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『海辺のカフカ』が好きな人必見!おすすめ本5選!

読書村上春樹小説

2022/01/25

『海辺のカフカ』は村上春樹の作品の中で最も有名な小説のひとつです。
そんな『海辺のカフカ』が好きな人におすすめの小説を5作品紹介します!

目次[ 表示 ]

『海辺のカフカ』とは

まずは『海辺のカフカ』の復習です!

あらすじ
「僕」田村カフカは東京都中野区に住む15歳の中学3年生である。父親にかけられた呪いから逃れるために家出を決心し、東京発の深夜バスを四国の高松で降りる。
カフカは高松の私立図書館に通うようになるが、ある日目覚めると、自分が森の中で血だらけで倒れていた。カフカはその晩、深夜バスで出会った姉のように思うさくらの家に一泊させてもらい、翌日から図書館で寝泊まりするようになる。そこでカフカは、なんとなく自分の母親なのではないかと思っていた館長の佐伯と関係を持つようになる。
ナカタもまた野方に住む、知的障害のある老人であった。通称「猫殺し」の男を殺害し、東京を離れた。ナカタはトラック運転手の星野の力を借りて「入り口の石」を探しはじめた。二人の物語が交互に展開する。

少年カフカと老人ナカタの物語が徐々に交錯していく様子が面白い小説です!
村上春樹の独特で不思議な世界観が繰り広げられるため、難しいと感じる場面も多いですが、そのぶん自分なりに考えて解釈する楽しみがあるお話です。

『海辺のカフカ』が好きな人におすすめな本5選

続いて『海辺のカフカ』が好きな人ならハマるおすすめの小説を5作品紹介します!

図書館の水脈(竹内真)

あらすじ
売れない作家である甲町岳人は、『海辺のカフカ』という物語に導かれ、讃岐うどんが食べたくなり旅に出る。
一方恋人どうしであるナズナとワタルもまた『海辺のカフカ』を読んで讃岐うどんを食べたくなり、旅に出た。
『海辺のカフカ』に導かれた3人は高松の讃岐うどん屋で出会い、そこから行動を共にするようになる。

村上春樹氏の作品をリスペクトしてやまない著者によるトリビュート小説です。
作中に『海辺のカフカ』が登場するということもあり、村上春樹の作品が好きな人や『海辺のカフカ』を読み終えた人であれば、より一層楽しめる作品ですよ!

ある流刑地の話(フランツ・カフカ)

あらすじ
流刑地である島を訪れた旅人は、将校に頼まれ1人の死刑執行に立ち会うことになる。
旅人は処刑をおこなう機械の説明を受けるが、この処刑方法には批判が集まっていた。
それでも将校は死刑を執行しようとする。

村上春樹に影響を与えた作家、フランツ・カフカの短編小説です!
『変身』『審判』などの代表作がある中、村上春樹はカフカの作品で一番好きな小説を問われた際、この『ある流刑地の話』と『城』をあげたそうです。
また『海辺のカフカ』内でも主人公のカフカが『ある流刑地の話』に関連した発言をしているので、ぜひ探してみてください!

ドグラ・マグラ(夢野久作)

あらすじ
時計の音で目を覚ました「私」は一切の記憶がなかった。
隣の部屋では少女が泣いている。
そこに現われた若林鏡太郎教授によると、「私」がいるのは精神病院であり、「私」と隣の部屋にいる婚約者は、精神医学実験によって引き起こされた事件に関係があることを知った。

読んだら気が狂う」「精神に異常をきたす」と言われることもある、戦前に発表された小説です。
主人公と共に追体験する形式の小説ですが、何度読んでも理解ができないという方も多いです。
諦めずにぜひチャレンジしてみてください!

そして、バトンは渡された(瀬尾まいこ)

あらすじ
森宮優子は幼いころに実母を亡くし、血のつながりがない家族を転々としながら生きてきたものの、どの親からも愛情を受けて育った。
そんな優子は短大卒業後、初恋の相手である早瀬と結婚することになる。
しかし優子の父はその結婚に反対した。

本屋大賞2019に選ばれ、映画化もされた小説です!
主人公優子の過去は複雑で一見暗いようにも見えますが、当の本人は気にしておらず意外にもダークなお話ではありません。
タイトルや表紙の絵はなにやら意味深ですが、最後まで読み終えた人がこの意味を理解することができます。

フーガはユーガ(伊坂幸太郎)

あらすじ
双子の常盤優我と風我の家庭環境は複雑で、2人は父親から頻繁に暴力を受けていた。
ある日優我が殴られている風我を助けたいと願うと、なぜか自分が殴られていた。
それから2人は研究を重ね、誕生日の日に2時間おきに入れ替わる特殊能力に気づく。

こちらも本屋大賞2019に選ばれ絶賛された小説です!
特殊能力に気づきキラキラした楽しそうな展開が期待されますが、実際はじわじわと暗い雰囲気になっていきます。
伏線のある物語が好きな人にもおすすめです!

まずは『海辺のカフカ』関連の小説を読んでみよう

『海辺のカフカ』はインスパイア元、そしてオマージュされた小説があり、それらを読めばより『海辺のカフカ』への理解を深められるでしょう!
まずは『海辺のカフカ』関連の小説からチャレンジしてみてください!

この記事を書いた人

佐藤

埼玉県出身の佐藤です。 主に、スポーツ・レジャー、エンタメの記事を書いています。 ディズニーとカメラが大好きです。 価値のある情報を発信します!

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