若手俳優の中でも圧倒的な存在感を放つ清水尋也さん。
14歳で映画デビューを果たして以降、難しい役柄にも体当たりで挑み続け、いまや「若手実力派俳優」として幅広い層から注目を集めています。今回は、そんな清水尋也さんの魅力や、これまでに出演してきた映画・ドラマの代表作を詳しくご紹介いたします。
目次[ 表示 ]
- 俳優・清水尋也とは?
- 【映画】清水尋也が出演している代表作品をご紹介!
- 『渇き。』
- 『ソロモンの偽証』
- 『ちはやふる』
- 『東京卍リベンジャーズ』
- 『ハルチカ』
- 『ミスミソウ』
- 『貞子』
- 『ホットギミック ガールミーツボーイ』
- 『青くて痛くて脆い』
- 『さがす』
- 『リボルバー・リリー』
- 『オアシス』
- 【ドラマ】清水尋也が出演している代表作品をご紹介!
- 『高校入試』
- 『チア☆ダン』
- 『anone』
- 『おかえりモネ』
- 『アノニマス』
- 『天使のナイフ』
- 『電影少女』
- 『絶対零度』
- 『となりのチカラ』
- 『幽☆遊☆白書』
- 『Eye Love You』
- King GnuのMVにも出演!
- まとめ:清水尋也さんの世界観に沼ろう!
俳優・清水尋也とは?

清水尋也(しみず ひろや)さんは、14歳のときに映画『渇き。』で注目を集めました。暴力などの過激なテーマを含む難役を演じ、その体当たりの演技が「14歳でできる演技じゃない」と話題となり、俳優として大きな注目を浴びます。
その後も『ソロモンの偽証』や『ちはやふる』など数々の話題作に出演し、いじめっ子から心優しい少年、さらには狂気的な殺人鬼まで幅広い役柄を演じ分けてきました。独特で端正な顔立ちとミステリアスな雰囲気から「存在がメロい」と若い世代の間でも人気を集めています。また、出演作品の多くで「怖い」と評されるほど、観る人に強烈な印象を残す存在感も魅力のひとつです。
【映画】清水尋也が出演している代表作品をご紹介!
『渇き。』

14歳で挑んだ映画デビュー作。清水さんは「ボク」役として出演し、暴力やレイプといったショッキングなシーンを伴う難役を熱演しました。心の奥底に渦巻くどうしようもない感情を、苦しいほどの刹那で表現しており、その演技は観客を圧倒しました。
『ソロモンの偽証』

いじめや校内裁判を題材とした社会派青春映画『ソロモンの偽証』では、大出俊次役を熱演しました。俊次は被告人として法廷に立つという非常に難しい立場の人物。清水さんはこの役を演じるにあたり、実際にアクション指導を受け、暴力に対する抵抗心を取り払うトレーニングを行ったそうです。
普段の生活で殴り合いや暴力と関わることはほとんどありませんが、役作りのために「人を傷つける感覚」に慣れる必要があったと語っています。心身ともに大きな負担を伴う役柄に真正面から挑む姿勢からは、若くして俳優としての覚悟と魂を感じ取ることができます。
『ちはやふる』

青春映画の金字塔ともいえる『ちはやふる』シリーズでは、北央学園OBの須藤暁人役を演じました。
須藤は「ドSの須藤」と呼ばれるほどの挑発的なキャラクターで、主人公・綾瀬千早たちと全国大会で対戦するライバル校のエースとして物語を盛り上げます。クールな表情や冷徹な言動は観客に強烈な印象を残し、スポーツ映画の中でも独特の存在感を放ちました。
『東京卍リベンジャーズ』

人気コミックの実写化作品『東京卍リベンジャーズ』では、不良集団の中で異彩を放つ半間修二を怪演しました。両手の甲には「罪」「罰」と刻まれたタトゥー、ソフトモヒカンの髪型という強烈なビジュアルに加え、抗争の場面では飄々と立ち回るトリックスター的な役どころ。清水さんはその軽妙な雰囲気と狂気じみた存在感を絶妙に演じ分け、観客に「クセになる悪役」としての印象を与えました。
『ハルチカ』

