目次[ 表示 ]
- USBコネクタの役割
- USBコネクタの3つの種類と特徴
- 1:出力端子に使われるUSB Type-A
- 2:入力端子に使われるUSB Type-B
- 3:出力・入力両方に使えるUSB Type-C
- Lightningとの違い
- USB Type-Cの5つの強み
- 1:端子の上下の区別なく使用できる
- 2:変換アダプターを使用すれば過去のUSBとも互換性がある
- 3:1本のケーブルで様々な用途に活用できる
- 4:転送速度が速くなった
- 5:様々な機器に対応している
- USB Type-Cのおすすめケーブル11選
- 1:Anker「Anker PowerLine II USB-C & USB-C ケーブル (USB2.0対応) 1.8m」
- 2:Anker「Anker PowerLine+ USB-C & USB-A ケーブル (USB3.0対応) 0.9m」
- 3:Anker「Anker USB-C & USB-C Thunderbolt 3 ケーブル 0.5m」
- 4:エレコム「U2C-AC10NBK」
- 5:エレコム「USB3-CC5P10NBK」
- 6:サンワサプライ「KU-CCP15MAC」
- 7:STABILIST「USBA to Type-C ケーブル 2m」
- 8:アイネックス「U20AC-MM05」
- 9:Rampow「USB-C PVCケーブル」
- 10:ラスタバナナ「ラスタバナナ Type-C USB 通信・充電 ケーブル リールタイプ 高出力充電器対応 タイプC ホワイト RBHE251」
- 11:バッファロー「BSUCC312P3A10BK」
- USB Type-Cケーブルを選ぶ5つのコツ
- 1:ケーブルの耐久力を確認する
- 2:用途に合った接続端子を選ぶ
- 3:USBの規格を確認する
- 4:USB-IF認証をクリアしているものは信頼できる
- 5:USB PDに対応しているものがおすすめ
- 汎用性の高いUSB Type-Cを活用しよう
USBコネクタの役割
USB(Universal Serial Bus)コネクタは、インターフェースコネクタの代表格です。インターフェースとは、2つのものが接続・接触する箇所や、2つのものの間で情報や信号などをやり取りするための手順や規約を定めたものを指します。
USBコネクタの登場前までは、接続する機器ごとによってつなぐ箇所やコネクタの形状に違いがあり、さらにケーブルの固定のためにねじ止めする必要がありました。
しかし、USBコネクタはこうした不便さが解消されプリンタ、モデム、マウスなどのコンピューター周辺機器のポート規格を統一し1つのポートで運用できるようになっています。
また、USBコネクタは、パソコンの電源が入ったままでもケーブルの抜き差しが可能(ホットプラグ)になっている点も特徴の1つです。
USBコネクタの3つの種類と特徴
USBコネクタを選ぶ時に、コネクタの種類が複数あることで悩んでしまった方もいるのではないでしょうか。ここからは、USBコネクタの主な3つの種類とその特徴を詳しく紹介していきます。購入時の参考にしてみてください。
- 出力端子に使われるUSB Type-A
- 入力端子に使われるUSB Type-B
- 出力・入力両方に使えるUSB Type-C
1:出力端子に使われるUSB Type-A
USBコネクタの種類の1つであるType-Aは、パソコンやUSBハブなどの接続される側の機器に対して使用される標準的なUSBコネクタです。
このUSB Type-Aには伝送速度別に2.0、3.0(USB 3.1 Gen1)、3.1(USB 3.1 Gen2)といった規格があり、全ての規格で互換性があることが特徴です。そのため、同じType-A端子であれば、どの規格でも接続可能になります。
2:入力端子に使われるUSB Type-B
USB Type-Bはプリンタやスキャナ、外付けHDDといったのパソコンの周辺機器に接続するインターフェースコネクタです。
このUSB Type-BにはMini USBやmicro USBなどの異なる形状の端子があるため、接続する機器の端子を購入前には確認しておくようにしましょう。
Mini USB
Mini USBは、主にデジタルカメラやドライブレコーダーなどのモバイル機種に使用されるコネクタです。
Mini USBは、規格が標準化される前にメーカーが独自開発したものも市場に出回っているため、メーカーによって端子の形状に差異がある場合があります。また、micro USBが標準化されてからは主要な端子ではなくなっているため、古い機種の場合には注意が必要です。
