仕事や勉強などで最近よく話題になっているポモドーロ・テクニックをご存じでしょうか。
作業の生産性向上が図れるテクニックとして注目が集まっています。
最近集中力が欠けているな…と悩んでいる方は是非取り組んでみてください!
目次[ 表示 ]
- ポモドーロ・テクニックとは?
- 【勉強・仕事に】ポモドーロ・テクニックやり方
- 1. 重要度の高い順にタスクを洗い出す
- 2. 25分タイマーを設定する
- 3. 25分間やると決めたタスクのみに集中して取り組む
- 4. 5分間休憩する
- 5. 前の25分の進捗を確認して1.~ 4.を繰り返す
- ポモドーロ・テクニックのメリット
- 集中力が上がる
- タスク管理が改善される
- チームのコミュニケーション効率が上がる
- ポモドーロ・テクニックのデメリット
- サイクルを正確に守らないと疲れやすい
- 休憩中の過ごし方次第で効率が下がる
- ポモドーロ・テクニックに使えるアプリ・ツール
- Focus To-Do
- Be Focused
- Pomodoro Tracker
- Quiz Knock と学ぼう
- ポモドーロ・テクニックで生産性向上を目指そう!
ポモドーロ・テクニックとは?
ポモドーロ・テクニックとは、効率的な作業遂行のための時間管理術です。
1990年代初めに、イタリアの起業家フランチェスコ・シリロによって発案されました。
「ポモドーロ」とはイタリア語で「トマト」を意味し、シリロが当時愛用していたトマト型のキッチンタイマーに由来しています。
人間の集中力の限度や効率性を考慮して、25分を集中して取り組む時間として設定し、「25分→5分休憩」を1サイクルとしています。
このサイクルを4回繰り返した後30分ほどの長い休憩を取るというのが提唱されている考え方です。
【勉強・仕事に】ポモドーロ・テクニックやり方
ポモドーロ・テクニックは、非常にシンプルで応用が効きやすいため勉強や仕事など幅広い活動で実践できます。
以下に基本的な流れをご紹介します。
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step1
重要度の高い順にタスクを洗い出す
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step2
25分タイマーを設定する
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step3
25分間やると決めたタスクのみに集中して取り組む
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step4
5分間休憩する
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step5
25分タイマーを再開しタスクを継続する
1. 重要度の高い順にタスクを洗い出す
作業時間25分と短いため、タスクはなるべく細分化するのがおすすめです。
勉強例:レポートの第2章まで完成させる。
仕事例:次回ミーティングで提案する企画を1つ考える。
25分で達成できそうなタスクを決め遂行できれば、達成感を得ることができ、集中力やモチベーション継続に繋がるでしょう。
2. 25分タイマーを設定する
スマホでタイマーを設定するのはあまりおすすめできません。
休憩時にタイマーを止めた流れでスマホをいじってしまう恐れがあるためです。
時計、キッチンタイマー、作業に使うパソコン、アプリを使うと良いでしょう!
3. 25分間やると決めたタスクのみに集中して取り組む
この25分だけは、自分でやると決めた作業にのみ集中するという強い気持ちで臨みましょう。
締め切りに迫られる不安や明日の旅行のスケジュールなど雑念が湧いてきたら、一旦その気持ちをメモして吐き出します。
とにかくマルチタスクにならず今やるべきことに集中するというのが最も大事です。
勉強仲間や仕事仲間と一緒に取り組むと緊張感が高まって効率が上がるかもしれませんね!
4. 5分間休憩する
休憩中の過ごし方が25分の作業効率を左右すると言っても良いほど、休憩は重要です。
作業のことは忘れて、基本的には自分の好きなことをやれば良いですが、次に25分に戻れないような長引くものは避けた方が良いでしょう。
以下に良い休憩と悪い休憩の例を示すので参考にしてみてください!
