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岐阜県の日本酒おすすめ14選&酒蔵紹介|人気銘柄『天領』『射美』など

天領射美岐阜酒蔵見学日本酒人気おすすめ

2022/03/23

岐阜県のおすすめ日本酒14銘柄をご紹介します。

夏の避暑、冬のスキーのおともになるおすすめの酒蔵情報も記載しています。

自然豊かな土地でこだわりを持って造られたおいしい日本酒をぜひ一度ご賞味ください。

 

 

目次[ 表示 ]

岐阜県の日本酒の特徴

岐阜県には43軒の酒蔵が存在

出典:国税庁「清酒製造業の概況(平成28年度調査分)」
岐阜県内には43軒もの酒蔵が存在しています。都道府県別酒蔵数ランキングで見ても上位にランクインしています。この43軒もの酒蔵からおすすめの14銘柄を厳選しました!

日本酒の製造環境は?

岐阜県は日本の中心部にある自然豊かな地域です。日本アルプスの一つである飛騨山脈などの大きな山々に囲まれ、長良川などの一級河川も多くあります。そのため、お酒作りには欠かせないおいしい水が井戸水として湧いているのです。

味わいの傾向は?

そのような美味しい水で育った米によって製造されるので、岐阜の日本酒は、甘辛酸渋苦のバランスが良いものが多いです。

岐阜の日本酒といえば辛口淡麗で、癖がなく飲みやすいものが主流だといわれています。しかし、ここで注目したいのは、県内で協力して開発されている酵母の存在です。実は、この酵母の存在もあって、多様な味や香りの日本酒が存在しているのです!

岐阜の日本酒おすすめ14選

それでは、岐阜県を代表する日本酒を14銘柄ご紹介していきます。
有名銘柄から個性派まで、ひとつひとつの特徴をお楽しみください!

1.蓬莱(ほうらい)|渡辺酒造店

引用元:渡辺酒造店公式サイト

2020年世界酒蔵ランキング第1位のチャンピオン蔵である渡辺酒造店。その中でも「蓬莱」は明治3年(1870年)の創業以来、渡辺酒造の顔として長く親しまれています。
自然と二杯目に手が伸びてしまう食中酒を目指したこだわりが詰まっているため、国内外から高い評価を受けています。
今回ご紹介するのは、国内外コンクール10冠を達成した純米吟醸。ひだほまれを用いており、甘辛酸渋苦の五味が調和しているのが特徴です。

『蓬莱』のご購入はこちら

『蓬莱』の商品情報

銘柄名
蓬莱(ほうらい)
酒蔵名
渡辺酒造店
味わい
辛口、米の旨味、五味の調和、奥深いコク、やわらかい舌ざわり

2. 射美(いび)|杉原酒造

引用元:杉原酒造公式ホームページ

日本一小さな酒造である杉原酒造は、明治25年(1892年)に創業されました。お水にもお米にもこだわった手仕事によって丁寧に造られたお酒には根強いファンがついています。そのため発売日に完売してしまうお酒があるほどだそうです。
「射美」という名前は、地名の「揖斐(いび)」と「美酒を射る(造る)」を掛けて命名されました。原料米にもこだわり、「揖斐の誉」という土地にも味わいにも適するように交配されたお米を使っています。そのようにこだわりの製法が詰まった「射美」は、「幻の酒」と呼ばれるほど、高く評価されている人気酒です。

『射美』のご購入はこちら

『射美』の商品情報

銘柄名
射美(いび)
酒蔵名
杉原酒造
味わい
甘口、まろやか、さわやかな香り

3.天領(てんりょう)|天領酒造

引用元:天領酒造オンラインストア

天領酒造は国内外で多くの賞を獲得している岐阜飛騨の蔵元です。江戸時代初期(1680年)の創業以来、酒屋を家業として、原料や製造方法にこだわり続けています。飛騨特産の「ひだほまれ」を用いることが多く、天然水で自社精米と、原料へのこだわりが感じられます。

代表銘柄は飛切り上等の意のまま「飛切り」で、旨味やキレの良さが特徴です。食事の味を邪魔しない控えめな甘さと香りを持っているため、有名店での食中酒としても使われています。

『天領』のご購入はこちら

『天領』の商品情報

銘柄名
天領(てんりょう)
酒蔵名
天領酒造
味わい
中口、ほのかな熟成香、旨味と酸味のバランス

4. 小左衛門(こざえもん)|中島醸造

引用元:中島醸造株式会社

江戸時代中期(1702年)に創業した長い歴史を誇る中島醸造。出来立てのガス感があふれる「直汲みシリーズ」が有名です。ポイントは全量手詰めでボトリングすることで、手作業のこだわりが感じられます。