micro USB
micro USBは、Androidスマホやタブレットに多く採用されており普段から使用している方も多いコネクタの1つでしょう。
このmicro USBには3種類の規格があり、micro USB Type-A、micro USB Type-B、micro USB Type-ABとなりますが、実際にはmicro USB Type-Bが採用されています。
また、micro USBはAndroidスマホやタブレットの充電時の抜き差しに耐えられるように、高い耐久性に加え端子自体も抜けにくい設計になっているのが特徴です。
micro USB SuperSpeed
micro USB SuperSpeedのSuperSpeedは通称であり、製品にはMicro USB3.0、Micro USB3.1、Micro USB3.2のどれかが表記され、端子の中央にはくぼみがある特徴的な形状をしています。
このmicro USB SuperSpeedは、主に大容量のデータ転送が必要なPS4や外付けHDDなどに採用されており、伝送速度が高いUSB3.0以降に準拠しています。
3:出力・入力両方に使えるUSB Type-C
USB Type-Cは端子に上下・左右の区別がなく、さらにホスト側にもデバイス側にも接続できる点が特徴です。
ホスト側とデバイス側の両方に使用できるだけでなく、USB Type-Cでは1つのコネクタ規格に統一されているため、USBを搭載した機器に合わせて異なる規格のコネクタケーブルを用意する必要がありません。
また、USB Type-Cは高速規格のUSB 3.1とUSB 3.2に準拠しているため、USB Type-AやType-Bよりも最大データ転送速度が数倍速くなっています。
Lightningとの違い
USBコネクタの中には、一部の製品でメーカー独自の形状タイプが存在しています。代表的なものは、Apple独自のLightningコネクタです。
LightningコネクタはiPhone 5以降の機種をはじめ、iPad、iPod、Apple Watchなどの充電や同期の際に使用されます。また、このコネクタは上下・左右の区別がないリバーシブル・シンメトリー設計になっており、デバイスに挿しやすいのも魅力の1つといえるでしょう。
USB Type-Cの5つの強み
新しいコネクタ規格であるUSB Type-Cは、MacBook Air、ZenBookなどのノートパソコンやXperiaなどのスマートフォンに搭載され普及し始めています。
ここからは、このUSB Type-Cが持つ強みについて、既存のUSB Type-AやBコネクタとの違いを交えながら紹介していきます。
- 端子の上下の区別なく使用できる
- 変換アダプターを使用すれば過去のUSBとも互換性がある
- 1本のケーブルで様々な用途に活用できる
- 転送速度が速くなった
- 様々な機器に対応している
1:端子の上下の区別なく使用できる
USB Type-Cの強みの1つとして挙げられるのが、端子に上下・左右の区別をする必要がないことでしょう。以前にはあったケーブルの抜き差し時の向きの確認や、挿し間違いといった不便さが解消されています。
2:変換アダプターを使用すれば過去のUSBとも互換性がある
USB Type-Cは新規格でありながら、変換アダプターやケーブルを使用することでUSB Type-AやType-Bと接続することが可能です。
たとえば、USB Type-Bコネクタを搭載しているパソコン周辺機器やスマートフォンなどに対して、マイクロUSB BコネクタとUSB Type-Cとの変換アダプターを使用することによって、USB Type-Cを持つパソコンなどで使うことができるようになります。
3:1本のケーブルで様々な用途に活用できる
USB 3.1に対応したUSB Type-Cには、High Speed Data Pathを使用し映像信号を伝送することができるオルタネートモードがあります。このモードによって、USB 3.1互換のデータ信号線を異なる規格ポートとして動作させることが可能です。
その結果、USB Type-CケーブルでDisplay Port(VESA)の信号を伝送でき、ディスプレイへの映像表示などができます。さらに、Apple製品などに採用されている、Thunderbolt3(Intel)にも対応しているため高速通信が可能です。
USB Type-Cケーブル1本で電源供給から映像出力まで行えるため、様々なシーンで活躍するでしょう。
4:転送速度が速くなった
USB Type-Cの強みとして注目されているのが、データ転送速度の超高速化です。USB Type-Cは次世代転送規格のUSB 3.1に対応しており、大容量データを一瞬で送ることが可能です。
