目次[ 表示 ]
- あなたの食生活は大丈夫?美肌をつくるなら食べ物に気をつかおう!
- 美肌に効果的な栄養素・食材
- 美肌に効果大な ”ビタミンB群”
- エイジングケアには”ビタミン”
- 肌のくすみを改善する”ミネラル”
- 肌に潤いやハリをあたえる”コラーゲン”
- ニキビ・肌荒れを改善する”タンパク質”や”食物繊維”
- なるべく控えよう!美肌を妨げてしまうNGな食べ物・飲み物
- 毛穴詰まりの原因となる食べ物・飲み物
- 肌荒れ・ニキビの原因となる食べ物・飲み物
- 日常的にとるべき食べ物9選~美肌・美白・肌荒れ改善に効果的~
- 1,卵
- 2,野菜
- 3,フルーツ
- 4,大豆製品
- 5,肉類
- 6,魚介類
- 7,海藻類
- 8,乳製品
- 9,ナッツ類
- コンビニでも買える!美肌に良い飲み物4選
- 黒豆茶
- トマトジュース
- 豆乳
- アーモンドミルク
- 美肌・美白サプリって、正直効果あるの?
- 美肌に効果的なサプリの選び方
- サプリを飲む際の注意点
- 良い食べ物を習慣的にとって、体の内側から美肌にアプローチ!
美肌になりたい!肌のトラブルをなくしてキレイになりたい!という方は多くいらっしゃると思います。
メイクをして肌をカバーしたり、良い化粧水を使って肌をケアしたりすることももちろん良いですが、美肌をつくるための1番の方法は食べ物・飲み物にこだわることです!
この記事では、美肌や美白を目指す際に効果的な栄養素や、おすすめ・NGな食べ物や飲み物を紹介していきます。
内面から肌をキレイにしたい方、同時に健康に気をつかいたい方は必見です!
あなたの食生活は大丈夫?美肌をつくるなら食べ物に気をつかおう!
忙しくて外食やインスタント食で済ませている方や、過度なダイエットで必要な栄養がとれていない方はいませんか?
そんな方は、美肌をつくるための栄養素が足りていない可能性があります。
人間の肌は、食べ物から摂る栄養素によって肌細胞がつくられ、肌のターンオーバーと呼ばれる新陳代謝が起こります。およそ1ヶ月のサイクルで肌が新しく生まれ変わりますが、必要な栄養素が足りないことや脂肪分を摂りすぎていることが原因でこのサイクルが乱れ、肌荒れなどの肌トラブルが起きるのです。
つまり、美肌をつくったり、美肌の状態を保つためには正しい食生活をおくることが重要です。
具体的にどんな栄養素が必要か、何を食べたら良いかについて本記事で詳しく紹介していきます。
美肌に効果的な栄養素・食材
美肌をつくるには適度に栄養素を食べ物から摂ることが重要です。ここでは、肌のくすみやしわ・肌荒れの改善に役立つ栄養素や、肌に潤いを与えたり肌の老化を防ぐことに効果のある栄養素を、それが多く含まれる食材と合わせて紹介します。
美肌に効果大な ”ビタミンB群”
ビタミンB群とは、ビタミンB1からビタミンB12まで8種類あり、エネルギー代謝をするために必要な栄養素です。どれも健康や美容に効果的なものばかりですが、特に肌に良い影響を与える種類とその食材を紹介します。
ビタミンB1
新陳代謝を促進し、皮膚や粘膜の健康維持を助けます。豚のヒレ肉やもも肉、大豆などに多く含まれます。
ビタミンB2
発育ビタミンとも呼ばれ、皮膚や粘膜の再生を助けます。また、過酸化脂質と呼ばれる老化の要因となるものを分解する働きもあります。皮脂をコントロールするので、皮脂を抑える効果もあります。豚や牛のレバー、海苔に多く含まれます。
ビタミンB6
ビタミンB群の中で最も美肌のために役立つといえる栄養素です。皮脂量を調節してニキビ予防に役立ったり、角栓の詰まり解消に役立ちます。また肌荒れや肌のくすみを改善するための肌の新陳代謝を促進する働きもあります。
女性ホルモンエストロゲンの合成を助けるので、女性は特に摂取するべき栄養素です。牛レバー、鶏むね肉、かつお、生のニンニクに多く含まれます。
ビタミンB12
刺激に対する過敏反応を抑えたり、肌の新陳代謝を促進します。血液をつくるのを助ける働きがあるので、貧血を予防したり肌色を改善することができます。しじみ、あさりなどの貝類や、豚・牛・鶏のレバーに多く含まれます。