「小左衛門」の中でも純米大吟醸は、二種類の米を用いることで、味・透明感の両方を叶えた人気商品です。やわらかな口当たりや輪郭のある旨味が特徴です。

『小左衛門』のご購入はこちら

『小左衛門』の商品情報

銘柄名
小左衛門
酒蔵名
中島醸造
味わい
やわらかな甘み、ほのかな苦み、フルーティーな香り

5. 津島屋(つしまや)|御代桜醸造株式会社

引用元:御代桜醸造株式会社公式サイト

御代桜醸造の日本酒は、全国から選りすぐった米や、酒造の井戸からくみ上げた木曽川のほんのり甘いお水から作られます。日本酒の命である米と水へのこだわりが感じられます。また、それだけでなく、手作りであることや品質管理にもこだわっています。

「津島屋」には、「吞む人が癒されて思わず笑顔になってしまうような酒を醸したい」という思いが込められています。そこには、アルコール液を超えた新しい日本酒の価値への挑戦があるそうです。純米による繊細で奥深い味わいが特徴の人気のお酒です。

『津島屋』のご購入はこちら

『津島屋』の商品情報

銘柄名
津島屋(つしまや)
酒蔵名
御代桜醸造
味わい
中口、淡麗、柑橘系の酸味、濃密な甘み

6.達磨政宗(だるままさむね)|白木恒助商店

引用元:達磨政宗公式ホームページ

白木恒助商店は日本酒の中でも古酒で人気の酒造です。美しく味わい深い古酒を造ろうと決意して以来、長年試行錯誤を重ねたことで生まれたのが白木恒助商店の古酒です。

「達磨政宗」の熟成古酒には、三年・五年・十年・二十年の種類があります。それぞれ味わいや香りなどが違っており、楽しみ方もそれぞれです。古酒が初めての方には熟成三年のものがおすすめだそうです。

『達磨政宗』のご購入はこちら

『達磨政宗』の商品情報

銘柄名
達磨政宗(だるままさむね)
酒蔵名
白木恒助商店
味わい
まろやかな甘み、すっきりした飲み口、香り高い

7.白川郷(しらかわごう)|三輪酒造

引用元:三輪酒造公式ホームページ

三輪酒造は江戸後期(1837年)に創業しました。近年は、先代からの長い歴史の流れはそのままに岐阜県を代表することを目指す温故知新なブランドです。

「白川郷」は、白川郷周辺の地域のお祭りであるどぶろく祭りのために誕生しました。それが現在では日本全国から海外の人々にまで親しまれる代表商品にまで成長したそうです。どぶろく製法でありながら甘さの度合いが非常に高い甘口になっているところが注目ポイントです。

『白川郷』のご購入はこちら

『白川郷』の商品情報

銘柄名
白川郷(しらかわごう)
酒蔵名
三輪酒造
味わい
甘口、濃醇、米の旨味、もろみの食感

8. 三千盛(みちさかり)|株式会社三千盛

引用元:三千盛公式ホームページ

株式会社三千盛は創業以来およそ200年間、地域の人と人との絆を深めるお酒造りを心がけ、親しまれてきました。料理と一緒に楽しめる食中酒として、食と酒の両方の生活を楽しんでもらえるよう志しているそうです。

「三千盛」は、「超からくちの酒」として有名です。甘口の日本酒が主流であった時代から、辛口製法にこだわっていました。辛口でありながら、すっきりとした味わいなのが特徴です。

『三千盛』のご購入はこちら

『三千盛』の商品情報

銘柄名
三千盛(みちさかり)
酒蔵名
株式会社三千盛
味わい
辛口、旨味と酸味のバランス、さわやかな後味

9. 日本泉(にほんいずみ)|日本泉酒造

引用元:日本泉公式ホームページ

日本泉酒造は創業150年を迎えた岐阜駅徒歩1分のビル地下酒造です。駅すぐの酒造ということですが、ここには日本泉酒造のこだわりが詰まっているのです。岐阜駅の再開発にあたり、それまでの酒造から移転せざるを得なくなりました。しかし、酒の命である伝統の長良川の伏流水を用いるために、地下で再スタートしました。温度が安定しているということも地下醸造の長所になっています。

