ついに新劇場版エヴァンゲリオンも公開され、現在熱が再沸騰しているエヴァンゲリオン!名前やキャラクターはなんとなく知っている人やアニメを見たけど、「内容がいまいち理解出来ていない…」なんて人も多いはずです!
そこで今回は、エヴァンゲリオンの主要キャラクターのバックグラウンドからエヴァンゲリオンの世界観をひも解いていこうと思います!
更に、エヴァンゲリオンの物語の主軸、長年多くの人に愛される理由やエヴァンゲリオンでよく出てくる用語もまとめました!
目次[ 表示 ]
- エヴァンゲリオンは思春期の深層心理を描いた話
- キャラクターからひも解くエヴァンゲリオンの世界
- 碇(イカリ)シンジ
- 惣流(ソウリュウ)・アスカ・ラングレー
- 綾波(アヤナミ)レイ
- 葛城(カツシロ)ミサト
- 赤城(アカギ)リツコ
- 真希波(マキナミ)・マリ・イラストリアス
- 碇(イカリ)ゲンドウ
- 渚(ナギサ)カヲル
- 加持(カジ)リョウジ
- 鈴原(スズハラ)トウジ・相田(アイダ)ケンスケ
- 多くの人に愛されているエヴァンゲリオンの魅力とは!?
- 知的好奇心をくすぐるストーリー
- コラボ商品やイベントの豊富さ
- パチンコ
- この言葉は押さえておきたい!エヴァンゲリオン用語一覧
- 1. 使徒
- 2. A.T.フィールド
- 3. 第一使徒・アダム
- 4. 第二使徒・リリス
- 5. ファーストインパクト
- 6. セカンドインパクト
- 7. エヴァンゲリオン
- 8. 人類補完計画
- 9. 冬月コウゾウ
- 10. Nerv(ネルフ)
- 11. SEELE(ゼーレ)
- 魅力的なキャラクターから世界観を掴もう!
エヴァンゲリオンは思春期の深層心理を描いた話
エヴァンゲリオンって結局どういう話なの?と疑問に感じている人のために、エヴァンゲリオンのシリーズを通して描かれている「物語の主軸」や「大まかなストーリー」についてご紹介します。
簡単に言ってしまうと、エヴァンゲリオンの主軸は、思春期の少年・少女が抱える心の闇を作品を通してひも解いて行く物語です。
母・錠ユイをエヴァンゲリオン起動実験で失って以降、距離をおいていた父・碇ゲンドウから突如呼び出された主人公・碇シンジは未知の敵である「使徒」と戦うべく、決戦型人造人間エヴァンゲリオンに乗ることを強要される所から物語は始まります。
主人公・シンジは父親から褒められたいという「承認欲求」と未知の敵と命をかけて戦わなければいけないという「恐怖心」とのジレンマから彼自身の存在意義について悩むことになります。
また、シンジと他キャラクター同士の掛け合いを経て、彼の心情が世界に影響を与えていくというのがエヴァンゲリオンの大まかなストーリーです。
キャラクターからひも解くエヴァンゲリオンの世界
エヴァンゲリオンは複雑で難解なストーリーと有名ですが、キャラクターのバックグラウンドを知ることで、世界観を簡単に理解できるようになります。
そこで以下に主要キャラクターと各キャラクターのバックグラウドについてご紹介します。
碇(イカリ)シンジ
引用元:ciatr(シアター)
エヴァンゲリオンの主人公であり、「第三の少年」。
幼くして母・碇ユイをなくし、両親がそばにいない中で育ったため、愛情を知らない多感な思春期の少年です。
ある日父・碇ゲンドウの職場であるNerv(ネルフ)へ呼ばれ、未知の敵である「使徒」と戦うことを迫られます。
14才という若さで世界を救うために、命を懸けて戦いますが、常に生死をさまよう「恐怖心」と父親に褒めてもらいたいという「承認欲求」の二つの感情に悩まされ自分の存在意義について深く悩み、葛藤します。
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シンジの「笑えばいいと思うよ」という綾波レイに向かって発せられたセリフはシンジのやさしさがとても感じられる名言の一つです!
綾波レイの無事な姿に安堵して涙を流しほほ笑みながらレイに言ったシーンはとても感動します!
シンジの葛藤が感じられる名言など他にもたくさんあるので是非チェックしてみて下さい!
惣流(ソウリュウ)・アスカ・ラングレー
引用元:Pinterest
2人目のヒロインにして「第二の少女」。
Nerv(ネルフ)ユーロ支部から来たエヴァンゲリオン2号機の専属パイロットです。
両親はおらず、生粋のツンデレキャラとして有名です。
エヴァンゲリオンに乗ることに嫌悪感を抱いている主人公シンジとは反対にエヴァに乗ることがアスカの生きがいとなっています。
しかし、エヴァに乗ることに依存しすぎているがゆえに、エヴァで結果を残せないことが原因で、自分の存在意義を自己否定してしまい、鬱になってしまいます。
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「あんた、ばかぁ?」が有名なセリフですが、個人的には「傷つけられたプライドは、10倍にして返してやるのよ!」というセリフが好きです!