良い休憩
・歩く
・ストレッチ
・好きな音楽を聴く
・好きな飲み物やおやつを食べる
・仲間と進捗を確認し合う
悪い休憩
・YouTubeを見る
・SNSをチェックする
・ネットサーフィンする
・作業の続きをする
5. 前の25分の進捗を確認して1.~ 4.を繰り返す
ポモドーロ・テクニックの良いところは逐一進捗を確認しながら作業できることです。
前の25分で宣言した目標が達成できたか、その進捗次第でこれから始まる25分ではどこまで進めるのかを決めて再び集中しましょう。
ポモドーロ・テクニックのメリット
集中力が上がる
25分間1つのタスクへの集中を繰り返すと、一般的に人間の脳が得意としていないマルチタスクの癖を直すことができます。
また、サイクルの前に自分で目標を宣言するのも集中力向上に繋がっています。
タスク管理が改善される
目標宣言、実践、振り返りのサイクルを繰り返すことで、自分が25分でどれだけ作業を進めることができるか把握できるようになります。
そして、自分が25分で達成しやすいタスクの細分化ができるようになると、それらを達成できる可能性も高まります。
これによって小さな成功体験を積むことができ、モチベーションが維持されるという良い循環が生まれるでしょう。
チームのコミュニケーション効率が上がる
仕事の現場で特に見られる効果です。
チーム全体でポモドーロ・テクニックを使用すると、それぞれが自分自身の役割をより明確に認識できます。
また、責任感や緊張感が伴うため、個人で行うよりも高いパフォーマンスが期待できます。
進捗確認と改善のための議論以外のミーティングが不要になり、コミュニケーションの質も向上するでしょう。
ポモドーロ・テクニックのデメリット
ポモドーロ・テクニックは必ずしも万人に適しているとは限らないようです。
ポモドーロ・テクニックを使う上で考えられるデメリットをご紹介します。
サイクルを正確に守らないと疲れやすい
休憩5分はあっという間に過ぎます。
だからこそ、5分の休憩は時間きっかり取りたいものです。
しかし、人によっては25分が経ったとき、「あと少しでキリがいいからもう少しやろう」と思う方もいるでしょう。
このように休憩中にわずかでも作業を延長してしまうとその分休憩が減り、サイクルが崩れ始め、疲れやすくなってしまいます。
休憩中の過ごし方次第で効率が下がる
先述した「悪い休憩」に挙げた休憩をすると、なかなか作業に戻ることができず効率が下がってしまいます。
また、休憩中も座っているのもあまりおすすめできません。
立ったり歩いたりしてなるべく身体を動かし、血流が悪くならないようにすると良いです。
ポモドーロ・テクニックに使えるアプリ・ツール
Focus To-Do
引用元:App Store
ポモドーロアプリの代表格として知られています。
タスクを設定してToDoアプリのように使えたり、作業中にホワイトノイズを流したりととにかく多機能なのが大きな特徴です。
また、Windows、Mac問わず様々なデバイスに対応しているのも嬉しいですね!
Be Focused
引用元:App Store
Be Focusedは、アップルユーザーにおすすめのアプリです。
Macやアップルウォッチとも同期が可能なのはアップルユーザーにとっては嬉しいでしょう。
達成したタスクは履歴としてグラフで確認できる機能もあり、モチベーションが維持できますね!
Pomodoro Tracker
ポモドーロ・テクニックを発案したシリロ氏による公式ホームページです。
必要最小限の機能のみが施されたシンプルなツールであるため、大変使いやすいです。
Quiz Knock と学ぼう
Quiz Knock は、東大・東工大などを卒業・在籍している若いメンバーからなる人気Youtuberです。
週に1~2回のペースで、画面上のメンバーとともにポモドーロで作業や勉強に集中できる「Quiz Knock と学ぼう」という企画を実施しています。
休憩中の5分では、知識集団の彼らの他愛のない会話を聞くことができるのもこのチャンネルならではの面白さです。
ポモドーロ・テクニックで生産性向上を目指そう!
以上、ポモドーロ・テクニックのご紹介でした!
ポモドーロを実践すると、25分が意外と長く感じたり、いかに普段の自分が集中できていなかったかを痛感したりと新しい発見が多くあると思います。
25分ごとに小さな反省を繰り返し、効率的な時間管理を目指しましょう!