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【2023最新】ホラー小説おすすめ25選!日本や海外の名作を一挙紹介

サイコホラーホラーホラー小説

2023/05/25

みなさんはホラー小説は好きですか?
筆者も幼いころからよく読んでいました。本当に怖いし夢にまで出てくることもあるのですが、なぜか読むのを止められないんですよね。

そこで今回は、おすすめのホラー小説を25作品紹介します!

目次[ 表示 ]

ホラー小説といえばこれ!有名作品10選

1. 黒い家

引用元:Amazon

あらすじ

保険会社で働く若槻は顧客の家に呼ばれた際に、期せずして子供の首吊り死体の発見者になってしまった。顧客の不審な態度から独自の調査を始めた若槻だったが、それが悪夢の始まりだった。

本作は、じりじりと迫ってくるような不安と恐怖が特徴です。人間の奥底に隠された恐ろしさがリアルに描かれているのですが、その背景に隠された事実にも背筋が凍ります。映画化もされているのでぜひチェックしてみてください。

作品概要

著者
貴志 祐介
出版社
KADOKAWA
出版年
1998年
ページ数
392ページ

2. リング

引用元:Amazon

あらすじ

自分の姪を含む、高校生のグループが怪死した事件を調査することになった雑誌記者・浅川和行。浅川は調査の中で1本のビデオテープを発見するが、そのビデオの最後には「これを見たお前は7日目のこの時間に死ぬ」というメッセージが記されていた。

本作は、山村貞子が登場する映画『リング2』の原作です。『リング2』よりホラー要素は少ないですが、その分ミステリアスな作風となっています。「死」というタイムリミットがある中での謎解きは、見ていて本当にハラハラします。

作品概要

著者
鈴木 光司
出版社
KADOKAWA
出版年
1993年
ページ数
366ページ

3. 粘膜人間

引用元:Amazon

あらすじ

身長195㎝、体重105㎏という異形な巨体を持つ小学生の弟に怯える長兄の利一と次男の祐二。弟の殺人を計画した2人は、村のはずれに住むある男たちに依頼した。

第15回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞した作品です。
嫌悪感や不快感を催させるキャラクターたちと残酷な描写で息が詰まりそうになりますが、それでも続きが気になってしまいます。奇妙な世界に飛び込む勇気がある方は、どうぞ。

作品概要

著者
飴村 行
出版社
KADOKAWA
出版年
2008年
ページ数
272ページ

4. Another

引用元:Amazon

あらすじ

夜見山北中学三年三組に転校してきた榊原恒一は、クラスの異様な雰囲気に違和感を覚える。そこで出会った美少女、ミサキ・メイに惹かれ接触を試みるも謎は深まる一方。そして訪れるクラスメイトの死。このクラスに課された使命、そして隠された謎とは。

本作は上下巻に分かれています。かなりのページ数があるものの、止まることなく進んでいく展開にページをめくる手がとまりません。またグロさはありませんがミステリー要素が含まれており、ホラーとミステリーどちらも楽しめる作品となっています。

作品概要

著者
綾辻 行人
出版社
KADOKAWA
出版年
2011年
ページ数
416ページ

5. 夜市

引用元:Amazon

あらすじ

小学生のころ夜市に迷い込んでしまった祐司は、元の世界へ戻るために幼い弟と引き換えに「野球の才能」を買った。弟を売ったことにずっと罪悪感を抱いていた祐司は、弟を買い戻すために再び夜市を訪れるが…。

日本ホラー小説大賞受賞作品ということで、背筋がヒヤッとするような怖さはあるのですが、どちらかというと不思議な世界観と幻想的な雰囲気に引き込まれる作品です。自身も異世界に迷い込んでしまったような、そんな感覚を味わうことができます。

作品概要

著者
恒川 光太郎
出版社
KADOKAWA
出版年
2005年
ページ数
184ページ

6. リアル鬼ごっこ

引用元:Amazon

あらすじ

「佐藤」という姓を持つ人口が500万人を超えた王国で、自身と同じ姓を持つ人間が多いことが気に食わない王は、7日間にわたる「佐藤」姓の大量虐殺の計画を立てた。主人公の佐藤翼は、妹を救うため死の道を疾走する。

鬼(兵士)に捕まったら殺される、まさに「リアル鬼ごっこ」。
残虐なゲームが国中を巻き込んで行われる様子は壮大で、捕まってしまうかもしれないというハラハラがとまりません。ファンタジーではあるものの、もし現実で起こったら…と背筋が震えてしまいます。

