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おすすめのシリコンスプレー17選!選び方のポイントと注意点も紹介

シリコンスプレー使い方おすすめ選び方

2022/04/22

シリコンスプレーについてあまり知らない…

という方は多いのではないでしょうか。

シリコンスプレーについて何か、選び方やおすすめ商品まで詳しくご紹介いたします。

目次[ 表示 ]

シリコンスプレーって何をするもの?

シリコンスプレーは、車・バイク・自転車の潤滑剤として、さらに防水加工や艶出し金属製品の錆止めなどを主に行うものです。シリコンスプレーの種類によっては、様々な製品に使用できます。

基本的に用途が幅広いため、1本持っておくと非常に重宝するのが特徴です。また、シリコンスプレー大手のメーカーをはじめ、それぞれの用途に合わせた成分のものが数多く販売されています。

シリコンスプレーの選び方のポイント5つ

シリコンスプレーを購入する際には、チェックしておくべき選び方のポイントがあります。ポイントは下記の5点です。ここではそれぞれのポイントについて詳しくご紹介します。単純に人気のものを選ぶのではなく、自分に合ったシリコンスプレーを選びましょう。

  • 用途から選ぶ
  • 容量から選ぶ
  • 溶剤か無溶剤かで選ぶ
  • 適応する素材から選ぶ
  • においや乾きやすさで選ぶ

1:用途から選ぶ

シリコンスプレーには様々な活用方法があるため、まずは用途から選ぶのが重要なポイントです。例えば、車やバイクのツヤを出したいなら艶出し用、傘や革製品を長持ちさせたいなら防水・撥水加工ができるタイプを選びましょう。

また、用途によっては安全性の高さを優先させることも大切です。フード食品機械や小さな子どもが遊ぶおもちゃなどは、口に入れても問題ないようフード専用のシリコンスプレーを選ぶと良いでしょう。

2:容量から選ぶ

使用する頻度がある程度想定できる場合は、容量から選びましょう。シリコンスプレーの容量は、70mm程度の携帯サイズから840mm程度の大容量サイズまで揃っています。

携帯サイズであれば場所を選ばず使用できるうえに、家の中のどこにでも常備可能です。一方、大容量サイズであれば使用頻度の高い方でも残量を気にせず使えるうえに、携帯サイズと比べて割安に購入できるでしょう。

3:溶剤か無溶剤かで選ぶ

シリコンスプレーは大きく分けて溶剤無溶剤に分かれています。溶剤とは石油系溶剤のことで、車やバイクといった機械や金属製品に適しているタイプです。浸透性が高いという特徴を持ち、細かい部分でも滑りがよくなります。

一方、無溶剤は機械や金属製品だけではなく、幅広い素材に使用できるタイプです。ゴムやプラスチックには使用できない石油系溶剤の弱点を補えます。

4:適応する素材から選ぶ

シリコンスプレーは基本的に素材の滑りを良くしたり艶出し効果を得たりするのがメインであるため、防水や撥水効果を期待する場合は、適応する素材から選ぶのがおすすめです。特に石油系溶剤は使用できる素材が金属や機械に限定されているため注意しましょう。

まずは使用したい素材を確認し、商品の詳細情報をチェックしましょう。不安なときは、釣り専用や車専用など、使用範囲を指定しているものを選ぶと安心です。

5:においや乾きやすさで選ぶ

性能の高さは重要ですが、同時ににおいや乾きやすさについても考慮しておくことが大切です。屋外ではそれほど気にならなくても、屋内で使用するとにおいが不快に感じるケースも多いため、屋内で使用する場合は無臭タイプを選びましょう。

また、対象物にシリコンスプレーを使用した後すぐに使う場合は、乾きやすさも重視すべきポイントであるため、便利な速乾性のあるものがおすすめです。

おすすめのシリコンスプレー17選

ここからはおすすめのシリコンスプレーを厳選して17点ご紹介します。紹介しているシリコンスプレーは、大手メーカーから注目のメーカーまで幅広くピックアップしました。

それぞれの商品が持つ特徴や適応する素材についても、詳しく解説していきます。選び方のポイントを参考にしながら、自分に適した一品を選んでみてください。

1:東京マルイ「シリコンメンテナンススプレー」

東京マルイのシリコンメンテナンススプレーは、エアガンをはじめとしたホビー用品向けに製造されたシリコンスプレーです。プラスチックにかかっても影響を与えないため、安心して使用できるでしょう。

エアガンのメンテナンスや可動式フィギュアの潤滑を良くしたいという方には特におすすめです。また、適応する素材が幅広いため、ホビー用品だけでなく日用品へも活用できます。