吹奏楽をテーマにした青春映画『ハルチカ』では、パーカッション担当の檜山界雄を演じています。
界雄は祖父の死をきっかけに登校拒否となるなど、心に深い傷を抱えた少年。清水さんは、その不安定さや繊細な感情の揺れを丁寧に演じることで、物語にリアルな陰影を加えました。
『ミスミソウ』

極限の人間心理を描いた『ミスミソウ』では、相場晄役で出演。普段は穏やかな性格を見せつつも、自分の思い通りにならないと暴力的に豹変する複雑な人物を演じました。
清水さんの迫真の演技は、観客に恐怖と緊張を与え、「本当に怖い」と言われるほどのリアリティを持っています。
『貞子』

中田秀夫監督が再び手掛けた『リング』シリーズ最新作『貞子』では、池田エライザさん演じるヒロイン・秋川茉優の弟、和真役として登場しました。
動画クリエイターを志す青年が怪奇現象に巻き込まれていく姿を熱演し、ホラー映画ならではの緊張感の中で確かな存在感を示しました。
『ホットギミック ガールミーツボーイ』

少女漫画を原作にした青春恋愛映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』では、主人公の幼なじみ・橘亮輝を演じました。
不器用でありながらも複雑な感情を抱える青年を繊細に表現し、観客の心を揺さぶる切ない演技が話題を呼びました。
『青くて痛くて脆い』

吉沢亮さん、杉咲花さん主演の青春サスペンス映画『青くて痛くて脆い』では、モアイという団体のメンバー・天野巧を演じています。
物語の重要な転換点に関わる役柄で、静かな存在感ながら観客の印象に深く残る演技を見せました。
『さがす』

話題を呼んだ映画『さがす』では、残忍な連続殺人鬼・山内役を怪演。
その不気味さと狂気を帯びた演技は「キモい」「本当に怖い」と評され、観客に強烈なインパクトを与えました。清水さんのキャリアの中でも特に衝撃的な役どころであり、俳優としての新境地を切り開いた作品といえます。
『リボルバー・リリー』

2023年公開の映画『リボルバー・リリー』で、清水尋也さんは 南始 という青年を演じています。
南始は、大正時代を舞台にしたこの物語の中で、日本の暗部を担うスパイ組織 幣原機関 に所属する人物。物語の主人公・小曾根百合(綾瀬はるか)とは「先輩と後輩」という関係でありながら、物語が進むにつれて彼女を最後まで苦しめる存在として描かれます。
南始は一見すると静かで冷静ですが、内に秘めた狂気や執念を感じさせるキャラクター。その二面性を、清水尋也さんは繊細かつ不気味に演じきりました。観客からは「静かな狂気がゾッとする」「南始が出てくると緊張感が走る」と高い評価を得ています。
『オアシス』

青春の友情と裏切りを描いた映画『オアシス』では、幼なじみから敵対関係へと変わっていく青年・富井ヒロトを熱演。友情が壊れていく過程をリアルに演じ切り、観客の胸に深い余韻を残しました。
【ドラマ】清水尋也が出演している代表作品をご紹介!
『高校入試』

ドラマ初出演となった『高校入試』では、翔太役で出演。
入試制度を巡るサスペンスの中で、緊迫したストーリーを支える存在感を見せ、初出演ながら注目を集めました。
『チア☆ダン』

土屋太鳳さん主演の青春ドラマ『チア☆ダン』では、主人公の幼なじみ・椿山春馬を演じました。野球部員として甲子園を目指す姿や、恋愛模様を交えた青春らしい役どころで、清水さんの新たな一面を感じさせます。
『anone』

広瀬すずさん主演のドラマ『anone』では、病弱な少年・彦星を熱演。
ネットを通じてヒロインと心を通わせる儚い恋模様は多くの視聴者の涙を誘いました。繊細な演技で「守ってあげたくなる存在」を見事に体現しています。
『おかえりモネ』

朝ドラ『おかえりモネ』では、気象予報士の内田衛役を演じました。これまでの悪役やクールな役柄とは異なり、少し頼りないながらも真面目に努力する青年を演じることで、演技の幅広さを示しました。
『アノニマス』

インターネット犯罪をテーマとした社会派ドラマ『アノニマス』では、巡査部長・四宮純一役で出演。
冷静沈着で知的な役柄を演じ、クールな魅力を放っています。
『天使のナイフ』

