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皮をむいてからとうもろこしを電子レンジで調理する方法6選|皮つきでも出来る

トウモロコシ手料理自炊家事

2021/05/12

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電子レンジでとうもろこしを調理するメリット3選

とうもろこしには、茹でたり、蒸したり、焼いたり、粒のみを切って調理したりと、様々な調理方法があります。こうしたとうもろこしの調理法は時間や手間がかかる印象を持っている方も多いものです。

しかし、実は、とうもろこしは電子レンジを使ってもおいしく調理できます。それでは、電子レンジでとうもろこしを調理するメリットを3つ紹介します。

1:簡単にできる

電子レンジを使ってとうもろこしを調理した場合、他の調理方法に比べて簡単です。調理中に火や鍋などを使わず、調理器具も少なくて済みますので、調理後の片付けも簡単になります。

2:茹でるより調理時間が短い

鍋を使って茹でる場合、とうもろこしは大きさもありますので、大量のお湯を沸騰させなければなりません。また、とうもろこしを茹でる時間もかかります。

電子レンジの場合は、事前準備としてお湯を準備する時間がない分、単純に調理時間を短縮できます。また、茹でる時間と電子レンジで加熱する時間を比べてみても、本数にもよりますが、1本の場合には電子レンジの方が短い時間で済みます。

3:ジューシーである

とうもろこしを茹でた場合は、甘みや栄養成分が、茹でているお湯に溶け出してしまいます。一方、電子レンジを使った場合には、お湯に溶け出すこともなく、とうもろこしの中から甘みや栄養成分が出ていくことはありませんので、ジューシーで甘いでしょう。

皮をむいてとうもろこしを電子レンジで調理する方法

スーパーなどでとうもろこしは、皮つきと皮なしの状態、どちらの状態でも売っていることがあります。本項では、皮をむいたとうもろこしをおいしく電子レンジで調理する方法について5つのポイントを紹介します。

1:水を通す

下処理として、とうもろこしをさっと水に通します。とうもろこしに少し水分を与えることによって、ラップして電子レンジで加熱した際に、ラップ内で十分な蒸気ができるようにするためです。

ですから、ごしごし洗いすぎたり、長時間水に浸けたりするのはやめましょう。栄養成分が水に溶け出してしまい、おいしさを損ないかねません。

2:水分を含ませた後にラップで包む

下処理で水に通したとうもろこしを、拭かずにラップで包みます。ラップで包み電子レンジで加熱した際に、蒸気でしっかりと蒸せるように、ラップで隅々まで覆っておく必要があります。はみ出しているところがないか、よく確認しましょう。

3:ラップに包む前に塩一つまみを全体にまぶす方法もある

とうもろこしに塩味が付いていると、味が引き締まると共に、甘みがより引き立ちます。塩味を付ける場合には、塩一つまみをとうもろこし全体にまぶしてから、ラップに包むという方法もあります。

ラップに包む前に塩を付けることによって、加熱直後の熱い時に塩をまぶす必要がなくなりますので、安心して調理ができます。

4:ラップで包む前に濡れたキッチンペーパーを最初に包む方法もある

電子レンジで加熱している際に、十分な水分がないと、ジューシーな出来上がりになりません。ですから、下処理として水に通す工程が必要です。しかし、濡れたキッチンペーパーに包んでから、ラップで包むことによって、水に通すのと同じ効果が得られます。

5:加熱をする

電子レンジに入れて加熱します。一般家庭によくある500Wと600Wの電子レンジで、とうもろこしを1本加熱する場合は、皮なしとうもろこしは5分程度の加熱で出来上がります。また、2本の場合は、大体倍の時間である10分が目安です。

これらの加熱時間はあくまでも目安です。電子レンジの性能や、とうもろこしの大きさによっても異なりますので、確認しながら加熱時間を調整しましょう。なお、とうもろこしを電子レンジで調理する時は、1本ずつがおすすめです。

