今回は、ハイキューの名場面、名シーン、神シーンをご紹介します。
みんなが知っているあの名言や名場面を選びましたので、ぜひ見てみてください!
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ハイキューの泣ける名シーン・神シーン5選
及川徹と影山の過去
青葉城西の及川と烏野の影山は同じ中学校出身の先輩、後輩の関係で、影山のサーブとブロックは及川から見て学んだものでしたが、及川からしたら影山は「天才」でした。
及川の武器はすべて血のにじむような努力の結晶の結果であり、それゆえにセンスの塊である影山や白鳥沢の牛島のような「天才」を嫌っていました。
中学の時は、牛島のチームに何度やっても1セットも取れない状況であったのに、後輩として天才影山が入部してきたものですから及川は焦りに焦り、終いには影山に手を上げようとしてしまったのです。
そこに岩泉が間一髪で止めに入り、なんとか収まって、岩泉の言葉で吹っ切れた及川は中学最後の大会でベストセッター賞を受賞できました。
及川からしたら影山は目の上のたんこぶのような存在でした。
同学年には勝てない相手、下からは大きなプレッシャーが迫ってくるという辛い過去に耐えた選手で、その2人の直接対決は最高でした。
澤村の代わりに入った縁下
春高県予選宮城県大会、VS和久谷南戦で、主将澤村がケガで離脱した際、2年生の縁下力が主将代理としてチームを支えたシーン。
次期主将候補ではありますが、過去には鳥飼前監督の厳しい練習から逃げ、練習をサボっていた時期もありました。
部活に行かずに冷房の効いた部屋でアイスを食べたり、漫画を読んだりと快適に過ごしていましたが、だんだんとバレーをしていない方が苦しいと感じだし、部活に戻るのでした。
レギュラーとして試合に出ていない分、ハプニングにより大舞台で急に出されるのはかなりしんどいと思う部分があると思います。
しかし縁下は過去に1度逃げたことも、逃げるほうが辛いということも知っていたがゆえに、過去を乗り越え、和久谷南戦では攻守ともに活躍しました。
及川徹の涙の「3年間ありがとう」
青葉城西は烏野に負けた後にラーメン屋に行き、金田一は悔しさを思い出して食べながら号泣してしまいます。
その帰り道、部員たちの足は自然と体育館へと向かっていき、練習を始めます。
その練習後、及川はこらえ切れなくなって大きな声で部員に感謝の気持ちを述べるのです。
そのシーンを見ると、スポーツ経験者、部活経験者はどうしても感情移入してしまい、グッときてしまうと思います。
3年3人の過去
VS椿原戦、澤村、東峰、菅原の3人の回想シーンで登場する3人の1個上のキャプテン黒川と2個上のキャプテン田代が登場します。
彼らは春高のために東京まで応援に駆けつけたのです。
田代の代の烏野は、監督が不在で「落ちた強豪、飛べないカラス」と呼ばれ始めたころのキャプテンでした。
そんな不遇な時代に入部した3人に、田代は「チャンスを掴むために努力をしろ」と言葉を残しました。
監督もいなければ、練習も少ない烏野で、どうやって勝つかを考え、3人で試行錯誤した3年間、恵まれない環境を耐え、最後の最後で力のある後輩とともに春高に進むことができたのです。
試合終盤の高く上がったボールと菅原の涙
VS稲荷崎戦終盤、これで決めたいという気持ちが強くなれば強くなるほど1つ1つのプレーのスピードが上がっていく烏野。
コートの外からは烏養コーチからの「ゆっくりだぞ!!」という声。
分かっていても気持ちの焦りがプレーへの焦りになってしまっている時です。
田中のスパイクがブロックに当たり跳ね返ってきたボールを「オーライ!!」と声をかけてレシーブしたのは日向でした。
普通だったら相手の体勢が整う前に、早く打たなきゃ、そのためのセットを早くしなきゃと考えるところを、それまでレシーブが下手で、上げるとしてもなんの考えもなしだった日向が高く高くレシーブを上げたのです。
それは1年合宿で学んだ、仲間の息を整え、助走距離を確保するためにとても大事なプレーでした。
いかに高く跳んで点を決めるかしか脳がなかった日向の成長と、最終セット30点に到達する激戦を、優勝候補と繰り広げている景色を見て、菅原が泣きそうになっている場面はこちらまでもらい泣きしてしまいます。
ここで高く上げられたボールにハッとしたのがコートの中の選手だけでなく、1年合宿に参加していた他校の生徒や条善寺高校の穴原監督も気づいているのも感動ポイントです。
このあと試合を決める宮侑、宮治の双子速攻がきますが、これをブロックしたのがこのマイナステンポの速攻を武器としていた影山&日向という点、それをナレーションで月島が「この2人が反応していたことに僕らは驚かなかった」と続けたのもしびれました。
ハイキューのかっこいい名シーン・神シーン4選!
