誰しも毎日とっている食事。その食事には一定のお金がかかります。しかし、その食費を上手く毎月の出費を抑えている人も中にはいます。まずは日本人の毎月の出費などの知識を知り、簡単にできる節約術から応用まで13のポイントをご紹介します。
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食費の節約を成功させるには?
食費を節約する上でまずは国内における食費の平均やどのくらい食費を使っていいのかを理解することで、食費の節約術の理解に繋がります。よって性別・年齢別1ヶ月あたりの食費の平均と食費を何割におさえるべきなのかを見ていきましょう。
性別・年齢別1か月あたりの食費の平均はいくら?
無理をせずに食費の節約を続けるためには、適正な食費を把握し目標額に合わせた節約術を見つけることが大切です。まずは、政府統計の家計調査(2020年度)を参考にみていきましょう。
一人暮らし1ヶ月の消費支出と食費
性別 | 総支出 | 食費 |
---|---|---|
男女平均 | 150,506円 | 38,257円 |
男:34歳以下 | 152,268円 | 39,999円 |
男:35~59歳以下 | 163,357円 | 45,170円 |
男:60歳以上 | 139,304円 | 40,762円 |
女:34歳以下 | 145,870円 | 29,457円 |
女:35~59歳以下 | 175,745円 | 34,366円 |
女:60歳以上 | 143,359円 | 36,270円 |
一人暮らしの男女別であると、やはり約1万円の差が出ていることがわかります。この値段を目安に平均より下回れるように目標にするのも1つの手だと思います。
2人以上世帯1か月の総支出と食費
総収入 | 総支出 | 食費 |
---|---|---|
469,254円 | 297,629円 | 76,825円 |
2人以上の世帯の平均をみると、やはり一人暮らしの人の倍になっているのがわかります。家族がいる方でこの金額におさえれたらそれは立派な節約が出来ているとわかりますね。
食費は何割に抑えるべき?
一般的な額は理解はできましたが、食費にかける金額は違ったります。よってそこで目安になるのがエンゲル係数というものです。
エンゲル係数とは?
エンゲル係数とは、食費にかかるお金が家計支出の何%を占めているかを表す数値です。計算方法は以下の計算式で求められます。この数式を覚えているだけで、家計の食費に関わる負担がどれだけかかっているか把握できます。
エンゲル係数(%)= 食費 ÷ 総支出 × 100
このエンゲル係数から経済状況もわかったりします。例えば、都心に近い関東ほど高く、地方の方が低い傾向にあり、都心の物価の高さなどわかったりします。
このエンゲル係数と、最初に紹介した1か月あたりの総支出と食費から一人暮らしの場合と2人以上の世帯の場合に分けて平均を出してみたいと思います。
一人暮らしと2人以上の世帯1か月あたりのエンゲル係数
性別 | エンゲル係数 |
---|---|
男女平均 | 25.4% |
男:34歳以下 | 26.3% |
男:35~59歳以下 | 27.7% |
男:60歳以上 | 29.3% |
女:34歳以下 | 20.2% |
女:35~59歳以下 | 19.6% |
女:60歳以上 | 25.3% |
家族がいる場合 | 25.8% |
このパーセンテージが男女・年齢別の平均と2人以上の世帯(家族あり)の平均です。よって収入によって支出が違っても、自分の総支出と食費から計算した%が同じ世代の%より低ければ節約が出来ています。それより高ければ考えなす必要があるとなります。自分の基準値の%は覚えておいて損なしです!
【難易度別に紹介】簡単な節約術から応用までの13のポイント
※以下の難易度は★で表現しており、初級編(★×1、2)、中級編(★×3、4)、上級編(★×5)でレベル分けをしております。
【初級編】節約苦手な方!簡単な節約術ならコレ!
★ キャッシュレス決済の利用
キャッシュレスとは?