2:呉工業「シリコングリースメイト」

呉工業のシリコングリースメイトは、耐熱・耐寒・耐水性という3つの性能に優れているシリコンスプレーです。対応可能な温度は-50℃から250℃程度で、群を抜いた幅広さを誇ります。またフッ素樹脂を配合しているため、潤滑力を長く維持することが可能です。

ゴムやプラスチックにも適応しているため、車のブレーキ周りや釣り具、カメラやオーディオ機器など、様々な場面で活躍します。極細の注入ノズルで使いやすいです。

3:エーゼット「滑るグリーン420ml シリコンスプレー」

エーゼットの滑るグリーンは、速乾性に優れているのが特徴です。べたついているときに埃やゴミが付着するリスクを抑えられます。シリコンスプレーを使用してすぐに対象物を使えるのも大きなメリットです。

窓のサッシやカーテンレールといった部分は埃やゴミが付きやすいため、速乾性の高さが重宝されるでしょう。また、素材を痛めにくいという側面もあります。さらに、離型・防錆・艶出しも可能となっています。

4:プロスタッフ「シリコンマルチスプレー」

プロスタッフのシリコンマルチスプレーは、錆の対策に高い効果を発揮するのが大きな特徴です。サビついたネジやナットにスプレーすると、凍結することによってスプレーした部分が収縮し、潤滑もよくなるため、固着していても楽に緩められます。

また、無溶剤のため金属パーツだけではなくプラスチックやゴムにも使用可能です。約420mlと平均的な容量で、性能が高い割には400円程度のお手頃価格で購入できます。

5:呉工業「フードシリコンスプレー」

呉工業のフードシリコンスプレーは、食品機械に使用できる安全性の高いシリコンスプレーです。万一食品にかけてしまっても害のないH1グレードの潤滑剤となっています。

-40℃から200℃程度の広い温度域で対応できるため、フリーザーやオーブンなど、様々な機械に使用可能です。ゴムやプラスチックにも影響を与えないため、小さな子どもが遊ぶおもちゃにも適しているでしょう。

6:ウルト「シリコンスプレー」

ウルトのシリコンスプレーは車両内外のメンテナンス用として作られたドイツ製のもので、潤滑・艶出しに優れている一品です。金属だけでなくプラスチックやゴムにも対応しているため、異なる素材同士の軋みや摩擦音を防止できます。

また、静電気を抑える効果もあるため、ゴミや塵が付きにくいというのもメリットのひとつです。容量は500ml程度と平均よりやや多めで、使用頻度が多い方でも長く使用できます。

7:エーゼット「シリコーンスプレーイエロー420ml」

エーゼットのシリコーンスプレーイエローは無溶剤のため、金属・ゴム・プラスチック・木・紙といった様々な素材に使用できるシリコンスプレーです。素材の潤滑性を良くするだけでなく、防錆や艶出しにも効果があります。

容量は約420mlと程よいサイズで、複数の用途を考えている方や長く使いたい方におすすめです。価格も260円程度と購入しやすい価格になっています。

8:呉工業「シリコンスプレー」

呉工業のシリコンスプレーは、無溶剤なので金属以外にもゴム・プラスチック・木・紙といった適用素材の多さが魅力です。また、シールを剥がしやすくする効果があるため、小さな子どもがいる家庭で重宝します。

容量は約420mlで、購入場所によっては300円程度で購入することも可能です。滑りの悪いサッシやカーテンレール、切れ味の悪いハサミなど、活用シーンは幅広くあります。1本常備しておくと非常に便利でしょう。

9:コニシ「ボンド シリコンスプレー」

コニシのボンド シリコンスプレーは、浸透力が高く、金属・木・ゴム・プラスチックといった様々な素材の潤滑を良くできる一品です。刃物の防錆や艶出し効果もあり、切れ味を向上させられます。

また、離型や撥水・防汚効果もあるため、幅広い用途で使用できるのがメリットでしょう。裁断機やミシンのメンテナンス、さらにはギターのような楽器まで滑りを良くして快適な使用状態を維持できます。

10:エーゼット「 H,S シリコーンスプレー ドライ 420ml」

エーゼットのH,S シリコーンスプレー ドライは速乾性があるため、利便性が高く素材を痛めにくいのが魅力です。べたつきは抑えているのにしっかり艶出しもできます。また、純度が高く少量でも充分な効果を発揮できるのが特徴です。

