷、常温、お燗とおいしく味わえる本醸造であり、米の旨味をしっかりと感じさせながらもサラリとキレの良く飽きのこない、コストパフォーマンスに優れた1本です。
『東北泉』のご購入はこちら
『東北泉』の商品情報
- 銘柄名
- 東北泉(とうほくいずみ)
- 酒蔵名
- 高橋酒造店
- 味わい
- ・さっぱりした甘さ
・香味バランスが非常によく、やわらかい含みがゆっくりと広がりスッと入っていく吞み口
3. 白露水珠(はくろすいしゅ)|竹の露
引用元:竹の露公式サイト
ワイングラスでおいしい日本酒アワードで最高金賞を受賞といった息をのむような経歴を持っているのが強み。
透明感に溢れ、香りは穏やか。微かにお米の旨みを感じる魅力的なお酒です。
様々なお料理に合わせやすいですが、特に淡白なお料理との相性は抜群。
口当たりは抜群であるため、あまり日本酒に飲み慣れてない方にもおすすめです。
『白露水珠』のご購入はこちら
『白露水珠』の商品情報
- 銘柄名
- 白露水珠(はくろすいしゅ)
- 酒蔵名
- 高橋酒造店
- 味わい
- ・やわらかなうま味が広がる後味のすっきりした芳醇旨口
4. 銀嶺月山 (ぎんれいがっさん)│月山酒造
引用元:月山酒造公式ホームページ
山田錦を35%まで磨き、月山の伏流水を仕込み水に醸し上げ、蔵人達が手間を惜しまず、一雫一雫に魂を込めて仕上げた一品。
上品で華やかな香りとやわらかで奥深い味わいです。過去にはSuperior Taste Awardや三ツ星受賞や純米酒大賞2017・金賞も受賞している力作。
燗にするとほのかに香る吟醸香や飲み口さらさらで、喉越しも良好で、辛口の飲み飽きしないお酒です。
雪解け水は400年もの間地下にしみ込み湧き出ていて、「ロマンの水」とも呼びます。日本名水百選にも選ばれているこの服流水と、高精白されたお米から「銀嶺月山」ができます。
『銀嶺月山』のご購入はこちら
『銀嶺月山 』の商品情報
- 銘柄名
- 銀嶺月山(ぎんれいがっさん)
- 酒蔵名
- 月山酒蔵
- 味わい
- ・さわやかな香りに品のあるコク
・辛口
5. 惣邑 (そうむら)|長沼合名
引用元:長沼合名会社ホームページ
お米の「羽州誉」を使用したお酒。香りは優しく穏やかで、口に含むと早摘みを思わせるようなドライな感覚と酸味、甘味が広がります。
派手さがなく、滋味深くほっとするような懐かしい安心感、長井の風土が育んだ実直な蔵元ならではの味わいが魅力的。
羽州誉は十四代の高木酒造が18年もの長い歳月をかけて交配・育種され独自に開発した酒造好適米。 自然に恵まれた山形県内で限定栽培された貴重な酒米でおすすめです。
『惣邑 』のご購入はこちら
『惣邑』の商品情報
- 銘柄名
- 惣邑 (そうむら)
- 酒蔵名
- 長沼合名
- 味わい
- ・絞りたてのフレッシュな甘さと瑞々しい旨さ
・しっかりとしたメリハリのある味わい
6. 森のくまさん(もりのくまさん)|冨士酒造
引用元:さかや栗原公式サイト
かわいいくまさんラベルの「森のくまさん」。
クセの無いバランスのいい旨味が食中酒として人気の日本酒。ノヒカリとコシヒカリを親に持ち、食味ランキングでは輝かしい受賞歴を誇ります。
クセのないバランスの良い旨味が食中酒としても人気がある一品。
また、売上金の一部が直接支援金として寄付されており、芳醇な香味とジューシーな甘みでお酒も楽しみながら、復興支援もできます。
ちなみに、「森のくまさん」は2012年産の「米の食味ランキング」で全国1位に選ばれたお米です。
『森のくまさん』のご購入はこちら
『森のくまさん』の商品情報
- 銘柄名
- 森のくまさん(もりのくまさん)
- 酒蔵名
- 冨士酒蔵
- 味わい
- ・華やかでフルーティーな香り
・ジューシーな甘味
7. 三十六人衆 (さんじゅうろくにんしゅう)|菊勇