アスカの勝ち気な性格を良く表している名言だと思います!
綾波(アヤナミ)レイ
引用元:ciatr(シアター)
エヴァンゲリオンのメインヒロインであり、「第一の少女」。
無表情、無関心でエヴァに乗ることでしか生きられません。
常につかみどころがない無口な少女ですが、彼女の何気ない仕草に主人公シンジは徐々にひかれていくことになります。
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「ごめんなさい。こういう時どういう顔をすればいいか分からないの。」という綾波レイのセリフは多くの人から支持される名言です!
作中で聞くと更に感動するセリフなので是非作中で聞いてみて下さい!
葛城(カツシロ)ミサト
引用元:BiBi
Nerv(ネルフ)の戦術作戦部に所属し、メインキャラクターのシンジ、アスカ、レイなどがエヴァに乗り、使徒と戦う際に指揮官をしています。
同時にシンジとアスカと同居をしており、二人の保護者的な役割もになっています。
表向きは大人の余裕漂う有能な美人指揮官ですが、実はかなりずぼらなだめ女という一面もあります。
幼少期には南極で「セカンドインパクト(人類が半分消滅した事件)」に遭遇し、その際に父親を失っています。
そのことが原因で「使徒」に対して強い復讐心を持っています。
また、登場人物の加持リョウジとは恋仲であり、彼との子供も出産します。
しかし、戦闘員として皆の先頭に立ち、世界を背負っていくキャリアウーマンの道に専念するため、自分の子供には自分が母親であるという事実は伝えず陰から成長を見守るという、ハートフルかつ人間味あふれるキャラクターです。
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葛城ミサトの「奇跡を待つより捨て身の努力よ!」というセリフはミサトの戦闘員として皆の前に立つ者としての覚悟や正義感を感じられる名言です!
更に、ミサトの潔い性格出ているミサトらしいセリフで個人的にはかなり作中でも好きなセリフです!
赤城(アカギ)リツコ
引用元:BiBi
Nerv(ネルフ)技術開発部に所属し、Nerv(ネルフ)全般の開発要件に関わる理系女子。
「使徒」との戦いの際は作戦長を務めています。
古くからミサトとリョウジとは友人関係であり、常に理知的で冷静沈着です。
基本的に情緒不安定なキャラが多いエヴァンゲリオンの中では数少ない大人なキャラとして有名です。
楽観的な考えのミサトとは反対に理知的な考えのため、意見が対立することもしばしばあります。
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「今を維持しようとする力と変えようとする力、その矛盾する二つの性質を一緒に共有してるのが生き物なのよ」という赤城リツコの名言は生き物とは何かを深く考えさせられる名言です!
個人的にはエヴァの世界観をとても感じられるセリフであり、リツコの理知的な性格が良く出ているセリフの一つだと思います!
真希波(マキナミ)・マリ・イラストリアス
引用元:Amazon
TVアニメ版・旧劇場版には登場していない、新劇場版からの新規キャラクターです。
エヴァには珍しく、戦闘中も楽しみながら「使徒」と戦うなど明るい性格が特徴です!
シンジ、アスカ、レイと同様にエヴァンゲリオン8号機の専属パイロットです。
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真希波マリの「だけどな….そうやっていじけてたって何も楽しいことないよ」というセリフは個人的にかなり好きなマリのセリフです。
気分が落ち込んでいるときなどに聞くと励まされる名言だと思います!
碇(イカリ)ゲンドウ
引用元:ちゃん速
特務機関Nerv(ネルフ)の総司令官であり、主人公・シンジの実の父親です。
エヴァンゲリオン起動実験の際に亡くなった碇ユイとは夫婦関係にあります。
サングラスと顎鬚がトレードマークのキャラで、常に自分の目標遂行のために厳格な態度を取っています。
実の息子・シンジに対しても愛情が感じられない冷たい態度で接しています。
一見、現代社会にも見られるただの「亭主関白で愛想のない人間」に見られますが、全キャラクターの中で一番エゴイストな性格をしています。
自分のエゴが強すぎるがゆえに、自分の追い求めるもの以外を全て切り捨て、目標遂行のために全世界をも巻き込んでしまうという「人間の欲そのものを具現化したキャラ」と言えます。
裏組織・ゼーレ(SEELE)とネルフ(NERV)のファシリテイターであり、この物語の最終目的である「人類補完計画」をもくろむ第一人者です。
このことから、主人公はシンジですが、物語のキーパーソンであり、裏の主人公であるといっても過言ではありません!