作品概要

著者
山田 悠介
出版社
幻冬舎
出版年
2004年
ページ数
310ページ

7. 王様ゲーム

引用元:Amazon

あらすじ

高校1年生のクラス32人全員の携帯電話に、王様と名乗るものからメールが届いた。最初は「足を舐める」「キスをする」などふざけた内容だったが、命令は次第にエスカレートしていき、そして命令に従わなかった者には悲惨な結末が待っていた。

この作品の何が怖いのかというと、命令がメールで届くということです。携帯電話を捨てても壊しても何かしらの形で命令が下される。そして命令に従わなければ死が待っている…。どうやっても逃れられない運命に背筋が震えます。

作品概要

著者
金沢 伸明
出版社
双葉社

出版年
2011年
ページ数
380ページ

8. パラサイト・イヴ

引用元:Amazon

あらすじ

大学の薬学部に勤務する生化学者の永島利明。彼の妻の聖美が不可解な事故を起こし脳死してしまうのだが、利明は聖美の死を受け入れられなかった。そこで利明は聖美の肝細胞を採取し、培養することを思いつく。しかし”Eve 1”と名づけられた細胞は、恐るべき生命体へと変貌していく…。

本作はバイオホラーとなっており、”Eve 1”が人間の脅威となっていくさまがまざまざと描かれています。専門用語が多く少し読むのが難しいですが、情欲的な表現からグロテスクな描写まで盛り込まれているので読み応えは抜群です。

作品概要

著者
瀬名 秀明
出版社
新潮社
出版年
2007年
ページ数
560ページ

9. 殺戮にいたる病

引用元:Amazon

あらすじ

6件の殺人と1件の未遂で逮捕された連続猟奇殺人犯・蒲生稔。
これは、彼が「真実の愛」を求めたがために繰り返される、恥辱の果ての惨殺の軌跡。

中々グロテスクな作品ではありますが、最後の最後でどんでん返しがあり「え!?そういうことだったの!?」と思わず声を上げてしまいそうになります。色んな意味で衝撃を受ける作品です。巧妙なトリックに唸ること間違いなし。

作品概要

著者
我孫子 武丸
出版社
講談社
出版年
1996年
ページ数
324ページ

10.悪の教典

引用元:Amazon

あらすじ

晨光学院町田高校の英語教師、蓮実聖司は爽やかなルックスと快活な話し方で生徒から絶大な人気を誇っていた。しかし、彼は邪魔者は躊躇なく排除する共感性欠如の殺人鬼だった…。

見事と言わざるを得ない手口で次々と殺人を犯す蓮美。しかもどんな時も淡々としていて、殺すことに一切ためらいがないのが本当に怖いです。倫理観や共感性がないとこんなにもサイコパスになってしまうのか、と開いた口が塞がらなくなります。

作品概要

著者
貴志 祐介
出版社
文藝春秋社
出版年
2012年
ページ数
402ページ

閲覧注意!グロテスクなホラー小説5選

1. 殺人鬼教室BAD

引用元:Amazon

あらすじ

とある都市にあるディア学園とソロブ大学では「死ぬことは最高の快楽である」と教えられ、誰もが乱交や拷問、殺戮に明け暮れている。そんな中、「世界の秘密」を知りたいと手をあげる者がいた。

インモラル・ホラーとはまさにこのこと。
人を殺し、淫らに性行為を行い、そしてまた人を殺す。クラスメイトが死んでも誰も泣かないし、むしろ喜ぶ。そんな狂った世界の中で主人公の心に変化が起こり、そしてまわりにも変化が起こるのですが…結末はご自身の目で確かめてみてください。

作品概要

著者
倉阪 鬼一郎
出版社
ティー・オーエンタテインメント
出版年
2013年
ページ数
340ページ

2. ビンゴ

引用元:Amazon

あらすじ

東北の小さな高校で、1人の女子生徒が首を吊って死んだ。黒板には席割と同じ5×5のビンゴの図。そして死んだ彼女は中央の席だった。森の中で響く「リーチ!」「ビンゴ!」の声。恐怖の物語が今、幕を開ける。

ビンゴ感覚で人が死んでいくことの恐怖。死に方も残酷で心臓をギュッと握りしめられているような感覚に陥ります。なぜ彼らは呪われてしまったのか、彼らが助かる術はあるのか。推理要素があるのもおすすめポイントです。

作品概要

著者
吉村達也
出版社
KADOKAWA
出版年
2005年
ページ数
544ページ

3. 殺人鬼

引用元:Amazon

あらすじ

双葉山でキャンプをしていた「TCメンバーズ」の一行は、覚醒した殺人鬼によって1人、また1人と惨殺されていく。この惨劇に仕込まれた驚愕の罠とは?

