念願の一眼レフやミラーレスカメラを買ったにも関わらず、写真の撮り方がいまいちわからない…。
そんなカメラ初心者さんに向けて、実例を多く用いながら写真の撮り方や構図を紹介します!
一眼レフやミラーレスカメラを使いこなして、満足できる写真を撮りましょう!
目次[ 表示 ]
- 覚えておくべき写真の撮り方3選
- 写真の撮り方①【背景をぼかす】
- 写真の撮り方②【光の当て方を工夫する】
- 写真の撮り方③【シャッタースピードでブレ具合を調節する】
- 覚えておくべき写真の構図10選
- 写真の構図①【日の丸構図】
- 写真の構図②【シンメトリー(二分割)構図】
- 写真の構図③【三分割法】
- 写真の構図④【三角構図】
- 写真の構図⑤【対角線構図】
- 写真の構図⑥【額縁構図】
- 写真の構図⑦【サンドイッチ構図】
- 写真の構図⑧【放射線構図】
- 写真の構図⑨【C字構図】
- 写真の構図⑩【S字構図】
- 効率的な撮り方・構図練習方法3選
- ①プロの写真家の撮り方・構図を真似る
- ②ひとつの被写体を100枚は撮影する
- ③撮った写真を構図通りにトリミングする
- 写真の撮り方・構図を覚えて目指せ脱初心者!
覚えておくべき写真の撮り方3選
まずは写真の撮り方です!
このたった3つの撮り方を覚えておくだけで、見違えるほど素敵な写真が撮れるようになります。
写真の撮り方①【背景をぼかす】
スマホのカメラと一眼レフやミラーレスカメラが違うのは、簡単に背景をぼかせるところ!
これこそカメラの醍醐味ですよね!
ボケの撮り方は主に以下の3つです。
すべてがそろうと、かなり綺麗なボケが撮れますよ!
F値を小さくする
カメラには「絞り(F値)」という、レンズに入る光の量を調節する機能があります。
このF値を小さくすればするほど、レンズに入る光が増えて写真の背景をぼかすことができるのです。
逆にF値を大きくすると、写真のすべてに焦点が合いボケのない仕上がりになります。
なんだか難しそうに聞こえるかもしれませんが、ただダイヤルを回すだけで簡単に調節できるので、おすすめの撮り方です!
一番ズームした状態で撮る
レンズにズーム機能がついているなら、一番ズームした状態で撮ってみましょう!
ズームすればするほど背景がボケます。
左と右の写真では、より右のほうが背景の境界線もぼけて見えますよね。
より遠くまでズームできる望遠レンズを使うと、さらに綺麗なボケが撮れますよ!
撮影者・被写体・背景の距離を調節する
撮影者と被写体の距離を近く、被写体と背景の距離は遠くすると、背景がボケやすいです。
一番ズームした状態でできるだけ被写体に近い位置で撮影するなど、他の撮り方のポイントと合わせて写真を撮ってみましょう!
写真の撮り方②【光の当て方を工夫する】
写真の撮り方を語るうえで重要なのが「光」です。
3つの光の当て方と、写真に与える効果をご紹介します!
順光で撮影
「順光」での撮影は、被写体に対し光が正面から当たる撮り方になります。
色や形がはっきりするので、パリッとしたしっかりめの写真を撮りたいときにおすすめの撮り方です!
逆光で撮影
「逆光」での撮影は、被写体に対し光が背後から当たる撮り方になります。
被写体が暗くなりがちなので嫌われることの多い光ですが、料理をおいしそうに撮ったり、人物をふんわりと撮ることができます!
サイド光で撮影
「サイド光」での撮影は、被写体に対し真横から当たる撮り方になります。
影ができて立体感がある、印象的な写真に仕上がりますよ!
写真の撮り方③【シャッタースピードでブレ具合を調節する】
シャッタースピードとは、シャッターが開いている時間のことです!
1秒、1/2秒、1/4秒…1/250秒、1/500秒といったように表します。
このシャッタースピードを調節することで、写真のブレ具合が変化します。
速いシャッタースピードで撮影
速いシャッタースピードで撮影すると、被写体の動きを止めることができます!
被写体の細かい部分まで切り取るのにおすすめの撮り方です。
例の写真のように滝などの水しぶきを止めて撮影したいとき、新幹線や電車のような動きの速い被写体をブレずにとらえたいときなどにシャッタースピードを速くするといいでしょう。
遅いシャッタースピードで撮影
遅いシャッタースピードで撮影すると、被写体の動きを出すことができます!
あえてブレさせることで、その臨場感や躍動感を得ることができる撮り方です。
例の写真のように滝などの水の流れを強調したいとき、夜の花火や車などが描く光の軌道をとらえたいときなどにシャッタースピードを遅くするのがおすすめです。
覚えておくべき写真の構図10選
写真の撮り方と同じくらいに大事なのが、写真の構図です。
闇雲に被写体を写真におさめるのではなく、構図通りに被写体を置くことで写真の腕前がぐっと上がりますよ!