社会派作品『天使のナイフ』では、少年A役を務めました。
少年法に守られた加害者をリアルに演じ、視聴者に深い問題提起を投げかける難役でした。
『電影少女』

西野七瀬さん主演の『電影少女』にも出演。
清水さんの知名度を大きく高めた作品で、若い世代を中心に多くの新しいファンを獲得するきっかけとなりました。
『絶対零度』

人気ドラマ『絶対零度』では、第6話のゲストとして出演。
エリート高校生でありながら殺人を犯してしまう少年役を演じ、視聴者に衝撃を与える存在感を見せました。
『となりのチカラ』

清水尋也は『となりのチカラ』で主人公・中越チカラ(松本潤)の住むマンションの住人のひとりの上条知樹を演じました。
どこか影のある青年で、過去の出来事や家庭環境に悩みを抱えており、その孤独な姿が視聴者の心を揺さぶりました。
清水さんは、寡黙で不器用ながらも心に葛藤を抱えた青年像を繊細に演じ、SNSでも「上条知樹役の清水尋也が刺さる」「守ってあげたくなる」と話題になりました。
『幽☆遊☆白書』

Netflixで2023年12月に世界配信された実写ドラマ『幽☆遊☆白書』で、清水尋也さんは暗黒武術会編に登場する妖怪 鴉(からす) を演じています。
鴉は「魔性使いチーム」の一員で、爆弾を自在に操る危険な妖怪。原作でも残虐さと狂気に満ちたキャラクターとして知られ、特に桑原和真との死闘はファンの間で強い印象を残しています。
清水さんは、独特の存在感と中性的でミステリアスな雰囲気を生かし、実写ならではのリアルな恐怖感を伴った鴉を体現しました。黒い翼のような衣装やビジュアルも大きな話題を呼び、「原作の不気味さを再現している」「清水尋也だからこそ成立したキャスティング」と高く評価されています。
『Eye Love You』

2024年1月期にTBS系で放送された火曜ドラマ『Eye Love You』は、二階堂ふみさん演じる主人公・本宮侑里と、韓国の俳優チェ・ジョンヒョプさん演じる留学生ユン・テオの恋を描いたラブストーリーです。侑里は“人の心の声が聞こえてしまう”特殊能力を持つという設定で、その能力が恋愛や仕事に影響を与えていきます。
清水尋也さんが演じたのは、侑里の会社「Dolce & Chocolat.」で働く社員の 小野田学。
彼は明るさと人懐っこさを持ちながらも、時に場の空気を乱す存在感を発揮するキャラクターで、ユン・テオや侑里との関係にも微妙な影を落とす役どころでした。
King GnuのMVにも出演!
清水尋也さんは、King Gnuの楽曲「The hole」のMVにも出演しています。映画のように緻密に作り込まれた映像の中で、男女の恋模様を繊細に表現。
その演技力から「わずか5分で一本の映画を観たようだ」と絶賛されました。
まとめ:清水尋也さんの世界観に沼ろう!
清水尋也さんは、若手俳優の中でも群を抜く存在感と演技力を誇り、14歳での映画デビュー以来、難役に果敢に挑み続けてきました。『渇き。』での体当たりの演技に始まり、『ソロモンの偽証』や『ちはやふる』『東京卍リベンジャーズ』など、幅広いジャンルの作品で多彩な役柄を演じ分けてきた清水さん。その独特な端正な顔立ちとミステリアスな雰囲気は、「存在がメロい」と若い世代の間でも話題です。
映画では、青春映画から社会派作品、ホラーまで多岐にわたり、心の葛藤や狂気、繊細な感情をリアルに表現。ドラマでも、青春サスペンスや恋愛ドラマ、社会派作品まで幅広く出演し、観る人の心を揺さぶる演技を披露しています。『幽☆遊☆白書』での鴉役や『Eye Love You』での小野田学役など、原作の世界観や物語の深みを演技で引き立てる役どころも話題となりました。
清水尋也さんの魅力は、役の内面に深く入り込み、観客に強烈な印象を残す圧倒的な存在感にあります。今後も、さまざまな役柄を通じて新たな一面を見せてくれることが期待され、若手俳優の中でもますます注目を集める存在です。