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【2024最新】中学生向け朝読書におすすめの小説15選!読みやすい・人気・感動など

中学生読書小説おすすめ

2023/09/18

全国の中学校の半数以上が導入している「朝読書」。

時間や頻度は学校によってまちまちですが、10分の読書時間を毎日設けている学校が多いようです。

対象となっている本も漫画や雑誌を認めていない学校が殆どとなると、本が好きではない人の多くはこの「朝読書」の時間に対し苦手意識を感じていることでしょう。

そこで、今回は読書が苦手な中学生にもおすすめの「朝読書」用の小説をご紹介します!

目次[ 表示 ]

中学生の朝読書におすすめの小説とは?

読みやすい本

10分間というのは、長いようで実は本を読むには短い時間です。

この短時間に、難解な本を読んでしまうと、いつまでも読み終わらないという事態もあり得ます。

また、難しい表現が登場するとそれだけで読む気が無くなってしまう、ということもあるでしょう。

読みやすい本の特徴は以下の通りです。是非本選びの参考にしてください。
文字のサイズが大きい
ルビがふられている
・物語の起承転結がわかりやすい
個性あるキャラクターが活躍する物語

短時間で区切ることの出来る本

「朝読書」におすすめの本の特徴としては、もうひとつ「短い」というのも挙げられます。

1日10分間の読書では、翌日や週明けに同じ本を開いたとしても、それまで読んでいた内容がどのようなものだったかを思い出すのに時間がかかってしまう場合があるからです。

10分間でも読み終えることができるようなショート・ショートや掌編小説、短編小説であれば、物語の流れが途切れてしまうことなく読み通せるため、おすすめです。

物語の長さは本の背表紙に記載されている場合が多いため、是非目印にして下さい。

【2023最新】中学生向け朝読書におすすめの小説15選

『はてしない物語』/ミヒャエル・エンデ

※引用元:Amazon

あらすじ

読書と空想が好きな肥満体系の少年バスチアンはいじめっ子に追いまわされ逃げ込んだ先の古本屋で、店主の目を盗んで『はてしない物語』という風変わりな本を持ち帰ってしまう。

忍び込んだ学校の物置の中で本を読み進めていくうちに、物語の中で語られる、滅亡寸前のファンタージエン国を救うことができる「あかがね色の本を読んでいる10歳の少年」という人物が自分のことであると気付いたバスチアンが叫んだ瞬間、身体が本の中へと吸い込まれる…。

『モモ』を描いた世界的児童文学作家のもうひとつの代表作

中学校で扱われることも多い教材、『モモ』。

本作『はてしない物語』の著者も、『モモ』の著者と同じミヒャエル・エンデです。

児童向けファンタジー小説のため読みやすく、長編のため少々長めですが場面がところどころで区切られているため、短い時間で少しずつ読むのにも適しています。

冴えない孤独な少年が物語世界のなかに入り込み、理想の姿となって救世主として活躍する、という冒険譚のため、主人公の心情に寄り添ってドキドキワクワクしたり、別れに悲しんだりすることができ、普段本を読まない方にもおすすめです。

著者
ミヒャエル・エンデ著/上田 真而子 , 佐藤 真理子 訳
出版社
岩波書店
ページ数
589頁
価格(税込)
3,146円

『妖精配給会社』/星新一

※引用元:Amazon

あらすじ

他の星から流れ着いた「妖精」は、従順で謙虚。慰めることも褒めることも得意としていたため、たちまち半官半民の配給会社が設立されるほどペットとして普及した。

しかし、国民に妖精が行きわたり、その使命を終えた配給会社で社史編集を勤めていた老社員は、ある疑惑に取りつかれる…。

類稀なる発想力とユーモアに満ちた傑作ショート・ショート35編。

読書の入り口!星新一の傑作ショート・ショート

活字に苦手意識を持っている方でも、あまり本を読んだことがない方でも、星新一のショート・ショートを読めば、たちまち本が好きになる!と言われる程、星新一の作品は読書の入り口として最適なものばかりです。

ショート・ショートのため、ほぼすべての作品を5〜10分以内に読み切ることができ、また必ず「オチ」がついているため、スラスラ楽しく読むことができます。

1001編以上のショート・ショートを書き遺した星新一の作品集は数多く出版されていますが、特におすすめなのが『ボッコちゃん』『午後の恐竜』、そして本作『妖精配給会社』です。