筆者が1番怖いと思う作品です。あまりにも殺人描写がグロテスクすぎてページをめくるのに躊躇した記憶があります。しかしただグロいというわけではなく、仕掛けられたトリックは巧妙なもので「そうだったのか!」となります。グロに耐性のある方は、ぜひ。

作品概要

著者
綾辻 行人
出版社
KADOKAWA
出版年
2011年
ページ数
349ページ

4. 他人事

引用元:Amazon

あらすじ

交通事故にあった男女に降りかかる”無関心”の恐怖、引きこもりで暴力的な息子を殺そうとする夫婦、食肉など、短編14本から成るホラー小説。

「救いはない」その一言に尽きます。
恐怖や嫌悪感、不快感などありとあらゆる負の感情が襲い掛かってきて、後味の悪さは一級品です。
理不尽で救いがない話が好きな人におすすめです。

作品概要

著者
平山 夢明
出版社
集英社
出版年
2010年
ページ数
336ページ

5. 殺人勤務医

引用元:Amazon

あらすじ

優秀な中絶専門医・古河は穏やかな性格と甘いマスクで高い評判を得ていた。しかし、彼は死に値すると判断した人間を拉致して地下室の檻に閉じ込め、残虐な方法で殺す殺人勤務医だった。

制裁を下していく描写が非常にグロテスクです。しかし拷問や殺人シーンでも主人公が淡々としているので読みやすいです。一方で、中絶に関する記述や表現が生々しく重苦しい気持ちになります。殺人と中絶、これらを深く考えさせられる作品です。

作品概要

著者
大石 圭
出版社
KADOKAWA
出版年
2002年
ページ数
304ページ

怪異・怪談系のホラー小説5選

1. シライサン

引用元:Amazon

あらすじ

親友の変死を目撃した山村瑞紀は、同じく弟の変死を目撃したという鈴木春男に出会う。2人が変死した原因を探っていくと、死んだ2人はとある旅館で怪談話を聞いていたことが分かった。

本作は「シライサンの怪談話を聞いた人は死ぬ」という連鎖系のホラーです。サクッと読み切れる作品ではありますが、ちゃんと怖いです。SNSが出てくるなど現代感があり、ホラーをリアルに感じることができます。

作品概要

著者
乙一
出版社
KADOKAWA
出版年
2019年
ページ数
304ページ

2. ぼぎわんが、来る

引用元:Amazon

あらすじ

幸せな結婚生活を営んでいた田原秀樹のもとに、とある来訪者が訪れた。これをきっかけに、秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、亡き祖父が恐れていた”ぼぎわん”の仕業なのだろうか?

物語の前半は、正体不明の怪異がじりじりと迫ってくるじっとりとした恐怖が襲い掛かります。後半は”ぼぎわん”の正体を探ったり対決があったりとハラハラする展開。怪異や都市伝説、民俗学など要素がてんこ盛りの作品です。

作品概要

著者
澤村 伊智
出版社
KADOKAWA
出版年
2018年
ページ数
349ページ

3. 深泥丘奇談

引用元:Amazon

あらすじ

“もうひとつの京都”を舞台にした9作品からなる短編集。古い病室の壁、長引く雨の日、送り火の夜…迷い込むように深泥丘病院に辿り着いた「私」のまわりで奇妙な出来事が起こる。

何気ない生活がいつの間にか得体のしれない何かとすり替わっている恐怖がじわじわと襲ってきます。説明しようのない恐怖に背筋がぶるりと震えること間違いなし。分かりやすいホラー描写よりも、自身の想像力で物語を補完したい人におすすめです。

作品概要

著者
綾辻 行人
出版社
KADOKAWA
出版年
2014年
ページ数
320ページ

4. 鬼談

引用元:Amazon

あらすじ

「失せろ。この人でなしの鬼め。」
様々な形を持つ鬼に関する短編集。実現しないものの恐怖が今、襲い掛かる。

本作の特徴は、「鬼」を得体のしれない恐ろしいものや人の中に潜むものなど、様々な形で「鬼」を表現していることです。さらにただ恐ろしいだけでなく、人間の欲深さや醜さも巧みに表現しているのもポイント。また、どの短編もぜひとも最後まで読んでほしいです。最後の一文でどん、と恐怖に陥れられます。

作品概要

著者
京極 夏彦
出版社
KADOKAWA
出版年
2018年
ページ数
256ページ

5. 墓地を見おろす家

引用元:Amazon

あらすじ

新築、格安、都心という好条件のマンションに引っ越してきた哲平一家。しかしそのマンションは広大な墓地に囲まれていた。突如襲い掛かる怪異、逃げられない恐怖。果たして彼らの運命は…。

