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冬、春になると、花粉症に悩まされる人も多いのではないでしょうか。今回は、花粉症対策として、おすすめのアイテム・グッズや、食べ物を紹介します。花粉症を悪化させないための対策も合わせて紹介します。辛い花粉症の時期を、対策をしっかりすることで、乗り越えましょう!
辛い花粉症…
冬から春にかけて、鼻がむずむずしたり、目がかゆくなる人はいませんか?そんな症状がある人は、気が付かないうちに花粉症になっているのかもしれません。
あなたも実は花粉症かも?
最近では「2人に1人が花粉症」と言われるほど、花粉症の人が増えています。体の免疫反応が花粉に対して異常に反応することで、花粉症を引き起こします。
もともと、アレルギーを持っている人は、より花粉症になりやすい、とも言われています。
花粉の中にも、スギ花粉(2月~4月)やヒノキ花粉(4月~5月)、ブタクサやヨモギの花粉(8月~10月)などが存在します。
花粉症の主な症状
花粉症の主な症状としては、鼻炎、目のかゆみがあります。これらは、体に入ってこようとする花粉を外に出すために、くしゃみがであり、涙で流そうとするためです。
また、口の中がかゆくなる、という人もいます。これは、 口腔アレルギー症候群といわれ、別名、果実野菜過敏症とも言われています。リンゴやサクランボをなど種のある果物・野菜を食べることで発症します。多くは、「シラカバ花粉症」の方です。ネ科花粉症やスギ花粉症でも、口の中がかゆくなることがあります。
花粉症対策おすすめ【アイテム】
ここからは、花粉対策におすすめのアイテムを紹介します。外出先・自宅それぞれで使えるアイテムを分けて、紹介していきます!
外出先での花粉対策
外出先での花粉対策のアイテムを紹介してきます。
外に出る、ということは花粉に触れる機会も多くなります。家にいるよりも花粉症が辛い、という方も多いのではないでしょうか。欠かせない対策ばかりなので、必見です!
メガネ
1つ目はメガネです。
メガネは花粉の飛散の多いときには、目に入る花粉を2分の1から3分の1まで減らすことができます。最近は、「花粉メガネ」が登場しました。これは、顔のカーブにフィットするよう、メガネフレームにフードがついている形状が多いです。
花粉メガネを使えば、最大98%、目に入ってくる花粉の量を減らすこと出来ます。普通のメガネでは、約60~70%なので、花粉メガネの方が、より、花粉対策には、優れていると言えます。
マスク
2つ目はマスクです。
最近では、花粉の時期であるかどうかにかかわらずマスクをしていると思います。ですが、やはり花粉の時期のマスクは欠かせません。マスクには、花粉の飛散の多いときには吸い込む花粉をおよそ3分の1から6分の1に減らし、鼻の症状を少なくさせる効果があるといわれています。
また、今は花粉症でない、という方もマスクをすることで、新たに花粉症になるリスクを減らすことが期待できます。
一般的に、ウレタンマスクや布マスクよりも、不織布マスクのほうが吸い込みを防ぐ効果が高い、とされています。タイミングに合わせてマスクの種類を選んでみるといいかもしれないですね。
ただ、風が強い日には、マスクをしていても花粉を防ぎきれない、という報告もされています。
花粉予防スプレー
3つ目は、花粉予防スプレーです。
そもそも、花粉は、静電気によって体にひきつけられます。そこで、花粉予防スプレーを使うことで、静電気の発生を防ぎ、花粉やウイルスなどを寄せ付けないことが出来ます!
お子さんでも使えるタイプ、メイクの上からスプレーして使うことができるタイプ、アロマの香りがついているタイプなどがあります。
「イハダアレルスクリーンEX スプレータイプ」 は、6歳以上のお子さんなら、使うことができ、皮膚アレルギーテスト済みで安心して使うことが出来ます。スプレーすることで、イオンの透明なベールを作ってくれるので、メイクの邪魔をしません!
