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- 1. 生で観るべし!大阪(関西)のお笑いライブの特徴とは?
- 大阪(関西)の劇場に潜む魅力
- 2. お笑いライブの幅(金額、芸人、場所)
- お笑いライブの公演料
- 出演者は?
- 公演時間の長さは?
- どんな種類があるの?
- 3. 関西の劇場一覧!よしもと系列、上方落語が観られる演芸場など
- 大定番
- なんばグランド花月
- よしもと漫才劇場
- 天満天神繁昌亭(てんまてんじんはんじょうてい)
- Daihatsu心斎橋 角座(かどざ)
- よしもと祇園花月
- 【穴場・発掘系】よしもと系列
- YES THEATER
- 道頓堀ZAZA
- 【穴場・発掘系】落語寄席
- 動楽亭
- 喜楽館
- 【穴場・発掘系】都市ライブ
- SPACE9/近鉄アート館
- HEPホール
- ABCホール
- 【穴場・発掘系】ディープ
- 勉強部屋『坂壱』
- シアターセブン
- 4. 観覧の際の注意
- マナー的側面
- コロナ的側面
- 5. 関西のお笑いを生で見よう!
1. 生で観るべし!大阪(関西)のお笑いライブの特徴とは?
大阪(関西)の劇場に潜む魅力
芸人ライブに詰まっている魅力は凄まじいものです。本場とも呼ばれる大阪では、温かみがありかつ確立された喋りを聞くことができます。
今回はそのようなライブが日々おこなわれる劇場を紹介していきます!大阪(関西)にある劇場での観覧は、以下のような楽しさがあります。
①東京よりしゃべくる?
大阪はどちらかというと「会話らしい漫才」を楽しみたい方に向いています。ライター所感では、会話のグループに混ぜてもらっている感覚に似ています。
②新喜劇や上方落語といった地域色
他の地域でももちろんみることができますが、本場の新喜劇や上方落語を観ることができるチャンスですね。
③大阪ならではのお客さん色
ライターの個人的な印象ですが、大阪のお客さんは反応も積極的です。例えばおばさんいじりがあるとおばさんが喜ぶ光景がみられます。
2. お笑いライブの幅(金額、芸人、場所)
端的にお笑いライブといっても、どんな種類があり、誰がでるのかなど疑問は多いかと思うので、1つ1つ解説していきます。
お笑いライブの公演料
まずは公演料です。これはライブ形式・出演者・会場などで大きく異なります。
例えば、賞レース(M1グランプリ、キングオブコント、R1グランプリなど)1回戦予選では500円
若手芸人やアマチュアのライブでは1,000~2,000円
なんばグランド花月の通常公演は4,800円
大御所のバナナマン単独ライブやラーメンズ小林賢太郎の公演になると7,000円前後
となります。
初めて観る方はなんばグランド花月の通常公演などをおススメします。
出演者は?
こちらもライブごとに異なります。ですので①テレビ出演多数の芸人②テレビ以外の拠点/ブレイク直前の芸人の2種類に分けてみました。
①テレビ出演多数の芸人
千鳥・和牛など人気芸人に会うなら、よしもとの劇場や各芸能事務所主催のライブに行くと良いです。
例)なんばグランド花月、Daihatsu心斎橋角座、よしもと祇園花月
②ブレイク直前の鋭い芸人
からし蓮根・ニッポンの社長・金属バッドなど今話題の芸人に会うなら、こちらの劇場がおススメです
例)よしもと漫才劇場、HEPホール、SPACE9
どの公演でも劇場でしかみられない・劇場を中心に活動する芸人がいますので、チェック必須です。
公演時間の長さは?
公演時間の長さは大体1~2時間だと思っておくと良いでしょう。これはどのライブでもさほど変わりません。
どんな種類があるの?
