目次[ 表示 ]
- 自己嫌悪と罪悪感の違いとは?
- 自己嫌悪に陥ってしまう人の特徴7つ
- 1:プライドが高い
- 2:物事をはっきりさせたい
- 3:完璧主義である
- 4:我慢強い性格である
- 5:自己肯定感が低い
- 6:他人の顔色を敏感に察知する
- 7:物事を0か100で判断してしまう
- 自己嫌悪になってしまう原因6つ
- 1:自分の嫌な一面を見つけてしまった
- 2:現実が理想通りにいかない
- 3:自分のせいで人に嫌な思いをさせてしまった
- 4:人に思うように認められない
- 5:自分より優れている人が多い環境にいた
- 6:大きな失敗をした
- 自己嫌悪から克服できる方法9つ
- 1:自己嫌悪してしまうことを責めない
- 2:他人と比較しない
- 3:完璧を求めすぎない
- 4:成功したことをメモする
- 5:軽い運動をする
- 6:自分を受け入れてくれる人を見つける
- 7:ありがとうを口癖にする
- 8:他人のいいところを見つける
- 9:ポジティブに捉え直す練習をする
- 自己嫌悪のときの注意点5つ
- 1:現実逃避しない
- 2:愚痴や不満を言いすぎない
- 3:セミナーや本に頼りすぎない
- 4:自分の理解者に依存しすぎない
- 5:他人の欠点を探さない
- 自己嫌悪になったときの解消法を知っておこう
自己嫌悪と罪悪感の違いとは?
自己嫌悪とは、自分を好きになれず嫌な気持ちを持ってしまうこと、罪悪感は自分の行いに対して非難したり、悪いことをしたと自覚したりする気持ちのことを指します。
自己嫌悪と罪悪感の意味は違いますが、自分に対してネガティブな感情を抱くという点では共通しています。
自己嫌悪に陥ってしまう人の特徴7つ
自分に対してネガティブな感情を抱いてしまう自己嫌悪により、やる気をなくしたり落ち込んだりすることもあるでしょう。
ここからは、そういった自己嫌悪に陥ってしまう人の特徴を7つ紹介します。自分では気づかずに自己嫌悪に陥っている場合もあるため、気になる人はチェックしておきましょう。
- プライドが高い
- 物事をはっきりさせたい
- 完璧主義である
- 我慢強い性格である
- 自己肯定感が低い
- 他人の顔色を敏感に察知する
- 物事を0か100で判断してしまう
1:プライドが高い
負けを認めることが苦手なプライドの高い人は、自己嫌悪に陥りやすいでしょう。プライドが邪魔して現状や実力を受け入れられないと、自分を責め続けてしまいます。自分の非だけを責めて、次に繋げられない人もこの特徴に当てはまるでしょう。
2:物事をはっきりさせたい
自己嫌悪に陥りやすい人は、物事をはっきりさせたいという特徴があります。微妙な判断、曖昧な答えや物事を受け入れることが苦手なため、自己嫌悪に陥りやすくなるでしょう。
また、わずかな失敗でも大きな失敗と捉えてしまうため、自己評価が低くなってしまいます。白黒つけないとすっきりしないという性格の人は、注意が必要です。
3:完璧主義である
自分に対して、ハードルの高い設定をしてしまう完璧主義な人も、自己嫌悪に陥りやすいでしょう。元々のハードルが高いため、少しの失敗や未達成が増え自分を責める機会も多くなります。
目標を高く設定するのは良いことですが、その度に落ち込むと自分が辛くなってしまうでしょう。また完璧主義というだけではなく、自分の能力を冷静に判断できていない可能性もあります。理想と現実の差を受け入れられずに、自己嫌悪に陥ってしまうでしょう。
4:我慢強い性格である
何事に対しても頑張る人や、我慢強い人は長所として捉えられますが、自己嫌悪に陥りやすい特徴のひとつです。ストレスを抱えている状況下でも、自分が我慢すれば良いと考えてしまいます。
また人間関係でトラブルが発生した際に、自分の責任だと責めてしまう人もこの特徴に当てはまります。我慢しすぎずに周りに救いを求めることで、自己嫌悪のループから抜け出せる可能性があるでしょう。
