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スキレットの使用前と使用後の手入れの仕方を解説|サビが出た場合は?

スキレット洗い方お手入れ基礎知識おすすめ

2021/07/18

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スキレットを正しく手入れする必要性

調理をしてそのまま食卓に並べることができるスキレットは、普段の食事からアウトドアまで幅広いシーンで活躍するアイテムです。

熱伝導性や蓄熱性に優れ、そのままオーブンに入れて調理することもできてとても便利なスキレットですが、普通のフライパンとは異なり正しい手入れをしないとすぐにサビが出てしまいます。

しかし、きちんと正しい手入れをすれば普通のフライパンに比べて長持ちし、長く愛用することができるでしょう。ずっと使い続けるためにも、毎日の手入れを正しくきちんと行うようにしてください。

スキレットの手入れの仕方

スキレットは鋳鉄製のため錆びやすく、普通のフライパンのように洗ってそのまま置いておくとすぐに錆びてしまいます。

すぐに錆びてしまうイメージからスキレットを敬遠する方も多いのではないでしょうか。しかし正しく手入れをすることで、サビを防ぐことができます。ではどのようにお手入れをすれば良いのでしょうか。

ここから、スキレットの正しい手入れの方法を紹介しますので興味のある方は参考にしてみてください。

使用前の手入れの仕方3つのステップ

まずは使用前の手入れの仕方です。スキレットは普通のフライパンと違い、買ってすぐそのまま使用することはできません。買ったばかりのスキレットにはサビを防止するためのサビ防止剤が塗布されているので、まずサビ防止剤を落とす必要があります。

そのあとシーズニングを行ってから使い始めるのが基本です。しかし、商品によってはシーズニングをしてから販売されているものもあるので、購入した商品の説明書をよく読んでお手入れを始めましょう。

ここでは一般的な使用前の手入れの仕方を3つのステップで紹介します。

1:サビ止めを除去する

最初にスキレットに塗布されているサビ止めを除去しましょう。サビ止めを除去せずに使用してしまうと、料理に機械油のような臭いが付いてしまいます。

そのため、必ず最初にサビ止めを除去しなければなりません。サビ止めを取り除くために、スキレットを食器用中性洗剤とスポンジで洗いましょう。

スキレットを洗った後はしっかりと水気を切って空焚きし、水分をきちんと飛ばしておきます。

2:弱火で仮炒めをする

スキレットの水分が完全に飛んだら、スキレット全体を油でコーティングします。スキレットが少し冷めたら油を入れて火にかけ、油が熱くなったら野菜くずを入れて弱火で炒めましょう。

この時、炒める野菜くずが冷たいと焦げ付きやすくなるので気を付けてください。使用する野菜くずは玉ねぎの皮などで構いません。

こうすることで、スキレットの鉄臭さを抑えることができます。野菜くずが焦げるまでしっかりと炒めてから取り出してください。

3:食用油を全体に馴染ませる

野菜くずを取り出したら残ったオイルをキッチンペーパーで拭き取ります。もう一度空焚きし、スキレット全体に再び食用油を塗って全体に油を馴染ませましょう。

野菜くずを焦げるまで炒めるとスキレットに油膜が早く張ることができます。この使用前の手入れをシーズニングと言い、スキレットに油を馴染ませることで表面に油の膜を作り、サビを防ぎます。

シーズニングが終わったスキレットをすぐに使う予定がない場合は、新聞紙に包んで湿気の少ないところで保管しましょう。

使用後の手入れの仕方4つのステップ

使用後に長時間そのまま放置しておくとサビの原因になってしまいます。そのため使用後はすぐに洗うようにしましょう。もし作った料理をしばらく食べないのであれば、料理を他の容器に移し替えてスキレットを先に洗ってください。

それでは、スキレットを使った後の手入れの方法について紹介します。

1:必要なものを準備する

まずは使用後の手入れに必要なものを用意しましょう。必要なものは以下のとおりです。なお、スポンジで落ちにくい場合はたわしを使ってみるのも良いでしょう。

火傷をしないよう、使った後の手入れはスキレットがしっかり冷めてから行うようにしてください。また、冷めてから手入れをすることで、急激な温度差によりスキレットが割れてしまうのを防ぐことができます。

