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ジョニーウォーカーとはどんなウイスキー?豊富な種類やおすすめの飲み方をご紹介

ジョニーウォーカーブルーラベルブラックラベルダブルブラックウイスキー

2022/01/16

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ジョニーウォーカーとはどんなウイスキー?

ジョニーウォーカーは、世界200ヶ国以上の国々で、年間約1億2,000万本も販売されているスコッチウイスキーです。深い味わいと誰の口にも合う飲みやすさ、またラインナップの多さが人気を呼び、販売当初から今日に至るまでの長い間、世界中の人々に愛され続けています。

多くの人々を虜にするジョニーウォーカーとはどのようなウイスキーなのか、歴史や名前の由来について詳しく紹介していきます。

  • ジョニーウォーカーの歴史
  • ジョニーウォーカーの名前の由来

ジョニーウォーカーの歴史

ジョニーウォーカーの歴史は今からおよそ200年前の1820年頃、ジョン・ウォーカーがスコットランドのキルマーノックで開業した食料雑貨店から始まります。

その後、彼は事業の中心をウイスキー販売に転換し、複数のモルト原酒をヴァッティングしたウォーカーズ・キルマーノックで知名度を上げます。

事業は息子のアレクサンダーに引き継がれ、1865年頃にジョニーウォーカーの原型ともなるオールドハイランドが誕生しました。

ジョニーウォーカーの名前の由来

ジョニーウォーカーの名前は、創業者ジョン・ウォーカーの愛称に由来しています。ジョンの息子アレクサンダーの没後、事業を継承したジョンの2人の孫によってつけられ、現在へと引き継がれてきました。

ジョニーウォーカーのラベルに描かれている、シルクハットにテールコート、ステッキにブーツといった特徴的な紳士のロゴも、ジョン・ウォーカーがモデルとされています。

ジョニーウォーカーの3つの特徴

ジョニーウォーカーが世界中に広く知られるウイスキーとなったのには、ジョニーウォーカーならではの特徴が大きく関係していると言えるでしょう。

ここからは、他のウイスキーとは一線を画すジョニーウォーカーの3つの特徴について、詳しく紹介していきます。

  • 高いブレンド技術
  • 特徴的なボトルやラベル
  • 豊富なラインナップ

1:高いブレンド技術

ジョニーウォーカーの誰にでも飲みやすいテイストと奥深い味わいは、ウォーカ一家の持つ高いブレンド技術によるものと言えるでしょう。

ジョニーウォーカーは、40~50種類ほどのモルト原酒をヴァッティングし、これにグレーン原酒をブレンドして作られています。

あらゆる蒸留所から買取保存している原酒は、約700万樽にも及ぶとされ、銘柄ごとに選び抜かれた原酒と高いブレンド技術によって、ジョニーウォーカーブランドは作られているのです。

2:特徴的なボトルやラベル

ジョニーウォーカーと言えば、四角いボトルと斜めのラベルが特徴的ですが、これにも理由があります。

流通網を拡大したアレクサンダーは、船や列車での輸送時の瓶の破損を避けるため、箱に隙間なく詰められる四角いボトルを考案したのです。

また、幅の狭いボトルに貼ってもロゴがわかりやすいように、そしてどこにあってもジョニーウォーカーだとわかるように傾斜した特徴的なラベルを採用したと言われています。

3:豊富なラインナップ

ジョニーウォーカーは、豊富なラインナップも特徴です。また、熟年数やランクによってラベルの色分けがされていますが、これは文字が読めない人や異なる言語の国の人にも、どの商品かわかりやすくするためだと言われています。

豊富なラインナップの商品はどれ1つとして同じ味はなく、それでいて商品それぞれの特徴を活かした飲みやすい味わいになっているのは、ブレンド技術の高さゆえでしょう。

ジョニーウォーカーの8つの商品ラインナップ

ここからは、ジョニーウォーカーの名を広めた代表的なレッドラベル、ブラックラベルをはじめ、特に有名な8つの商品ラインナップを紹介していきます。

それぞれの特徴や味わいを参考に、お好みのジョニーウォーカーを見つけてください。

  • レッドラベル
  • ブラックラベル12年
  • ダブルブラック
  • グリーンラベル15年
  • ゴールドラベルリザーブ
  • 18年
  • ブルーラベル
  • スウィング