目薬
4つ目は、目薬です。
花粉症に悩む人で、目がかゆくなったり、涙が止まらない、という人も多いのではないでしょうか。花粉症対策として、目薬は、かゆみを抑えたり、充血を抑えてくれます。花粉症の原因となるアレルギー成分の発生、放出を防ぐ効果があるのは、「抗アレルギー成分」や、「抗ヒスタミン成分」です。
目薬の中にも、すっきり感の強いものや、しみにくいもの、コンタクト装着時にも使うことができるもの、などがあります。それぞれの症状に合わせて、ベストな目薬を選んでみてください!
「ロート アルガード」は、清涼感が強く、辛いアレルギー症状を抑えることに特化しています。ハードコンタクトであれば、着用した状態でも目薬をさすことが出来ます。防腐剤も配合していません。
自宅でできる花粉対策
自宅で出来る花粉対策を紹介していきます。
家の中にも、気がつかないうちに持ち込んでいるかもしてない花粉を除去できるものなど、紹介します。家の中でも、ティッシュが手放せない人、目をかゆくて耐えられない人、必見です!
洋服ブラシ
1つ目は、洋服ブラシです。
洋服ブラシは、洗濯が難しい洋服の汚れを落とすことができるアイテムです。繊維の奥に入り込んでしまった花粉を取り払うことができます!また、天然毛をつかったブラシであれば、静電気の発生を予防することが期待でき、花粉やほこりがつきにくくなります。
家に帰ってきたらすぐに、洋服ブラシを使うことが大切です。玄関先で使うことで、家の中に花粉を持ち込むリスクを減らすことが可能です。使う際には、洋服の布目に沿ってブラシを使うようにしましょう。
花粉対策にはもちろんですが、洋服を綺麗な状態で長持ちさせることができるアイテムでもあります!
空気清浄機
2つ目は、空気清浄機です。
ウイルスが活発になる冬の時期にはとくに欠かせない空気清浄機ですが、花粉対策にも活躍します!外から入った空気中に舞う花粉を、吸収してくれます。空気清浄機を選ぶ際には、まず部屋の広さに合わせて選ぶことが大切です。適用畳数は、目安として、部屋の広さの3倍以上を選択するのがおすすめです。
また、脱臭フィルターがあるか、イオン・プラズマ機能がついているかどうか、加湿・除湿機能がついているかどうか、などもメーカーによって異なります。
「シャープのプラズマクラスタ」ーは、浮遊している花粉、衣服などに付着している花粉の作用を抑える効果があります。空気の浄化だけでなく、静電気を抑える効果や、肌につやを与えてくれるタイプもあります。
加湿器
3つ目は、加湿器です。
加湿器は、水分を空気中に放出することで、空気中に舞っている花粉を飛散しにくくさせる効果があります。一般的に、湿度を50%以上にすることで、花粉が床に落ちる、といわれています。冬には、また各月の最小湿度の平均は14%になるほど乾燥していて、花粉が空気中に舞いやすくなります。
コンパクトかつ、一回の給水で長時間加湿してくれるものであれば、部屋が大きくなくても邪魔になりません。さらに、アロマを入れて使用することができるタイプのものを選べば、ディフューザーとしても活躍します!
「アイリスオーヤマの加熱式加湿器」は、お手頃な価格ながら、一度の給水で約11時間加湿してくれます。アロマトレーがついており、加湿しながら好みの香りをお部屋に広げることが出来ます!タンクの水がなくなると、自動で運転を停止してくれるのも、うれしいポイントです。
花粉キャッチレースカーテン
4つ目は、花粉キャッチレースカーテンです。
花粉キャッチカーテンは、特殊な繊維構造をしているカーテンで、通常のカーテンの約2倍以上の花粉をキャッチします。空気中にある花粉の量を減らす効果が期待できます!繊維が特殊な構造になっているので、洗濯しても、その機能は変わりません。
レースカーテンなので、家の雰囲気をそこまで、変化させずに、花粉対策になるのも、嬉しいですね!シンプルな白のレースカーテンや、淡い花柄のレースカーテンもあるので、部屋の雰囲気を変えたい方は、柄のあるデザインのものがおすすめです。
洗眼薬
5つ目は、洗眼薬です。
洗眼薬は、目の表面だけでなく、まぶたの裏についた花粉まで、洗い流すことが出来ます。花粉対策のメガネをしていても、100%花粉をブロックすることは、出来ないので、家に帰ったら、うがいや手洗いとともに、洗眼薬を使うのが、おすすめです!
