子どもからお年寄りまでみんなが大好きな「カレーライス」!みなさんはいくつ種類を挙げることができますか?
今回は国別で有名なカレーライスをご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね!
目次[ 表示 ]
- カレーの歴史とは?
- カレー発祥の地!インドカレーの特徴は?
- インドからイギリスへ!イギリス式カレーの特徴は?
- イギリスから日本へ!日本のカレーの特徴は?
- 【カレーの種類一覧】日本のカレー2選!
- スープカレー
- ドライカレー
- 【カレーの種類一覧】インドカレー4選!
- バターチキンカレー
- キーマカレー
- パラクパニール
- ダール・タドカ
- 【カレーの種類一覧】タイカレー3選!
- グリーンカレー
- レッドカレー
- イエローカレー
- 【カレーの種類一覧】パキスタンカレー2選!
- ムルギカレー
- コフタカレー
- 【カレーの種類一覧】ネパールカレー2選!
- ダル
- アル・べンタ・タルカリ
- 【カレーの種類一覧】インドネシアカレー2選!
- ソトアヤム
- ナシ・カリ
- 【カレーの種類一覧】シンガポールカレー2選!
- ラクサ
- フィッシュヘッドカレー
- 【カレーの種類一覧】マレーシアカレー2選!
- ケタムマサラマ
- イカンマサラマ
- 世界のカレーを食べよう!
カレーの歴史とは?
ここではカレーの歴史を辿ります!
カレー発祥の地!インドカレーの特徴は?
皆さんは「インドにカレーという名前の料理は存在しない」ということをご存知でしたか?
インドで使われているカレーという言葉は、スパイスを煮込んだ料理の総称でしかありません。つまり「カレー=スパイス料理」ということです!
なぜカレーとして広まったかは判明していませんが、タミール語で「ご飯にかける汁状の料理」を意味する「カリ」が由来という説が濃厚だと言われています。
またインドカレーは南北で分類することができます。北インドはナンが主流のこってり味で、南インドはお米が主流のあっさり味!
さらに河川の多い地域では魚が、ベジタリアンの多い地方では豆が多く使われています。
もうひとつの分類として挙げられるのが宗教です。例えば牛肉を神聖なものとしているヒンドゥー教徒は、牛肉を食べることができません。
多民族国家であるインドでは食材に対する考え方が大きく異なるので、具材でも分類することが可能ということです。
インドからイギリスへ!イギリス式カレーの特徴は?
皆さんはインドのカレーが最初に広まったのはイギリスだということをご存知でしたか?
帝国主義によって西洋の勢力が拡大していた18世紀。インドはイギリスの植民地となっていました。その関係でインドのスパイス料理がイギリスに伝わったのです。
ですがスパイス料理には調合や煮込みに時間がかかるという難点が!19世紀イギリスでその手間を省くために作られたのがカレー粉でした。
その後イギリス人は煮込み方もアレンジします。イギリスでは定番の小麦粉を加える西洋煮込みに変えることで、とろみのある料理に大変身させたのです!
これが日本で大人気のカレーの始まりです。
イギリスから日本へ!日本のカレーの特徴は?
ここまで世界のカレーの歴史についてまとめてきましたが、皆さんはいつ日本にカレーが伝わってきたのかをご存知ですか?
正解は明治時代!西洋文化が取り入れられた時です。そして大正時代に入るころには庶民にも広まっていたと言われています。
その後、日本流のアレンジが加わっていったことで今日のカレーライスが誕生しました。ちなみにカレーうどんやカレーパンは日本発祥です!
【カレーの種類一覧】日本のカレー2選!
ここでは日本のカレーを2種類ご紹介します。
スープカレー
2000年代に札幌市で大ブームとなり全国に広まった「スープカレー」!具材とスープが別で調理されており、素揚げしたジャガイモやニンジンが入っていることが多いです。
今ではコンビニでも売られており王道になりつつありますが、バリエーションが豊富なのでお店によって個性があります。色々なお店で食べてみてくださいね!
ドライカレー
インド料理が原型の「ドライカレー」!挽肉とみじん切りの野菜を香辛料で煮詰めたもので、汁気が全くありません。
ちなみにカレーピラフやカレーチャーハンと呼ばれるものも一種のドライカレーです。
【カレーの種類一覧】インドカレー4選!
ここではインドカレーを4種類ご紹介します。
バターチキンカレー
北インドのカレーと言えば「バターチキンカレー」!トマトベースのクリーミーな味わいで、鶏肉が使われてることが多いです。
ちなみに本場インドで使われている鶏肉は、ヨーグルトと香辛料を混ぜた液体に漬け込んだものが使われています!辛いものが苦手な方でも比較的食べやすいはずです。
キーマカレー
日本の「ドライカレー」の元となっているのが「キーマカレー」です。挽肉のカレー料理のことを指すので特に調理法は決まっていません!
他民族国家で様々な宗派の方がいるインドにはもってこいの料理です。ただ主流は羊や鶏肉となっています。
「キーマカレー」」は日本でも大人気なので食べたことのある方も多いと思いますが、本場のものはとてもスパイスが効いています。日本人には刺激が強すぎるかもしれません。
パラクパニール
「パラクパニールカレー」はインドの野菜カレーです。ほうれん草(パクラ)とインド特有のチーズ(パニール)が入っています。
ほうれん草のコクや甘みとスパイスの刺激が中和してマイルドな味わいとなっているので、辛いものが苦手な方でも食べることができると思います!