牛島を止めた月島のブロック
春高予選決勝の相手は、全国で3本の指に入るスパイカーの牛島を擁する白鳥沢高校です。
強烈なスパイクが炸裂する中、月島は何度も何度もワンタッチでそれに対抗していきました。
相手チームのブロックの要、天童覚が使うのは”ゲスブロック”、つまり相手の攻撃に対して推測で跳ぶブロックですが、月島が使うのは”リードブロック”です。
これは梟谷グループ合宿で、音駒高校の黒尾から教わったセッターのトスを見て、判断してから跳ぶブロックです。
黒尾いわくリードブロックは「最後に咲う(わらう)ブロック」で、その通り、相手セッターの白布は何度も何度も追いかけてくる月島に苛立ちを覚えながらあげた綻びを持ったトスを見逃さず、見事にドシャットを決めました。
普段はクールで滅多に感情を出さない月島がここでガッツポーズをしながら吠えたのも名シーンです。
日向に対しても影山に対しても初めから嫌な感じで接していたので、そういうキャラなのかな、、、と思わせておいてのこの活躍、まさかまさかすぎてここで月島のファンになった人も少なくないのでは!?
宮侑のサーブをあげる西谷
VS稲荷崎戦、高校ナンバー1セッターの宮侑はサーブも強力で、リベロ潰しとして標的にされてしまう西谷夕。
レシーブミスが続き、烏野は劣勢に立ちます。
苦手なジャンプフローターでも、自分が成長でき、選択肢が増えるオーバーハンドでなんとしてでも取りたい西谷は、自ら悪い流れを断ち切り、完璧にオーバーハンドでレシーブしました。
さらにこのボールを、西谷が尊敬する東峰がスパイクで決めるのがいいです!
西谷は、自身が幼少期に”ビビり”だったことを告白し、床に足が張り付く感覚が懐かしいと言っていましたが、まさにこの感覚が分かる人も少なくないと思います。
成長するもしないも自分の努力次第なのだと感じさせられたシーンでした。
試合終盤の田中と影山の会話
VS稲荷崎戦、田中は終盤で影山に「自分に上げるトスを減らしてくれ」と恥をしのんで頼みます。
しかし影山は田中の体力面、精神面を判断して、「いいえ」と答え、直後、スパイカーに選択肢を与えるアンテナギリギリのトスを上げます。
それはブロックに何度もつかまり、サーブでも狙われ、観客たちも田中はもう立ち直れないんじゃないかとも思っていたときでした。
大事な場面、自分に上がったトスに田中はラインぎりぎりのストレートをブチ抜き、烏野に王手をかけます。
ここでうつされる田中の姉の冴子の涙にこちらももらい泣きしてしまいます。
ここぞという1点を決められるメンタルの強さをあらわした感動シーンでした!
角名のスパイクにブロックに飛ぶ月島とレシーブする日向
VS稲荷崎戦、相手チームの角名倫太郎は強靭な体幹を武器にストレートの体勢からクロスを打ってくる厄介な選手で、ブロックが上手な月島を完璧に交わしてスパイクを何本も決めていました。
しかしここで頭脳派の月島は、やっきになって追いかけることをやめ、レシーバ―がしっかりと角名の攻撃に対応できるように1試合かけて角名のスパイクに慣れさせたのです。
そして試合終盤、ここぞという一本で、「ここで叩き落とせたら大盛り上がりだろうな」と考えつつも、でも無理だからと後ろにいる日向に「いろよ」と信頼してレシーバーにしっかりとクリアな視界を保つブロックに飛んだところで、日向がパーンとボールをあげるのでした。
1年合宿に呼ばれた月島と、呼ばれていないけど勝手に乗り込み、外野からレシーブを学んだ日向の2人の連携プレーが熱すぎたシーンでした。
ハイキューの勇気づけられる名シーン・神シーン5選!