目薬は、目のかゆみを抑えたり、充血を改善したり、するためのものです。それに比べて洗眼薬は、眼の中に入ってしまった花粉を取り除くためのもの、という違いがあります。
「アイボンAL」は、抗ヒスタミン成分を配合しており、花粉やほこりを丸ごと洗い流します。一日3~6回使うのが目安とされています。目のかゆみに悩んでいる方に、特におすすめです!
花粉症対策おすすめ【食べ物】
ここからは、花粉対策におすすめの食べ物を紹介します。
実は、花粉対策になる、という食べ物を7つ紹介します!どんな成分が花粉対策になるのか、おすすめの食べ方も解説します。普段から食べているものから、花粉対策をしてみませんか?
ヨーグルト
1つ目は、ヨーグルトです。
ヨーグルトに含まれる、「乳酸菌」が花粉症に効果的だといわれています。「乳酸菌」には腸内環境を整える効果があり、これが腸管免疫の正常化につながると考えられています。腸内環境を整えることで、花粉、アレルゲンが体内に入りにくくなります。また、乳酸菌には、免疫の過剰反応を抑える働きがあるといわれています。
ヨーグルトは、毎日少しずつ食べるのがおすすめです。また、きな粉やプルーンなどと一緒に食べることでより効果が発揮しやすくなります!
花粉症の時期だけでなく、症状が始まる3か月ほど前まえから食べ始めるのが良いとされいます。花粉症に毎年悩まされている、という方は、早いうちから食べておくといいかもしれないですね!
乳酸菌は40℃前後で活発になるので、レンジで少し温めてホットヨーグルトとして食べるのがおすすめです。冬にホットヨーグルトを食べることで、体を温めることも出来るので、一石二鳥です!
青魚
2つ目は、青魚です。
青魚にはビタミンDが多く含まれています。このビタミンDが不足すると、異常な免疫反応を招き花粉症の悪化につながる、と言われています。
サバや、イワシなどの油に含まれる成分には、アレルギー症状を引き起こすロイコトリエンの放出を抑える作用がある、ともいわれています。また、青魚に含まれるDHAは、ストレス対策にもなります。
辛い花粉症に悩まされている方は、日常的に青魚をとることで、症状が軽減するのではないでしょうか。
忙しい方には、サバやイワシの缶詰など、調理不要でお手軽に食べられるものから取り入れることがおすすめです!
チョコレート
3つ目は、チョコレートです。
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールに花粉症を緩和する効果がある、と言われています。高カカオのチョコレート程、カカオポリフェノールは多く含まれています。チョコレートを摂取した人、摂取しなかった人を比較した研究によると、アレルギー症状を抑えられる機能があることが示唆されています。
チョコレートを毎日少しずつとり続けることがおすすめです。高カカオのチョコレートを選ぶと、よりよいでしょう。苦いチョコレートが苦手な方は、アレンジしたレシピで食べてみてはいかがでしょうか!
レンコン
4つ目は、レンコンです。
レンコンには、食物繊維、ポリフェノールやタンニンなどが多く含まれています。ポリフェノールは、抗酸化作用があり、花粉症をはじめとするアレルギー疾患にもよい影響があるといわれています。また、タンニンには、鼻水を抑える作用がある、とも言われています。
ポリフェノールは、コーヒーや、緑茶、ココア、ごぼう、ほうれん草などにも多く含まています。
レンコンの皮の部分に、多くの栄養が含まれています。調理する際には、皮ごと美味しく食べられるメニューにするのがおすすめです。汁物に入れたり、輪切りにしてソテーにしたりすると、美味しく食べられます!
梅干し
5つ目は、梅干しです。
「梅を毎日食べている人と食べてない人で、花粉症のシーズンの生活変化を聞き取り調査すると、梅を食べているとアレルギー症状が少ないのが分かった。」という報告があります。
梅干しは、一日一個食べれは、症状の緩和が期待できます。ただ、あくまで症状の緩和なので、日ごろから出来る花粉症対策は忘れずに行いたいですね。
お茶
6つ目は、お茶です。
緑茶に含まれる、カテキンにはアレルギーの抑制効果があります。また、かゆみや鼻づまりの原因であるヒスタミンの活性化を抑える効果があるとされます。
スギ花粉のアレルギー症状だけでなく通年性のアレルギー性鼻炎にも効果があります。
日々の飲み物を、緑茶などカテキンを多く含む飲み物に変えることで、辛い花粉症を改善できるかもしれません!