5:自己肯定感が低い
自己嫌悪に陥りやすい人は、自己肯定感がとても低く、人よりも多くのコンプレックスを抱えている傾向があります。
自己肯定感が低いと自信を持てないため、周りの些細な言動にも傷ついてしまうことが多いでしょう。さらに、上手くいかなかったことばかりに目がいくため、ネガティブな感情ばかり湧き上がってしまいます。
6:他人の顔色を敏感に察知する
周囲の人たちの言動や顔色に対して、敏感に察知してしまう人も自己嫌悪に陥りやすいでしょう。自分の価値観よりも、周りからどう思われているかなどの評価ばかりを気にしてしまいます。
他人の評価には波があり、とても不確定です。その不確かな評価ばかりを気にしてしまうと、落ち込むことも増えてしまうでしょう。
7:物事を0か100で判断してしまう
前述している「物事をはっきりさせたい」という特徴にも似ていますが、物事に対して0か100で判断してしまう人も自己嫌悪になりやすいでしょう。
0か100で物事を判断すると、小さな出来事でも許すことができず、自己嫌悪に陥ってしまいます。また、他人に対して厳しい判断をしてしまう人も、この特徴に当てはまります。100点の結果しか受け入れられないと、自分を責める回数は自然と増えてくるでしょう。
自己嫌悪になってしまう原因6つ
自己嫌悪に陥りやすい原因には理想と現実に差があったり、周りに優秀な人が多く劣等感を抱きやすかったりするというのがあります。このような原因をより知っておくことで、自己嫌悪に陥る前の対策にも繋がるでしょう。
ここでは、考えられる原因について解説していきます。
1:自分の嫌な一面を見つけてしまった
外面でも内面でも、自分の嫌なところを気にしてしまう人は多いでしょう。しかしその嫌な部分は、実は周りはあまり気にしていない可能性があります。
嫌な一面を認められないと、自分を責めて苦しんでしまうため、嫌な面は誰しもが持っているひとつの個性として受け入れて、自分自身を褒めることが大切です。
2:現実が理想通りにいかない
自己嫌悪に陥ってしまう原因には、思い描いている理想が現実どおりにいかないことも原因としてあげられます。理想が高すぎると、現実とのギャップは生まれやすくなるでしょう。
これは仕事だけではなく、プライベートで辛いことがあったときにも当てはまります。ギャップが大きいほど理想にはなかなか到達できず、自分を責めやすくなってしまうでしょう。
3:自分のせいで人に嫌な思いをさせてしまった
自分の言動により、相手に対して嫌な思いをさせてしまうと自己嫌悪に陥る人もいるでしょう。特に「そんなつもりはなかった」という、意図しないことで相手を傷つけてしまったときなども、自分を責める原因になってしまいます。
具体的な例で言うと、勘違いにより相手を責めてしまったなどのトラブルがあると、自己嫌悪に陥りやすいでしょう。
4:人に思うように認められない
承認欲求というものは誰しも持っているため、人に認められたい気持ちを抱くことは自然です。しかしその承認欲求が強すぎると、認められないことにストレスを感じて自己嫌悪に陥りやすくなります。
周囲に認められていないのは、自分の能力が劣っているせいだと責めてしまい、ネガティブな感情が強くなってしまうでしょう。
5:自分より優れている人が多い環境にいた
自己嫌悪に陥る原因は性格だけではなく、環境の場合もあります。近くに優れた人や恵まれた人ばかりいると、自分と比べて落ち込みやすくなるでしょう。
この原因により自己嫌悪に陥っている場合は、環境や考え方を変えることで改善できることもあるでしょう。
6:大きな失敗をした
小さい失敗でも自己嫌悪に陥りやすいですが、大きな失敗は自分を深く責めてしまいます。また自分を責めるだけではなく、周りからも「できない人間だ」というレッテルと貼られてしまったと思いこむこともあるでしょう。