是非、物語の魅力に足を踏み入れてみてください。

著者
星新一
出版社
新潮社
ページ数
368頁
価格(税込)
693円

『この本を盗むものは』/深緑野分

※引用元:Amazon

あらすじ

「本の街」と呼ばれる読長町の中央にそびえる巨大な書庫「御倉館」。そこにある本を盗むと、「本の呪い」が発動してしまうらしい。

館の創設者・御倉嘉市を曾祖父にもつ高校1年生の御倉深冬は、幼いころから「御倉」の名前に縛られたことが原因で、本嫌いとなってしまった。

ある日、書庫の管理をしている父が入院してしまい、そこに住む叔母の面倒をみるため深冬は「御倉館」へと足を運ばなければならなくなった。

しかし、深冬が「御倉館」を訪れたとき、本が盗まれ呪いが発動してしまう…。

本の呪い「ブック・カース」から街を救うため、少女たちは本の世界を駆け抜ける!

2021年本屋大賞にもノミネートされた本作『この本を盗むものは』。

本嫌いの少女が、犬に変身できる不思議な少女・真白と共に本の世界となってしまった街のなかを、本を取り戻し、街を元の姿に戻すために駆け抜けます。

冒険譚のため本をあまり読まない方でも読みやすく、5話構成のため少しずつ読み進めることもできるため朝読書におすすめです。

「本」を主材とした物語なのに主人公が「本嫌い」というのも面白く、本嫌いの方は主人公に共感しながら読み進められるでしょう。

コミカライズも出版されたり、カラテカ・矢部太郎さんが4コマ漫画によって推薦していたりと、人気の作品です。

著者
深緑野分
出版社
KADOKAWA
ページ数
432頁
価格(税込)
820円

『怪盗クイーンはサーカスがお好き』/はやみねかおる

※引用元:Amazon

あらすじ

飛行船で世界中を飛び回り、狙った獲物は必ず盗む怪盗クイーンに、不可能はない!

…はずであったが、魔術師や催眠術師など、特殊能力を持つ団員たちが集まる謎のサーカス団に獲物であった宝石を横取りされる。

宝石を取り返すため、怪盗クイーンは謎のサーカス団に挑む。

中学生におすすめ!劇場版アニメが大成功し、TVアニメ化も決定した人気作

講談社青い鳥文庫の作品は推奨学年によって分別されており、背表紙に区分が記載されています。

本作『怪盗クイーンはサーカスがお好き』からはじまる一連の「怪盗クイーン」シリーズの推奨学年は小学上級・中学から

総ルビで、文字のサイズも時代に合わせて大きくなっているため、活字が苦手な方でも読みやすい作品です。

本作は2022年に映画化もされており、続編もTVアニメとして放映されることが決定しています。

作者であるはやみねかおるは元々小学校の教員。「子供たちが本を好きになるように」と物語を書き始めたため、本にあまり馴染みのない方にこそ触れてほしい児童文学作家です。

※挿絵あり

著者
はやみねかおる
出版社
講談社
ページ数
312頁
価格(税込)
814円

『図書館戦争』/有川浩

※引用元:Amazon

あらすじ

公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まるという目的で成立した『メディア良化法』。

成立から30年経った2019年、日本ではメディア良化委員会と図書隊が抗争を繰り広げていた。

メディア良化委員会の「検閲」から本を守れ!

小学生や中学生を中心に大人気のシリーズ「図書館戦争」。

『メディア良化法』の成立により表現の自由が規制され、悪書とみなされた本はメディア良化委員会によって回収されてしまうなか、主人公たち図書隊が本を守るために闘います。

