引用元:THE HOLOCAUST
今回は「アンネの日記」の著者で知られているアンネ・フランクが残した名言をご紹介します。
わずか15年という短い生涯でしたが、苦しい戦時下を経験した彼女の言葉には重みと説得力があります。
文才に富んだ少女の感性が生んだ言葉とはどのようなものでしょうか?
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アンネ・フランクってどんな人?
引用元:THE HOLOCAUST
アンネ・フランクについて
- 名前
- アンネリース・マリー・フランク
- 英語名
- Annelies Marie Frank
- 生年月日
- 1929年6月12日
- 死没
- 1945年3月
- 国籍
- ドイツ
- 出身地
- ドイツ フランクフルト
- 没地
- ドイツ ベルゲン・ベルゼン強制収容所
- 職業
- ━
アンネ・フランクは何をした人?
引用元:THE HOLOCAUST
アンネ・フランクは、第二次世界大戦下わずか15歳でこの世を去ったユダヤ系ドイツ人の少女です。
アンネは作家かジャーナリストになることを志望していました。
その夢が生前叶うことはありませんでしたが、「アンネの日記」の著者として現在でも多くの人々にその名が知られています。
ドイツのフランクフルトに生まれたアンネは、当時反ユダヤ主義だったナチスの迫害を逃れるため、オランダへと亡命します。
しかし、あっという間にオランダもナチス軍に侵攻され、ユダヤ人の生活はますます制限されることに。
やがて、隠れ家を転々とする生活を余儀なくされます。
息苦しい生活のなか、アンネにとって唯一の慰めは、日記を書くことでした。
隠れ家での生活を始める頃に誕生日プレゼントとして貰った日記帳に普段の生活のことや日々感じたことを書き留めます。
それだけでなく、短い物語や小説も書き始め、彼女の文才が存分に発揮されていることが分かります。
その後、ナチス軍によって隠れ家の存在が明かされ、アンネは収容所に送り込まれ、そのままその生涯を終えてしまいます。
しかし、日記帳はナチス軍に持ち出されることなく奇跡的に保管されるのです。
無事保管されたその日記は、アンネの父オットーに深い感銘を与えます。
そしてオットーの友人の勧めで日記は出版され、1947年に3000部が発行されました。
アンネの日記の出版はそこでとどまることなく、70の言語に翻訳され、さらに劇や映画として上映され、世界中の人々にアンネの日記が届くようになりました。
アンネが描く当時の日常は、現在でも人種差別に不寛容であることの危険性を訴えています。
アンネ・フランクの有名な英語の名言5選
引用元:THE HOLOCAUST
名言①:薬より心から笑う方が効果あり。
A good hearty laugh would help more than ten Valerian pills.
薬を10錠飲むよりも、心から笑った方がずっと効果があるはず。
抑えておきたい英単語集
名言②:太陽の光と青空で心は満たされる。
As long as this exists, this sunshine and this cloudless sky, and as long as I can enjoy it, how can I be sad?
太陽の光と雲ひとつない空があって、それを眺めていられるかぎり、どうして悲しくなれるというの?
抑えておきたい英単語集
名言③:与えることで幸せは得られる。
No one has ever become poor by giving.
与えることで貧しくなった人はいまだかつて一人もいません。
抑えておきたい英単語集
名言④:喧嘩をした時に初めて本性が現れる。
The only way to truly know a person is to argue with them. For when they argue in full swing, then they reveal their true character.
本当に他人の人柄がわかるのは、その人と大喧嘩したときということです。そのときこそ、そしてそのとき初めて、その人の真の人格が判断できるんです。
抑えておきたい英単語集
名言⑤:いまあるもので楽しく生きよう。
Think of all the beauty still left around you and be happy.
あなたのまわりにいまだ残されているすべての美しいもののことを考え、楽しい気持ちでいましょう。
抑えておきたい英単語集
人生を変える名言に出会おう!
いかがでしたか?
とても15歳の少女が残した言葉とは思えない深い洞察のある言葉が多いと感じます。
また、戦時中の辛い状況下にも負けずに自分なりに幸せを見出す強さも感じ取れます。
一歩踏み出したいとき、あまり幸せを感じられていないときに、アンネの言葉はきっと刺さるでしょう!