そのほかにも離型・防錆に対応しており、無溶剤であることから使用する素材の選択肢も幅広いです。滑りの悪い引き出しや敷居など、家庭に1本あると重宝するでしょう。

11:コロニル「ナノプロ 」

ドイツの老舗レザーケアブランドであるコロニルのナノプロは、革製品の防水用として作られたシリコンスプレーです。ナノ化されたフッ化炭素樹脂シリコンオイルを配合しており、長時間防水効果が持続します。

スプレーした部分についた埃や汚れは、水滴と共に流れ落ちる自浄効果がプラスされるのも大きな魅力です。また、革製品の通気性を損なわないよう考慮されており、大切な靴やバッグなどを長く愛用できるでしょう。

12:呉工業「シリコンルブスプレー」

呉工業のシリコンルブスプレーは、工具や農機具のメンテナンスをはじめ、様々な素材に適応する無溶剤のシリコンスプレーです。性能が高く大型の機具に使用できるため、家庭用だけでなく業務用としても適しています。

耐熱性に優れており、潤滑性だけでなく離型や防水効果も備えているのが特徴です。容量は約420mlで、購入場所によっては価格が300円を切ることもあります。

13:ワコーズ「SL シリコーンルブリカント シリコーン系潤滑スプレー」

ワコーズのSL シリコーンルブリカントは、車やバイクの整備に向いているシリコンスプレーです。金属部分の潤滑を良くする効果があり、ディスク・ドラムブレーキに使用できます。

また、耐久性・耐熱性に優れており、-40℃から280℃程度まで広く対応しているのが特徴です。無溶剤のため、ハンドル操作部やプラスチック・ウレタン部など幅広く活用でき、品質の高さに定評がある商品となっています。

14:ヒロバゼロ「ガレージゼロ シリコーンスプレー 420ml」

ヒロバゼロのガレージゼロ シリコーンスプレーは、ノズルを収納できる2ウェイキャップが多くの支持を得ている一品です。そのため、ノズルをなくしてしまう心配はありません。玄関の鍵穴や蝶番など、細かい部分もノズルを使って必要な部分にのみ噴射可能です。

無溶剤のため、釣り具・バイク・電動工具・ファスナーなど、様々なものの滑りを良くできます。潤滑性だけではなく、艶出し・防錆・防汚効果も同時に得られるのがメリットでしょう。

15:トラスコ「αフードシリコーンスプレー」

トラスコのaフードシリコンスプレーは、万一食品にかかっても安心なH1クラスの食品機械用に作られた一品です。2ウェイノズルとなっていて、広角噴射とピンポイント噴射の切り替えが簡単に行えます。

潤滑性のほか離型効果もあるため、小さな子どもがいる家庭ではシール貼り防止としても活用できるでしょう。使用できる温度は-50度から200℃程度までとなっており、耐寒・耐熱性もしっかり備えています。

16:エーゼット「滑るブルー420ml シリコンスプレー」

エーゼットの滑るブルーは、名前の通り潤滑性の高いシリコーンオイルを使用しており、効果の持続性にも定評のあるシリコンスプレーです。そのほか離型・防錆・艶出しといった効果も兼ね備えています。

適用素材は金属だけでなくプラスチック・ゴム・ガラスなど様々です。容量は程よいサイズとなっており、約560円で購入できます。潤滑性の高さを重視する方におすすめです。

17:美和ロック「純正 鍵穴専用潤滑剤」

美和ロックの鍵穴専用潤滑剤は、鍵穴の手入れに特化したシリコンスプレーです。白い粉状の潤滑剤が錠前や蝶番などの潤滑性を高め、鍵の抜き差しや回転をスムーズな状態に戻します。

また、埃の付着を防ぐため、鍵穴のきれいな状態が長期間継続できるのも大きなメリットです。容量は約12mlと少量ですが、使う量も少量であることから程よい量と言えます。玄関に常備しておける手頃な大きさでしょう。

【用途別】シリコンスプレーの上手な使い方5パターン

様々な用途で活躍するシリコンスプレーですが、実際使用するときにはその用途に適した使い方があります。間違った使い方をしてしまうと問題が起こる可能性もあるため、正しい使い方を知っておきましょう。ここでは主な用途である5パターンの使い方をご紹介します。

そのほかにも刃物やファスナーなどに使うことが想定されるため、不安なときはシリコンスプレーの説明書を読むかメーカーの公式サイトを確認しましょう。

1:自動車に使う場合

自動車に使う場合は、浸透性の高い石油系溶剤のシリコンスプレーがおすすめです。細かい部分にもしっかり浸透し、滑りを良くして錆も落とせます。

ただし、石油系溶剤はプラスチックやゴムには使用できません。万一金属製ではない部分にかかってしまうと素材を痛めてしまう可能性があるため、商品の説明書やメーカーの公式サイトをチェックし、問題がないことを確認してから使用しましょう。