また、USB Type-Cのデータ転送速度は、USB Type-AやType-BのUSB3.0と比較すると約数倍、さらにUSB2.0では約数十倍になります。
5:様々な機器に対応している
USB Type-Cが登場するまでは、ホスト側(USB Type-A)とデバイス側(USB Type-B)とで使用するUSBコネクタが分けられていました。その理由として、電力供給の方向が逆にならないようにするためです。
USB Type-CではUSB Power Deliveryによって、ホスト側とデバイス側のそれぞれに電力供給が可能になりコネクタを区別する必要がなくなりました。その結果、USB Type-C1本のケーブルで全ての機器に接続ができるようになり、利便性が向上しています。
USB Type-Cのおすすめケーブル11選
次世代転送規格USB 3.1/3.2に準拠したUSB Type-Cは、利便性の高いリバーシブル仕様のコネクタ、超高速データ転送、さらにUSB規格以外の信号を流せるオルタネートモードなど優れた機能を有しています。
こうした高い機能を持つUSB Type-Cケーブルは、様々なメーカーから販売され市場に出回っています。そのため、中にはUSB Type-Cケーブルを選ぶのも一苦労、と感じている方もいるのではないでしょうか。
ここからは、USB Type-Cケーブルの特徴を交えながら紹介していきます。購入時の参考にしてみてください。
1:Anker「Anker PowerLine II USB-C & USB-C ケーブル (USB2.0対応) 1.8m」
まずは、ハードウェアメーカーのAnkerが手掛ける「PowerLine II USB-C & USB-C ケーブルです。
高い互換性によって様々なUSB Type-C搭載機器に対応可能で、最新規格のPowerDeliveryを採用しており、対応機器に対して急速充電を行えます。さらに、12,000回もの折り曲げテストにもクリアし、優れた耐久性を有しています。
そして「PowerLine II USB-C & USB-C ケーブル」はUSB-IF(USBを開発した企業グループによる非営利法人)が定めた安全基準を全てクリアし、認証を取得しています。また、ユーザーライクなデザイン設計を目指し、抜き差ししやすい丸みのある端子部分と高い柔軟性を持つTPE素材を使用しています。
2:Anker「Anker PowerLine+ USB-C & USB-A ケーブル (USB3.0対応) 0.9m」
「Anker PowerLine+ USB-C & USB-A ケーブル」の特徴は、二重構造のケーブルデザインによる高い耐久性と安全性に加え、高速同期・急速充電ができる点です。
アルミニウム加工と鋼加工された内カバーと、編み込まれた高耐久ナイロンを使用した外カバーでが内臓されているケーブル類をまとめて保護していることで、優れた耐久性と安全性を確保しています。
また、USB2.0よりもデータ転送速度の速いUSB3.0を採用していることで、HD動画などの容量の大きいデータも高速伝送可能です。
3:Anker「Anker USB-C & USB-C Thunderbolt 3 ケーブル 0.5m」
映画やテレビ番組、あるいは音楽といった大容量データの転送に時間をかけたくない方におすすめなのが、「Anker USB-C & USB-C Thunderbolt 3」になります。
特徴は、Thunderbolt 3による40Gbpsの超高速通信です。この通信規格によって、大容量データを瞬時に転送することができます。
また、同製品では5K対応スクリーンへの映像出力に加え、2つの4K対応スクリーンに対して同時に映像を映し出すことが可能です。そのため、使用するシーンに左右されにくいのも魅力の1つといえるでしょう。
4:エレコム「U2C-AC10NBK」
「U2C-AC10NBK」はホスト側のUSB Standard-A(Type-A)を搭載しているパソコンなどに、USB Type-Cを搭載している機器を接続することが可能になります。
USB Standard-A端子は、USB3.1、3.0、2.0端子のそれぞれに対応しているため接続する機器に左右されにくくい端子です。
また「U2C-AC10NBK」は環境に配慮し、EUのRoHS指令に準拠しています。具体的には、鉛(Pb)、水銀(Hg)、カドミウム(Cd)などの特定有害物質の10種を使用制限しています。
5:エレコム「USB3-CC5P10NBK」