2:お湯とスポンジで汚れを洗い流す

まずスキレットに付いた汚れをキッチンペーパーで拭き取ってから、お湯とスポンジを使って汚れを洗い流しましょう。

この時、シーズニングで張った油膜がとれないようにするため洗剤は使いません。焦げ付きが残っている場合には、汚れを浮かせるためにスキレットに水を入れて沸騰させてから落とすようにしましょう。

3:スキレットを火にかけて乾かす

汚れを洗い流したスキレットはそのまま火にかけ、しっかりと水分を飛ばして乾かしましょう。IHの場合は水分が残らないよう、しっかりと水分を拭き取ってから火にかけて乾かすようにしてください。

4:スキレットが熱いうちにシーズニングを行う

スキレットが完全に乾いたら、スキレットが熱いうちにキッチンペーパーを使用して食用油を全体に塗り込みシーズニングを行いましょう。

これでスキレットを使った後の手入れは完了です。スキレットがしっかり冷めたらサビないよう湿気の少ない場所に保管してください。なお、コンロの下や流し台の下は風通しが悪く湿気も溜まりやすいので避けた方が良いでしょう。

サビが出た場合の手入れの仕方8つのステップ

鋳鉄製のスキレットは使用後に汚れをきちんと落として完全に乾かし、シーズニングをして湿気の少ない場所に保管することが重要です。

しかし毎日きちんと手入れをしていても、スキレットにサビが出てしまう可能性があります。サビが出たらもう使えないのではと心配になってしまうかもしれませんが、サビが出てもきちんと手入れをすればきれいになるので大丈夫です。

ここではサビが出た場合の手入れの仕方について紹介します。

1:必要なものを準備する

スキレットがサビてしまっても慌てず必要なものを準備しましょう。必要なものは以下のとおりです。軽いものならたわしで擦るだけでも落ちる場合があります。

たわしで擦っても落ちないサビにはこれから紹介する手入れの仕方を試してみてください。

2:錆びた部分を強火で熱する

スキレットの錆びた部分をガス火やキャンプ用のバーナーなどで直接火をあてて強火で熱し、サビを炭化させましょう。

この時、スキレットの持ち手部分まで高温になるので、ペンチに耐火グローブを使うなど、火傷をしないように十分に気をつけながら行ってください。また、換気に十分注意して行うことも忘れないようにしましょう。

3:サビが炭化したことを確認する

火傷に注意しながら錆びた部分を直火でしっかり黒くなるまで熱しましょう。サビは炭化すると黒くなります。錆びていた部分が黒くなれば炭化したということなので、炭化したことが確認できれば火を止めましょう。

4:スキレットを冷ます

スキレットのサビが完全に炭化し火を止めたら、スキレットが自然に冷めるのを待ちましょう。

スキレットは全ての部分が熱くなっているので、そのまま次の手入れに進むと火傷をしてしまう可能性があります。慌てず冷めるのを待ってください。

5:サビをこそぎ落とす

スキレットが冷めたら炭化した部分をたわしでこそぎ落としましょう。たわしを使っても落ちにくい場合はじゃがいもを使うという方法もあります。

じゃがいもに含まれているシュウ酸にはサビを落とす効果があり、スキレットに粗塩を入れて半分に切ったじゃがいもの断面でこすると、水分と一緒にシュウ酸が出てきてサビを落とすことができます。

目で見て炭化した部分がしっかり落ちたことが確認できるまで、サビを擦って落としましょう。

6:重曹を振りかける

たわしやじゃがいもと塩を使ってサビをこそぎ落とすことができたら、スキレットに重曹を振りかけます。家に重曹がない場合は、代わりにクレンザーを使用しても良いでしょう。

7:スキレット全体を磨く

重曹を振りかけたらスポンジを使ってスキレット全体を磨いていきましょう。強くこすり過ぎてしまうとスキレットの表面が削れてしまう可能性があります。

磨く際には、やさしくこするように気を付けながら行うようにしてください。

8:重曹をお湯で洗い流してシーズニングを行う

重曹とスポンジを使ってスキレット全体を磨いたら重曹をお湯で洗い流し、最後に食用油をスキレットに塗って通常のシーズニングを行います。

シーズニングを丁寧に行うことでサビを予防することができるでしょう。

スキレットを長持ちさせるコツ3つ

スキレットは通常のフライパンに比べて手入れが大変な印象がありますが、きちんと手入れをすることで普通のフライパンよりも長く愛用することができます。

長く使えば使うほど油が馴染んで使いやすくなり、愛着も沸くでしょう。ここではスキレットを長持ちさせるコツを3つご紹介します。

1:シーズニングは毎回の使用後に行う

シーズニングはサビを防止するだけでなく、繰り返しシーズニングをすることで油がスキレットにしみ込んで、より焦げ付きにくくなります。

 