バナナ
7つ目は、バナナです。
バナナを一日約2本、8週間食べ続けた花粉症の患者が、症状が改善された、という研究結果があります。
花粉症対策に効果があるヨーグルトと一緒に食べたり、電子レンジで焼きバナナにするのがおすすめです。時間のない朝には、他の野菜とともにバナナスムージーにするのもおすすめです!
注意したいのが、口腔アレルギーを発症すると、唇や、口の中がかゆくなることがあります。多くは自然に治りますが、何度も症状が出る場合には気を付けましょう。
花粉症を悪化させないためにできること
ここからは、花粉症を悪化させないために出来ることを6つ紹介します!
日ごろから簡単に出来ることばかりなので、ぜひ実践してみてください!
外出は最小限にする
1つ目は、外出を最小限にすることです。
外出を最小限にし、花粉になるべくふれないようにすることで、自分の体に花粉がついたり、家の中に花粉を持ち込むことを防ぎます。
オンラインで済ませることのできる買い物などは、自宅で行うことをおすすめします。
家に帰ったら早めに着替える
2つ目は、家に帰ったら早めに着替えることです。
洋服には、花粉が付着しやすいため、花粉を家に持ち込む原因の1つになります。早めに着替えることで、花粉を家にまき散らしてしまうリスクを減らします。
また、花粉がつきにくいような、つるつるとした素材の洋服を選んでいくこともおすすめです。もこもこしたニットや、ウール素材のものは、なるべく避けたほうがよいでしょう。
洗濯をする際に、柔軟剤を使うことも、対策としておすすめです!柔軟剤を使うことで、静電気を防いでくれるため、洋服に花粉がつきにくくなります。
花粉が多く飛ぶ日・時間を避ける
3つ目は、花粉が多く飛ぶ日・時間を避けることです。
一日の中で、花粉の飛散ピークは2回あります。1回目は、12時頃です。朝に開花した杉が花粉を放出して、それが風によって都心部に流れてくるためです。2回目は、日没前後です。夕方に気温が低下し、上空にあった花粉が落下したり、地面の花粉が再び舞い上がるためです。
また、雨が降った翌日も花粉が多く飛びます。前日に、雨で地面にあった花粉が再び空中に舞い上がるためです。昼頃や、夕方、雨が降った翌日はなるべく外出を避けるのがよいでしょう。
バランスの取れた食事をとる
4つ目は、バランスの取れた食事をとることです。
バランスの良い食事は、免疫機能を正しく働かせることが期待できます。普段、インスタントラーメンや、ジャンクフードなどを多く食べている人は、この機会に見直してみると良いかもしれないですね。
合わせて、花粉対策に効果があるとされている、ヨーグルトや青魚、チョコレートなどを、日々の食生活に取り入れることが、おすすめです!
アルコールを避ける
5つ目は、アルコールを避けることです。
アルコールには、利尿作用があり、粘膜の潤いが減り、粘液が出にくくなります。これは、花粉などのアレルギー物質の排除する機能が弱くなる可能性がある、ということです。
また、アルコールにより、交感神経の働きが弱くなり、結果的に鼻詰まりの原因になります。
花粉症がひどい時期には、アルコールはほどほどにするとよいでしょう。
適度な運動をとる
6つ目は、適度な運動をとることです。
運動をすることによって、ストレスによる自律神経の乱れを正すことができます。適度な運動は体力を上げるだけでなく、ストレスを和らげてくれる働きが期待できるので、花粉症も和らぐ可能性があるのです!
ウォーキングやヨガは、普段あまり運動をしない、という方にも気軽に家の近くや、自宅でも出来るのでおすすめです!
花粉症の対策をしっかりして、辛い時期を乗り越えよう!
花粉症対策の方法を、様々紹介してきましたが、いかがでしたか?今すぐ始められる対策もあるので、ぜひ実践してみて下さい!対策グッズや、食生活を見直すことで、辛い花粉症の時期を乗り越えましょう。