「USB3-CC5P10NBK」は、ホスト側とデバイス側のそれぞれにUSB Type-Cコネクタを使用し、さらに高速データ転送可能なUSB3.1規格を採用したことで利便性に優れたUSBケーブルです。
また、USB PD(Power-Delivery)にも対応しており、最大20V/5Aで電力供給が可能です。そのため、スマートフォンなどの小型機器だけでなく、パソコンや液晶ディスプレイにも充電を行うことができます。
6:サンワサプライ「KU-CCP15MAC」
「KU-CCP15MAC」は、Apple MacBookとMacBook Proシリーズに対応したUSB PD対応充電器ケーブルです。USBType-Cポートを搭載したApple MacBook・MacBook Proシリーズと、USB PD(USB Power Delivery)対応充電器を接続して充電を行うことができます。
また、充電時にパソコンを閉じていても充電状況が分かるように、LED付きコネクタを採用しています。過充電を防ぐことができ、充電バッテリーに配慮できる設計となっているのも魅力の1つといえるでしょう。
7:STABILIST「USBA to Type-C ケーブル 2m」
「USBA to Type-C ケーブル 2m」の大きな特徴は、米国QUALCOMM社のQuick Charge 3.0とUSB 3.1(gen2)に対応していることによる、高速フル充電・急速充電と高速データ転送を可能にしている点です。
Quick Charge 3.0はスマートフォンやタブレットのバッテリー寿命を損なわず、従来のUSB充電よりも高電力を供給できるように設計されています。その結果、USB充電の数倍の速さでフル充電でき、さらに急速充電を行うこともできます。
また、Quick Charge 3.0規格では接続する機器に対して、自動で最適な電圧値と電流値で充電できる仕様になっているのも嬉しいポイントでしょう。
次世代転送規格のUSB 3.1(gen2)に対応していることで、USB 3.0(gen1)の倍にあたる転送速度を可能にしています。大容量データを一瞬に送ることができるため、映画やテレビ番組などを転送したい時にもおすすめです。
8:アイネックス「U20AC-MM05」
「U20AC-MM05」はUSB Type-CとType-Aのコネクタを採用しており、USB Type-Cコネクタのデバイス側とType-Aコネクタのホスト側を接続することができます。
抜き差しする機会が多いデバイス側をUSB Type-Cコネクタにすることによって、接続時の向きの間違いを防げことができるでしょう。
また「U20AC-MM05」は56kΩの抵抗を実装しており、1.5Aを超える過電流を防ぐことができるのも嬉しいポイントです。
9:Rampow「USB-C PVCケーブル」
「USB-C PVCケーブル」は、高速フル充電・急速充電に特化したType-Cコネクタです。
同製品は、QUALCOMM社のQuick Charge 3.0充電規格を採用しており、従来のUSB充電よりも速くスマートフォン・タブレットなどの機器をフル充電可能にしています。
また、高速フル充電はもちろんのこと、急速充電、さらに自動で最適な電圧値、電流値を調節することができるのもおすすめのポイントといえるでしょう。
10:ラスタバナナ「ラスタバナナ Type-C USB 通信・充電 ケーブル リールタイプ 高出力充電器対応 タイプC ホワイト RBHE251」
スマートフォンなどを充電したい時や通信したい時に、ケーブル同士が絡まり困ったという経験をした方もいるのではないでしょうか。
このラスタバナナのUSBコネクタはリールタイプのため、使用しない時にはケーブルを巻き取っておくことができます。そのため、他のケーブルと絡まってしまい扱いにくいといったトラブルの心配がありません。
また、リバーシブル仕様のType-Cを採用した端子になっているため、ポートに差し込む際に上下(表裏)を気にする必要がないのも嬉しいポイントです。
11:バッファロー「BSUCC312P3A10BK」
USB Type-Cコネクタは市場で多く出回っていますが、その一方で製品仕様通り機能しない粗悪品も出回ってしまっている現状があります。
USBユーザーの中には粗悪品を購入してしまい、正常に使用できなかったという方もいるのではないでしょうか。そうしたトラブルを避けるために「10BK」ではUSB-IFの正規認証を取得し、品質や機能を保証しています。
また「10BK」は次世代転送規格USB 3.1(Gen2)に対応し、高速データ転送が可能です。さらに、USB Power Deliveryにも対応しており、ノートパソコンや液晶ディスプレイなど大きな電力を必要とする機器に対しても電力供給を行うことができます。