メディア良化委員会と図書隊との抗争へのワクワクしながら、主人公や図書隊のメンバーたちの恋愛模様にもドキドキ。

シリーズは全6冊で完結済み。コミカライズも刊行されているため、是非併せてお楽しみください。

著者
有川浩
出版社
KADOKAWA
ページ数
398頁
価格(税込)
733円

『鹿の王』/上橋菜穂子

※引用元:Amazon

あらすじ

強大な帝国の侵攻から故郷を守るため、死兵となった戦士団独角の頭領、ヴァンは奴隷となり岩塩鉱にとらわれていた。

ある夜不気味な犬の群れが岩塩鉱を襲い、謎の病によって人々が次々と死んでいった。

生き残ったヴァンは同じく生き残った幼子ユナとともに岩塩鉱から逃げ出す。

アニメ映画化もされた本屋大賞受賞作

本作『鹿の王』は、2015年に本屋大賞を受賞、2021年には『鹿の王 ユナと約束の旅』というタイトルでアニメ映画化もされました。

『もののけ姫』や『君の名は。』にも携わった安藤雅司監督や、『千と千尋の神隠し』に携わった宮地晶幸監督が制作陣に加わったことで大ヒットとなった映画『鹿の王 ユナと約束の旅』。

原作である本作も、一躍話題となりました。

著者・上橋菜穂子は児童文学作家であるため、本作も読みやすく、中学生におすすめの小説です。

また、角川つばさ文庫で児童向けにアレンジされて出版されており、オリジナル版では手が出にくいという方にはそちらもおすすめです。

著者
上橋菜穂子
出版社
KADOKAWA
ページ数
272頁(1巻)
価格(税込)
880円(1巻)

『5分後に意外な結末』/桃戸ハル

※引用元:Amazon

あらすじ

笑いあり、涙ありの5分間のドラマ…そして最後にやってくる、「騙された!」という快感。

どこから読んでも楽しめる、ちょっとした読書に最適なショート・ショート集。

SNS感覚で読める!隙間時間向けショート・ショート集

「5分後に意外な結末」シリーズは、ホラーやコメディ、ミステリーなど様々なジャンルのどんでん返しストーリーを詰め込んだショート・ショート集で、シリーズ累計440万部を売り上げた人気シリーズです。

その名の通り、短い時間でサクッとどんでん返しの快感が味わえるため、SNS感覚で読書ができ、活字が苦手な方でも読むことができます。

5〜20分と短い朝読書の時間や、電車の待ち時間、授業の合間などちょっとした時間の読書におすすめです。

著者
桃戸ハル
出版社
講談社
ページ数
240頁
価格(税込)
671円

『ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと奇妙な客人たち~』/三上延

※引用元:Amazon

あらすじ

大学の卒業を前に就職先が倒産してしまい、無職の状態が続いている五浦大輔は、母に頼まれて自宅にある祖母の遺品『漱石全集』にあった夏目漱石のサインが本物か否かを確かめるため、本の値札に記されていた「ビブリア古書堂」へと赴く。

入院している店主・篠川栞子によってそのサインに隠された秘密を知った大輔は、翌日店主に渡す菓子折りを求めた先で叔母に会ったことで、サインの謎には更に自分に関する重大な秘密が隠されていると確信する。

栞子を見舞う際、大輔がそのことを告げると、栞子は大輔にビブリア古書堂で働かないかと持ちかける…。

もっと本が読みたくなる!TVドラマ化された人気シリーズ

本作から始まる「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズは、2017年に黒木華さんと野村周平さんのW主演で実写ドラマ化もされた、人気ミステリーシリーズです。

オリジナル版も読みやすいですが、角川つばさ文庫から出版されている『ビブリア古書堂の事件手帖①~③』で児童向けにされに読みやすくアレンジされており、文字が大きくルビも振られ、挿絵もついているため本が苦手な方におすすめです。

本にまつわる謎を解き明かすミステリーのため、作中には様々な本が登場します。

興味を持たれたら、是非シリーズのスピンオフ作品『栞子さんの本棚①~②ビブリア古書堂セレクトブック』で実際の作品に触れてみてください。

著者
三上延
出版社
KADOKAWA
ページ数
322頁
価格(税込)
715円

『余命3000文字』/村崎羯諦

※引用元:Amazon

あらすじ

ある日、「あなたの余命はあと3000字きっかりです」と医者から文字数で余命を宣告された男は、文字数を消費しないようになるべくドラマのない人生を心がけていたが…。

「小説家になろう」発!奇想天外な発想力が紡ぎだすショート・ショート

『転生したらスライムになった件』や『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』など、様々な名作の発信地となった小説投稿サイト「小説家になろう」。