墓地が見えるマンションに住んでる方にとっては非常に恐ろしい物語だと思います。何より怪異や登場人物たちの心理描写が丁寧に表現されているので、物語に引き込まれてしまいます。一方で少し胸糞が悪いシーンがあるので、苦手な方は注意してください。

作品概要

著者
小池 真理子
出版社
KADOKAWA
出版年
1993年
ページ数
336ページ

海外の有名ホラー小説5選

1. 黒衣の女─ある亡霊の物語(新装版)

引用元:Amazon

あらすじ

弁護士のキップスは、亡くなった老婦人の遺産整理のため、広大な沼地の中にひっそりと立つ館にひとり泊まることになる。しかし泊まったが最後、次々と恐ろしい怪異が彼に襲い掛かる。

本作はグロテスクな描写よりも霧に覆われた町、古びた館、シンとした館の中でギシリと軋む床など、思わず息を止めてしまうようなじっとりとした怖さが特徴です。ゴシックホラーの代表作ともいえる作品なので、ぜひ一度目を通してみてください。

作品概要

著者
著:スーザン・ヒル
訳:河野 一郎
出版社
早川書房
出版年
2012年
ページ数
202ページ

2. 呪われた町

引用元:Amazon

あらすじ

かつて自分が生まれ育ったアメリカの田舎町「セイラムズ・ロット」に戻ってきた小説家のベン・ミアーズ。しかし彼が町へ戻ってきた途端、不可解な出来事が次々と起こる。そして気づいた時には、町は吸血鬼によって汚染されていた。

吸血鬼が題材のホラーなんて怖くないと思った方。本作はあの「キャリー」を書いたスティーブン・キングさんの作品です。舞台が現代ながらも細やかな表現によって本当に吸血鬼が存在しているように思ってしまいます。映画化もされているので、ぜひチェックしてみてください。

作品概要

著者
著:スティーブン・キング
訳:永井 淳
出版社
集英社:改訂新版
出版年
2011年
ページ数
384ページ

3. 地獄の家

引用元:Amazon

あらすじ

怨霊の取り憑いた魔の館を解明すべく、超心理学者のバレット博士、霊媒師フローレンスら男女4人は館に足を踏み入れる。そんな彼らに襲い掛かる恐怖と怪奇現象。果たして館の謎を解き、無事に脱出することはできるのだろうか。

幽霊屋敷ならではの閉鎖感や暗い雰囲気がこれでもかと伝わってくる作品です。また登場人物達の心理が丁寧に書かれているため、彼らの心身がボロボロになっていくさまを見事に浮き彫りにしています。「人間VS霊」の話が好きな方におすすめです。

作品概要

著者
著:リチャード・マシスン
訳:矢野 徹
出版社
早川書房
出版年
1977年
ページ数
422ページ

4. アメリカンサイコ

引用元:Amazon

あらすじ

舞台はマンハッタン。主人公パトリックは若きエリートビジネスマンで、富と名声を約束されている。しかしそんな彼には殺人鬼という恐ろしい一面を持っていた。自己の社会的優越感を示すため、今日も彼は”狂気の遊戯”を繰り広げる。

昼はヤッピー、夜は殺人鬼というコントラストが顕著に描かれています。そして殺人シーンの残酷さは口では言い表すことができません。映画化もされていますがもちろんR指定です。

作品概要

著者
著:ブレット・イーストン・エリス
訳:小川 高義
出版社
KADOKAWA
出版年
1992年
ページ数
472ページ

5. ずっとお城で暮らしてる

引用元:Amazon

あらすじ

一家毒殺事件の生き残りであるキャメロットは、姉と伯父の3人で静かに暮らしていた。
穏やかで平和な日々…しかし得体のしれない恐怖が彼女らに迫っていた。

まるでおとぎ話のような平和な暮らし。けれどどこか歪で、読者に嫌な違和感を与えます。
そして彼女らの狂気に触れたとき、背筋が凍ってしまうでしょう。
目に見える怖さよりも得体のしれない恐怖が好きな方におすすめです。

作品概要

著者
著:シャーリィ・ジャクスン
訳:市田 泉
出版社
東京創元社
出版年
2007年
ページ数
254ページ

ホラー小説は一度読み始めたら止まらない!

以上、おすすめのホラー小説を紹介しました!

ぜひ参考にしてみてください!

この記事を書いた人

とむ

神奈川出身の「とむ」です。 主に、エンタメ・ビューティーのジャンルを書いています。 アニメと漫画とゲームが大好きです! 皆さんの生活が豊かになるような記事をお届けします!

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