プロ
プロ芸人の多くは芸能事務所に所属しています。事務所が主催するネタライブが、私たちが「お笑いライブ」と聞いて想像されるようなライブです。
また、他団体主催(劇場や企業のイベント)や芸人の個人主催ライブも。テレビ局主催のものでは、賞レースや番組企画の予選ライブもあります。
大喜利をしたり、カレーを作ったり、長編のコントをしたりなどその幅広さたるや。
アマチュア・社会人・学生芸人
近年盛り上がっているアマチュア界隈では、学生芸人や社会人漫才、コント集団などが日々ライブを開催しています。
にゃんこスターのアンゴラ村長、ミルクボーイも学生時代からライブに出演していました。
地域の大会・イベント
商店街やお祭りのイベントなどでコンテストやライブが開催されていることがあります。
3. 関西の劇場一覧!よしもと系列、上方落語が観られる演芸場など
大定番
なんばグランド花月
引用元:なんばグランド花月
・特徴
関西一有名といっても過言ではないよしもとの劇場です。都市部に堂々と君臨していて、食事処やお土産屋などの店も内包しています。
小藪千豊が座長をつとめる新喜劇といえばなんばグランド花月ですよね。
・劇場に出演したことのある芸人
西川きよし、オール阪神・巨人、テンダラー、笑い飯、かまいたち、ミルクボーイなど
・1公演の基本料金
一般料金4,800円
よしもと漫才劇場
引用元:よしもと漫才劇場
・特徴
こちらはなんばグランド花月の向かいにあるよしもとの劇場です。今が旬の漫才師がふんだんに楽しめます。
・劇場に出演したことのある芸人
コウテイ、からし蓮根、エンペラー、ニッポンの社長、見取り図、ゆりやんレトリィバァなど
・1公演の基本料金
1,300~1,800円
天満天神繁昌亭(てんまてんじんはんじょうてい)
引用元:天満天神繁昌亭
・特徴
明石家さんまや笑福亭鶴瓶の系譜である上方落語の寄席をご覧いただけます。漫才も色物として登場しております。
・劇場に出演したことのある芸人
笑福亭 松鶴、森乃 福郎、桂 米朝、橘ノ 円都、桂 文枝、桂 春団治、露の五郎兵衛、林家 染丸一門の落語家が活躍しています。
・1公演の基本料金
一般料金2,800円
Daihatsu心斎橋 角座(かどざ)
引用元:Daihatsu心斎橋 角座
・特徴
こちらは松竹芸能の運営する劇場となります。所属する芸人の公演や落語寄席、演劇などが日々催されています。
・劇場に出演したことのある芸人
酒井くにおとおる、海原はるかかなた、なすなかにし、よゐこ、TKO、風穴あけるズなど
・1公演の基本料金
1,000~1,500円
よしもと祇園花月
引用元:よしもと祇園花月
・特徴
こちらは京都にある劇場になります。京都オリジナルの祇園吉本新喜劇や幅広い演目が必見です。
・劇場に出演したことのある芸人
スーパーマラドーナ、ニューヨーク、銀シャリ、ミキ、Dr.ハインリッヒなど
・1公演の基本料金
一般料金2,500~3,300円(配信、前売りはより割引)
【穴場・発掘系】よしもと系列
YES THEATER
引用元:YES THEATER
・特徴
なんばグランド花月の地下にある、より進化した劇場。高速光回線、LED照明や3Dマッピングできるプロジェクターなどが揃っています。主に単独やイベントの貸会場のようです。
・劇場に出演したことのある芸人
霜降り明星、見取り図、マルセイユなど イベントにより大分異なる
・1公演の基本料金
1,000~4,000円(公演により大きく異なる)
道頓堀ZAZA
引用元:道頓堀ZAZA
・特徴
くいだおれ太郎のあるビルの地下に3つのライブハウスを構えるよしもと関連の劇場。お笑いだけに限らず歌謡や落語、演劇が行われています。
・劇場に出演したことのある芸人
よしもと所属の芸人、関西演芸協会、ジャムコント、スパンキーなど
・1公演の基本料金
600~3,000円
【穴場・発掘系】落語寄席
動楽亭
引用元:動楽亭
・特徴
桂ざこばが劇場を立ち上げました。こちらは色物もなく落語一本といった感じです。毎月1日から20日まで寄席を行っています。
・劇場に出演したことのある芸人
米朝一門が主
・1公演の基本料金
昼寄席:一般2,500円
喜楽館
引用元:喜楽館
・特徴
2017年開館と比較的新しい落語寄席中心の劇場です。神戸の下町にあるので雰囲気も一風変わったものとなっています。