本作『余命3000文字』も「小説家になろう」で話題となり、出版に至りました。

5分で読めて、あっと驚き、わっと泣ける」という宣伝文通り、短い時間で物語を読む楽しさを味わうことができます。

高評価のラーメン屋が潰れるなか低評価のラーメン屋が存続する秘訣を皮肉たっぷりに描いた「食べログ1.8のラーメン屋」や、母親の胎内に6年間引きこもった挙句、衝撃の決断を下す胎児を描いたブラックユーモア「出産拒否」など、5分で読める、圧倒的な発想力が輝く全26編。

是非、朝読書や通学のちょっとした時間にお楽しみください。

著者
村崎羯諦
ページ数
274頁
出版社
小学館
価格(税込)
715円

『西の魔女が死んだ』/梨木香歩

※引用元:Amazon

あらすじ

「西の魔女」こと、大好きなおばあちゃん。

中学へ進んで間もなく、どうしても学校へ行けなくなった少女まいは、初夏へと移り変わる時期の1月あまりを「西の魔女」のもとで過ごす。

魔女の手ほどきを受けるまいが教わった魔女修行の肝心かなめは、「何でも自分で決める」ということだった。

悩めるあなたへ。生きる力をくれる、温かい物語

主人公は中学校に入学したばかりの中学1年生

学校に行けなくなった主人公に、主人公の祖母が生きる力をくれます。

号泣必至の本作は、様々な学校や図書館、団体によって中学生に読んでほしい本として選ばれている作品です。

不朽の名作であり、多くの人が苦しんだ中学生当時紐解いた物語でもあります。

学校から推薦されることが多いため、朝読書にもおすすめです。

著者
梨木香歩
出版社
新潮社
ページ数
226頁
価格(税込)
605円

『保健室経由、かねやま本館。』/松素めぐり

※引用元:Amazon

あらすじ

ずっとクラスの人気者として生きてきた中学生の佐藤まえみの人生は、父の転勤で東京に引っ越したことにより、崩れてしまう。

東京生活になじめなかった次兄は不登校となり、まえみ自身も仲良しグループに「ちょっとしんどい」とはじかれ、学校に行く自信を失くす。

両親に心配をかけたくないと葛藤したまえみが保健室の扉へ手をかけようとした瞬間、手招きしてきたのは不気味な白衣のオバさん。

訝しみながら保健室の隣の【第2保健室】へ入ったまえみが目にしたのは、中学生専門の湯治屋「かねやま本館」だった…。

人生で1番辛い時期を体験している中学生へ

第60回講談社児童文学新人賞を受賞した本作『保健室経由、かねやま本館。』は、学校生活に悩みを抱えていたり、友達はいるけど心を許せる親友がいなかったり、学校に行くのにちょっとした「しんどさ」を抱えている中学生に寄り添う物語です。

人生で1番辛い経験として心に残る出来事を体験するのは、得てして小学校高学年から中学校にかけて。

多感で上手な人付き合いができないこの時期は、様々な悩みに直面します。

学校に行きたくないとき、さみしいとき、しんどいとき、中学生専門の湯治場「かねやま本館」の効能を体験しに行きませんか?

シリーズ続編も併せてお楽しみください。

著者
松素めぐり
出版社
講談社
ページ数
226頁
価格(税込)
1,400円

『博物館の少女 怪異研究事始め』/富安陽子

※引用元:Amazon

あらすじ

文明開化の東京へやってきた大阪の古物商の娘・花岡イカルは、親戚の用事で上野の博物館を訪れた際、館長に目利きの才を認められ、博物館の古蔵で怪異の研究をしているという老人・織田賢司、通称トノサマの手伝いをすることに。

トノサマの指示でさっそく蔵の整理を始めたイカルであったが、黒手匣という隠れキリシタン由来の品物だけが何者かによって持ち去られたということに気付き、捜索に乗り出す…。