1:レッドラベル

レッドラベルは、通称「ジョニ赤」とも呼ばれるレギュラーボトルの1本で、ジョニーウォーカーの名を広めた代表的なボトルとも言えるでしょう。

タリスカーをキーモルトとしたスモーキーさをベースに、リンゴや洋ナシのようなフルーティーな甘さとスパイシーさも感じる、個性的だがバランスのよい味わいが特徴です。

飲み方は、ロックやハイボール、カクテルベースにしてもいいでしょう。コストパフォーマンスのよさも魅力の1本となっています。

2:ブラックラベル12年

ブラックラベル12年、通称「ジョニ黒」は、12年以上熟成した原酒をブレンドして作られています。約29種類のモルト原酒をバランスよくブレンドした深い味わいは、専門家から「ブレンドの傑作」「アルティメット」と評されているほどです。

スモーキーなピート香とわずかなヨード感、シェリー酒樽原酒由来のレーズンやドライフルーツのような甘味が、バランスよく調和された味と香りが特徴です。

アルコール感やクセは弱いため、初心者の方でも飲みやすいでしょう。

3:ダブルブラック

ダブルブラックは、ジョニ黒よりもピート香やスモーキーさをさらに強く押し出した、芳醇で力強い飲み口が特徴です。

香りはレーズンや洋ナシのフルーティーさとバニラのような甘さ、ピート香を感じます。口に含むと強いスモーキーさが広がりますが、同時にキャラメルのようなコクのある甘みも感じる、香りも味わいも個性的なウイスキーです。

クセが強く好き嫌いがわかれやすいですが、スモーキーなウイスキーがお好みなら口に合いやすいでしょう。

4:グリーンラベル15年

グリーンラベル15年は、グレーンモルトを使用せず、モルト原酒のみをブレンドしたブレンデッドモルトウイスキーです。

キーモルトは、スカイ島のタリスカー、アイラ島のカリラ、スペイサイドのリンクウッド、クラガンモアの4つを使用し、他の原酒も15年以上熟成したもののみをブレンドしています。

青草やフレッシュフルーツ、バニラ、スモークなど、いくつもの香りがバランスよく交わった個性的で奥深い味わいのウイスキーです。

5:ゴールドラベルリザーブ

ゴールドラベルリザーブは、黄金色に輝く見た目のように、華やかでクリーミーな味わいが特徴のウイスキーです。ハイランドのクライヌリッシュをキーモルトとし、他に厳選した15種類の原酒をブレンドしています。

クセは少なく、ハチミツやフルーツのような甘さを感じるクリーミーな味わいで、余韻に残る程度にスモーキーさを感じます。

ストレート、ロック、トゥワイスアップなど、華やかな味と香りを存分に楽しめる飲み方がおすすめです。

6:18年

ジョニーウォーカー18年は、2018年頃に販売が終了されたプラチナムラベルが名前を変えリニューアルされたものです。

原酒には、約800万樽の中から厳選された18年以上熟成のもののみを使用しているため、アルコール感はほとんどなく、なめらかでスムースな飲み口が特徴です。

フルーツやバニラのような甘さ、ナッツのような香ばしさ、後にスモーキーさがわずかに残る、奥深く豊かな香りと味わいを楽しめます。

7:ブルーラベル

ジョニーウォーカーの中で最高峰とも言われるブルーラベルは、1万樽に1樽といわれる希少な原酒のみを使用したウイスキーです。販売本数は年間4,000本程度、その1本1本にシリアルナンバーが刻まれているのも特徴です。

口あたりはソフトでまろやか、口に含むとりんご密や柑橘系のフルーティーな甘さが広がり、わずかにスモーキーな味わいの余韻が続きます。ラベルの名を表しているような美しいブルーのボトルも魅力的です。

8:スウィング

四角く細長いボトルが特徴のジョニーウォーカーですが、スウィングのボトルの形状は少し特徴的です。このデザインは、揺れる船上でも倒れて破損しないように考えて作られています。