ベンチから振り落とされる武田監督
VS和久谷南戦、日向の身体能力を活かしたとんでもプレーが炸裂しました。
自分がブロックでワンタッチしたボールを自分でフライングしながらレシーブし、それを影山が上げ、日向がスパイクするという普通だったらありえないプレーです。
間に合わないかもしれないけど、絶対に間に合わせるという諦めない気持ちが強く伝わる1プレーです。
レシーブの際にフライングでベンチのほうに飛び込んでくる日向のためにベンチを持ち上げる鳥飼コーチと反応が遅れて振り落とされる武田監督が片隅に見えるのがなんだか可愛くておすすめのシーンです!
烏養監督からの喝
VS白鳥沢戦、最終セットの終盤も終盤、みんながここで1点取りたいと感じているときに、牛島に大事な1点を決められ、膝をつくもの、背中を丸めるもの、観客もベンチの選手もみんなが圧倒的な強さに諦めかけたときに聞こえたのは、鳥養コーチからの「下を向くんじゃねえ!」「バレーは常に上を向くスポーツだ!」という声でした。
武田監督もそうですが、烏野の指導者は選手に寄り添ってくれる温かい指導者なので、そこも素敵です。
沈んだ気持ちから這いあがる田中
こちらはハイキューの中でも上位の名場面です!!
VS稲荷崎戦で不調であった田中は、普段はならないネガティブモードになります。
鋼のメンタルの持ち主である田中がネガティブになるのはとても珍しいことです。
幼い頃から「自分は天才だ」と信じてきた田中が一旦冷静に「現時点で自分が1番である点はない」と考えるのもミスが続き、活躍できていない自分を客観的に見てしまっているからでしょう。
結局自分は「天才」なんかではなく「平凡」な人間だと評価します。
しかしそこから「そんな平凡なやつが下を向いている暇はあるのか」と鼓舞し、果敢にトスを呼ぶのでした。
落ちるところまで落ちてしまうのか、と思いきやの急転換。
さすが田中だと視聴者に思わせたシーンでした。
山口のピンチを助ける嶋田
春高に行く前に恩師・嶋田から山口が教わったのは、「どうしても緊張する舞台、そんなときはリセットの視点を持つ」ことでした。
そこを見れば気持ちが落ち着くという場所を見つけて、練習では嶋田が経営する”しまだマート”の豚が描かれている袋をリセットの視点にしていました。
春高1回戦、非常口の光をリセットの視点にしていた山口はうまくピンチサーバーとしての役割を果たしたのでした。
しかし問題は2回戦目。
1回戦では見えていたリセットの視点が、応援旗によって塞がれていました。
緊張と焦りで落ち着かない山口を助けたのは、”しまだマート”の袋を持った嶋田でした。
「ただぁ~し!!!」と練習の時にリセットの視点に使っていた袋を見せて、見事山口はサービスエースを獲得、烏野の逆転に成功しました。
結果よりも過程を大事にする北信介
北は稲荷崎高校の主将ですが、試合に出ることはそこまで多くありません。
優勝候補である強豪稲荷崎の主将をなぜ能力に劣る北が務めているのか、それは彼の精神性からです。
「試合で緊張する意味が分からない」「練習でできたことは試合でもできる」など、強い精神力を持っており、掃除も学校生活も「ちゃんと」こなす優秀な人物です。
一見、感情がない冷徹キャラに思えるのですが、そこが違うのがまたいいのです。
角名いわく、中学ではレギュラーどころかベンチにも入っておらず、高校でもキャプテンに選ばれたのにも関わらず試合に出たのは3年からで、でも監督からの「1番、北」とユニフォームをもらったときには今まで「ちゃんと」やってきた部分が認められた嬉しさからか涙を見せる場面もありました。
静かで冷徹な感じに見えて、しっかりと人間味のあるキャラなのが本当にいいです!
ハイキューをもっと好きになろう!
いかがでしたか?
名シーンばかりのハイキューですが、その中でも選りすぐりのものをご紹介しました!
自分が好きなシーンや名言を見つけてみてください!