文明開化の雰囲気や怪異、捜索劇のドキドキワクワクが楽しめる人気児童書

偕成社の児童出版社から出版されている本作『博物館の少女 怪異研究事始め』。

舞台は文明開化の熱にうなされた明治の日本、古物商イカルがその目利きの才能を活かして、上野の博物館の古蔵にしまわれている古物や怪異に関する謎を解き明かします。

児童〜ヤングアダルト向きの読みやすい作品ですが、大人が読んでも楽しめるほど、物語が作りこまれています。

出来て間もない東京国立博物館や、実在する歴史上の人物など、物語の本筋から外れた部分にも魅力がいっぱい。

歴史が好きな方や、ミステリーが好きな方におすすめです。

著者
富安陽子
出版社
偕成社
ページ数
342頁
価格(税込)
1,400円

『かがみの孤城』/辻村美月

※引用元:Amazon

あらすじ

中学校でいじめに遭い、不登校になってしまった主人公こころはある日、自室の部屋の鏡に入ってしまう。

鏡の先にある世界で、こころは同じように悩む同年代の少年少女に出会う。

リアルな中学生を描いた、号泣必至の名作

2018年に本屋大賞を受賞し、2022年には劇場版アニメも制作された超人気作『かがみの孤城』。

主人公や鏡の先のお城に集まった少年少女たちのリアルすぎる悩みや、感動の結末に涙が止まらない名作です。

それぞれが、それぞれの悩みを抱えた同じ制服の中学生たち。

彼らの世界が交わるとき、ひとつの物語が紡がれる…。

多くの熱狂的なファンに愛される辻村美月の圧倒的な筆力によって生みだされた物語を、是非お楽しみください。

著者
辻村美月
出版社
ポプラ社
ページ数
554頁
価格(税込)
1,800円

『風が強く吹いている』/三浦しをん

※引用元:Amazon

あらすじ

高校時代に陸上部に所属し「天才ランナー」とまで言われた蔵原走は、監督とそりが合わず退部したものの、走ることへの未練を捨てきれないでいた。

そんなおり、元々大学の寮であった青竹壮のメンバーで「箱根駅伝」へ挑むという無謀な夢を抱えた清瀬灰二に捕まり、なりゆきで計画に巻き込まれることに。

陸上未経験者もいる無名の大学は、「箱根駅伝」出場への切符を掴むことができるのか?

疾走感あふれる!どんどん読み進められてしまう青春ストーリー

アパートに住むメンバーで切磋琢磨し、ときに協力し合いときに喧嘩をしながらもひとつの目標へと向かっていく青春ストーリー『風が強く吹いている』。

メンバーは皆超がつくほど個性的でとても一致団結できず、ましてや「箱根駅伝」出場という高すぎる目標を掲げているため、主人公たちは多くの困難に直面します。

それでも目標を諦めない清瀬の想いや、走ることへの想いを捨てきれない走、そしてそれまで録に運動したことすら無かったにもかかわらず、駅伝へ参加することを決意したメンバー…。

登場人物たちの熱い思いや、陸上というスポーツの描写にどんどん引き込まれ、思わず読んでいる側の胸も熱くなってきます。

読みやすい青春小説のため、中学生にもおすすめの作品です。

著者
三浦しをん
出版社
新潮社
ページ数
672頁
価格(税込)
1,100円

『コーヒーが冷めないうちに』/川口俊和

※引用元:Amazon

あらすじ

とある街の、とある喫茶店の、とある座席には不思議な都市伝説があった。

その席に座ると、望んだ時間へタイムスリップすることができるという…。

本が苦手な方でも読みやすい!映画化された人気シリーズ

2018年に有村架純さん主演で映画化された本作『コーヒーが冷めないうちに』。

一時期電車広告などで大々的に取り上げられ、話題となりました。

とある喫茶店のとある座席に座った人たちの紡ぐ、様々な感動ストーリー。

ひとつひとつの物語は短く、また文字が大きく難解な表現などもないため、中学生でも、本をあまり読まない方でも読みやすい作品です。

基本的な設定や舞台は変わらない連作形式のため、朝読書の時間に少しずつ読み進めるのがおすすめです。

著者
川口俊和
出版社
サンマーク出版
ページ数
348頁
価格(税込)
1,430円

朝読書の時間を楽しもう!

本を読む時間、と決められている「朝読書」の時間。

せっかくなら義務としてではなく、読書を楽しんでみませんか?

いきなり難しい本に挑戦する必要はありません。

短い作品や、読みやすい作品から、少しずつ読書の面白さを味わってください。

この記事を書いた人

Yu

千葉県出身の「Yu」です。 主に、小説、メイク・コスメのジャンルを執筆しています。 本が大好きで、幅広く読んでいます。 皆様のお役に立てるような情報を発信してまいります!

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