2:家具に使う場合

家具に使う場合としては、引き戸や引き出し、カーテンレールなどが挙げられます。家具の多くは木材のため、必ず無溶剤のシリコンスプレーを使用してください。また、引き戸の滑りを良くしたいなら、レールに直接吹きかけましょう。

引き出しに使うときは、引き出しを全て出してから本体と接する部分にスプレーします。カーテンレールに使用するときは、万一染みになるのを防ぐためにもカーテンを外したうえでスプレーしましょう。

3:自転車に使う場合

自転車のメンテナンスで使う場合は、石油系溶剤のシリコンスプレーがおすすめです。サビついている部分にしっかり浸透し、滑りを元の良い状態に戻します。

ただし、石油系溶剤の特徴として、ゴムやプラスチックに使用できないという点は忘れないようにしましょう。また、購入前にパッケージを見て使用上問題がないかを確認しましょう。不安なときは、ゴムやプラスチックに使用できる無溶剤の方が無難です。

4:バイクに使う場合

バイクに使う場合は、潤滑を良くするだけでなく、艶出しで活用することも多いです。滑りを良くしたい部分、またはツヤを出したい部分に直接スプレーしましょう。

ただし、シートやステップに使用する場合は注意が必要です。艶出し効果で見た目はきれいですが、潤滑性も高まるので使いにくくなるリスクがあります。特に足回りは走行中に滑ると危険なため、車・バイク用のシリコンスプレーを使用し、注意点も読んでおきましょう。

5:ウィッグに使う場合

ウィッグが絡まってぼさぼさになってきたとき、シリコンスプレーの潤滑力を活かして使うことがあります。

使い方は、ウィッグにスプレーを吹きかけ、そのまま時間をおいて乾かします。乾いたことが確認できたら、ブラシや櫛で梳かしましょう。絡まりやすいロングのウィッグも、すんなりほぐれます。艶出し効果で見た目もきれいになるためおすすめです。

シリコンスプレーを使う際の注意点4つ

シリコンスプレーを使用する際には、気をつけておくべき注意点がいくつかあります。なぜ注意しておかなければならないのか、理解したうえで使用するようにしましょう。ここからは重要な4つの注意点について解説していきます。

また、4つの注意点だけではなく、実際に使用する商品の注意点についても目を通しておくことが重要です。各商品によって使用できる素材や期待できる効果が異なるため、確認する習慣をつけましょう。

1:換気に気をつける

シリコンスプレーの飛沫を吸い込んでしまうと体に影響を及ぼすリスクがあるため、屋内での使用時は必ず換気するようにしましょう。可能であればシリコンスプレーは屋外で使うのが理想的です。

とはいえ家具や家電を屋外に持ち出すのは無理があるため、換気をすることだけは忘れないようにしましょう。

2:適応する素材を確認する

シリコンスプレーを購入する前に、必ず適応する素材を確認しておきましょう。石油系溶剤だけではなく、無溶剤の場合も同様です。いくら無溶剤が様々な素材に適応するといっても、なかには使用できない素材があります。

また、用途によっては効果が期待に添えない場合もあるため要注意でしょう。例えば、商品に車・バイクの外装に使えると記載されていても、ワックスや防水・撥水に特化したグッズよりは効果が劣ることもあります。

3:地面に塗布しない

屋外・屋内に関わらず、足元には注意して使用することが重要です。地面に塗布してしまうと、シリコンスプレーが持つ潤滑力で足元が滑りやすくなってしまいます。効果が高い商品ほど危険性が高いです。

万一シリコンスプレーが塗布された地面を知らずに歩いた場合、転んでけがをする確率が非常に高くなります。地面に塗布してしまった場合は、シリコンが落とせる製品を使って丁寧に除去しましょう。

4:床を保護したうえで使用する

スプレーを噴霧したときに飛沫が飛び散り、床が滑りやすくなってしまうのを防止するため、シリコンスプレーを使用する際は事前に床を保護したうえで使用しましょう。念のため保護範囲は広めに取っておくことをおすすめします。

また、屋内で使用するときにはウエスやペーパーにスプレーし、染み込ませてから使用すると噴霧で飛び散る心配がありません。それでも万一床に付着した場合は、クレンザーを使って丁寧に吹き上げましょう。

おすすめのシリコンスプレーについて知ろう

シリコンスプレーは安価で様々な場所に使える便利なものですが、正しい使い方や注意点をあらかじめ知っておくことが大切です。用途に沿って使えば非常に重宝するため、ぜひ自分に合ったシリコンスプレーを探してみてください。

この記事を書いた人

Bee

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