・劇場に出演したことのある芸人
上方落語協会所属の落語家が主 天満天神繁昌亭と似ている
・1公演の基本料金
一般:2,800円
【穴場・発掘系】都市ライブ
SPACE9/近鉄アート館
・特徴
あべのハルカス近鉄本店のイベントスペースです。主に芸人の単独ライブや松竹芸能のライブ等に使用されています。
・劇場に出演したことのある芸人
横山たかし・ひろし、さらば青春の光、鳥居みゆき、土方兄弟、風穴あけるズなど
・1公演の基本料金
1,500~5,000円
HEPホール
・特徴
大きな赤い観覧車が屋上にあるHEPビルに劇場があります。2020年のTHE W2回戦予選会場でもありました。主に単独ライブや劇の公演が行われています。
・劇場に出演したことのある芸人
ジャルジャル、金属バット、Aマッソ、2丁拳銃、ダイアン津田、NCS生など
・1公演の基本料金
2,000~3,500円
ABCホール
引用元:ABCホール
・特徴
朝日放送テレビがもつホール。多様な文芸が行われており、
・劇場に出演したことのある芸人
メッセンジャー黒田、スピードワゴン小沢、ハナコ、かが屋(公演中止)など
・1公演の基本料金
4,000~7,800円
【穴場・発掘系】ディープ
勉強部屋『坂壱』
・特徴
世界のナベアツこと桂三度が運営しているライブスペースになります。月に2~3度落語寄席が行われています。
・1公演の基本料金
1,000~2,500円
シアターセブン
・特徴
芸人によるトークイベントなどが頻繁に開催されています。
・1公演の基本料金
2,000円~
他にもお笑いショーBAR グラッチェのようにご飯やお酒をいただきながら観られるお笑いライブや、トークライブだと、なんば白鯨・なんば紅鶴、ロフトプラスワンウエスト、アワーズルームなどがあります。
トリイホール(千日亭)、よしもと西梅田劇場、ポストよしもとは2019~2020年に閉館しているので注意です。
4. 観覧の際の注意
いざ観に行くぞ、とその前に。いち客としてのマナーもしっかりと押さえておきましょう。
マナー的側面
①携帯は原則電源OFF
こちらは2つ理由があります。ひとつ目は携帯の光や通知音、振動音を防ぐためです。他のお客さんが現実世界に戻されてしまう原因となります。
ふたつ目は盗撮・録音の不安が拭えるためです。出演者固有のアイデアを許可なしで奪ってしまわないようにしましょう。
②演者に節度をもって接する
過度な接触は出演者に迷惑になってしまいます。メッセージや気持ちを送りたい場合は、手紙やプレゼント、ルールに従った上での出待ちを行うようにしましょう。
③途中入退場もなるべく避ける
こちらもお客さんの観覧を妨げるものになります。特に「特定の演者だけみて帰る」は、他の出演者や多大な迷惑となります。
推しの芸人を応援する一番の方法は質の高い客であることです。マナーを守り、ささやかに応援しましょう。
コロナ的側面
①徹底予防しておく
自分から感染させないことです。どこへ行くにもそうですができるだけの対策をしてから外に出るようにしましょう。現在はどの劇場でも体調不良者は入場制限されています。
②会場の指示には従う
公演ごとにコロナ対策がなされています。例えば、接触ルート確認のため住所や氏名、身分証明書を求められ、フェイスガードの装着、消毒や検温のお願いがされます。
全て感染防止のためのお願いですので、事情がない限りは従いましょう。
③マイナスプロモーションをしないようにする
ライブや公演といったエンターテイメントは、今が踏ん張り時です。
過度に嫌悪したりメディアに左右されたマイナスプロモーションを行うと事務所や演者に度が過ぎた負荷がかかることとなります。センシティブな時期なので、不要な発言は控えましょう。
密になりやすい、と一時期話題になってしまった劇場ですが、半年以上経った今はできる限りの感染対策がなされています。チェック必須です!
引用元:なんばグランド花月
5. 関西のお笑いを生で見よう!
大阪(関西)にある劇場の魅力はその賑やかさと温かみです。伝統の上方落語や漫才を受け継ぎながら、喋りを大切にする文化を存分に発揮しています
少し値が高く感じたり敷居が高いイメージもあるかもしれませんが、一体となってひとつの笑いを囲む感覚は試す価値バツグンです。ぜひ一度足を運んでください。