エイジングケアには”ビタミン”
先程紹介したビタミンB群以外にも、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどのビタミンがあり、これら3つには抗酸化作用があるのでエイジングケアに良い効果があります。ビタミンを摂ることで、紫外線による肌ダメージを減少させたり、肌の老化を遅らせることに役立ちます。
ビタミンAは、鶏や豚のレバーやかぼちゃ、ニンジンに、ビタミンCはピーマン、ブロッコリー、キウイ・イチゴに、ビタミンEはうなぎ、アーモンド、かぼちゃに多く含まれます。
肌のくすみを改善する”ミネラル”
ミネラルとは、ナトリウムやカルシウム、鉄分、亜鉛など、人間の体に必要な成分で全16種類あります。カルシウム・マグネシウム・亜鉛は皮膚の健康維持、鉄分は肌のくすみの改善といった美容効果がありますが、より美容効果の期待できる栄養素についてここでは紹介します。
亜鉛
タンパク質の代謝を促し、炎症などの皮膚トラブルの改善に役立ちます。牡蠣、豚レバー、牛・鶏などのもも肉、納豆に多く含まれます。
鉄分
鉄分をしっかりとることで血中のヘモグロビンがつくられるため、青白い顔色の改善になったり、血液を通して酸素がいきわたることで皮膚の再生や新陳代謝を促し、肌のくすみの改善につながります。しじみ、煮干し、カシューナッツ、アーモンドに多く含まれます。
肌に潤いやハリをあたえる”コラーゲン”
コラーゲンは、ヒトの肌の細胞がつくりだす成分の1つで皮膚の奥にある真皮という部分の主成分で、肌のハリや弾力を保つのに役立っています。コラーゲンの合成には、タンパク質やビタミンC、鉄分が必要なのでそれらの食材を普段から摂るようにしましょう。
またコラーゲンは食事をすることでも体に取り入れられます。1度で大量に摂取するのではなく習慣的にとりいれる必要があります。コラーゲンが豊富な食べ物は、豚モツ、豚バラ、牛スジなどの肉類や、フカヒレ、エビ、カレイなどがあります。
ニキビ・肌荒れを改善する”タンパク質”や”食物繊維”
食物繊維は、腸内環境を整えて便通を良くするという役割の他に、栄養素を吸収しやすくすることができます。そのため、肌の新陳代謝を促したり、肌荒れを改善したりする栄養素を効率よく体内に取り込み、美肌づくりに役立つのです。
こんにゃくやきくらげ、干ししいたけ、ごぼう、ほうれん草に多く含まれています。
なるべく控えよう!美肌を妨げてしまうNGな食べ物・飲み物
美肌をつくるのに効果的な栄養素とその食材の例を紹介してきました。これらの食べ物をバランスよく普段の食事に取り入れる必要がありますが、それと同時に避けた方が良い食べ物があります。
食べ物によっては、日常的に食べることで肌荒れやニキビなどを引き起こすことがあります。
ここでは、美肌をつくるのを妨げてしまう食べ物・飲み物を紹介します。
毛穴詰まりの原因となる食べ物・飲み物
毛穴の角栓ができる原因の1つに食生活が挙げられます。普段から糖質、脂質の多い食べ物ばかりを食べていると、皮脂が過剰に分泌され、毛穴がつまってしまうのです。
糖質を多く含むのは、菓子パンや白米、サツマイモ、バナナ、スイーツなどの食べ物や、コーラ、サイダー、オレンジジュースなどの飲み物です。白米やバナナなどの食べ物は、食べ過ぎに気をつけることで糖分の過剰摂取を防げますが、飲み物は果汁100%といったものでもかなり多くの糖質を含んでいます。
脂質を多く含むのは、サラダ油やバター、肉類です。特に肉類は、体や美肌に必要な栄養素が多く含まれていますが、食べ過ぎることで脂質の過剰摂取になりますので、注意しましょう。
肌荒れ・ニキビの原因となる食べ物・飲み物
たくさん食べた次の日に顔が脂っぽくなったり、ニキビが増えたり、なんて経験がある方が多いのではないでしょうか?また、普段から肌荒れしやすい方もいると思います。
これらの肌トラブルは、元からの体質だけでなく食べ物が原因で起きている可能性が考えられます。また先程紹介したように毛穴づまりの原因となります。
ここでは食べ過ぎると肌荒れにつながる食べ物・飲み物をいくつか紹介します!