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碇ゲンドウの「時計の針は元には戻らない。だが、自らの手で進めることはできる」という名言は自分の目標遂行のためには手段を選ばない、エゴイストなゲンドウの性格が良く出ているセリフです!
過去にとらわれるばかりではなく、自分の力で未来を切り開こうとする精神が感じられる私の好きな名言です!
渚(ナギサ)カヲル
引用元:にじめん
裏組織ゼーレ(SEELE)から送られてきた第五の少年。
圧倒的美貌を誇り、過去のプロフィールは全て抹消されているなど、謎に包まれた少年です。
彼の体には、第一使徒・アダムの魂が宿った特別な存在であり、始まりの使徒です。
彼のセリフは初見では真意が伝わらない難解なセリフが多く、誰よりも「エヴァ」という世界の深淵を理解しています。
アニメでも約2話分、映画でも新劇場版Qでのみしか登場しないキャラですが、シンジや物語に大きな影響を与え、存在感を残しています。
また、その圧倒的美貌を誇る見た目から、登場シーンは少ないながら長年視聴者に愛されている人気キャラクターです!
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「人間は寂しさを永久になくすことはできない。人は一人だからね」という渚カヲルのセリフはとても感慨深い名言の一つです。
このセリフを聞いた時、私も人間の生き方について考えさせられました。
エヴァという世界の深淵を知っているカヲルだからこそ言える言葉だと思います!
加持(カジ)リョウジ
引用元:ゲーム攻略wiki
Nerv(ネルフ)の特殊監査部に所属する諜報員と同時に日本政府内務省のスパイで、ゼーレ(SEELE)から遣わされた監視役と3つの顔をもつキャラクター。
伊達男でひょうひょうとした性格ながらまさに「出来る男」であり、ミサト(リョウジの恋人)とリツコとは、大学時代の友人です。
作品でも登場回数は多くありませんが、作品内ではとても重要な役割をになっており、彼の言葉一つ一つには深いメッセージ性を感じることが出来ます!
つかみどころのない色男なリョウジは視聴者からの支持もとても熱いです。
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加持リョウジの言葉の一つ一つには深いメッセージ性が感じられるものが多いですがその中でも「つらいことを知ってる人間の方が、それだけ人に優しくできる。それは弱さとは違う」という彼ののセリフは特に名言だと思います。
3つの顔を持ち、つらいことをたくさん乗り越えてきた加持リョウジだからこそ言えるセリフです!
鈴原(スズハラ)トウジ・相田(アイダ)ケンスケ
引用元:Amazon
シンジ、レイ、アスカの通う中学校の同級生。
主人公・シンジとは作品当初、シンジが乗っていた初号機が与えた影響で妹(鈴原サクラ)が大けがをし、敬遠の仲になります。
しかし、「使徒」の襲撃の際に避難シェルターから興味本位で抜け出してしまった二人をシンジが身を挺して助けたことをきっかけに仲良くなり、シンジの精神状態を支える大きな要因となります。
一見、モブキャラのように見られがちですが、作品の中で主人公の精神面を支えるという大きな役割をになっています!
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鈴原ケンスケの「碇の事ごちゃごちゃぬかす奴がおってみい、わしがパチキかましたる」というセリフはシンジとの友情が垣間見える彼の名言だと思います。
このセリフからもシンジの精神を支える重要なキャラだということがわかりますね!
多くの人に愛されているエヴァンゲリオンの魅力とは!?
引用元:ciatre(シアター)、エヴァンゲリオン.jp
知的好奇心をくすぐるストーリー
エヴァンゲリオンの魅力と言えば、なんといっても知的好奇心をくすぐる不明瞭なストーリーでしょう!
あえて不明瞭なストーリーを展開することで、視聴者によって様々な捉え方が出来ます。
その結果、エヴァンゲリオンが好きな人同士で話していても多種多様な見解があるため議論が尽きないのも魅力です!
更に、同じコンテンツでも不明瞭なストーリーだからこそ、何回も視聴し謎を解き明かしていくという楽しみ方が出来るという点も長年ファンを飽きさせない理由の一つでしょう!
コラボ商品やイベントの豊富さ
引用元:Amazon、エヴァショップ、ファッションプレス、アニメイトタイムズ、ゼンショーホールディングス(左上から)
コラボ商品やイベントが他のアニメ作品に比べて豊富なこともエヴァンゲリオンの特徴です。
NERV(ネルフ)T-シャツや、ゲーミングチェアなどのコラボ商品はもちろん、コラボイベントなどの豊富さも魅力の一つです。
アパレルブランドやアクセサリー業界とのコラボはもちろん、パソコンや外食チェーンとのコラボなど、幅広いジャンルの企業とコラボをしています。
最近では、東京スカイツリーにエヴァ初号機が出現し、エレベーターやスカイツリーの内装もエヴァの世界観を体験できる仕様となっていました!