引用元:Amazon
自由都市酒田を造った三十六人衆、時代を雄々しく生きた男たちに因んで命名されたお酒。
味は日常の生活で晩酌、その他で飲まれる”生活酒”を目指しているため、特に香りのみを追わず、お燗をしても味が崩れない安心して飲める酒造りをしています。
低精白とは思えない豊かな吟醸香とスッキリとした甘さが特徴。
一度飲んだら忘れない酒名、そして酒質の高さで近年人気急上昇中で、飲み屋さんの店主も「扱ってみたいお酒のひとつ」に必ず上がるほどです。
ふくらみがあり、柔らかな味わいのお酒でほのかな香りと旨味十分の口当たり、さわやかなのど越しでキレが良い一品です。
『三十六人衆 』のご購入はこちら
『三十六人衆 』の商品情報
- 銘柄名
- 三十六人衆(さんじゅうろくにんしゅう)
- 酒蔵名
- 菊勇
- 味わい
- ・さわやかな酸味と甘み
・すっきりした味わい
・やや辛口
8. あら玉(あらたま)| 和田酒造
引用元:和田酒造公式ホームページ
『あら玉』はおめでたいことから名付けられたと伝えられており、『あら玉』は日本の和歌では新年を意味する枕詞であります。
また、少量高品質主義で小さくても存在感のある地酒として地元の酒ツウに愛されています。
香りがフルーティーでワインよりの酸味の強い日本酒。燗にすると、スッキリとした酸味と透明度のある旨み、そしてさわやかな苦味がサッと登場してサッと次の味にバトンタッチしてキレイに消えていきます。
ちなみにスローフードジャパン2010 第2回燗酒コンテストで2年連続金賞受賞している一品です。
『あら玉 』のご購入はこちら
『あら玉』の商品情報
- 銘柄名
- あら玉(あらたま)
- 酒蔵名
- 和田酒造
- 味わい
- ・すっきり甘い味
・香りフルーティーでワインよりの日本酒
9. 天弓 (てんきゅう)|東の麗酒造
引用元:木川屋公式ホームページ
「天弓」は東の麓と東北芸術工科大生による新しいブランドです。
「天弓」とは、雨が降った後の晴れた空に見られる「虹」のことを意味します。
天気の「晴れ」は、「ハレ」として節目を指す言葉としても用いられ、儀礼などの「特別な日」を指します。これに対し、「ケ」は「普段の日」を表すとされています。
「天弓」は、そんな「ハレ」の日にも「ケ」の日にも、感謝の気持ちを届けてくれる日本酒として開発されました。ラベルは虹をベースとしながら、「ハレ」と「ケ」の日々をそれぞれ表すデザインです。
澄んだ甘味があり、最後のキレにほんの少し辛口さを感じさせる味わい。 淡麗で甘めの酒質は飲み始めの方でも十分楽しんで頂ける上品な一品です。
『天弓』のご購入はこちら
『天弓』のご購入はこちら
- 銘柄名
- 天弓(てんきゅう)
- 酒蔵名
- 東の麗酒造
- 味わい
- ・癖のない素直な辛口
・しっかり濃醇
10. 山形正宗(やまがたまさむね)|水戸部酒造
引用元:山形正宗ストア公式サイト
本格純米酒&マロラクティック発酵純米酒の絶妙なブレンドから生まれる、理想のお燗酒。山形正宗として初のブレンド酒です。
お燗酒に求められる「落ち着き」「柔らかさ」「丸み」をバランスよく表すために、程よく熟成させた60%精米の出羽燦々純米酒とマロラクティック発酵を行った純米酒を絶妙にブレンドしています。
リンゴ酸が乳酸菌により乳酸と炭酸ガスに分解され、酸味が穏やかな一品です。
『山形正宗』のご購入はこちら
『山形正宗』の商品情報
- 銘柄名
- 山形正宗(やまがたまさむね)
- 酒蔵名
- 水戸部酒造
- 味わい
- ・甘味と酸味のバランスがとれ、キレのある後味
11. 十四代(じゅうよんだい)|高木酒造
引用元:Amazon
十四代は山形の高木酒造で醸造されている人気の高い日本酒です。
また、入手困難な幻の日本酒としても有名!