昔ながらの製法を守りながら出来上がった「日本泉」は、搾りたてそのままを瓶に詰めた無濾過生原酒です。フレッシュながらも芳醇な味わいがあるのが特徴です。

『日本泉』のご購入はこちら

『日本泉』の商品情報

銘柄名
日本泉(にほんいずみ)
酒蔵名
日本泉酒造
味わい
辛口、フルーティーな香り・酸味、芳醇

10.元文(げんぶん)|布屋 原酒造場

引用元:元文公式ホームページ

布屋原酒造場は、酒造業は元文五年(1740年)に創業されました。代表銘柄は、その創業年号から歴史の深さを感じられる「元文」です。

長良川の最上流にある酒蔵なので水にもこだわっています。ただ、注目すべきは、天然花酵母へのこだわりです。自然のパワーを求めていた当主にとって、天然の花酵母は自然からの贈り物だそうです。お酒の種類ごとに、花の種類も違っています。花酵母がもたらす味わいや香り、花言葉もお酒によって変わっているので、選ぶのも楽しいですね。

今回ご紹介するのは、(第52回)全国酒類コンクール本醸造酒・特別本醸造酒部門で最優秀賞受賞した「さくら」です。

『元文』のご購入はこちら

『元文』の商品情報

銘柄名
元文(げんぶん)
酒蔵名
布屋 原酒造
味わい
辛口、ふくよかな香り、すっきりした吞み口

11.玉柏(たまかしわ)|山田商店

引用:蔵元やまだ公式ホームページ

山田商店は、蔵元やまだとして、明治元年(1868年)の創業以来親しまれています。理想の酒を、「喉ごしが良く、飲み飽 きのしない酒、甘い辛い、端麗濃醇ということに関係なく、とにかく長く付き合える酒」と掲げ、信念をもって日本酒を作っています。精米だけでなく、麹造り、酒造、上槽にまでこだわっているからこそ国内外で高く評価されているのでしょう。今回ご紹介する「純米大吟醸玉柏」は国内外で多くの賞を受賞し、最高傑作と言われています。

『玉柏』のご購入はこちら

『玉柏』の商品情報

銘柄名
玉柏(たまかしわ)
酒蔵名
山田商店
味わい
辛口、なめらかな甘み、フルーティーな香り、キレのある苦渋味

12. 房島屋(ぼうじまや)|所酒造

引用元:酒泉洞堀一公式ホームページ(所酒造商品正規販売店)

所酒造の人気酒「房島屋」は、揖斐川の上流という上質な水が得られる地域で、今でも多くの酒造が存在しています。「房島屋」は、当主の所さんが「自分でも本当に美味しいと思えるお酒」を目指して造ったお酒です。

「房島屋」の定番といえば、しっかりでいて、尚且つすっきりでもある酸味が使いこなされている特徴があります。和食全般にも使えるお酒です。

『房島屋』のご購入はこちら

『房島屋』の商品情報

銘柄名
房島屋(ぼうじまや)
酒蔵名
所酒造
味わい
辛口、キレの良い酸味、米の旨味

13.奥飛騨(おくひだ)|奥飛騨酒造

引用元:奥飛騨酒造公式ホームページ

奥飛騨酒造は、江戸時代中期(1720年)に創業しました。飛騨と美濃の境で豊かな川に囲まれて造られたお酒には、「一人一人の大切な人生に寄り添える」ようにと思いが込められています。

「純米大吟醸奥飛騨」は、300年以上の歴史を誇る奥飛騨酒造のお酒の中でも最高峰と称されています。高貴で上品な香りや味わいから、「一度呑んだら忘れられない最高級品」と紹介されるほどの自信作になっています。

『奥飛騨』のご購入はこちら

『奥飛騨』の商品情報

銘柄名
奥飛騨(おくひだ)
酒造
所酒造
味わい
やや甘口、米の旨味、すっきりした飲み口、甘味

14.山車(さんしゃ)|原田酒造場

引用元:原田酒造場ホームページ

原田酒造は、江戸末期(1855年)に創業しました。地元・飛騨高山には、文化の象徴である高山祭があります。代表銘柄の「山車(さんしゃ)」は、高山祭の豪華絢爛な山車(だし)から命名されました。原田酒造のお酒は冬季醸造です。北アルプスの伏流水を使って、厳しい寒さの冬に仕込まれたこだわりの味が楽しめます。

「山車 極天」は、高級料亭でも親しまれているおすすめの日本酒です。吞み口や口当たりにこだわった飲みやすいお酒として人気です。

『山車』のご購入はこちら

『山車』の商品情報

銘柄名
山車(さんしゃ)
酒蔵名
原田酒造
味わい
辛口、淡麗旨口、なめらかな口当たり、のどごし

岐阜にある人気の酒造

ここからは酒蔵紹介です。
観光スポットの近くの酒造やたくさん試飲できる酒蔵など、岐阜観光には欠かせないおすすめ酒蔵4選です。

渡辺酒造店(わたなべしゅぞうてん)