リアルにエヴァの世界観を味わうことが出来るという点もエヴァンゲリオンの大きな魅力です!
パチンコ
引用元:パチ7
エヴァンゲリオンの認知度が高い理由の一つとしてパチンコが上げられます。
テレビアニメを実際にリアルタイムで見ていた世代の人やそうでない人も「遊び」というまた違ったコンテンツでエヴァの世界観を楽しむことができるというのも大きな魅力の一つです。
更に、リアルタイムでエヴァンゲリオンのアニメを見ていた世代の人々がパチンコのユーザーの年齢層とマッチしているのも26年経った現在でも古くからのファンを飽きさせない要因だと感じます!
この言葉は押さえておきたい!エヴァンゲリオン用語一覧
引用元:電撃オンライン、エヴァンゲリオン公式サイト
エヴァンゲリオンには様々な「エヴァンゲリオンならではの用語」が出てきます。
以下にエヴァンゲリオンの内容を理解するうえで知っておきたい用語を以下にまとめました。
1. 使徒
主人公・シンジ達が戦うことになる人類の敵とされている謎の生命体。
2. A.T.フィールド
Absolute Terror Field(絶対不可侵領域)の略称。
名前の意味の通り、相手を絶対に寄せ付けないバリアを指す。
人類の敵である「使徒」がこのバリアを使用しているが、通常兵器ではダメージを与えることが出来ない。
しかし、A.T.フィールド同士を衝突させると中和されるという特性があるため、A.T.フィールドを使用できるエヴァンゲリオンが「使徒」に対して人類が保有する唯一の兵器とされている。
3. 第一使徒・アダム
生命の源となる存在。
第一使徒・アダムから生まれた生命→「使徒」
生命の実(アダムの卵)は永遠の命を持つ。
*知恵の実は持っていないため、人間のような知能はなく、永遠の命のみが与えられている。
4. 第二使徒・リリス
アダムと同じく生命の源となる存在。
第二使徒・リリスから生まれた生命→「人類(リリン)」
5. ファーストインパクト
「人類発祥の起源」とされている最初の隕石衝突を指す言葉。
この時地球に落ちてきた隕石の正体は人類の生みの親となる第二使徒・リリスの卵。
6. セカンドインパクト
ファーストインパクトに次ぐ隕石衝突による衝撃と、それに伴って起きた世界的な大災害を指す言葉。
真の原因は葛城調査隊を利用したゼーレ(SEELE)と碇ゲンドウによる人為的なものだが、ゼーレ(SEELE)による情報操作により真意は隠されている。
*この隕石衝突による衝撃の際に葛城ミサトは父をなくしている。
7. エヴァンゲリオン
人造人間と呼称され、第一使徒・アダムもしくは第二使徒・リリスと呼ばれる「生命の起源」を人類がコピーして作った巨大な生命体を、本来の力を抑え込むための拘束具を兼ねた装甲板で人型になるように覆った兵器。
ロボットと違い、エヴァンゲリオンの機体が受けた衝撃やダメージはパイロットに影響する。
A.T.フィールドを展開する使徒に対して、人類が保有する唯一の対抗手段とされている。
8. 人類補完計画
人類の進化を変更する計画。
エヴァンゲリオンの物語の最終目的とされている。
9. 冬月コウゾウ
主人公シンジの父である掟ゲンドウの優秀な補佐官であり、人類補完計画の真相を知っている人物。
性格は冷淡であり、エヴァの作中において押さえておきたいキーパーソン。
10. Nerv(ネルフ)
人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」を保有しており、使徒の調査・研究・残滅という目的を持っている組織。
日本軍から戦闘に関するすべてを委託されるほどの権力を保持している。
11. SEELE(ゼーレ)
太古より世界を裏から操っている秘密結社であり、元は宗教団体。
「裏死海文書」を元にした計画に沿って活動している。
魅力的なキャラクターから世界観を掴もう!
主要キャラクターのバックグラウンドを理解することで、複雑と言われているエヴァの世界観を理解することが出来ます!
見る人によってストーリーのとらえ方が違ったり、様々な考察を楽しむことが出来るのがエヴァの魅力の一つです!
思春期の少年少女の葛藤は感慨深く、見ていて飽きないことや新たな若い年齢層のファンを獲得している要因と言えるでしょう。
アニメや映画以外にもエヴァの世界観を味わうことが出来るコンテンツが多いのも、エヴァンゲリオンの人気があせない理由です!
是非皆さんもエヴァンゲリオンのキャラクターを理解してエヴァファンの仲間入りをしませんか?