今回はカクテルの種類についてご紹介していきたいと思います。
写真と一緒にその度数やレシピも一緒に紹介しているので、バーに行ったときやお家でカクテルを作るときなどに参考にしてみてください!
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カクテルとは
カクテルとは?
カクテルとは、ベースとなるお酒に他のお酒やソフトドリンクなどを混ぜ合わせて新しい味や彩りを作り出した飲み物のことです。
有名なベースのお酒としては、ジン・ラム・ウォッカ・テキーラなどがありますが、みなさんがよく居酒屋などで目にするカシスオレンジやシャンディガフなどもカクテルの一種です。
カクテルは何種類あるの?
カクテルの種類は、何百年も前から伝わるものから、最新のもの、また自分で編み出したオリジナルカクテルまで、その種類は数えきれないほどです。
カクテルには、〇〇カクテルという様々なスタイルやタイプがありますが、それらについて簡単に説明したいと思います。
スタンダードカクテル
長い歴史の中で多くの人から好まれ、今では定番とされているカクテルのことをスタンダードカクテルといいます。
その例としてはジントニックやモヒートなどがあげられます。
ショートカクテル
ショートカクテルは氷の入っていないカクテルのことです。
なぜ「ショート」というのかというと、カクテルは冷たいままで飲むのが美味しく、ある意味ではマナーです。
氷が入っていないということはぬるくなるまでの時間も早いので、飲み切るまでの時間が「短い」という意味でショートカクテルと言われています。
だいたい3分~10分ほどで飲み切るのが良いとされ、さらに「ショートカクテルは3口で飲み切るのがベスト」と言われています。
ロングカクテル
反対にロングカクテルは氷が入ったカクテルのことで、飲み切るまでの時間が「長い」のでロングカクテルと言われています。
時間はだいたい15分~20分くらいが良いとされています。
ショートは氷で薄まることもなく、さらにゆっくり飲むと味が落ちてしまうので、早めに飲み切らなくてはいけない分、体にアルコールが回るのも早いです。
ですから、お酒が弱い方はショートではなくロングを頼むことをおすすめします。
また、バーでは「ショートにしますか?ロングにしますか?」などと聞かれることがあります。
そのときはこれを思い出してくださいね!
定番カクテルの種類の一覧!カクテル言葉や度数、レシピも紹介!
リキュールベース
カシスオレンジ
引用元:サントリー公式HP
- 度数
- 4%~5%
- レシピ
- カシスリキュールとオレンジジュースを1:4で割る
カシスオレンジはカクテルの中でも最も有名で定番のものといっても過言ではありません!
甘くて美味しく飲めて、度数も低いのでお酒が苦手な方でもゴクゴクと飲めます!
カシスソーダ
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 5%程度
- レシピ
- カシスリキュールと炭酸水を1:2で割る
カシスソーダは女性を中心に人気なお酒です。
紫のカシスソーダに炭酸水を混ぜた美しい色もお楽しみいただけます!
カシスウーロン
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 度数 4%~5%程度
- レシピ
- カシスリキュールとウーロン茶を1:3で割る
カシスウーロンは、カシスの甘さをさっぱりと楽しみたい方におすすめのお酒です。
まるでアイスティーのようで、カシスの甘さが少し和らぐので、何杯でも軽く飲めるところがポイントです。
ファジーネーブル
引用元:サントリー公式HP
- 度数
- 3%~7%程度
- レシピ
- ピーチリキュールとオレンジジュースを1:4で割る
ファジーネーブルはピーチリキュールのお酒で、ピーチリキュールの中ではかなり人気の高いものです。
マンゴーなどの果物を入れて、味も見た目も楽しみましょう!
レゲエパンチ(ピーチウーロン)
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 4%程度
- レシピ
- 3度~7度程度
レゲエパンチはカシスウーロン同様、アイスティーのような味で、ピーチの甘さが和らいでさっぱりと飲めます。
ピーチフィズ
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 6度程度
- レシピ
- ピーチリキュールと炭酸水を1:3で割り、レモンジュースを適量
ピーチフィズはまるで炭酸のももジュースかのような味わいなので、お酒が苦手でもももが好きな方であれば簡単に挑戦できるお酒です。
カルーアミルク
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 5度~6度程度
- レシピ
- カルーアリキュールと牛乳を1:4で割る
カルーアとはコーヒーリキュールのことで、そのままだと甘すぎるくらいに甘いです。
カルーアミルクはまるでコーヒー牛乳なので、その感覚で飲み続けて悪酔いするのにはご注意を!