USB Type-Cケーブルを選ぶ5つのコツ
一口にUSB Type-Cケーブルと言っても、機器に接続する端子の組み合わせやデータ転送規格などによって様々な種類があります。
ここからは、USB Type-Cケーブルを選ぶ際に押さえておきたい5つのポイントを紹介していきます。購入前に、ぜひチェックしてみてください。
- ケーブルの耐久力を確認する
- 用途に合った接続端子を選ぶ
- USBの規格を確認する
- USB-IF認証をクリアしているものは信頼できる
- USB PDに対応しているものがおすすめ
1:ケーブルの耐久力を確認する
USB Type-Cケーブルを選ぶ際にはケーブル自体の耐久性に注意をしておきましょう。特に端子の根本部分は機器の重さによる負担がかかりやすいため、断線しやすい箇所になります。購入時には、コネクタの折り曲げテストを実施しているかどうかチェックしておくことが大切です。
また、ケーブルに使用される素材や編み方によっても、その耐久性は変わってきます。たとえば、難燃性を高めた素材(難燃性PVCなど)であったり、ナイロンを編み込んだものや二重編みになっているものが挙げられます。
2:用途に合った接続端子を選ぶ
USB TYPE-Cケーブルでは、ホスト側とデバイス側とでそれぞれ異なる端子の形状を選ぶことができます。そのため、使用する目的に合った接続端子を選ぶことが大切になります。
たとえば、TYPE-C端子を備えたACアダプターの使用や、TYPE-Cポートを搭載しているパソコンとスマートフォンやタブレットを接続しデータ転送を行いたい時には、両方の端子がUSB TYPE-Cになっている(USB TYPE-C to C)ケーブルがおすすめです。
また、ホスト側がUSB TYPE-A端子(USB TYPE-C to A)は様々な機器で採用されているため、幅広い用途で使用することができるでしょう。
3:USBの規格を確認する
USBにはデータ転送速度に関する規格(USB 1.0~3.1/3.2)があり、現在広く普及しているのがUSB 2.0バージョンです。これらの通信規格の中でUSB Type-Cが準拠しているのは、USB 3.1とUSB 3.2です。
しかし、これは技術上対応可能なだけであり、全てのUSB Type-CケーブルがUSB 3.1とUSB 3.2バージョンを採用しているとは限りません。そのため、購入時には記載されている通信規格を確認しておくことが大切といえるでしょう。
4:USB-IF認証をクリアしているものは信頼できる
USB Type-Cケーブルのパッケージやコネクタなどに、Certified USBといった文字やワット数、通信速度を表す数字を見たことがある人は多いのではないでしょうか。この文字や数字は、USB-IFの認証を表すロゴになります。
USB-IFとは、USB使用で定義されたUSB技術の向上と導入に関する支援組織、フォーラムとして設立された非営利団体です。このUSB-IFに認証されたUSB Type-Cケーブルを使用することで、接続する機器の過電流などによる故障から守ることができます。
また、USB-IF認証製品には、パッケージやコネクタ部分にUSB-IFロゴと出力ワット数が表記されているため、ユーザーが一目で判断しやすいデザインになっています。
5:USB PDに対応しているものがおすすめ
USB Type-Cケーブルには、USB Power Delivery(USB PD)に対応しているものがあります。このUSB Power Deliveryは、USB給電の新しい規格です。
今まで、電力供給の向きを間違えないために、ホスト側とデバイス側とでUSBケーブルの端子タイプが異なっていました。
しかし、このUSB PDに対応したUSB Type-Cケーブルであれば、ホスト側とデバイス側の双方向に電力供給が可能です。その結果、1本のケーブルだけで様々な機器に接続が可能になり、利便性の向上が期待できます。
また、USB PDに対応することによって、電力供給の最大値が大幅にアップします。電力供給できる機器が増え、さらに充電時間を短縮することもできるのも魅力の1つといえるでしょう。
汎用性の高いUSB Type-Cを活用しよう
この記事では私たちがスマートフォンやタブレット、あるいはノートパソコンといった機器を使用する際に、何気なく使っているUSBコネクタについて紹介してきました。
USBコネクタには3つのタイプがあり、その中でもUSB Type-Cは高い汎用性を持っています。新しいUSBコネクタを検討している方は、このUSB Type-Cをチェックしてみてはいかがでしょう。