加熱ムラを防ぐ方法

加熱ムラを防ぐために、とうもろこしを2~3分程度加熱したところで、一度電子レンジから取り出して、ひっくり返します。ひっくり返した後に、残りの時間を加熱します。途中で一度ひっくり返すことによって、加熱ムラを防ぎ、全体に熱が均等に行き渡ります。

とうもろこしをひっくり返す際には、やけどに注意してください。温度を確認せずに直接触ることも危険ですが、ラップがきちんとされていない場合には熱い蒸気が噴き出す危険性もあります。ふきんや箸などを使い、直接触れないようにしましょう。

6:ラップに包んだ状態で冷ます

電子レンジでの加熱が終わったら、すぐに食べない場合には、ラップに包んだまま冷ましましょう。熱いうちにラップを外してしまうと、とうもろこしに含まれる水分が蒸発してしまい、ジューシーに調理したとうもろこしが、しわしわになってしまうこともあります。

ジューシーなとうもろこしのおいしさをキープするためには、ラップはしたままで保存することがポイントです。

皮をつけたまま調理する方法5選

とうもろこしは、皮つきの方が鮮度を保てて、甘みが残りやすいといわれています。また、とうもろこしの皮からの香りもついて、ジューシーな仕上がりになります。

皮つきのとうもろこしを手に入れたら、是非皮をつけたまま電子レンジで調理してみましょう。それでは、皮つきのままとうもろこしを電子レンジで調理する方法の5つのポイントを紹介します。

1:皮をつけたまま調理するメリットとは

とうもろこしは、収穫した瞬間から鮮度が落ちると共に、糖度も下がってしまうものです。しかし、皮をつけたままの方が、鮮度が落ちにくいといわれています。

皮をつけたまま調理する場合、皮を剥く手間が省けるのもメリットですが、最も違いが出るのが甘みです。皮を通して電子レンジで加熱されることによって、実と皮の水分が、皮の中で蒸気となって、とうもろこしをゆっくりと温めます。

皮つきのままゆっくりと温めることによって、皮なしの場合よりも、甘みが引き出されます。

2:下準備をする

皮つきのとうもろこしを手に入れたら、下準備します。外側の緑色の皮つきのままでも良いですし、加熱時間を少なくしたいのであれば、薄皮2枚程度まで剥いてしまっても構いません。

とうもろこしの皮は、電子レンジで加熱することによって、実と皮の間に隙間ができ、剥きやすくなります。皮もひげもついたままで構いません。

皮が多い場合

皮が多すぎると、その分、電子レンジでの加熱時間が長くなります。皮が多すぎる場合には、ある程度剥いて減らしておくのがおすすめです。

その際には、最低2~3枚程度は残しましょう。皮つきのまま電子レンジで加熱する際のメリットである、実と皮の水分で蒸らしながら、ゆっくり温まる効果がなくなってしまうからです。

3:皮を付けたままラップで包む方法もある

皮をつけたままラップで包み、電子レンジで加熱する方法もあります。この場合には、薄皮は2枚程度がおすすめです。皮つきのままラップで包んで加熱後は、ラップをつけたまま冷まします。そうすることで、水分が失われずにジューシーなまま保存できます。

4:加熱をする

一般的に家庭で使われている電子レンジは500Wや600Wの場合が多いものですが、皮つきのままとうもろこしを加熱調理する際には、5~7分程度加熱します。

電子レンジの性能や、とうもろこしのサイズによっても加熱時間が異なりますので、様子を見ながら調節してください。追加で加熱する際には、1~2分ずつ行いましょう。

とうもろこしに火が通っているか確認する方法は、粒を割ってみるとわかります。生のものはでんぷんが糊化していないため、水っぽいのが特徴です。

5:皮がついたまま冷ます

すぐに食べない場合は、ラップで包んだ時と同様に、皮がついたままの状態で冷ましましょう。皮をとってしまうと、熱と共にとうもろこしの水分も失ってしまいます。

また、熱いうちは実と皮の間に隙間ができているので、とうもろこしの皮に切れ込みをいれると皮を剥きやすくなっています。熱いうちに火傷に注意して皮を剥いた後も、すぐに食べない場合には、ラップにつつんで水分を失わないようにして保存するのがおすすめです。