ダール・タドカ
「ダール・タドカ」はインドの豆カレーです。豆は種類豊富で安く購入できるのでこのカレーは「国民食」と言われるほどの定番料理となっています。
具材がシンプルなのでスパイスの組み合わせによってアレンジ自在!インドの家庭の味を楽しみたい方はぜひ食べてみてくださいね。
【カレーの種類一覧】タイカレー3選!
ここではインドのカレーを3種類ご紹介します。
グリーンカレー
「グリーンカレー」は香辛料やハーブを炒めココナッツミルクや野菜と煮込んだ料理のこと!「プリック・キー・ヌー」という激辛唐辛子が使われています。
ちなみに名前の由来はこの唐辛子の色です。由来を聞くと食べるのが怖くなってしまうかもしれませんが、ミルクや砂糖で甘味が加わっているので名前ほどではありません!ですが相当辛いです。。。
レッドカレー
「グリーンカレー」より甘口で食べやすいのが「レッドカレー」です。赤いのに!?と思った方も多いのではないでしょうか?
実は「グリーンカレー」から激辛の「プリック」を除いたのが「レッドカレー」です!赤みは甘口唐辛子によるものなので安心してくださいね。
甘口と言ってもヒリヒリとした辛味はあるので、辛党の方にしかおすすめできません!
イエローカレー
辛いものが苦手な方が唯一食べられるであろうタイカレーが「イエローカレー」です。
もちろん香辛料は使われていますが、ココナッツミルクに加えてココナッツクリームが入っているので、まろやかな味わいとなっています!
【カレーの種類一覧】パキスタンカレー2選!
ここではパキスタンのカレーを2種類ご紹介します。
ムルギカレー
たっぷり入った鶏肉が特徴の「ムルギカレー」!野菜や豆も多く使われているので日本の煮物に近い見た目をしています。
スパイスがメインのカレーが多いですが、「ムルギカレー 」は鶏肉のだしが効いており他とは一味違います。健康的に素材の味を楽しみたいという方におすすめです!
コフタカレー
「コフタカレー」は肉や魚の団子が入っているスープのようなカレーです。スパイスやハーブの効いたスープが団子に染み込んでいて絶品です!
またスパイシーの割にあっさりとしていて食べやすいという特徴もあります。スパイスの組み合わせによっては相当辛いので食べる時は要注意です!
【カレーの種類一覧】ネパールカレー2選!
ここではネパールのカレーを2種類ご紹介します。
ダル
「ダル」は辛さがほとんどないスープのような豆カレーです。まさに体に優しいという言葉がピッタリです!
ネパールではご飯や漬物と一緒に食べるのが主流なので、抵抗感なく食べることができるかもしれませんね。
アル・べンタ・タルカリ
ネパールの家庭料理といえば「アル・べンタ・タルカリ」!分かりやすく言えば野菜のドライカレーです。「ダル」と同じで辛味があまりありません。
日本のドライカレーよりも具材が大きいという違いはあるものの、王道の具材がナスとジャガイモなので食べやすいと思います!
【カレーの種類一覧】インドネシアカレー2選!
ここではインドネシアのカレーを2種類ご紹介します。
ソトアヤム
「ソトアヤム」は鶏肉が入ったカレースープでインドネシアでは定番です。このスープと白米だけで食べるのが一般的で、揚げたニンニクが入っているという特徴があります。
カレーをイメージして食べるとちょっと違うと思うかもしれませんが、白米が好きな方は絶対に食べるべきです!
ナシ・カリ
「ナシ・カリ」は辛さ控えめのビーフカレーです。「サンバル」という唐辛子ペーストの調味料が入っていますが、辛さだけでなく甘味もあるので食べやすいと思います。
スープ感の強いサラッとしたタイプのカレーなので、スープカレー派の方は挑戦してみてくださいね!
【カレーの種類一覧】シンガポールカレー2選!
ここからはシンガポールのカレーを2種類ご紹介します。
ラクサ
「ラクサ」はココナッツミルクとエビのだしが特徴の甘めのカレーです。太麺で食べるのが一般的で、東南アジアで大人気の麺料理のひとつになっています!
カレーのダシや具材の王道はお肉なので、魚介類が好きな方はぜひ食べてみてくださいね。
フィッシュヘッドカレー
海の多いシンガポールならではのカレーが「フィッシュヘッドカレー」!その名の通り魚の頭が入っています。魚ならではのコクがあって絶品です!
シンガポールの屋台には必ずある料理で、ご飯と一緒に食べるのが一般的です。シンガポールならではの味を感じたい方はぜひ食べてみてくださいね。
【カレーの種類一覧】マレーシアカレー2選!
ここからはマレーシアのカレーを2種類ご紹介します。
ケタムマサラマ
「ケタムマサラマ」は蟹のカレーのことで、爽やかな香りが特徴のレモングラスや青唐辛子が入っています。辛味もありますが蟹の旨味によってマイルドな味わいになっています!
蟹のカレーは日本では珍しいと思うので、気になった方は食べてみてくださいね。
イカンマサラマ
「イカンマサラマ」は魚が丸ごと入ったカレーのことです。ココナッツミルクの甘味とスパイスの辛味や酸味のバランスが抜群で、コク深い味わいになっています。
お米ともパンとも相性が良いので、気分や好みに合わせて好きな方を選んでくださいね!ただ本場ではお米の方が主流なようです。
世界のカレーを食べよう!
いかがでしたか?気になるものは見つかりましたか?
私はお米よりもパン派で最近になって魚の美味しさに気づいたので、最後にご紹介した「イカンマサラマ」が気になっています。