画像の十四代 秘伝玉返しはラベルの金色の文字が高級感があり、贈り物としてもおすすめ。
ほのかなフルーティーさを感じほか、フレッシュなのどごしが魅力です。
日本酒特有のクセも少ないため、苦手意識を感じている人も飲みやすいのも特徴!
フレッシュなのどごしとフルーティーさで、近年の暑い夏にも爽やかに飲むことができるのも嬉しいポイントです。
『十四代』のご購入はこちら
『十四代』
- 銘柄名
- 十四代(じゅうよんだい)
- 酒蔵名
- 高木酒造
- 味わい
- ・フルーティー
・フレッシュなのどごし
山形県にある人気の酒蔵
ここからは、山形にある人気の酒蔵を3軒ご紹介します。
酒蔵の特徴や体験・見学情報もまとめました。
米鶴酒造(よねつるしゅぞう)
引用元:米鶴酒造公式ホームページ
初代梅津伊兵衛は徳川5代将軍綱吉の時代、元禄末期の1704年、この地で酒づくりを開始しました。
米鶴酒造は、地域の酒蔵と合併することで、昭和初期の恐慌と戦前の統廃合にも酒造業を辞めることなく現在に続いている酒蔵です。
酒蔵『米鶴酒造』について
- 酒蔵名
- 米鶴酒造(よねつるしゅぞう)
- 創業
- 1704年
- 銘柄名
- 米鶴
- 所在地
- 山形県東置賜郡高畠町二井宿1076
酒造見学情報
・4月~9月まで可能(見学の場合、お電話・お問い合わせフォームより予約)
小嶋総本店(こじまそうほんてん)
引用元:株式会社小嶋総本店ホームページ
『東光』の名で知られる小嶋総本店は、安土桃山時代に創業し、米が貴重品でお酒を作るのが困難なために頻繁に禁酒令が出されていた江戸時代にも製造が許されていた数少ない蔵元のひとつといわれています。
常に第一級の品質を求め、お客様に文化的で心豊かな時間をお届けできるよう、今日も変わらず挑戦を続けています。
また、天地の恵である米や水に感謝するとともに、それらの個性を尊重した酒造りを志向、「自然の恵みを微生物が醸して酒になる」という事実と真摯に向き合い、田んぼからの酒造り、手造りであることをモットーに、きっちりと「手」をかけて酒を造っています。
酒蔵『小嶋総本店』について
- 酒蔵名
- 小嶋総本店(こじまそうほんてん)
- 創業
- 1597年
- 銘柄
- 東光
- 所在地
- 山形県米沢市本町二丁目2-3
酒蔵見学情報
・小嶋総本店から徒歩で数分の場所にある東北最大級の酒造資料館「東光の酒蔵」で見学が可能です!
(※50人を超える団体は事前の連絡が必要)
樽平酒蔵(たるへいしゅぞう)
引用元:吟醸王国 やまがた
昔ながらの伝統ある手造りをモットーに厳選された原材料で品質第一に本物の酒造りをし、辛口でいて辛さを感じさせない旨口の酒、独特の個性のある真の日本酒造りをしています。
創業以来約300年の伝統を誇り、現社長井上京七で12代目。東京の直営酒場「樽平」は昭和3年に開店し、酒蔵が営む居酒屋の元祖とされています。樽平酒造は現在2軒残る造り酒屋のひとつです。
代表銘柄「住吉」はキリッと辛口、旨口の「樽平」、爽やかな風味の生酒「雪むかえ」など、愛飲家に人気のある日本酒を送り出しています。
酒蔵の取り組みは漫画「美味しんぼ」や、NHKドラマ「蔵」で紹介されています。
酒蔵『樽平酒蔵』について
- 酒蔵名
- 樽平酒蔵(たるへいしゅぞう)
- 創業
- 1695年
- 銘柄名
- 銀樽平
- 所在地
- 山形県東置賜郡川西町大字中小松2886
酒蔵見学情報
・可能(要予約)午前9時〜午後4時
(※造り期間 11月下旬~3月上旬は見学不可)
山形県の美味しい日本酒を楽しもう
いかがだったでしょうか。山形の豊かな自然環境から生まれた日本酒はどれも魅力的ですね。山形に訪れる機会があったらぜひ飲んでみましょう。