ここでは簡単に覚えられる構図を10個解説します。
写真の構図①【日の丸構図】
- 難易度
- ★☆☆☆☆
被写体をど真ん中に持ってくる構図です。
シンプルでわかりやすいですが飽きもくるので、写真のボケや光の当て方など撮り方で工夫が必要になります。
基本的な撮り方ですね!
写真の構図②【シンメトリー(二分割)構図】
- 難易度
- ★☆☆☆☆
上下・左右対称の構図です。
バランスがとれた構図なので、簡単に撮影することができます。
海や湖など、水辺での撮影にもってこいの構図ですね!
こちらも難易度低めの撮り方です。
写真の構図③【三分割法】
- 難易度
- ★☆☆☆☆
縦・横を三分割し、線の上もしくは線の交点に被写体を置く構図です。
シンメトリー構図より少し複雑な写真が撮れます。
慣れるまでは三分割のグリッドを表示させて撮影すのがおすすめです!
どう撮影するか迷ったらとりあえずこの撮り方ですね!
写真の構図④【三角構図】
- 難易度
- ★★☆☆☆
三角に見えるものがあったら、ぜひこの構図を使ってみましょう!
画面内に三角を作る構図です。
形が整って見えるので、安定した写真が撮れます。
ビルや木など、上に伸びるものを撮影するときにおすすめの撮り方です。
写真の構図⑤【対角線構図】
- 難易度
- ★★☆☆☆
被写体を対角線上の斜めに配置する構図です。
風景や人物だけでなく、料理など様々な撮り方に使える万能構図です。
あえてカメラを傾けてみたり、被写体を斜めから撮影したりすることで簡単にできる撮り方ですね!
写真の構図⑥【額縁構図】
- 難易度
- ★★★☆☆
メインの被写体を額縁の中におさめる構図です。
枠に囲まれた中に視線を誘導させる効果があります。
窓やスマホの画面、寺院の柱など、枠になりそうなものを見つけたらぜひ挑戦してほしい構図ですね!
写真の構図⑦【サンドイッチ構図】
- 難易度
- ★★★★☆
額縁構図を応用した構図です。
被写体の上下または左右をサンドイッチのように挟む構図で、被写体を強調する効果があります。
建物に挟まれた道や目立つ建造物などが撮りやすいですね!
印象的な写真が撮れるはずです。
写真の構図⑧【放射線構図】
- 難易度
- ★★★☆☆
消失点から放射状に線が伸びた構図です。
写真に遠近感や奥行き感を出すことができます。
道や列車など長さがあるものにぴったりな撮り方で、他の撮影方法より強い視線誘導を狙える構図です!
写真の構図⑨【C字構図】
- 難易度
- ★★☆☆☆
アルファベットのCのような構図です。
被写体の一部をあえて写さない構図で、円の一部を欠けさせる撮り方です。
料理を撮影する際によく使われます。
日の丸構図のように真正面に料理を置き、その全体を写すよりも印象的な写真になります!
写真の構図⑩【S字構図】
- 難易度
- ★★★☆☆
アルファベットのSのような構図です。
道や川、料理のお皿など、曲線を生かした写真でよく使われる構図ですね。
S字はどこにでもあるわけではないので、見つけたらぜひ撮影してみましょう。
効率的な撮り方・構図練習方法3選
写真の撮り方や構図を覚えでも、実際に撮影しなければ上達しません。
最後におすすめの写真の撮り方や、構図の練習方法をご紹介します!
①プロの写真家の撮り方・構図を真似る
プロの写真を真似してみましょう!
もし自分が撮りたい写真・場所が決まっているのであれば、SNSなどで検索してプロの写真を見つけてみてください。
現地に行きプロと同じような撮り方・構図を実践してみることで、理想の写真に一歩近づくはずです!
人の真似なんて…と思うかもしれませんが、最初は上手な人の真似をすることで、効率よく学びを吸収することができます。
②ひとつの被写体を100枚は撮影する
同じ被写体を撮り方や構図を変えて何度も撮影することも、写真の腕を上げるためには必要です。
多いと思うかもしれませんが、100枚ぐらい撮ってみてください。
その際同じ写真を撮ってはいけません。
F値やISO感度、シャッタースピード、ホワイトバランス、構図などを変え、100枚すべて違う写真を撮ることを意識しましょう。
これを継続すれば写真の撮り方や構図にバリエーションが生まれ、撮影にも慣れるはずです。
③撮った写真を構図通りにトリミングする
ただ構図に当てはめるだけとはいっても、最初は構図通りに写真を撮るなんて難しいですよね。
そんなときは一度撮った写真を構図通りにトリミングして、構図の感覚を覚えるのがおすすめです!
何度もトリミングをしてみることで、実際の撮影の場でも構図を意識した撮り方ができるようになりますよ!
写真の撮り方・構図を覚えて目指せ脱初心者!
最初は難しそうでも、一眼レフやミラーレスカメラは撮り方や構図をマスターすればかなり上達します。
何度も写真を撮っているうちに撮り方や構図が板につき、一眼レフやミラーレスカメラで撮る写真本来の魅力が出てくるようになるでしょう。
ぜひ素敵な写真を撮ってみてください!