そのため、失敗が大きいと出来事そのものだけではなく、人格否定してしまうほど自己嫌悪に陥ってしまいます。
自己嫌悪から克服できる方法9つ
ネガティブな感情を抱いてしまう自己嫌悪は、できることなら避けたいと考える人も多いでしょう。「他人と自分を比較しない」「成功体験をメモする」など、自己嫌悪を克服できる方法はいくつかあります。
ありのままの自分を認めて受け入れること、周りにいる人たちの良い面に目を向けていくことでネガティブな感情を抱きにくくなります。ここでは、克服するための方法を紹介していきます。
1:自己嫌悪してしまうことを責めない
自己嫌悪はマイナスな面に捉えられがちですが、悪いことばかりではありません。理想が高いことは自己嫌悪の原因とはなりますが、モチベーションが高いことでもあります。モチベーションが高いのは、人として魅力的なポイントです。
向上心があり自分と向き合っている証拠でもあるため、自己嫌悪に陥ってしまう自分を責める必要はありません。成長のきっかけと捉え、ポジティブに向き合いましょう。
2:他人と比較しない
他人と比較することをやめるのは、自己嫌悪を克服できる方法のひとつです。周囲と自分を比べてしまうのは誰しもありますが、才能や能力はひとつの個性として考えましょう。
他人と比較してばかりでは、本当の自分を見失い努力が報われないことがあります。比較対象は他人ではなく、過去の自分にするのがおすすめです。過去の自分と比べると、わかりやすく達成感を得られるでしょう。
3:完璧を求めすぎない
自己嫌悪を克服できる方法としてあげられるのが、完璧を求めすぎないことです。物事を完璧にこなせることは多くないため、これを意識することで自己嫌悪に陥る回数を減らせるでしょう。
等身大の自分を受け入れて、ハードルを低くすることが大切です。あらゆることに対して、自分を褒めるポイントがあることを意識するだけで、気持ちも楽になるでしょう。
4:成功したことをメモする
自己嫌悪に陥る人は、自信を失ってしまう回数も多いでしょう。そのため、まずは達成しやすい目標を立てて、成功体験を増やしていきましょう。
些細な出来事でも、成功したことをメモしておくことで自己肯定感を抱きやすくなります。成功は100点満点だけではありません。100点を取れなくても、課程で評価できることを見つけて、成功体験として記録しておくことがおすすめです。
5:軽い運動をする
一度自己嫌悪に陥ってしまうと、負のループからなかなか抜け出せなくなってしまいます。ひとつの出来事にとらわれて考え込んでしまうときには、ストレッチやウォーキングなどの軽い運動をして、気持ちをリフレッシュしましょう。
運動する気分になれないときには、トイレ掃除することもおすすめです。トイレ掃除なら達成感を得られやすく、スペースも狭いため、自宅ですぐに取り組めるリフレッシュ方法と言えます。
6:自分を受け入れてくれる人を見つける
ありのままの自分を受け入れてくれる人を見つけることも、自己嫌悪の克服に繋がります。受け入れてくれる人は友人でも良いですし、SNSなどのコミュニティーでも良いでしょう。
いま置かれている場所が落ち込みやすい状況であれば、飾らない自分でいられる環境を積極的につくることも大切です。自己嫌悪によるストレス解消もしやすくなるでしょう。
7:ありがとうを口癖にする
自己嫌悪に陥りやすい人は、周りからの評価も低いと感じるため、申し訳ないという気持ちを抱いてしまいます。「ごめんなさい」「申し訳ない」という言葉が口癖になっている状態であれば、その気持ちを感謝に切り替えましょう。
謝罪の言葉ではなく「ありがとう」を口癖にすると、ネガティブな感情を抑えやすくなります。感謝の気持ちを伝えられた相手も嬉しくなるため、良いことも自然と増えるでしょう。
8:他人のいいところを見つける
自己嫌悪になりやすい完璧主義な人ほど、自分にも他人にも厳しくなってしまいます。そのため、他人に対しても優しい言葉をかけることで、自己嫌悪の克服に繋がるでしょう。