冷ました後、すぐに食べない場合は、冷蔵庫か冷凍庫で保存しましょう。冷蔵庫では3日程度、冷凍庫では1ヶ月程度の保存が可能です。

電子レンジでとうもろこしを調理する場合に気を付ける事3選

電子レンジでとうもろこしを調理する際に、よりおいしく食べるために知っておくと役立つことがあります。本項では、とうもろこしの選び方や調理の際の3つのポイントについて紹介します。

1:おいしいとうもろこしの選び方を知っておく

電子レンジで美味しくとうもろこしを調理する方法を知るのも大切ですが、とうもろこし自体もおいしいものを選びたいものです。おいしいとうもろこしの見分け方や選び方について、共通していることと、皮つきと皮なしの場合に分けて紹介します。

まず、とうもろこし全般に共通していることは、とうもろこしは旬のものがおいしいということです。とうもろこしの旬は、5~9月頃で、出荷の最盛期は真夏の7~8月頃です。旬の時期のとうもろこしを選びましょう。

また、人気のスイートコーンには様々な品種があります。糖度の高いものや、粒の皮が薄く生で食べられる品種もありますので、お好みのとうもろこしを探してみるのもおすすめです。

皮がついている場合

とうもろこしのひげの本数は、とうもろこしの実の個数と同じだけあります。ですから、皮がついている場合には、ひげが多くてずっしりとした重さのとうもろこしを選べば、実の詰まったとうもろこしが選べることになります。

皮がきれいな緑色で、ひげの色が茶色いものを選ぶと、とうもろこしの先の方までしっかり実が入っているものを選べます。ただし、黒色や茶色がかっていると、熟し過ぎている場合があるため避けた方がよいでしょう。

皮がついていない場合

皮がついていない場合には、実の粒が大きくふっくらとしてみずみずしいものを選びましょう。また、実が上の方までしっかりついているもの、実がぎっしりと詰まっているものが良いとうもろこしです。

一方、実がやせている感じがするものや、ぎっしり詰まっていないもの、水分が足りずしわのあるものは鮮度が落ちていたりする可能性が高くなります。

2:購入したら早めに調理をする

とうもろこしは、収穫した瞬間から鮮度が落ち、甘み(糖度)も失われていきます。常温の場合には、3日後には糖度が1/4まで落ちてしまいます。ですから、購入したら早めに調理するのが、とうもろこしをおいしく食べるコツです。

調理後は、冷蔵保存であれば3日程度、冷凍保存であれば1ヶ月程度保存が可能です。調理さえしてしまえば、糖度が落ちることはありませんので、購入後はすぐに調理して、食べたい時に温め直すのもおいしく食べるための1つのアイデアです。

3:1本ずつ加熱をする

とうもろこしを電子レンジで調理する際は、1本ずつ加熱するのがおすすめです。複数本一度に加熱する場合には、加熱時間がかかることもありますが、それぞれのサイズの違いで、同じ加熱時間で均等に加熱できない場合があります。

複数本を一度に加熱する場合には、通常の加熱時間後に、とうもろこしをひっくり返し、状態を見ながら1~2分ずつ加熱時間を足して様子をみましょう。

電子レンジでとうもろこしを調理してみよう

電子レンジを使うことで、簡単においしくとうもろこしを調理できることを紹介しました。電子レンジで調理する際には、火を使う時と同様に、加熱によるやけどに注意して調理してください。

電子レンジでとうもろこしを調理し、ラップで包んだまま保存することで、ジューシーさをキープできます。食べたい時、料理に使いたい時にラップを外して、甘くてみずみずしいとうもろこしを楽しみましょう。

この記事を書いた人

Bee

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