引用元:渡辺酒造店公式ホームページ 

渡辺酒造店は、明治3年(1870年)に創業されました。150年以上続く歴史があり、現在の9代目まで、先代や蔵人の伝統を紡いできました。酒造りは自然・宇宙との調和による創造であるという考え方のもと、真摯に酒と向き合ってきました。

渡辺酒造の蔵周辺には、たくさんの観光スポットもあります。公式ホームページには、地元の蔵人おすすめの穴場スポットも紹介されています。渡辺酒造が地元に愛されているのは、蔵人が地元を愛しているからこそですね。

酒蔵『渡辺酒造店』について

酒蔵名
渡辺酒造
創業
1870年
銘柄名
蓬莱
所在地
〒509-4234 岐阜県飛騨市古川町壱之町7-7
公式サイト
https://www.sake-hourai.co.jp/

酒蔵見学情報

  • 渡辺酒造店の酒蔵見学:現在中止(2022年3月18日時点)
  • 日本酒の試飲:可能

天領酒造株式会社

引用元:天領株式会社公式ホームページ

天領酒造は江戸時代初期(1680年)に創業されました。はじめは行商として、日本中をめぐっていました。しかし、飛騨の土地に来た時に、豊かな自然や文化に惹かれ、そのまま日本酒造りを始めました。すばらしい自然の魅力を引き出すべく、こだわりを続けた結果、県内トップクラスの称号をたくさん得るようになりました。

酒蔵見学では、季節のおすすめ商品やどぶろくの試飲ができるだけでなく、自作ラベルのマイボトル土産もついてきます。

酒蔵『天領酒造』について

酒蔵名
天領酒造
創業
1680年
銘柄名
天領
所在地
〒509-2517 岐阜県下呂市萩原町萩原1289‐1
公式サイト
https://www.tenryou.co.jp/

酒蔵見学情報

  • 天領酒造の酒蔵見学:可能
  • 日本酒の試飲:可能

日本泉酒造(にほんいずみしゅぞう)

引用元:日本泉酒造公式ホームページ

日本泉酒造は江戸時代末期に創業しました。その特徴は、長い歴史と伝統への敬意と地下醸造や最新設備とのハイブリットスタイルです。手作業にこだわりつつも現代的な設備を取り入れているからこそ、この時代にふさわしいおいしさを追い求められるのです。

「日本酒をもっと身近に」という思いのもと、酒蔵見学は毎日開催されています。たくさんの種類の生酒の試飲もできます。

酒蔵『日本泉酒造』について

酒蔵名
日本泉酒造
創業
江戸時代末期
銘柄名
日本泉
所在地
〒500-8429 岐阜県岐阜市加納清水町3-8-2
公式サイト
https://www.nihonizumi.co.jp/

酒蔵見学情報

  • 日本泉酒造の酒蔵見学:現在中止(2022年3月18日時点)
  • 日本酒の試飲:可能

奥飛騨酒造(おくひだしゅぞう)

引用元:奥飛騨酒造公式ホームページ

奥飛騨酒造は江戸時代中期(1720年)に創業されました。300年以上の長い歴史を誇る酒造りでは、誰でも手に入れられるお米と酵母だからこそ、水と造り手の想いへの強いこだわりがあります。

酒蔵見学は予約制で、丁寧な酒蔵案内や、たくさんの種類のお酒の試飲を楽しむことができます。

酒蔵『奥飛騨酒造』について

酒蔵名
奥飛騨酒造
創業
1720年
銘柄名
奥飛騨
所在地
〒509-1622 岐阜県下呂市金山町金山1984
公式サイト
https://www.okuhida.co.jp/

酒蔵見学情報

  • 奥飛騨酒造の酒蔵見学:可能
  • 日本酒の試飲:可能

岐阜県の美味しい日本酒を楽しもう

岐阜県のお酒は、豊かな自然に囲まれた土地ならではの自然の恵みや、造り手のこだわりにあふれています。たくさんの酒造や、多くの銘柄が存在していても、ひとつひとつ個性が光っています一つに決めきれない方には飲み比べもおすすめの楽しみ方です。

ぜひ、岐阜県のお気に入り銘柄を見つけてみてくださいね!

この記事を書いた人

ニナモリ

大阪府出身の「ニナモリ」です。 グルメ・レジャー・エンタメのジャンルを書いています。 映画が大好きで、休みの日はほぼ映画館にいます。 皆さんのお役に立てる記事をお届けします!

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