今の現代社会でキャッシュレスを言葉を聞かない所はありません。キャッシュレスとは、クレジットカードや電子マネー、口座振替、バーコード決済などがあります。現金を使わずに支払いを済ませる方法をキャッシュレス決済といいます。
理由:
キャッシュレスを利用することでそのキャッシュレス決済の会社のポイントなどの還元があるからです。たった1%だとしても現金で決済した場合、当たり前ですが現金の会社からポイントなど貰えませんよね。そう考えるとポイント還元が塵も積もれば山となるお陰で、安く商品が買えます。
★ 自炊と外食を別々に支出の把握をする
理由:
女性で家計簿を付けている方は多いですよね。特に家族が要る主婦の方は当たり前のことかもしれませんが、付けて無い方にオススメしたいです。食費の支出の把握をすることで感覚とのGAPを知ることができます。自炊と外食を別々に把握することで食費の節約が出来ているかどうかも知れます。
おすすめ家計簿方法2選
1:家計簿帳を使う
家計簿帳は既に線で区切られ書く欄があるため、わざわざ自分で曜日などを書かなくても金額などを要れるだけなので簡単に可視化できます。手書きが良い方はオススメです。
2:家計簿アプリを使う
最近は家計簿のアプリが増え、銀行からICまでのキャッシュレスのお金の流れが一括管理できるアプリまであります。現金以外の場合は金額を記入しなくても自動でやってくれるので、手間だと考える人はオススメです。
★★ 外食はなるべく控える(特に夕食)
一ヶ月外食にかかる金額
男女平均かつ34歳以下と35~59歳の外食平均を以下の表に載せております。
男女平均 | 金額 |
---|---|
34歳以下 | 13,191円 |
35歳~59歳以下 | 9,475円 |
表は2020年の平均ですが、19年や18年度は+1万くらいです。コロナの影響がとても数値でわかります。
理由:
外食の平均が1万円だとしても、1度も行かなければ8000円くらいは浮くと考えられます。ランチはまだ値段的に安いですがディナーなど時間が夕方夜の場合値段が上がります。そこで家で自炊することで外食の回数を減らすことが出来ます。
★★ 中食にするためお惣菜などを買う
中食(なかしょく)とは
中食とは、外食と内食の中間地点にあたる食事を指します。こう聞くとスーパーのお惣菜コーナーがイメージつきやすいかと思います。「家庭以外で調理された食品を持ち帰り、家で食べる」ことを中食といいます。
理由:
全部自炊しなくても、お米を炊くなら簡単ですよね。調理が必要な主菜や副菜は安いスーパーなどで購入することで安く食べることができます。また、作る時間が無く外食も避けたい人にはとてもオススメです。
★★ 買い物リストを作ってまとめ買い
理由:
お惣菜や食材でもなんとなくいっぱい買いすぎてもよくはありません。まずは自分がこれだけ食べれるという理解をした上で、何を買うかをリストすることで余分に買いすぎることを避けてくれます。例えば、主菜は1つで副菜は2つみたいな感じでもOKです。
【中級編】節約を本格的に始めたい方におすすめ!
★★★ 安いスーパーの把握と購入
理由:
都会に住んでいる方や地方の方など、家の近くのスーパーはとても便利ですよね。確かにコンビニよりスーパーの方が安いですが、スーパーの中でも野菜が高いスーパーや肉が安いスーパーなど変わってきます。よってその食べ物など別々に把握することで、少額ではありますが、1年間続けるとある程度のお金になるので継続できれば勝ちです!