なるべく控えるべき食べ物
- ケーキやドーナッツなどの甘いもの
- ポテトチップスなどのスナック菓子
- 揚げ物
- 辛い食べ物
- お酒
以上のものを必要以上に食べ過ぎると、糖質や脂質が脂肪として蓄積されてしまいます。それにより皮脂が過剰に分泌され顔が脂っぽくなったり、ニキビができやすくなったりします。
また香辛料が多く入った食べ物は、胃腸に負担をかけ結果的にニキビが出るようになります。
食べ過ぎに注意するべき食べ物
- アーモンド
- チョコレート
- コーヒー
アーモンドは美肌効果・アンチエイジング効果、チョコレートは便通促進効果など、健康に良い影響を与える成分がそれぞれ含まれています。またコーヒーも、抗酸化作用があるためにミルクやサトウを入れずに飲む分には健康に良い効果があります。
このように、適量であれば健康に良い効果があるものは食べ過ぎに注意して摂りましょう。
日常的にとるべき食べ物9選~美肌・美白・肌荒れ改善に効果的~
ここまで、美肌効果のある栄養素や、肌に良くないNGな食べ物・飲み物について紹介してきました。
肌に良くない食べ物を我慢するだけでも肌荒れや毛穴詰まりが減るなどの効果が期待できますが、さらに美肌をつくりたい方は以下のものを普段の食事に意識的に取り入れるようにしましょう!
ただし、どれか1つの食材を摂ることで美肌をつくれるわけではありません。腸内環境を整える食材、新陳代謝を高める食材などもしっかりバランスよく摂ることで美肌がつくりやすくなります。
1,卵
卵は、完全栄養食と呼ばれるほど栄養豊富で、ビタミンCと食物繊維以外のほとんどの栄養素を含みます。
肌に潤いを与えたり、新陳代謝を促し肌の老化を防いだりするビタミンA、B、亜鉛などが多く含まれます。
調理方法は、ゆで卵、卵焼き、目玉焼きど好きな食べ方で、1日1個を目安に摂るようにしましょう!
2,野菜
どの野菜も体に良い栄養を含んでいます。ここでは野菜の中でも栄養価が高く、美肌効果があるものを紹介します。
また、栄養素を効率的にとれる調理方法についても、それぞれ紹介します。
トマト
トマトには、紫外線により生成されるメラニンを抑制するリコピンと、ビタミンCが多く含まれます。そのため、しみの予防になり美白効果が期待できます。
リコピンを効率的に摂るためには、加熱調理でスープなどにしたり、つぶしてジュースにしたりするのがおすすめです。
ほうれん草
ほうれん草は野菜の中でも、体に必要な栄養素が多く含まれています。鉄分や抗酸化作用のあるβカロテンが多く含まれ、体内でビタミンAに変換されるので、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。
また、ビタミンC・ビタミンE・ビタミンB1やミネラルも豊富なので、シミやそばかすを予防し、肌を老化しづらくする効果があります。
このように美肌に効果的なだけでなく、食物繊維が便通を良くするので健康全般に良い効果があります。
ほうれん草の調理方法はいくつかあります。βカロテンを無駄なく摂りたい場合には、脂溶性ビタミンなので油と一緒に炒めると良いです。また、茎に含まれる栄養も摂りたいときにはゆでるのが良いですが、ゆで汁に栄養素が出てしまうので、1~2分程度にしましょう。
アボカド
森のバターとも呼ばれるアボカドは、正しい分類は果物ですが野菜と同様に糖質が少なく、栄養価がとても高いです。カリウムやビタミンE、食物繊維、脂質が多く含まれ、1日に必要な栄養の1部を補えると同時に肌に良い成分が多く含まれます。
カリウムは余分な塩分を排出する働きがあり、むくみの対策になります。ビタミンEは、肌や血管の老化を防ぐアンチエイジングの働きがあります。
固すぎず柔らかすぎない食べ頃に生で食べることで栄養が効率的に摂れます。
かぼちゃ