どのようなポイントでも構いません。嬉しかったことや凄いと思ったことを見つけて、相手に伝えてみましょう。
9:ポジティブに捉え直す練習をする
自分の短所や置かれている環境、失敗など、自己嫌悪になるきっかけは多くあります。その状況に遭遇してもポジティブに切り替えることができれば、自分を責めることは少なくなるでしょう。
たとえ自己嫌悪になってしまっても、自分の欠点を捉えられている証拠と前向きに受け止めることも克服に繋がります。失敗してしまっても、後悔ではなく反省して再チャレンジすることが大切です。
自己嫌悪のときの注意点5つ
自己嫌悪に陥る原因や克服方法と共に、知っておきたいのが注意点です。自己嫌悪に陥ってしまったときに、できれば避けておくと良いポイントがいくつかあります。
現状から脱却するために良かれと思ってしていることも、本来なら避けた方が良い場があるため注意が必要です。負の感情のスパイラルに陥ってしまう前に、注意点も把握しておきましょう。
1:現実逃避しない
気分転換をはかることは大切ですが、開き直って現実逃避するのはやめましょう。現実逃避すると、そのときは乗り切れても、同じことで再び自己嫌悪に陥ってしまいます。
また現実逃避するために深酒してしまうのも、避けた方が良いでしょう。自己嫌悪の原因を解決できないだけではなく、体に負担がかかってしまいます。現実から目をそらしてばかりでは、なかなか前向きな気持ちになれないため、現実と向き合うようにしましょう。
2:愚痴や不満を言いすぎない
自己嫌悪に陥るとつい口に出してしまいますが、愚痴や不満を言わないことも注意点のひとつです。少し弱音を吐くぐらいであれば構いませんが、他人に対しての愚痴や不満はやめましょう。
愚痴や不満が当たり前になってしまうと相手の短所を探す癖がついてしまい、自分自身がネガティブな気持ちになってしまいます。相手の良いところを見つけて、愚痴や不満を減らすようにしましょう。
3:セミナーや本に頼りすぎない
自分の性格や考え方を変えるために行き着いた先が、セミナーや本ということも多いでしょう。セミナーや本によって自己嫌悪から解放されたと思っていても、実は一時的なものだったということもあります。
性格や考え方はすぐに変えられることではないため、丁寧に向き合っていく方が克服に繋がります。セミナーや本の内容はひとつの参考として取り入れるだけにして、まずは自分と向き合うことが大切です。
4:自分の理解者に依存しすぎない
自己嫌悪を克服するための方法で「自分を受け入れる人を見つける」と紹介しましたが、依存しすぎるのは良くありません。自信をもてないときに、甘えられる人がいるのは良いことですが、頼りすぎると自分が立ち直るきっかけを失ってしまいます。
ありのままの自分を受け入れてくれる理解者は大切な存在ですが、理解者の存在に感謝しながら、自分自身を認めることも意識して行動していきましょう。
5:他人の欠点を探さない
自己嫌悪に陥ると、自信を取り戻すために他人の欠点を見つけて安心感を得たくなります。しかし、他人の欠点を見つけて優越感に浸っても、一時的には気持ちが救われても、次第に他人の欠点を探す行為に自己嫌悪を抱くようになるでしょう。
そのため、自己嫌悪を克服できる方法でも紹介しているように「ありがとうを口癖にする」「他人のいいところを見つける」ことを意識するようにしましょう。
自己嫌悪になったときの解消法を知っておこう
自己嫌悪に陥ってしまう人の特徴や原因でもわかるように、誰しもがふとした言動で自分を責めてしまうことがあります。しかし自己嫌悪に陥ってしまっても、落ち込む必要はありません。
自己嫌悪になったことをポジティブに受け止めて、前向きに乗り切っていきましょう。そのときには注意点も気にしながら、ぜひ本記事で紹介している自己嫌悪から克服できる方法を参考にしてみてください。