みなさんは「妖怪」を知っていますか?
日本はその昔、身の回りに起こる自分の理解を超える奇怪や異常な現象を「妖怪」のせいにして、その物事を納得してきました。
そして「妖怪」は今では数えきれないほど多く認知されています。
今回は、その中でも特に有名な「妖怪」についてご紹介していきたいと思います!
目次[ 表示 ]
日本三大妖怪とは?
鬼
- 出没場所
- 不定
- 性格・特徴
- ・人を取って食う
・凶暴な性格
・同じ鬼でも酒呑童子や茨城童子、天邪鬼や牛鬼など、それぞれ見た目や性格が違う。
天狗
- 出没場所
- 山
- 性格・特徴
- ・顔が赤く鼻が長い。
・神通力(不思議な力によって奇跡を現わす力)を持ち、自由に空を飛ぶ。
・感情の起伏が激しく、自信家な性格。
河童
- 出没場所
- 川、水辺
- 性格・特徴
- ・ひょうきんでおっちょこちょいな性格。
・相撲といたずら好き。
・恩義に厚く、お礼の代わりに田植えを手伝うなどの姿も伝承される。
・頭の皿が割れると死ぬ。
日本を代表する有名な妖怪たち
座敷童
引用元:水木しげるの妖怪ワールド
- 出没場所
- 座敷や蔵
- 性格・特徴
- ・5歳くらいの子供の見た目でいたずら好き。
・見た者には幸運がやってきたり、家に富がもたらされる。
ぬりかべ
引用元:水木しげるの妖怪ワールド
- 出没場所
- 夜道
- 性格・特徴
- ・姿が見えない壁の妖怪。
・人が通る道に立ちふさがって行く手を阻む。
・一つ目と二つ目がおり、絵は一つ目のぬりかべ。
アマビエ
引用元:『肥後国海中の怪(アマビエの図)』(京都大学附属図書館所蔵)
Photograph courtesy of the Main Library, Kyoto University – Amabie
- 出没場所
- 川、水辺
- 性格・特徴
- ・鳥のようなクチバシを持った半人半魚の妖怪。
・向こう6年の豊作と疫病の流行を予言した。
・「疫病が流行ったらわたしの写し絵を早々に人々に見せよ」という言葉が有名。
のっぺら坊
- 出没場所
- 不定
- 性格・特徴
- ・顔に目・鼻・口がなく、肉の塊のような妖怪。
・子どものような見た目のものが多い。
・むじなや狐、狸が化けていたというオチが多い。
がしゃどくろ
- 出没場所
- 夜道
- 性格・特徴
- ・巨大などくろの姿でお墓に埋葬されなかった人の骸骨や怨念の塊。
・夜道にガチガチと音を鳴らしながらさまよい歩く。
・人を見つけると握りつぶして食う。
小豆洗い
引用元:水木しげるの妖怪ワールド
- 出没場所
- 川辺
- 性格・特徴
- ・老人の見た目。
・川のほとりで小豆を洗うような音をさせる。
・小豆洗いに人間が誘われると川に落ちてしまう。
ぬらりひょん
- 出没場所
- 海や川辺、家の近く
- 性格・特徴
- ・瀬戸内海に浮かぶ人の頭ほどの大きさの球状の妖怪。
・捕まえようとすると「ぬらり」と手をすり抜け、「ひょん」と浮いてくることからこの名がつけられた。
・陸に上がってくるときには勝手に家に上がり込む。
あかなめ
- 出没場所
- 家の近く
- 性格・特徴
- ・髪はおかっぱで、子供のような見た目をしている。
・風呂桶や風呂にたまった垢をなめる。
やまんば
- 出没場所
- 山奥
- 性格・特徴
- ・老婆の姿。
・凶暴な性格で、人を食う。
・山で迷った人に宿を提供し、夜中に旅人を食うという話が有名。
雪女
- 出没場所
- 雪山、昼夜問わず雪の日
- 性格・特徴
- ・透き通るように白い肌で白い着物をまとっている。
・近づくと凍死する。
・一説では雪の精、一説では雪の中で亡くなった女の幽霊とも言われる。
海坊主
- 出没場所
- 海
- 性格・特徴
- ・全身に毛はなく、体長は2mほどにもおよぶ。
・姿を見るだけで不漁になる。
・船を転覆させたり、ぬるぬるをつけたりする。
ろくろ首
- 出没場所
- 座敷や家
- 性格・特徴
- ・首が伸びるのが特徴。
・灯油が好物で、夜中に首をのばして行灯の灯油をなめる。
・成人したばかりの娘や女中が多く、首は心のゆるんだ時などに伸びる。
妖怪のことを知ろう!
いかがでしたか?
今回ご紹介した15の妖怪たちはほんの一握りに過ぎません!
興味がある方は数えきれないほどの妖怪たちをぜひ調べてみてください!