かぼちゃは、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、カリウムが含まれます。これらの成分が同時に摂れることで、アンチエイジング効果や、肌を紫外線から守りシミ・しわを防ぐ効果、むくみの解消効果があります。
また食物繊維も摂れることから胃腸にも良い効果が期待できます。
かぼちゃの栄養を活かすには、 油で炒めたり、お肉やオイルドレッシングなどと共に食べるのがおすすめです。
イチゴ
イチゴの代表的な栄養素はビタミンCで、同じ量あたりに含まれるビタミンCはレモンよりも多く、アンチエイジング・しみ予防に効果的です。
レモンよりも酸っぱさがなく食べやすいところもイチゴの魅力なので、ビタミンCをカンタンに摂取できます。
3,フルーツ
果物やフルーツには、ビタミンやカリウム、カルシウムなどのミネラルが多く含まれています。また、調理せずにもすぐに食べられることから手軽に栄養素を摂りたいときにおすすめです。
一日の中でも朝や食事の前に食べることでその栄養素をより効果的に吸収し、その他の食べ物も消化しやすくするともいわれいています。
フルーツの中でも特に肌に良い影響をもたらすものを2つ紹介します。
リンゴ
リンゴには、抗酸化作用のあるポリフェノールやビタミンC、むくみを改善するカリウムが多く含まれます。
ビタミンCによりシミ・しわを予防することができ、肌の老化を防ぎ美白効果を期待できます。
キウイ
キウイには、グリーンキウイとゴールデンキウイがありますが、ゴールデンキウイはレモンやイチゴよりもビタミンCを多く含むとされています。
また、ビタミンEによって血行が良くなるので顔色が明るくなったり、くすみが改善されたりします。
4,大豆製品
大豆製品には、タンパク質、ビタミンB1、ビタミンE、鉄、銅、亜鉛・・・などと体に必要な栄養素が様々含まれています。
抗酸化作用がある大豆サポニン、女性の健康をサポートする大豆イソフラボンなども含まれるため、美容や健康に気をつかう方には欠かせない食材です。美肌を目指せるだけでなく、髪質の改善にも役立つのでぜひ普段の食事にとりいれましょう。
ここでは大豆製品それぞれに多い栄養素や効果について紹介します。
納豆
納豆は大豆がつかわれているというだけでなく、発酵食品であり、さらに食物繊維が豊富なので美容にもってこいな食材です。大豆の発酵させた食材にはポリミアンという成分が多く含まれていて、新陳代謝の促進・老化を防ぐなどの効果があるため、肌のターンオーバーをはやめつつ若い状態を保つことに役立ちます。
豆腐
美肌に良い栄養素をとりつつ、ダイエットもしたいという方には豆腐がおすすめです。肌の老化によるしみ・しわを防ぐサポニンなどの成分がとれるのはもちろん、タンパク質がしっかり摂れて、低カロリーな食材だからです。
豆腐の代表的な種類には、脱水をした木綿豆腐と絹ごし豆腐がありますが、それぞれの成分の特徴が異なります。
木綿豆腐はカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが多いので、肌のくすみを改善したいときに、絹ごし豆腐はビタミンB群などの水溶性ビタミンを多く含むため、肌の新陳代謝を促進して、毛穴詰まりや肌荒れなどの肌トラブルを改善したいときにおすすめです。
好みや目的に合わせた種類の豆腐をたべてみてくださいね。
きな粉
納豆や豆腐よりも手軽に美肌に良い成分を摂取したいという場合には、きなこがおすすめです。調味料のような立ち位置で、デザートやヨーグルトにかけたり、ドリンクに混ぜたりと、色々な食べ方ができて少量で効率よく栄養が得られるのが良い点ですね。
大豆粉と比較して低糖質、食物繊維は豊富なので美容食としてはきなこがおすすめです。
5,肉類
肉は普段の食事に欠かせないメインディッシュですよね。
お肉は太るというイメージがあり、ダイエットのために食べるのを我慢している方もいるのではないでしょうか?