テフロン加工のフライパンは使ううちにどんどんコーティングが取れてくっつきやすくなっていき使えなくなってしまいます。使用するたびにシーズニングを行うことで、使うたびに焦げ付きにくく使いやすくなっていくのが特徴です。

2:料理をスキレットに乗せたまま保管しない

できた料理をスキレットにのせて長時間保管しておくと、酸化してしまいサビの原因となってしまいます。

できたての料理を熱いまま食卓へ運んで食べられるのがスキレットのメリットですが、作った料理をしばらく食べない場合には料理を他の器に移して、スキレットはすぐに洗うようにしましょう。もちろん洗った後のシーズニングも忘れずに行ってください。

3:新聞紙で包んで湿気の少ない場所に保管

使用後、シーズニングを行ったスキレットは湿気の少ない場所に保管するようにしましょう。湿気の多い場所に保管するとスキレットが湿気を吸収して錆びてしまうので、湿気が溜まりやすいシンク下やコンロ下は避けた方が無難です。

また、スキレットをしばらく使う予定がない場合には、新聞紙に包んでから湿気の少ない場所に保管しましょう。新聞紙に包むことで、新聞紙が余分な湿気を吸収してくれるので長期間保管しておいても錆にくくなります。

おすすめのおしゃれなスキレット3選

スキレットに入った料理はおしゃれで美味しそうに見えると話題になり、現在では100円ショップなどでも購入できるようになりました。100円ショップ以外の様々なメーカーからもスキレットが発売されており、どれを選べば良いか迷うほどです。

記事を読んでスキレットを使ってみたいと思った方や、使っているスキレットを買い替えたいという方へおすすめのおしゃれなスキレットを紹介します。スキレット購入の際の参考にしてみてください。

1:CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「スキレット ミニ」

キャプテンスタッグは新潟県に本社を置くアウトドア用品の総合ブランドで、使いやすさや購入しやすさにこだわった商品を発売しています。

キャプテンスタッグのスキレットミニはフライパンよりも厚みがある鋳鉄製で、食材に熱をじっくり均等に伝えることができるスキレットです。

そのままオーブンに入れて調理することも可能で、幅広い料理に活躍します。できたばかりの料理をそのまま食卓に運ぶことができ、熱い料理を熱々のまま食べることができるおすすめのアイテムです。家庭での料理はもちろん、アウトドアでも活躍します。

2:LODGE(ロッジ)「スキレット 6 1/2インチ」

LODGE(ロッジ)は1896年アメリカで創業したメーカーで、キャストアイアンにこだわった製品は世界中で愛されています。

「スキレット 61/2インチ」はソロキャンプや2人用の料理を作るのに丁度良いサイズのスキレットです。熱を均一にじっくり伝えるのでハンバーグなどの料理を美味しく作ることができます。

かさばらないため、キャンプなどのアウトドアに持って行くのにもおすすめで、IH対応のため家庭でも活躍する便利なスキレットです。

3:Skater(スケーター)「2WAYスキレット」

キレット本体とフタどちらでも調理ができる2WAYのスキレットです。スキレット本体は厚みがあり蓄熱性が高いのでハンバーグなどの料理を美味しく作ることができます。

フタはひっくり返すとフライパンとして利用することができるので、とても便利です。取っ手は取り外しができるので、収納場所にも困りません。

コンパクトなのでキャンプなどのアウトドアにもぴったりです。アヒージョやグラタンなど、スキレットを使った料理レシピもついていて活用の幅が広がるでしょう。

スキレットを正しく手入れしよう

スキレットなどの鉄製品は焦げ付きやすく手入れが大変で使いづらい印象をお持ちの方も多いかもしれません。しかし、正しく手入れをしていれば、油が馴染んで焦げ付きにくくなり、使いやすくなっていくという魅力があります。

紹介した手入れの仕方を参考に、スキレットを長く愛用できるよう正しい手入れをしてください。使い込めば使い込むほど、料理するのに欠かせない特別なアイテムになるでしょう。

この記事を書いた人

Bee

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