ラケット競技『パデル』を知っていますか?
プロテニスプレイヤーのナダルやジョコビッチもプレーしている程の人気がありますが、日本では、まだまだマイナースポーツです。
そんな『パデル』のルールや魅力を紹介していきます。
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『パデル』とは?
パデルとは、1970年代スペインで誕生した「テニス」と「スカッシュ」を合わせたようなラケットスポーツです。
ヨーロッパを中心に普及しており、発祥国のスペインでは、競技人口400万人と人気を博しています。
スペインの他には、アルゼンチンにも人気が集まっており、アルゼンチンの全人口4,300万人に対して約200万人もいます。
『パデル』の必要な道具は?
『パデル』はラケットと同じようなラケットスポーツなので、道具も似ています。
パデルに必要な道具を紹介していきます。
専用ラケット
※左=テニスラケット 右=パデルラケット 引用元:日本パデル協会
パデルでは、写真のようなラケットを使用しています。
テニスのラケットとは異なり、ガットが張られておらず、どの面に当たっても跳んでくれます。また、テニスラケットとの違いは他にもあります。
パデル専用ラケットには、安全性を考慮して「紐」がついており、この紐を手首にかけた状態で試合を行うことがルール上決まっています。
コートとボール
コートはパデル専用のコートがあり、四方に壁や金網が設置されています。このコートのサイズは縦20m、横10mとテニスのコートと比較しても約半分程の大きさです。
ボールは硬式テニスボールと同じものを使用していますが、空気圧が1気圧下げられているのでが特徴です。
『パデル』の基本ルール4選
ここからは、『パデル』の基本をルールを4つ紹介していきます。
点数の数え方やゲームを進める上でのルールはテニスと同じになります。
コートが壁で囲われている
引用元:日本パデル協会
パデルの一番の特徴は、この「コートの四方が金網やガラスなどの壁で囲われている」ことです。
壁に当たってバウンドして来た球は地面でバウンドしたものと同じ扱いになるのでプレーが続行されます。この壁があるからこそ、ラリーが続きやすくなっています。
基本的にはダブルスでプレーする
パデルは、基本的にはダブルスのみの方式でプレーを行います。
最近では、シングルスのプレーも行われていますが、ダブルスのプレイヤーが多いようです。コートも狭く、2人でプレーすることになるので、体力的にはテニスより楽にできると思います。
サーブはアンダーサーブで
パデルでサーブを行う際は、ボールを一度バウンドさせてから、腰より低い位置からのアンダーサーブのみとなっています。
コートが狭いため、サーブだけで試合が終わってしまわないようになっています。
初心者の方でもアンダーサーブであれば、比較的簡単にできると思います。
金網やガラスに当たっても返球可能
コートに入ったボールが1バウンドし、ガラスや金網に当たった場合、ボールが地面につくまで(空中)に浮いている間は、相手コートに打ち返すことができます。
また、自分コート内の壁や金網を利用して、相手コートに打ち返すことも可能です。
『パデル』の魅力
ルールを理解したところで、次に『パデル』の魅力を紹介していきます。
老若男女関係なく楽しめる
ラケットがテニスより、短く板状になっておりどこに当たっても真っすぐ飛んでいき、短いので手で打っている感覚と近いので、初心者でもすぐにボールに当てられるようになります。コートも狭く、体力消費も大きいというわけではないので、お子さんからご年配の方まで誰でもスポーツを楽しむことができます。
ラリーが続く中で戦術を考える
引用元:日本パデル協会
先程、紹介した通りコートが壁に囲われているので、ラリーが長く続きます。その中で、どうポイントを取るのか、パワーやスピード、テクニックなどを駆使して、相手と駆け引きすることができるのが、大変魅力的です。
新感覚のスポーツ
壁を利用するなど、スカッシュぽい要素を含みながらテニスをっぽさも残している「パデル」は新感覚スポーツにもってこいです。
また、スペイン発祥のラテンスポーツということで、「パデル×食事」という文化も存在します。パデルをしながらバーベキューを行ったり、食事と一緒にパデルを楽しむというような施設も年々、増えています。
新感覚スポーツ!パデルを楽しもう!
日本にも「パデル」を体験できる施設が多く存在します。
テニス経験者でも初心者でも誰でも気軽に体験することができるので、スポーツとして行うもアクティビティとして楽しむも良し!
新感覚スポーツ「パデル」をぜひやってみてください!