たしかに、お肉(特に加工肉)を食べ過ぎると脂質を過剰に摂取することになり動脈硬化などの病気の原因になる恐れがあります。ですがお肉には、良質な動物性たんぱく質やビタミン、ミネラルなどがバランスよく含まれていて、適度に摂ることで美肌をつくる手助けになります。
ここでは、肉類のなかでもおすすめな種類、部位について紹介します。
鶏むね肉
鶏肉にはエイジングケアに良いとされるビタミンAが多く含まれます。鶏むね肉は、低脂肪・高たんぱく質なので健康にも良くダイエットや筋トレをしている方にもおすすめです。
ビタミンによるニキビ予防、しみ・しわの改善、肌ののターンオーバー促進などが期待できます。
牛・豚の赤身肉
牛肉には、鉄分や亜鉛が多く含まれ、代謝を良くして乾燥肌を改善する効果があります。その他にはビタミンCも含まれているため、それらの栄養素によってコラーゲンの合成が助けられ、肌にはりや弾力を与えることができます。
ロースや肩ロースの中でも脂肪の少ないものを選び、サラダやしゃぶしゃぶなどで食べるとおいしく余分な脂肪分を落として食べれるでしょう。
牛肉よりも安価でおすすめなのは豚肉のヒレやももなどの赤身肉です。牛肉と比較して、ビタミンB1が5倍近く、鉄などのミネラルも豊富にふくまれます。ビタミンB1により新陳代謝が促されその他のビタミンB群によって肌色が明るくツヤのある肌を目指せます。野菜の煮物に加えるなどして摂取しましょう。
レバー
レバーは鉄分を多く含み貧血予防で有名な食材ですが、その他にビタミンB群も含まれるので、肌のしみ・しわ改善にも役立ちます。
特に女性は貧血になりやすい傾向にあるので、1週間に1回程度食べることをおすすめします。レバーは独特な風味で食べづらいという方は、ペーストしてハンバーグにしたりして食べるのがおすすめです。
6,魚介類
魚介類は肉類と同様にたんぱく質やビタミンやミネラルなど体に必要な栄養素が多く含まれる食材です。
ですが、肉類との大きな違いであり魚のメリットである点は、魚の脂質は体に良いということです。魚の油には不飽和脂肪酸が多く、これらは健康に多くのメリットをもたらします。
中でもおすすめの魚の種類をここで紹介します。
サバ、アジなどの青魚
魚の油に含まれる不飽和脂肪酸の中でも、DHA・EPAという必須脂肪酸は、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らし、血液をサラサラにする働きがあるといわれています。このような健康効果の他、血流が良くなることにより肌の透明感やツヤが出て、潤いを与えます。
DHA・EPAは特に、サバ、アジ、サンマ、イワシなどの青魚に多く含まれます。無駄なくそれらを摂るには、刺身や、煮汁ごと食べられる煮物などが良いでしょう。週に2~3回食べることで、栄養素を十分に摂ることができるので積極に食べるようにしましょう!
サーモン
サーモンには、DHAやEPAなどの必須脂肪酸の他に、アスタキサンチンという成分が多く含まれます。これは、免疫力を上げたり、炎症を抑えるという効果が期待できるので、肌荒れやニキビなどを改善することができます。また、抗酸化作用もあるためアンチエイジングにも良い食材といえます。
7,海藻類
海藻には、鉄やヨウ素、カルシウムなどのミネラルや食物繊維が豊富に含まれています。特に、アルギン酸、フコダインといった成分によって、肌に潤いを与えたり、肌の老化を防いだりすることができます。
わかめやひじきなど、健康に良いとされている海藻は多くありますが、ここでは美容に良い栄養素や成分を多く含む海藻類をいくつか紹介します。
海苔
海苔はビタミンA、ビタミンB群、ビタミンCなどのビタミンやたんぱく質、カリウムやマグネシウムなどのミネラルなどをバランスよく含みます。
どの栄養素もトップクラスの含有量であるスーパーフードです!1日に2枚ほど食べるだけで栄養がバランスよく摂ることができるので、色々な料理に添えて食べることをおすすめします。
もずく
もずくは低カロリーで食物繊維が豊富な食材で、海藻類の中でもアルギン酸とフコダインの含有量がとても多いです。そのため、生活習慣病予防や抗酸化作用によって肌の老化を防ぐことができます!