フルーティー、飴のような甘み、そしてスモーキーな香りで、口に含むとハチミツやドライフルーツのような濃い甘みが広がり、焦がしキャラメルのようなビターさ、スモーキーさをほんのり感じます。全体的にまろやかで飲みやすい味わいです。

ジョニーウォーカーのおすすめの4つの飲み方

では最後に、ジョニーウォーカーのおすすめの4つの飲み方をご紹介します。

ウイスキーの飲み方は人それぞれ、もちろんお好みの飲み方で構いませんが、特徴を活かした飲み方を知っておけば、ジョニーウォーカーの良さを存分に楽しみながら飲むことができるでしょう。

  • 色と香りをダイレクトに楽しめるストレートで飲む
  • トゥワイスアップで香りを楽しむ
  • 冷やしてロックで飲む
  • ハイボールでさっぱりと飲む

1:色と香りをダイレクトに楽しめるストレートで飲む

ジョニーウォーカーの、琥珀色に輝く美しい色と芳醇な香りをダイレクトに楽しみたいなら、ストレートがおすすめです。

グラスに注がれたウイスキーの色と香りを楽しんだら、ジョニーウォーカーの豊かで奥深い味わいをゆっくりと堪能しましょう。

ストレートで飲む時は、チェイサーを用意して、ひと口ごとに口の中をリフレッシュさせる飲み方がおすすめです。

2:トゥワイスアップで香りを楽しむ

ジョニーウォーカーの香りを楽しみたいなら、トゥワイスアップがおすすめです。ウイスキーと同量の水を合わせるだけと作り方は簡単ですが、ウイスキーの芳香を楽しむのに最適な飲み方です。

ウイスキーと水は常温を用意しておきましょう。グラスは、テイスティンググラスやワイングラスのように、口が狭く脚付きのものがおすすめです。グラスをゆっくりと揺らして、立ち上ってくる芳香を存分に楽しみましょう。

3:冷やしてロックで飲む

冷えたジョニーウォーカーを楽しみたければ、ロックがおすすめです。ロックを味わうにはよく冷やすことがポイントなので、グラスは氷水などであらかじめ冷やしておきましょう。

よく冷えたグラスに大き目の氷を入れ、ジョニーウォーカーを注ぎます。氷が少しずつ溶けていくとともに、味と香りの変化を楽しむことができます。

チェイサーを用意して、ひと口ごとにウイスキーの味わいを楽しみながら飲むのもおすすめです。

4:ハイボールでさっぱりと飲む

ジョニーウォーカーをさっぱりと飲みたいなら、ハイボールがおすすめです。クセの強いウイスキーも炭酸水を入れることでクセが和らぎ、飲みやすくなるでしょう。また、クセが抑えられることで引き立つ風味と香りを楽しむことができます。

ウイスキーと炭酸水の割合は、1:3~4がおすすめです。炭酸水の爽快感を楽しむためには、混ぜすぎないこともポイントとなっています。

「パーフェクトサーブ」という飲み方もある

ジョニーウォーカーの味わいをもっと楽しみたいなら、「パーフェクトサーブ」という飲み方がおすすめです。

1.ウイスキーを注いだグラスと氷水を用意します。
2.まずはウイスキーのグラスに鼻を近づけ、ストレートの香りを楽しみましょう。
3.鼻腔に香りを感じつつ、氷水を口に含み10秒ほど置いて飲み込みます。
4.口内が冷えているうちにウイスキーを口に含み、舌の上で転がすようにして、複雑で奥深いウイスキーの味わいを楽しみましょう。

お気に入りの飲み方でジョニーウォーカーを楽しもう

今回は、ジョニーウォーカーの歴史や特徴、人気の商品やおすすめの飲み方についてご紹介しました。

手に入りやすく、お手頃な価格帯の商品も多いため、飲んでみようと思った方も多いのではないでしょうか。

ストレートやロックでじっくり味わうもよし、ハイボールでカジュアルに楽しむのもよし、お気に入りの飲み方でジョニーウォーカーの魅力を存分に楽しみましょう

この記事を書いた人

Bee

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