カルーアウーロン
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 6度~8度程度
- レシピ
- カルーアリキュールとウーロン茶を1:3で割る
コーヒーとウーロン茶の組み合わせはあまり想像できませんが、少し紅茶っぽさを感じられるお茶系のカクテルになります。
お酒をウーロン茶で割るのが好きな方はぜひ挑戦してみてください!
ジンベース
ジントニック
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 5度程度
- レシピ
- ジンとトニックウォーターを1:4で割り、カットライムを1/6
カクテルの中でも定番中の定番で、1杯目に頼まれる方が多いようです。
ライムの酸っぱさと、トニックウォーターの口当りの良さで、爽やかにサラッと飲むことができます!
ジンバック
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 15度程度
- レシピ
- ジンとレモンジュースを3:1で割り、ジンジャーエールを適量
ジンとジンジャーエールが非常にマッチしていて、さらにそこにレモンが加えられているので爽やかな口当たりがハマります。
パンチのある味わいをぜひ楽しんでみてください!
マティーニ
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 30度以上
- レシピ
- ジンとドライベルモットを3:1で割る
べースをソフトドリンクなどで割るカクテルが多い中で、マティーニはお酒をお酒で割ります。
辛口のカクテルなので、甘いスイーツなどがおつまみに合います。
チョコレートなどがおすすめのようなので、このカクテルに挑戦したときにはぜひおつまみも一緒にお楽しみください!
ギムレット
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 25度程度
- レシピ
- ジンとライムジュースを3:1で割る
レイモンド・チャンドラの小説『ロング・グッドバイ』に出てくる「ギムレットには早すぎる」というセリフで有名なギムレットのカクテル言葉はここに由来するのでしょう。
ジンとライムの組み合わせではジンライムもありますが、同じ材料でも作り方でギムレットに変化するので、そこもお楽しみください!
アラスカ
引用元:カクテルレシピ~お酒ことはじめ
- 度数
- 35度~45度程度
- レシピ
- ジンとシャルトリューズ・ジョーヌを3:1で割る
アラスカはジンとシャルトリューズのみを使用した辛口のカクテルです。
シャルトリューズは癖がありますが、飲めるようになればハマりやすいリキュールです。
香草系で、透き通ったクリアな見た目がきれいです!
ブルー・ムーン
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 26度程度
- レシピ
- ジンとバイオレットリキュールとレモンジュースを2:1:1で割る
ブルー・ムーンは名の通り、魅惑的なブルーカラーのカクテルです。
バイオレットリキュールは古くから「飲む香水」と言われている紫色のリキュールで、ジンやレモンジュースと混ざりあってこの綺麗なブルーを生み出します。
視覚的にも楽しめるカクテルなので、ぜひ飲んでみてください!
ウォッカベース
ソルティ・ドッグ
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 13度程度
- レシピ
- ウォッカとグレープフルーツジュースを1:2で割り、グラスのふちに塩をつける
ソルティ・ドッグはグラスのふちについた塩のしょっぱさと、ウォッカとグレープフルーツの酸味を同時に味わうことのできるカクテルです。
このグラスのふちに塩をつけて飲むのが、スノースタイルというものです。
モスコミュール
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 10度から15度程度
- レシピ
- ウォッカとライムとジンジャーエールを3:1:1で割る
ジンジャーエールにライムの酸味が加わり爽快感がUPし、とても口当たりの良いカクテルです。
日本で浸透したモスコミュールは本格派のモスコミュールよりも優しい味わいです。
本格的なモスコミュールを体験したい方はジンジャーエールをジンジャービアに変更してみてください!