8,乳製品
牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品は腸内環境を良くしたり、免疫力を上げたりと、健康への良い効果をもたらします。しかし、乳製品を食べたり飲んだりすると肌荒れしたりニキビができたりと、肌の調子が悪くなる、という方もいると思います。
その原因は乳脂肪です。そのため、乳製品を選ぶときには低脂肪・全脂肪のものを選び、乳脂肪の摂り過ぎに注意しましょう。
ここでは、乳製品の中でも肌に良い影響を与えるものを紹介します。
チーズ
チーズにはビタミンB2が豊富に含まれており、肌荒れの改善や新陳代謝の促進に役立ちます。
また、亜鉛などのミネラルが肌に水分を保ち乾燥を防ぎます。それによって肌荒れや毛穴の開きを改善することができます。
特にカッテージチーズは、抗酸化作用や抗炎症作用のあるセレニウムが含まれているので、美肌を導くにはおすすめの種類です。
ただし、食べ過ぎても脂質の摂り過ぎになったり、体臭が出たりするので注意しましょう。
ヨーグルト
腸内環境は、肌の状態に大きく関係するといわれています。
ヨーグルトには乳酸菌などの善玉菌が多く含まれていて、これが腸内環境を整えるので乳酸菌を含むものを定期的にとるようにしましょう。1日に200g以下が適量です。便秘が改善されるだけでなく腸内環境がきれいになり肌トラブルが改善されるなどの効果もあります。
9,ナッツ類
ナッツは、オメガ脂肪酸とよばれる良質な脂肪分や、ビタミンB1、ビタミンE、食物繊維などを含み、新陳代謝を促し老化を防ぐため美肌に効果的な食材といえます。
実際に、間食としてナッツ類を食べているモデルなどが多いので、美容食というイメージがあると思います。
ナッツには美肌をつくるだけでなく、集中力を高めたり、ダイエット効果もあるといわれているので、おやつがわりに食べることをおすすめします!
アーモンド
ナッツの中でもビタミンEが多いのがアーモンドです。抗酸化作用があるので、肌の老化を防ぎたい方におすすめです。また食物繊維も多く含まれるため、便通を改善する効果もあります。
素焼きのものや、食塩無添加のものを食べるとより健康に良いです。1日に片手分ほどが摂取量の目安なので、食べ過ぎに注意しつつ美肌を目指しましょう!
コンビニでも買える!美肌に良い飲み物4選
ここまでは美肌の味方となる食材を紹介してきましたが、美肌は飲み物に気を付けることによってもつくることができます。1日に必要な水分量は2Lとされていますが、その2L分を肌に良いものを飲むか、悪いものを飲むかで今後の肌の状態が大きく変わるはずです。
飲み物は食べ物よりもカンタンに変えることができると思いますので、是非今日から心がけてみてください。
ここでは、コンビニやスーパーで購入できる美肌に効果的な飲み物を4選、紹介していきます。
黒豆茶
黒豆は大豆の一種なのでイソフラボンを多く含みます。イソフラボンによって女性ホルモンのエストロゲンの働きを補い、肌の弾力を保って若々しくみせるのに役立ちます。
また、黒豆に多く含まれるアントシアニンは抗酸化作用があるので、しみ・しわによる肌の老化を防ぐことも期待できます。
トマトジュース
トマトジュースに含まれるリコピンは、紫外線を浴びることで生成されるメラニンという成分を抑制する働きがあります。それによって、シミや日焼けの予防ができ、美白効果が期待できます。
またリコピンは抗酸化作用も強いため、肌の老化も同時に防ぐことができます。シミやしわのない若々しい肌を目指したい人にはトマトジュースがおすすめです!
ですが、水のように喉の乾いたときに飲むのではなく、食事の一環として飲むのが良いでしょう。また、美味しく飲みやすいトマトジュースには糖分が多く含まれていることもあるので、糖分をチェックするようにしましょう。
美味しくてリコピン量が多く、コンビニで購入できるおすすめトマトジュースを1つ紹介します。
豆乳
豆乳は大豆製品の1つで、たんぱく質、イソフランボン、サポニンなどの美肌をつくるのに関係する成分が含まれています。肌に潤いやハリを与え、老化しにくい肌をつくるには豆乳がおすすめです。
コンビニには、コーヒー味やバナナ味、イチゴ味など、さまざまな味がつけられたおいしい豆乳が売られていますがこれらは「豆乳飲料」という分類で糖分や果汁などが添加されています。最もおすすめなのは、「無調整豆乳」という分類の油や糖分が加えられていない豆乳ですが、甘くなくて飲めない、、という方は油や糖分が加えられた「調整豆乳」をおすすめします。
アーモンドミルク
アーモンドミルクとは、粉砕・ペーストしたアーモンドをミルクに加えた飲料です。アーモンドに含まれるビタミンEは、抗酸化作用が高く肌を若々しいハリのある状態に保つことを手助けします。
ハチミツやキャラメル味などが加えられた、ほんのり甘い「アーモンド効果」という商品がおすすめです。このアーモンドミルクは、牛乳・豆乳などがつかわれていないため脂質やコレステロール、糖質などが抑えられています。
ベーシックな「アーモンド効果(オリジナル)」には、200mlあたりビタミンEが10.0㎎も含まれているので、老化防止が期待できるドリンクとしておすすめです!
