近年、様々な場面で人工知能という言葉を耳にすると思います。
その中でも「シンギュラリティ」という言葉をご存知でしょうか?
今回はそんな「シンギュラリティ」とはというところから、私たちの生活にどのような影響があるのかをわかりやすく解説していきます。
目次[ 表示 ]
IT用語!シンギュラリティとは?
「シンギュラリティ」とは「人工知能が人類の知能を超越する瞬間」のことを指し、「技術的特異点」という言い方もされます。
この言葉は2005年にアメリカの発明家であるレイ・カーツワイルが提唱した概念で、カーツワイルは2045年に人間の脳と人工知能の能力値が逆転するとして、このシンギュラリティを提唱しました。
シンギュラリティになると未来はどう変化する?
人工知能が人間の能力を超すと、人間では考えられないようなことが起こり、人間にしかできなかったことが機械によってなされるため、私たち人間の生活は大きな変化が訪れると言われています。
そこで、シンギュラリティによって未来はどのように変化するのか例を挙げながら紹介していきます。
人体の一部を人工化(コンピュータ化)し始める
シンギュラリティによって人間の脳や臓器などをそのまま再現する技術が発達し、我々の体の一部が人工化されるのではと言われています。
具体的な例としては、記憶をチップ上に残すことができ、悪い記憶は抹消、いい記憶は残しておくということもできるのではとも言われています。
一部の仕事・職業が人工知能に!
これまで人間が行ってきた仕事が人工知能(AI)が担う働きは現在でも多くあります。シンギュラリティ後はそれがさらに広がり、より人工知能が身近になると考えられています。
コンビニやスーパーなどのレジやタクシーやトラックなどのドライバーなど「定型労働」と言われるものは人工知能への代替が加速すると言われています。
ベーシックインカムの導入
ベーシックインカムとは最低限保証所得の一種であり、全国民に政府が給付金を支払い政策のことを言います。シンギュラリティ後は先程紹介した通り、失業などの雇用問題が顕著になるため、ベーシックインカムの導入が進むのではないかと言われています。
物価が下がる(モノの価値が下がる)
人工知能が人間に変わって仕事をすることで人件費が削減されるため、物価が下がる(モノの価値が下がる)ことになります。
人工知能は人間のように休憩時間がいらなく稼働時間が長いので、多く生産することが可能です。そのため、大量製造されるものは物価が下がりやすくなります。
工芸品などの職人によう手が必要な場合やお笑いや芸能人の人自体に価値がある仕事は、変わらず人の力が必要になるでしょう。
すぐそこまでシンギュラリティは来ているかもしれません。
2045年にシンギュラリティが来るとなるともうすぐそこまで来ています。
現に、あらゆる分野で人工知能が活躍しており、身近な存在になりつつあります。
まだまだ謎な箇所が多い「シンギュラリティ」ですが、生活していくうえで必ず関わることになるので、正しい知識を身につけておきましょう。