スクリュー・ドライバー
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 12度前後
- レシピ
- ウォッカとオレンジジュースをを1:2で割る
スクリュードライバーとは「ねじ回し」のことです。
当初はウォッカをグラスに半分注ぎ、残りをジュースで割るというシンプルでかつ度数の高いカクテルでした。
アルコールに弱い女性の方はすぐに酔ってしまうので「レディー・キラー」という異名をつけられていたそうです。
ウォッカトニック
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 10度から15度程度
- レシピ
- ウォッカとトニックウォーターを1:3で割る
ジントニックのウォッカバージョンです。
苦味の強いウィルキンソンや、甘味の強いカナダドライ、炭酸が強いシュウェップスなど、自分の好みのトニックウォーターを探してお楽しみください!
ブラッディメアリー
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 12度から20度程度
- レシピ
- ウォッカとトマトジュースを1:3で割る
ブラッディ―メアリーとは海外のおばけのことで有名な名前です。
血だらけのメアリーに似ている見た目からこの名前がつけられましたが、名前とは裏腹にふくらみのある柔らかな味わいが楽しめます。
ラムベース
ダイキリ
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 10度から20度程度
- レシピ
- ホワイトラムとライムジュースを3:1で割る
ダイキリはあの文豪ヘミングウェイが愛したカクテルとしても知られています。
ライムジュースを生のライムに変えるとキリっとしたフレッシュな味わいになるので、お好きなほうでお試しください!
モヒート
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 20度から30度程度
- レシピ
- ホワイトラムとライムジュースを3:1で割る
モヒートもヘミングウェイのお気に入りのカクテルだったようです。
ミントやライムによる非常に清涼感のある爽やかな飲み口が特徴のカクテルです!
ピニャ・コラーダ
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 8度程度
- レシピ
- ホワイトラムとパイナップルジュースとココナッツミルクを1:2:1で割る
(パイナップルジュースは気持ち多めで入れる)
甘いカクテルとして有名なピニャ・コラーダは、まるでトロピカルジュースです。
南国のリゾートにいるかのような気分になれます!
ラムの銘柄を変えるだけでもかなり味わいは変化するので、お好きなラムでカクテルをお楽しみください!
キューバ・リバー
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 12度~13度程度
- レシピ
- ホワイトラムとコーラを1:3で割り、ライムを入れる
ラムの香りとコーラの風味が非常にマッチしていて飲みやすいです。
ライムも入っているので、ただ甘いだけではなく、さっぱりとした口当たりに思わずハマってしまいます。
エックス・ワイ・ジィ
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 25度~28度
- レシピ
- ホワイトラムとコアントローとレモンジュースを4:1:1で割る
その名前の由来は、「最後のカクテル」これ以上ない、最高のカクテルという意味です。
柑橘系のカクテルなので度数のわりには飲みやすくて美味しいです。
アルコールが強いと感じたらレモンジュースで調節してみてください!
テキーラベース
マルガリータ
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 25度以上
- レシピ
- テキーラ、ホワイトキュラソー、ライムジュースを2:1:1で割る
美しい見た目と、爽やかな飲み口から人気の高いカクテルです。
テキーラがベースなので一歩引かれがちですが、お酒が好きな方はぜひ挑戦してみてください!
エル・ディアブロ
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 12~14度程度
- レシピ
- テキーラ45ml、カシスリキュール15ml、レモンジュース10mlにジンジャーエールを適量
血のように赤い見た目からつけられた名前はエル・ディアブロ。
スペイン語で「悪魔」という意味です。
その名前とは裏腹にカシスやレモンなどの果実により、フルーティで爽やかな甘酸っぱさがあるため、とても飲みやすいお酒です。
テキーラ・サンライズ
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 12~18度程度
- レシピ
- テキーラとオレンジジュースを2:1で割り、グレナデンシロップを少量
テキーラ・サンライズはその名の通り、日の出のような色をしたカクテルです。
テキーラ独特の苦味をオレンジで柔らかくしているので、飲みにくいと感じる人は少ないかと思われます。
マタドール
引用元:サントリ―公式サイト
- 度数
- 12度程度
- レシピ
- テキーラとパイナップルジュースとライムジュースを2:3:1で割る
テキーラにパイナップルの甘味とライムのほどよい酸味が非常にマッチしていて、女性にも非常に飲みやすいカクテルです。
度数も他のカクテルと比較してそこまで高くはないので、とっつきやすいカクテルといえます!