美肌・美白サプリって、正直効果あるの?
最近では食事の補助や、美容のためにサプリメントで必要な栄養成分を補ったり、美容成分を摂取したりする方も増えています。
そんなサプリメントとはどんなものか、サプリには効果があるのか、といったことについてここで紹介します。
様々なメーカーからサプリが出ていますが、美容に関係するサプリは大きく2つにわけられます。
- ビタミン・ミネラル・食物繊維などの栄養素を補うサプリ
- コラーゲン・イソフラボンなどの美容成分を摂るサプリ
野菜不足・栄養不足には1のような栄養補助のサプリメントがおすすめですが、食事をせずにサプリで済ませるのではなく、なるべく食事で栄養を摂るようにして足りない分だけを補うようにしましょう。
また、2のような美容成分を摂るためのサプリの中には、「美白に効果的」「飲む美肌サプリ」といったサプリもあります。これらのサプリは、用法や1日の摂取量を守って継続的に飲むことで効果が期待できるものです。
ここでは、美肌に効果的なサプリの選び方について紹介します。
美肌に効果的なサプリの選び方
美肌をつくるといっても、様々なアプローチ方法があります。
美肌の条件には肌の潤い、ハリや弾力、若々しさ、透明感などが挙げられますが、自分がどのような美肌を目指したいのかという目的別にサプリメントを選ぶのがおすすめです。
または、しみ・しわ、くすみ、乾燥肌など、肌トラブルや悩み別に選ぶのでもよいでしょう。
以下の表は、目的別におすすめの成分です。サプリメントを選ぶ際の参考にしてみてください。
目的 | 成分 |
---|---|
肌に潤いを与えたいなら | ヒアルロン酸、スクワレン |
肌のハリ、弾力 | コラーゲン、エラスチン |
アンチエイジング | ビタミンE、ポリフェノール |
透明感 | ビタミンC、リコピン |
市販・通販ともに様々なサプリメントが販売されていますが、DHCやファンケルなどの有名な健康食品メーカーのものがおすすめです。
サプリを飲む際の注意点
それぞれのサプリに、注意事項や摂取量などが記載されているので、しっかと守りましょう。主な注意点としては、アレルギーの食材や成分が入っていないか、過剰摂取していないかなどです。
また、サプリは薬ではありません。薬は医師や薬剤師などの専門家の指示で服用しますが、サプリは健康食品・美容食品という食品なので、自分の判断で使うものです。
そのため、サプリを摂取する際には安全性や成分情報について自身でしっかりと調べてから使うようにしましょう。
サプリを飲んでも、基本的に劇的な変化があるということはほとんどありません。継続して飲むことで次第に効果が現れてくるでしょう。そのため、サプリに頼るとなるとその分コストがかかるというデメリットがあります。
できるだけ普段の食事でバランスよく栄養を摂るように心がけ、その上でどうしても摂れない栄養だけサプリメントで取るようにしましょう!
良い食べ物を習慣的にとって、体の内側から美肌にアプローチ!
この記事では、美肌効果の期待できる栄養素や、美肌をつくるのに役立つ食べ物や飲み物について紹介してきました。
美肌をつくるためには化粧水やコスメも大事ですが、まずは食べ物を変えることが一番の近道であるといえます。美肌は一朝一夕でつくれるものではなく、継続して美肌になる努力をすることが必要です。肌は新陳代謝によって1ヶ月サイクルで新しくなるので、今食べているものが1か月後の自分の肌に影響すると思って、美肌をつくるために頑張りましょう!
そのため、紹介した食材を一気にとるのではなく、日々のレシピに少しずつ取り入れて習慣的に食べることをおすすめします。
また、すぐに食生活を変えることは難しいと思います。そんなときは、紹介したNGな食べ物・飲み物をとる量や頻度を少しずつ減らしていくことから始めましょう!
それをするだけでも、長い期間継続することて徐々に肌の状態が良くなることが期待できます。