★★★ 夕食は自炊を心掛ける
理由:
朝昼晩の料理をいきなり自炊にすることは難しいですが、夕食時だけ自炊を心掛けるだけで節約は出来ます。毎日は出来ないとしても、自炊や料理をするというステップを踏むこと出来るため、食費の節約が目に見えた時や、自炊の大切さに気付けた時にはやってよかったと思える日が来ると思います。
★★★ 食品や食材などを冷凍する
理由:
自炊や料理に必要な食材は期限があります。一人暮らしの自炊となると一人分なので、食材が余ってしまうなんてことがあるかもしれません。そんな時に冷凍という手段が節約に繋がります。自分が余ってしまう食材を把握して、先に小さく切って冷凍で保存してみましょう。
※お肉は1ヶ月以内に利用することをオススメします。
★★★★ 料理などの作り置きをする
理由:
料理の作り置きは次の日の食費だけでなく光熱費も節約してくれます。しかし、次の日には食べなければ腐ってしまい食品ロスになってしまうため、毎日自炊したり次の日の朝ごはんやお弁当として使用できる人にはオススメです。
★★★★ リメイクレシピを活用する
リメイクレシピとは?
前日のおかずや食材にアレンジを加えて、新しいメニューに変えることをリメイク料理といい、そのレシピがリメイクレシピです。
理由:
食材を無駄にせず使い切ることが出来たり、既にある料理からリメイクするため調理時間の短縮など、様々なメリットが挙げられます。
【上級編】がっつり食費を節約したいならコレ!
★★★★★ お菓子やジュースを買わない
理由:
お菓子やジュースには多くの砂糖などが使用されており、砂糖には依存をもたらします。お菓子を毎日買う人とそうでない人では食費にかかる金額の差は1か月で漠然とわかると思います。
ふとした時に買うことを我慢してみてはいかがでしょうか。
★★★★★ 食品ロスの把握をする
理由:
ほぼやっている人はいないかと思われる食品ロスの把握です。食品ロスの把握をすることで次の買い物に活かせることがあります。自分が食品ロスで多いような食材があるとしたら、次回の買い物で少なめに買おうという思考になります。そのお陰で食費を抑えることができます。
毎日自炊や料理を継続できている人からすれば感覚的にわかるとは思いますが、それを書き出してあげるだけで意識の差は変わってきます。
★★★★★ 朝昼晩の完全自炊
理由:
節約家にみられる傾向として朝昼晩の完全自炊が挙げられます。完全自炊をすることで外食をしなくなることが最大の食費の節約になるからです。しかし、朝に時間のない現代の日本人には朝昼晩の完全自炊は難しいと考えます。作り置きや冷凍などを工夫しながらやると良いかもしれません。
【番外編】賢い節約術!楽天経済圏!
楽天経済圏とは?ここを抑えておこう!
楽天経済圏とは、楽天が提供する多種多様なサービスで構成されている経済圏のことです。例えば、楽天市場や楽天カード、楽天銀行、楽天モバイルなどです。利用者はこれらを利用することでポイントを効率よく獲得することができます。
つまり、食費にも大きく関わっています。楽天カードで買い物することでポイントが貯まり、そのポイントで買い物ができます。よってポイントの還元率が高い楽天ではポイントで食費を賄えます。
楽天経済圏を利用することでポイントを効率よく獲得するためにまずはここを抑えておきましょう。
①SPU(スーパーポイントアッププログラム)という機能
SPUとは楽天の各種サービスを使うほど、楽天市場での買い物でもらえるポイント数がアップする仕組みです。もらえるポイントは最大で16倍です。
②+〇倍
よく楽天市場で商品の所に、「+〇倍」という表記があります。これが+1倍だった場合、還元率1%ということです。つまり、この+〇倍が高いほどポイント還元率が高いというわけです。
③楽天スーパーSALE
楽天市場で3か月に1回ペースで開催されるセールです。イメージはAmazonセールとほぼ同じです。このセールでは半額以下の商品が多く並びお得に商品を購入することができます。
④お買い物マラソン
楽天市場で毎月開催されるセールです。スーパーSALEと同様ポイントがアップします。特にこの期間中の0と5がつく日はポイント2倍なのでそこを狙いましょう。
まだ楽天カードをお持ちでない方はこちら!
楽天カード
まとめ
以上が食費の難易度順13のポイントでした。自分の生活スタイルにあった節約の仕方をまずは試してみてはいかがでしょうか。