ワインベース
ミモザ
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 8度程度
- レシピ
- シャンパンとオレンジジュースを1:1で割る
ミモザの名前はオレンジジュースとシャンパンが織りなす鮮やかな黄オレンジ色が、黄色い小花を咲かせる植物のミモザに似ていることに由来しています。
この世で一番贅沢で美味しいオレンジジュースと賛美されるミモザの味わいを試してみてはいかがでしょうか!
キール
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 14度程度
- レシピ
- 白ワインとカシスリキュールを4:1で割る
ワインを使用しているカクテルの中で最も高い人気を誇るカクテルのようです。
辛口の白ワインに甘いカシスが上手くマッチしていて、さっぱりと飲めるおいしいお酒です。
オペレーター
引用元:クラシル
- 度数
- 5度~7度程度
- レシピ
- 白ワインとジンジャーエールを1:1で割り、レモン汁を適量
オペレーターという単語は「航海士」という意味があり、このカクテルは航海士が海の上でよく飲んでいたことに由来します。
白ワインが辛口なので、オペレーターに使用するジンジャーエールは甘口のものをおすすめします!
スプリッツァー
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 5度程度
- レシピ
- 白ワインとソーダ水を3:2で割る
スプリッツァーはドイツ語のシュプリッツェン(はじける)からきた言葉で、ソーダ水により白ワインがはじけるような口当たりがたまりません。
キティ
引用元:クラシル
- 度数
- 5度程度
- レシピ
- 赤ワインとジンジャーエールを1:1で割る
「子猫がなめるほど飲みやすい」が名前の由来となったキティは、アルコール度数も低く、味もおいしいので、お酒が苦手な方でも簡単に挑戦できるカクテルです。
ロマンチックハーモニー
引用元:KALDI公式サイト
- 度数
- 5度程度
- レシピ
- 白ワインとカルピスを1:2で割り、ハーブを付ける
(カルピスは気持ち多めで)
カルピスを先に入れ、混ざらないように赤ワインを静かに注げば、白と赤とピンクの綺麗な色の調和を見ることができます。
鮮やかな色彩と、まろやかな味わいをお楽しみいただけるカクテルです。
カリモーチョ
引用元:KALDI公式サイト
- 度数
- 5度程度
- レシピ
- 赤ワインとコーラを1:1で割る
赤ワインがサラッと飲める爽やかなカクテルです。
スペイン発祥のカリモーチョ、変わった名前ですが、考案した2人の名前が掛け合わさってこの名前になったと言われています。
ビールベース
シャンディガフ
- 度数
- 3度~4度程度
- レシピ
- ビールとジンジャーエールを1:1で割る
引用元:サントリ―公式サイト
ビールは飲めないけれど、シャンディガフならば飲めるという方も少なくないのではないでしょうか。
ジンジャーエールとビールが半分ずつ入っているので、ビールを飲めるようになりたいという方はシャンディガフから始めてみてはいかがでしょうか。
レッド・アイ
引用元:サントリー公式サイト
- 度数
- 3度程度
- レシピ
- ビールとトマトジュースを1:1で割る
レッド・アイはビールの苦味がトマトジュースによって中和されているので、ビールが苦手な方でもお楽しみいただけます。
名前の由来は二日酔いで目が赤くなったような人が好んで飲んでいたという説が一般的だそうです!
ビター・オレンジ
引用元:日本ビール株式会社公式HP
- 度数
- 3度~4度程度
- レシピ
- ビールとオレンジジュースを1:1で割る
ビター・オレンジはビールの苦味や旨味と、柑橘系の酸味がマッチしたカクテルです。
カクテルの中でもさらりと飲むことが出来るものなので、暑い時期におすすめのカクテルです。
様々なカクテルを楽しみましょう!
今回ご紹介したカクテルはほんの一部にしかすぎません!
自分でお気に入りのカクテルを探したり、オリジナルのカクテルを開発してみたりと、カクテルを多方面で楽しんでみてください!